小説むすび | 出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

億万長者とメイドの一夜億万長者とメイドの一夜

実らぬ恋なのに、小さな命を授かった。 人知れず育てるつもりだったけれど……。 ホテルの客室を清掃するメイドとして働くジェシカは、ある日、 担当するスイートルームの宿泊客が誰かを知り、凍りついた。 父の会社を奪った億万長者、アレックス・バホーラン! 屈辱をこらえ清掃を始めると、急に戻ってきた彼と鉢合わせしてしまった。 いたたまれず慌てて作業を終え、ジェシカが部屋を出ようとした瞬間、 思いがけず声をかけられた。「今夜、ぼくと食事をしないか?」 まさか私の正体に気づいたの? 彼の無慈悲な仕打ちを忘れてはだめ。 だけど、彼の端整な顔とアイスブルーの瞳は、なんて美しいの……。 1年後、アレックスはオフィスの会議室で捨て子の赤ん坊を見つけ、驚く。 添えられた置き手紙の差出人は、“ジェシカ”-- 〈運命を変える手紙〉をテーマに、衝撃のメッセージから急展開を迎える恋物語をお届けします。父の敵である大富豪の子を身ごもり、実家にも帰れず路頭に迷ったヒロイン。万策尽き、彼に赤ちゃんを託したものの、心配なあまり……。シークレットベビー・ロマンス!

スペインの愛し子スペインの愛し子

小さな命を失ったつらさに耐え、 仕事に身を捧げてきたのに……。 病院の救急科で働くベッキーの夢は、看護師長になること。 振り返れば、これまでの人生は苦労の連続だった。 若くして結婚し、つらい流産と離婚を経験したあと、 二度と同じ轍は踏むまいと、恋を遠ざけ、仕事に打ちこんできた。 だが、パーティで偶然逢った情熱的なスペイン人、レアンドロに惹かれ、 めくるめく一夜を過ごす。今宵だけ……たった一度だけなら……。 そして翌朝、眠る彼を残し、さよならも告げずに姿を消した。 仕事に戻っても、レアンドロとのつかのまの幸せの余韻が頭の隅に漂い、 同僚が噂しているハンサムな新任医師のことさえ、大して気にならない。 ところが、休憩室に入ったベッキーがそこに見たのはーーレアンドロ! その美貌ゆえに、職場の女性たちが騒然とならないよう、人事部が情報を秘密にしていたと噂される新任の医師とは、ほかでもない、ドクター・レアンドロのことでした。結婚にも恋愛にも興味のない彼ですが、期間限定の恋の相手ベッキーがまさか身ごもるとは……。

愛のあやまち愛のあやまち

息子と私を捨てたあの人が帰ってきた。 でも……今になって、なぜ? 18歳のとき、ウィンは年上のハンサムな会社社長ジェイムズと 電撃的な恋に落ち、周囲の反対を押し切って結婚した。 幸せもつかの間、夫は生まれた息子チャーリーに愛情を示さず、 同僚と浮気。二人は離婚し、ウィンが息子を引きとることに。 だが10年が経った今、ジェイムズがこの町に戻ってくるという。 まさか息子を連れ戻そうというの? 不安な思いで帰宅すると、 驚いたことに、息子と元夫が居間でくつろいでいるではないか。 息子の気持ちを思うと、元夫をむげに追い出すに忍びなく、 ウィンは家に泊めることに。ところがその夜からジェイムズは、 まるでウィンの再婚を阻もうとするかのように干渉してきて……。 今作のハーレクイン・マスターピース《特選ペニー・ジョーダン》は、かつて若さゆえにすれ違い、傷つけあってしまった二人の愛の再燃物語。突然戻ってきた元夫は、息子を奪いに来たのかと思いきや、なにやら別の目的があるようでーー?

幸せという名の契約幸せという名の契約

亡き親友の望みを叶えるための、 シチリア富豪との愛なき結婚。 ある日、コリンはシチリア大富豪のラファエロに突然呼び出された。 彼は亡き大親友の夫だが、用件すら告げず、どこか不遜だ。 いぶかりながらも、指定された最高級ホテルへ出向くと、 先日発見されたという、コリン宛てに親友が遺した手紙を渡される。 そこには、幼な子を独りで育てるコリンの暮らし向きを気遣うとともに、 なんと、一人親になった両家の子供たちのために、 ラファエロと結婚してほしいと書かれていた! 親友の思いやりと優しさにあふれた遺志に、涙が頬を伝った。 でも、たとえ親友の望みでも、愛のない結婚なんてできない……。 するとラファエロが冷然と言う。「これは感情抜きの、便宜上の契約だ」 〈運命を変える手紙〉と題し、ロマンスの鍵を握る重大メッセージをきっかけに始まる物語をお贈りします。ラファエロは魅力的な男性ではあるけれど、彼との結婚は施しを受けるようで自尊心が許さない。でも子供のためを思うと……。悩めるコリンの決断は?

壁の花は子爵の許嫁壁の花は子爵の許嫁

わたしだけが知らなかったーー 父と子爵の、都合のいい密約を。 母亡きあと、ネルはずっと父親とおばに疎まれてきた。 寄宿学校から帰省するたびにいじめられ、慰めは、大好きな乗馬だけ。 ある日、ガブリエル・ハンターという子爵が父を訪ねてきた。 レディらしからぬ振る舞いで乗馬の腕を披露したネルは、 案の定、おばにこっぴどく叱られた。子爵の目の前で。 ネルは初めておばに楯突き、家を飛び出すと、寄宿学校に逃げ帰った。 4年後。成人したネルは、父からの手紙で衝撃の事実を知らされる。 なんと彼女は婚約しているというのだーーかの子爵、ハンター卿と。 まだ17歳だったあの日、ハンサムだが暗い影を落とす子爵の瞳に覚えた 胸のざわめきが、ふいにネルの全身によみがえった。 『公爵の小さな妖精』で華やかなデビューを飾ったララ・テンプル。次にお届けするのは、内気な令嬢と心に傷を持つ年上子爵の、強引な婚約劇から始まるドラマティックなロマンス。『みにくいアヒルの子』や『あしながおじさん』を彷彿とさせる、名作の予感です。

藁くじの花嫁藁くじの花嫁

恋い慕う彼に求婚された娘は知らなかった。 自分が“藁くじの花嫁”であることを。 家業を大規模に営むマクレーン兄弟には、そろそろ跡継ぎが必要だった。 とはいえ結婚願望などない彼らは、ほうきから抜いた藁のくじを引き、 “はずれ”を引き当てた兄のルークが、しぶしぶ花嫁候補を探すことに。 多忙なので妻のご機嫌をとるつもりはないし、外見重視の美人もお断りだ。 それよりも従順で、夫が外で働くあいだ家を守ってくれる女性がいい。 そんなルークが目をとめたのは、6年前に父を亡くして以来、 叔父夫婦の家の厄介者として家政婦同然に扱われるエレナーだった。 影が薄く、物静かな十人並みの娘に見える彼女は、花嫁にうってつけだ! 一方、魅力的なルークに密かに想いを寄せていたエレナーは、 彼からの思いがけない求婚の真意も知らぬまま、喜びに胸を高鳴らせ……。 憧れのルークと結婚して、おいしい料理を作り、黙々と働き、家のなかも磨きあげるエレナー。けれどもある日、ルークがそもそも結婚を決意したのは、藁くじで負けたからだということを知ってしまいます。傷ついたエレナーが夫に対して突きつけた要求とは……?

クリスマス嫌いのシチリア貴族クリスマス嫌いのシチリア貴族

富と力を誇る貴族の館でクリスマスを過ごす。 彼の子どもたちの世話係として……。 マルク・ウベルトーー傲慢なシチリア貴族がなぜここに? ロンドンの百貨店で働くモネは突然職場に現れた彼を見て驚いた。 モネは母とともにウベルト家の屋敷に身を寄せていたが、 マルクにひどく心を傷つけられ、イギリスへと渡ったのだった。 あれから8年、やっとつらい記憶も薄れかけたのに、 彼の亡妻が遺した子どもたちの休暇中の世話を私に頼むなんて! マルクの身勝手な振る舞いにモネは唖然としたが、 権力と金に物を言わせる彼の手で城のような館に連れてこられた。 熱い想いが再び燃え上がり、報われぬ愛に身を焦がすとも知らず。 婚外子という出自を持つモネは8年前の出来事で、自分がマルクの属する貴族社会にはふさわしくないということを痛感しています。それでもなついてくれたマルクの子どもたち。いつしか無垢なモネは家族となることを夢見ますが、彼には美しい婚約者がいて……。

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