出版社 : 小学館
「おわら風の盆」を舞台に紡ぐ切ない恋物語 富山県八尾町では毎年9月1日から三日三晩、山から吹き下ろす風を鎮め、五穀豊穣を願い、彼岸に旅立った人たちを供養するために、「おわら節」を唄い、奏で、踊る。この「おわら風の盆」を舞台に、愛する人を失った男と女の切ない恋物語。「おわら風の盆」に惚れる東京の写真学校生の裕太(白石隼也)は八尾の和紙工房の一人娘・珠美(大野いと)と恋に落ちるが、不慮の事故で帰らぬ人に。喪失感から抜け出すことのできない珠美がふとしたきっかけで曾祖母の悲恋とその後の人生を知り、ようやく前向きに歩み始める。八尾の伝統芸能や工芸を織り混ぜながら過去と現在が交錯しながら進行する切なくも美しい純愛小説。監督・坂下正尚、脚本・荒木敏子、坂下正尚で映画化。
生きる意味を探す元エリート少年の青春小説 性悪な英語教師をブン殴って県下有数の名門進学校・I高を中退した17歳の斎木鮮は、中学時代の恋人だった幹とアパートで一緒に暮らし始める。幹もまた父親の分からない子を産んだばかりで女子高を退学していた。 さまざまな世間の不条理に翻弄されながらも肉体労働での達成感や人間関係の充足を得て徐々に人として成長していく鮮ーー。 幼少期に性的悪戯を受けた暗い過去や、母親との不和による傷に苦しみながらも鮮は一歩ずつ前へと歩みを進めるのだった。第4回三島由紀夫賞受賞作品で、解説を文芸評論家の池上冬樹氏が特別寄稿。
現在と過去が交錯して浮かびあがる「姦通」 文芸誌「群像」に連載された著者の“執念の大作”第2巻。 前田永造の妻・京子が前夫・伊丹との間に設けた長男・康彦は、母のいない寂しさから家出を繰り返す。 康彦の学校へと出向いた永造は、どこか馴れ馴れしい担任の女教師に名前を「作家・前田永造」と呼び捨てにされ不快ながらも性生活について論じたりもする。 そこから一転、先妻・陽子が存命の頃、後に京子の友人として再会する幼なじみ・会沢恵子との不倫の過去へと物語は移行していく。現在と過去が交錯しながら織りなされるように展開していく「姦通」をテーマにした異色の愛憎世界!
ドラマ化ヒット小説続編、待望の文庫化! 高卒からのたたき上げ、敏腕プランナー鮫島静緒(38)が、富久丸百貨店芦屋川店の外商部で働き始めて早一年が過ぎた。日本一の高級住宅街・芦屋に住む本物のセレブたちにお買い物をしていただくため、静緒は今日も国内外を奔走する。 登校拒否ぎみの孫を心配する祖母。暴力団幹部の子を妊娠し、手切れを望む愛人。外商部の本格的な立て直しプロジェクトに、バツイチの女をさいなむ男社会の古い体質。そこに同居人である枡家の元彼まで登場。 そのうえ枡家の母親が、バツイチ独身の静緒に息子との再婚を勧めてきて!? 竹内結子、斎藤工、草刈正雄ら豪華キャストでドラマ化された話題作の続編。『トッカン特別国税徴収官』『政略結婚』などヒット作を次々生み出す著者による究極のハイクラス・エンタメ、続々文庫化! 帯推薦文は宇垣美里さん。 【編集担当からのおすすめ情報】 大好評につき、特製表紙柄ポーチ&マスキングテープの特別プレゼント企画を第2巻でも実施することになりました! 詳細は帯の内側、および小説丸ツイッターアカウント(@shosetsumaru)をご覧ください。
史上最も血液を愛する探偵、ここに誕生! 森に囲まれた紅森市は、昔から殺人事件が多いことで有名だ。紅森署に勤める刑事の桃田遊馬は、日々、難事件と格闘している。そんな彼が頼りにするのは、古い屋敷で血液の研究をしている幼なじみの天羽静也。血液のスペシャリストである静也は、遊馬が半ば強引に持ち込んでくる事件の血液分析を担当し、捜査に協力している。華奢な長身に実験用の黒衣をまとった彼を人は”ヴァンパイア”と呼ぶが、本人はその渾名をひどく嫌っている。 絞殺された大学教授と衣服に付いた血痕の謎。同棲していた女を殺して逃亡中の男と巡査刺殺事件の謎。バラバラ殺人と思われる”リストマン事件”と「運命の血」の謎。殺された女性の首に残された痕と監視カメラに映ったヴァンパイアのような風貌の人物の謎ーー そして、ついに明かされる静也自身の”秘密”とは!? イケメン刑事&ミステリアスな血液研究者の幼なじみコンビが”血”を手がかりに難事件に挑むブラディ・ミステリー開幕! 【編集担当からのおすすめ情報】 『化学探偵Mr.キュリー』『死香探偵』シリーズが絶好調の著者による新シリーズ。装画はTHORES柴本さん。
呪いの解決法が書かれた本は延滞中!? 術師を生業としていた兄の命日に部屋へ黒い風が入り込んで以来、あやかしの姿が見えるようになってしまった有末かなで。ふわふわした喋る埃の塊のようなものに「呪い」だと言われ、対価(チョコレート)と引き換えに、「ひいらぎ文庫」に行けば呪いを解ける方法が書かれた本があるはずだと教えてもらう。 次の日の放課後、枯れ草だらけの原っぱと林を越えてなんとか「ひいらぎ文庫」にたどりついたかなでだったが、玄関前に寝ていた金色のキツネのしっぽをうっかり踏んづけてしまう。そのキツネに男の声で文句を言われ、喋るキツネなのか動物の言葉までわかるようになったのか混乱するかなで。そんなかなでを「ひいらぎ文庫」の中へ招き入れてくれたのは、「ひいらぎ文庫」の室長で浮世離れした美貌の長谷川柊だった。 ところが、かなでの目的の本は延滞中! 困るかなでを見かねた長谷川の厚意で、長谷川の式神だという喋るキツネの未明(みはる)を留守番役に、かなでは長谷川と一緒に延滞本を取り立てに行くことに。しかし、本の借主と一緒に本の行方がわからなくなっていて!? あやかし×本がもたらす、心に響く思い出の物語。
ドラマ化もされた“おいしい小説”最新作! 思い出の味を捜し求める迷い人が立ち寄るのは、 京都にある看板のない食堂。 板前の父と探偵の娘が、優しさと温かい料理でお迎えします。 第一話 たらこスパゲティ……アイドルのもう一つの顔 第二話 焼きおにぎり…………若き日の過ちと向き合う 第三話 じゃがたま…………別のソースは使わんでええ 第四話 かやくご飯……………おばあちゃんのごほうび 第五話 カツ弁………………………列車の中で流した涙 第六話 お好み焼き……………どうして置いていったの 連続ドラマ化もされた美味しいミステリー最新作第六弾! 鴨川流・こいし親娘が、今日もそっと寄り添います。 【編集担当からのおすすめ情報】 連続ドラマ化もされた美味しいミステリー最新作第六弾! 鴨川流・こいし親娘が、今日も悩める人々にそっと寄り添います。
「鴨川食堂」著者が贈る新シリーズ! 京都にまつわる不思議な体験、してみませんか。 英国人ミステリー作家のカール・エビスは、京都にある名門・京洛大学に招かれ、教鞭を執っている。次回作執筆の参考にと、講義がない日には助手の九条葵と京都の街を練り歩き、日々創作の種を捜している。 まだ京都へ来てから日が浅いカールを驚かすのは、京都ならではの不可思議な出来事だ。時間や空間の概念などないかのように、安土桃山時代の逸話〈宗旦狐〉の母狐が化けた女性の姿を見かけたり、〈六道の辻〉の案内人である年齢不詳の老婆と出会ったり。京都人らしい、気遣いができるも小言を言わねば気が済まない性格の葵に振り回されながら、行く先々で、カールは科学で解明できない出来事に遭遇する。 【編集担当からのおすすめ情報】 連続ドラマ化もされたベストセラー 「鴨川食堂」の著者・柏井壽が贈る、新シリーズ! 『鴨川食堂まんぷく』と二冊同時刊行!
200%ピュアな恋愛小説、待望の文庫化! 夏休み中、交通事故に遭った古谷野真樹(高2)。命に別状はなかったが後遺症ですべての記憶を失った。新学期が始まり、現在では見知らぬ人ばかりになってしまった学校生活に復帰する古谷野。友人達は温かく迎えてくれるが妙な孤独感は否めない。 同じクラスで同じ写真部の生駒桂佑と春日まどかとの友情を支えに、古谷野の日常は戻りつつあった。そんなある日、文化祭の準備に明け暮れる高校で謎の落書き事件が勃発。当初、他愛ないいたずらかと思われていた落書きだったが、体育館の壁→クラス日誌→クラスの黒板→文化祭の公式Twitter、とどんどんエスカレートしていく。そして、その落書きはあたかも古谷野に向けられたメッセージのようだった。 最初はとまどっていたが、自分を取り戻す大切な秘密が隠されているのでは、と気づき、落書きの謎を追い始めた古谷野。その謎を追っていくうちに次々に見えてきてしまった親友の秘密。そして、最後の最後に見えてきた真相とは……。 疾走感のある文章に引っ張り込まれ、ラスト、驚きの展開が待っている。学園ミステリーの向こうに見えてくる切ない切ない想いが胸に迫る、極上の一冊。 【編集担当からのおすすめ情報】 切ない!とにかく切ない!そして、単行本発刊当時から話題となったラストの展開。こんなにピュアな恋愛小説があるでしょうか。そして、あらゆる意味で現代を表している……。 巻末、吉田大助さん(書評家)の解説原稿にはこうあります。 「この小説を読んだという記憶はきっと、自分自信の人間性を新しく作り替えていくための礎になる」 まさに、今、読むべき恋愛小説です!!! 目次 序章 その日、少年が失ったもの 1 メッセージ、もしくは 2 君の優しさの理由 3 彼と彼女と彼女の秘密 4 遠のく背中、遠回りする嘘 5 手の届かない数字 6 死んでしまえばよかったんだ 7 彼を二度も失うなんて 終章 その日、少年が取り戻したもの 解説 ミステリーのビートにのせて、愛についての物語を。 吉田大助
新選組元隊士・沢忠輔の長屋に、新選組最後の隊長・相馬主計が割腹自殺したという報が届けられる。遺言は夏帯に墨で書かれた「一ツ」。その一語だけだったー。相馬と沢、そして同じく隊士だった安富才助は、箱館五稜郭の戦いで土方歳三の最期を看取った。この激戦では、相馬と安富もそれぞれ腕と指を失ったものの、彼らは明治の世へと生き残る。流刑での島暮らしの中、思わぬ邂逅と避けがたい確執を経た相馬と安富。やがて彼らの人生は、「御一新」の荒波に翻弄されていくー。人の生き様、心の痛みを精緻に描ききった傑作時代長編。第10回舟橋聖一文学賞受賞作。
一目惚れした女の子に誘われ、日舞教室に通うことになった非モテ大学生の駿介。師匠の息子である吉樹とソリが合わず衝突するが、彼の踊りからは目が離せなくてー。冴えない男が飛び込んだ厳しくも魅力的な芸事の世界。日本舞踊の名取でもある著者が、熱くリアルに描いた長編小説!
最上級職“竜騎士”から初級職“運び屋”に転職したアクセル。一行は『砂塵都市』に辿り着く。しかし、街では奇妙な砂嵐が発生し、人々を蝕んでいた。そんな中、アクセルは嵐の中ですら活躍し、街の人々や彼らが奉る土地神を救って頼られまくる!!元竜騎士の最強運び屋がお届けする、トランスポーターファンタジー第四弾!
「私、お姉ちゃんになるのね」 魔王。それがワシ、ガルトー・リューゼンの職業だ。妻と死別してからは、仕事一筋の毎日ーーだった。ひょんなことから女勇者アンジェリカの母親レイティアさんと再婚し、ワシたちは三人の家族になった。 義理の娘とは以前より自然な父娘になれたと思っている、のだが……じつはレイティアさんのおめでたが発覚した。アンジェリカは、どう思うだろうか。 「アンジェリカよ……赤ちゃんが、できた……」 「……魔王に?」 「違う! レイティアさんにだ!」 「そう、なんだ……」 「アンジェリカはお姉ちゃんになるのよ〜」 「ふふっ。そっか。なら、お姉ちゃんが素晴らしい勇者だって教えないといけないわね」 初めての実子だ。正直、不安もある。しかし、魔王として、父親として! 必ずやワシは素晴らしい家庭を築いてみせる! 異世界式アットホームコメディ、待望の第3弾☆ 【編集担当からのおすすめ情報】 『物理的に孤立している俺の高校生活』や『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』の森田季節が送る、イマドキ魔王の異世界式アットホームコメディ第3弾!「マンガワン」にて連載中のコミカライズ第1巻(漫画:郁橋むいこ)が同時発売予定です!乞うご期待!
狂気の世界に踏み込む精神科医の深淵を描く フランス北部に広がるフランドル地方のサンヴナン精神病院に勤務する日本人留学生コバヤシの精神科医としての日々を描く、著者自身の留学経験をベースにした長編処女作。 1967年に発表され、芸術選奨新人賞を受賞。糞臭たちこめる不潔病棟や、素裸の精神病患者ーーコバヤシは青空が殆どないフランドルで精神科医として働くうち、自己と患者との境界を踏み越えて、正気と狂気の間をさまよい始める。 若い看護師との同棲やフランス人医師たちとの交流も深まるものの、人間存在の孤独に耐えきれなくなっていく……。復刻にあたっての著者あとがきも併録。
姦通をテーマに“愛のカオス”を描いた大作 “第三の新人”を代表する作家・小島信夫が、文芸誌「群像」に1968年10月から1981年3月まで、全150回に亘って連載した“執念の大作”ともいえる全6巻の序章。 第1巻には第1〜22話までを収録。幻想のごとき脆い夫婦関係を描いた名作『抱擁家族』から17年を経て、主人公は三輪俊介から前田永造と変貌したが、本作でも「姦通」をテーマに据えている。 夫婦の愛、男女の愛、人間の愛のカオスを複層的、かつエネルギッシュに描き、伝統的な小説の手法を根底から粉砕した文学世界が展開される。第38回日本芸術院賞、第35回野間文芸賞を受賞。
心に美味しい、人生応援小説全5編! ★「お願いおむらいす」 音楽への夢を捨てきれないまま、追い詰められて就職した太一。音楽雑誌の出版社に就職したはずが、全然違う仕事に就くハメに。それでも頑張ってしまうマジメな太一が気づく大切なこととは。 ★「キャロライナ・リーパー」 久しぶりに会う大好きな姉と疎ましい父親。突然聞かされた姉の悲しいニュースに、心は乱れる。対照的に歩んだ女性の生き方、悩みをホロ苦く描く。 ★「老若麺」 ラーメンの名店「紅葉」ぐるフェス店を任された天翔と崇。だが、どうしてもあの味を出せず客は集まらない。そんなとき事件が起こり、ある秘密が解き明かされることに。 ★「ミュータントおじや」 美優は自他共に認める崖っぷちアイドル。大ファンだという女子中学生と出会い、行きがかり上その子の面倒をみることに。自分を押し殺して生きてきた美優の思いとは。 ★「フチモチの唄」 50代後半にしてまさかのリストラになってしまった浩。大切な家族を守り切れない自分に苛立つ。最愛の母の命が長くないことを知り、彼が下した決断とは……。 秋のある日、「ぐるフェス」に集う人々の人生模様を生き生きと描く。心がほわっと温まる全5編。 【編集担当からのおすすめ情報】 人物描写が生き生きとして、台詞が冴えている。今回の作品では、その中澤さんの魅力が全開です。 人間の「生きる」ことへの葛藤や課題がぎゅっと詰め込まれ、登場人物たちのキラキラした瞳が見えるようです。 仕事、家庭、健康、介護……悩み、傷つき、葛藤を続ける登場人物の中には必ず共感できる人物がいるはずです。 ポップで明るくて熱い!でも、そこには確かな人間の息づかい、想いがあります。読後、元気になれる、人生の応援歌をお届けします。 目次 お願いおむらいす・・・・・・・・・・・・5 キャロライナ・リーパー・・・・・・・・51 老若麺・・・・・・・・・・・・・・・・・・・97 ミュータントおじや・・・・・・・・・・145 フチモチの唄・・・・・・・・・・・・・189
<広島発世界行き>熱く重厚なミステリー 広島郊外の山中で、一組の白骨遺体と頭蓋骨が見つかった。鑑定の結果、白骨遺体は推定50代〜70代の白人女性で死後半年以上が経過、頭蓋骨の方は1950年以前に生きていた日本人のものであることに絞り込まれた。 広島県警捜査一課警部補・矢田誠らは、行方不明の白人リストのなかから、ある来日女性に着目する。彼女は、いったい何をしていたのか。捜査の過程で、終戦後跋扈していたある少年グループに辿り着く。
オープンしたばかりの紅茶専門カフェ。美人オーナー・美和にはある黒歴史があった(『富良野線・美馬牛駅』)。行方不明になった祖母を探す大学生の康生は、いわれのないトラブルに巻き込まれて…(『釧網本線・北浜駅』)。社長命令で横領事件の犯人を追う尾崎のもとに目撃情報が。犯人は蕎麦屋にいる?(『宗谷本線・音威子府駅』)。偽装自殺を企て、落石岬の崖っぷちをさまよう荒川。だが次々と邪魔が入り…(『根室本線・落石駅』)。ライラック36号、スーパーおおぞら8号、地下鉄南北線が乗り入れる札幌駅のコンコース人々の一瞬の交錯が、奇跡を呼び起こす!(『函館本線・札幌駅』)。北海道の五つの駅をめぐる、出会いと別れと謎解きと。
妻の遺したAIをめぐる切なくて温かな物語 優秀な研究者の妻レイチェルを、ある日突然失った夫のエイダンと娘のクロエ。悲しみから立ち直れずにいる彼らの元にやって来たのは、生前、レイチェルが持てる技術の全てを投じて開発した、自分そっくりのアンドロイド「アイ・レイチェル」だった。「ロボット妻」「ロボット母」という存在に混乱し、反発するエイダンとクロエ。やがてアイ・レイチェルに託した妻の真意を知ることで徐々にアイ・レイチェルを受け入れ、彼女もまた、彼らとの交流を通して人間らしい感情を学んでいく。そしてエイダンとクロエも、失意の彼らにそっと寄り添うアイ・レイチェルの存在に癒やされていく……。 愛する家族との別れ、受容と再生、そして成長。読後、じんわりと温かな涙を誘う、切なくて愛おしいAIの物語。