出版社 : 三和書籍
シリーズ第1巻「ボヘミアの醜聞」は、表題作のほか、「赤毛連盟」「花婿失踪事件」「ボスコム谷の惨劇」「独身の貴族」の5篇は「シャーロック・ホームズの冒険」シリーズ1の収載作品である。 ホームズシリーズ一作目となる人気作「ボヘミアの醜聞」。不可解な謎と意外な解決方法で、ホームズ作品の佳作の一つといわれている「赤毛連盟」等。ホームズシリーズ一作目から順に収載している。短編が多く、展開もスピーディーで読みやすい一冊。 ボヘミアの醜聞 赤毛連盟 花婿失踪事件 ボスコム谷の惨劇 独身の貴族
シリーズ第7巻「ヰタ・セクスアリス」は、表題作のほか、「魔睡」の2篇を収載。「ヰタ・セクスアリス」は、1909年に発表された小説で鷗外作品としては異色とされる。題名はラテン語で性欲的生活を意味するvita sexualisから。「魔睡」も1909年に発表された短編小説。鷗外のありのままの日常とその日常でうまれるありのままの精神を描写した作品である。 ヰタ・セクスアリス 魔睡
シリーズ第6巻「鼠坂」は、表題作のほか、「追儺」「佐橋甚五郎」「蛇」「杯」「木精」「空車」「心中」「椙原品」「百物語」の10篇を収載。森鷗外作品の中で、怪奇的な雰囲気の作品を集めた。 もともと鷗外が欧米怪奇小説の紹介や翻訳をしてきたことは知られている。短編集であるため、鷗外作品に触れてこなかった方々にも、手に取りやすい一冊となっている。 鼠坂 追儺 佐橋甚五郎 蛇 木精 空車 心中 椙原品 百物語
シリーズ第5巻「渋江抽斎」は鷗外の史伝小説の第一作であり、史伝三部作の一つである。江戸時代の侍医、考証学者であった渋江抽斎とその妻五百や子孫について描いた作品。江戸時代のお金事情や女性が軽んじられていた時代にたくましく生きた妻五百など抽斎の生き様以外の魅力も詰まった作品である。 その一 その二 その三 その四 その五 その六 その七 その八 その九 その十 その十一 その十二 その十三 その十四 その十五 その十六 その十七 その十八 その十九 その二十 その二十一 その二十二 その二十三 その二十四 その二十五 その二十六 その二十七 その二十八 その二十九 その三十 その三十一 その三十二 その三十三 その三十四 その三十五 その三十六 その三十七 その三十八 その三十九 その四十 その四十一 その四十二 その四十三 その四十四 その四十五 その四十六 その四十七 その四十八 その四十九 その五十 その五十一 その五十二 その五十三 その五十四 その五十五 その五十六 その五十七
シリーズ第5巻「渋江抽斎」は鷗外の史伝小説の第一作であり、史伝三部作の一つである。江戸時代の侍医、考証学者であった渋江抽斎とその妻五百や子孫について描いた作品。江戸時代のお金事情や女性が軽んじられていた時代にたくましく生きた妻五百など抽斎の生き様以外の魅力も詰まった作品である。 その五十八 その五十九 その六十 その六十一 その六十二 その六十三 その六十四 その六十五 その六十六 その六十七 その六十八 その六十九 その七十 その七十一 その七十二 その七十三 その七十四 その七十五 その七十六 その七十七 その七十八 その七十九 その八十 その八十一 その八十二 その八十三 その八十四 その八十五 その八十六 その八十七 その八十八 その八十九 その九十 その九十一 その九十二 その九十三 その九十四 その九十五 その九十六 その九十七 その九十八 その九十九 その百 その百一 その百二 その百三 その百四 その百五 その百六 その百七 その百八 その百九 その百十 その百十一 その百十二 その百十三 その百十四 その百十五 その百十六 その百十七 その百十八 その百十九
シリーズ第4巻「雁」は、東大生の岡田と高利貸しの妾お玉との淡く儚い恋を描いた作品です。東大のある山の手の本郷から、無縁坂を下った上野不忍池の畔、下谷や神田界隈といった情緒あふれる明治初期の下町を舞台に物語は進みます。お玉をはじめ、語り手の僕、高利貸しの末造、その妻お常、など登場人物それぞれの細やかな心理描写は、まさに鷗外の真骨頂といえましょう。青魚の味噌煮と雁をファクターに、物語は意外な展開をみせて結末へと一気に読ませます。 壱 弐 参 肆 伍 陸 漆 捌 玖 拾 拾壱 拾弐 拾参 拾肆 拾伍 拾陸 拾漆 拾捌 拾玖 弐拾 弐拾壱 弐拾弐 弐拾参 弐拾肆
シリーズ第3巻「山椒大夫」は、表題作のほか、「阿部一族」「最後の一句」「興津弥五右衛門の遺書」の4篇を収載。「山椒大夫」は、説話「さんせう太夫」をもとにした森鷗外の短編小説で鷗外の代表作の一つともいわれている。「阿部一族」「興津弥五右衛門の遺書」は、鷗外の歴史小説で、当時の世相を反映した作品である。何れの作品も原作や史実と異なる展開を見せた作品となっている。 山椒大夫 阿部一族 最後の一句 興津弥五右衛門の遺書
シリーズ第2巻「高瀬舟」は、表題作のほか、「半日」「寒山拾得」「普請中」「堺事件」「護持院原の敵討」の6篇を収載。中でも、名作短編小説の誉れ高い「高瀬舟」、永遠の家庭問題である嫁、姑の軋轢を描いた「半日」、出色の歴史小説「堺事件」「護持院原の敵討」など、鷗外が鋭い洞察のもとに構築した自我や幸福についての哲学や死生観が示されていて、人生のよき道しるべとなる。 高瀬舟 半日 寒山拾得 普請中 堺事件 護持院原の敵討