出版社 : 講談社
七〇年代、八〇年代は世界史の転換期であった。「愚哲」が組織を離れたそのときの秘密がいまはじめて開示される。「ぼく」に接近する謎の革命家・宋東奎(ソンドンギュ)。はたして北朝鮮の武装革命路線は正しいのか。その反省から新しい民主主義を探求し、「自生的社会主義」思想が生まれようとしていた。 七〇年代、八〇年代は世界史の転換期であった。「愚哲」が組織を離れたそのときの秘密がいまはじめて開示される。「ぼく」に接近する謎の革命家・宋東奎(ソンドンギュ)。はたして北朝鮮の武装革命路線は正しいのか。その反省から新しい民主主義を探求し、「自生的社会主義」思想が生まれようとしていた。とはいえ、その時期、韓国では金大中事件、大統領狙撃事件、光州抗争、拉致疑惑などが相次いで起こっていた。隠された歴史的事件の真相は、いままさに白日の下に晒されようとしている。その歴史の亀裂は、日本と南北朝鮮そして在日の間にも波紋を引き起こす。サハリン朝鮮人(カレイスキー)の抑留はどこまで続くのか。北朝鮮に帰国した趙一族の崩壊、それは小さいこととはいえ、埋もれた民衆史の一つの暗喩たりうるだろう。愚哲はドン・キホーテよろしく挫折しては起き上がろうとする……。
エレール撃破! シャズ奪還! そしていよいよ南の覇王が動き出した。 1つの天空に、3つの太陽は輝けない。 シャルラトの力を借り、ついにエレールを倒したナムルとエリシュティシュタルは、バラバラにされたシャズを復元しアッシュールを脱出する。 一方、シャムシ=アダド率いるアッシュール軍は隣国マーリ攻略に向けて進撃、ラルサのリム=スィーンもやはり隣国イスィン征服に向けて動き出す。四方世界の王(シャル・キブラーティム・アルバイム)をめざす両雄の激突が刻一刻と迫っていたーー。 A BOY MEETS A GIRL BEYOND THE TIME
ヨーロッパの小国・アンドラで殺人事件発生。外務省邦人保護担当の黒田は、アンドラからのSOSを受けてスペイン・バルセロナから現地に向かい、一人の日本人女性と出会う。彼女は何者なのか。ふくれあがる疑念とともに、黒田にも危険が迫る。外交官は、どこまで捜査にかかわれるのか。自身のアイデンティティまで問われかねないぎりぎりの状況を切り開いていく黒田だが、そこには巧妙な罠が張り巡らされていた。「外交官黒田康作」シリーズ第3弾、最高傑作。
あたり一面不毛の荒野にそびえる超巨大な建物ー「サンクチュアリ(聖域)」。縦横無尽に迷路が走るこの場所は、その名に反して監獄とも修道院ともつかない恐怖の迷宮。自らを救世主と呼ぶ謎の集団が支配するここには、10歳にも満たない男の子たちが次から次へと連れてこられる。食事は最悪、規則を破れば死にも至る刑罰、友人は禁止、知識を求めるなどもってのほか。10年にも及ぶ訓練を経て、彼らはいずこへか送り出される。そしてその目的は誰も知らない…。嘘と裏切りと抑圧に満ちたこの世界で、他人には決して心を開かない14歳のケイルは、殺人がらみのいまわしい事件に巻き込まれ、仲間二人との脱出を余儀なくされる。その逃亡をきっかけに一気に加速する物語!神は彼らにいったい何をさせたいのか。
講談社が運営する無料ケータイサッカーサイト「ゲキサカ」(http://gekisaka.jp)で累計300万ページビューをたたき出した青春サッカー小説が待望の書籍化! 高校・中学など強豪サッカー部取材を数多くこなす著者が、「読めばサッカーがうまくなる」をモットーに、練習の大切さ、うまくなるために必要な意識の持ち方、食事を含めた自己管理など、サッカーの上達に役立つ情報を小説のなかで表現した作品。 亡き父の陰と相対する高校生の主人公・米倉ケンタの成長物語を中心に、個性的なチームメイトと協力し、監督が提示する難題に立ち向かう部分や、緻密な試合描写も見所のひとつ。 <あらすじ> 元日本代表FWを父に持つ、U-16日本代表MFの米倉ケンタが進学先の竹駒学園で出会ったのは、「サッカーを教えない」をモットーとする名将・天童監督だった。 「うまいだけの選手はいらない」 選手自身に「考えさせる」指導のもと、ケンタを中心とした新入生たちは徐々に成長していく。高校に入学するまでのケンタは、点取り屋として活躍した父と比較されることを嫌い、ドリブルやパスを武器にチャンスメイカーとしてのスタイルを確立してきた。しかし、天童監督はケンタが父親の存在から逃げていることを見抜く。目標であるプロになるためには拒否し続けてきた父親のプレースタイル、「ゴールへの貪欲な姿勢」を取り入れることが必要であり、「うまいだけではプロになれない」と自覚したケンタは……。
ひとけのない公園に落ちていた一枚の幻の金貨。それを手にした小学5年生の高坂健輔(こうさかけんすけ)にオキシジェンと名乗る奇妙な男は語った。「もしも……力が欲しいのなら……それを探してみるといい……面白いところに、糸がつながっているーー」と。男の言葉は未来への鍵か、それとも禁断の邪悪な扉か? 秘宝を探し求めて、少年は不思議な冒険をはじめる。 西尾維新氏 大絶賛! できれば今日中に読んで欲しい。 炸裂する上遠野ワールド! 極上のアドベンチャー×ミステリー!! ひとけのない公園に落ちていた一枚の幻の金貨。それを手にした小学5年生の高坂健輔(こうさかけんすけ)にオキシジェンと名乗る奇妙な男は語った。 「もしも……力が欲しいのなら……それを探してみるといい……面白いところに、糸がつながっているーー」と。 男の言葉は未来への鍵か、それとも禁断の邪悪な扉か? 秘宝を探し求めて、少年は不思議な冒険をはじめる。
警視庁のお膝元・新橋で、モルタルで固められた異様な惨殺死体が発見される。翌朝、特捜本部に掛かってきた犯人からの電話で事態は急転!毎回話し相手に指名される新人刑事・如月塔子は、犯人が巧みに計算した言葉から手掛かりを探ることに。だが、警察を嘲笑うかの如く魔の手は次の標的に迫る!大胆不敵な犯人の真の目的とは!?本格ミステリの緻密さと警察小説の迫力が融合!鮎川賞作家・麻見和史の新機軸。
悪マーセント趣味で書かれた小説です。--西尾維新 “薬になれなきゃ毒になれ。でなきゃあんたはただの水だ” 阿良々木暦(あららぎこよみ)の卒業後、高校三年生に進級した神原駿河(かんばるするが)。直江津(なおえつ)高校にひとり残された彼女の耳に届いたのは、“願いを必ず叶えてくれる『悪魔様』”の噂だった……。 <物語>は、少しずつ深みへと堕ちていくーー これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異! 君を知り、解きはなつための物語。 第変話 するがデビル
夫の恋をもう許さないことに決めた妻。その夫と恋人の奇妙な旅。教え子との関係に溺れる教師。その教師の妻のあたらしい習慣。決して帰ってこない男を待つ女。その女が忘れられない別の男ーーありふれた団地を舞台に、交わり、裏切り合う恋と運命。日常が孕む不穏な空気を、巧みに掬いあげた連作小説集。 交わり、裏切り合う恋と運命を描く、7つの連作短編集 ありふれた団地に潜む裏切り、恋、運命。 夫の恋をもう許さないことに決めた妻。その夫と恋人の奇妙な旅。教え子との関係に溺(おぼ)れる教師。その教師の妻のあたらしい習慣。決して帰ってこない男を待つ女。その女が忘れられない別の男ーーありふれた団地を舞台に、交わり、裏切り合う恋と運命。日常が孕(はら)む不穏な空気を、巧みに掬(すく)いあげた連作小説集。<解説・山本文緒> 誰の人生もそれなりに厳しいが、眉間に皺を寄せ続けるよりも、うっすらと笑みを浮かべて眺めたほうがいいことをこの小説は教えてくれる。恋愛なんて結婚なんて家族なんて馬鹿みたい、と思うとき、この小説を読んでみてほしいと思う。--山本文緒<解説より>
なぜか“教主さま”だという女の子を預かることになった。彩乃ちゃんといって、一見ごく普通の、小学五年生の女の子だーー。花屋に勤める二十代の智佳子、進路に悩む高校三年生の徹平、東京から地方に越してきた小学五年生の佳奈が、彩乃ちゃんとの出会いで知った人生の奇跡。前に進むすべてのひとに捧げる物語。 なぜか“教主さま”だという女の子を預かることになった。彩乃(あやの)ちゃんといって、一見ごく普通の、小学五年生の女の子だーー。花屋に勤める二十代の智佳子(ちかこ)、進路に悩む高校三年生の徹平(てっぺい)、東京から地方に越してきた小学五年生の佳奈(かな)が、彩乃ちゃんとの出会いで知った人生の奇跡。前に進むすべてのひとに捧げる物語。(講談社文庫) 第一話 夜散歩 第二話 石階段 第三話 夏花火
鎌倉の実家の近くで今日介は、黒髪の甘い香りと長い睫毛が魅力的な和服の若妻、森下美佐子と知り合う。草履の鼻緒を直すため、誰もいない今日介の実家へ。そして、足のツボを診ることに。白い足袋を脱がし、素足の裏が露わになって…。官能の名匠が贈る新境地、その第1シリーズ完結編。週刊現代連載小説。
初春の闇月夜、揃って命を狙われた逸馬、信三郎、八助。その理由を探る三人が行き当たったのは、南町奉行所の隠密廻り同心・岩倉が、無実の男を斬り捨てたという不祥事だった。自らの懐刀である岩倉を使い、逸馬潰しに躍起になる鳥居耀蔵。両者の対決はいよいよ佳境に!大人気シリーズ第10弾。
百年に一度の金融危機リーマン・ショック。富裕層のオーダーに応えるPBの旗手、顧客から逃げないFAレディ。長引く不況と経済のグローバル化に傷つきながらも、メガバンク東西銀行の行員たちは懸命にそれぞれの道を模索していた。金融動乱に立ち向かうバンカーたちの“誇り”を描くドキュメント・ノベル。
相馬刑事が三年前に説諭した万引少女千江が、再会の約束を果たす前に、多摩川の河川敷で全裸絞殺死体で発見された。相馬は彼女の交友関係をたぐる。親の隠し金一億七千万を仲間とくすねた暴走族。身体に菊の花を差されたまま死んだ女。全ての空白は、千江がいた会津高原で埋まるのか。純情刑事の追跡行。
『東海道中膝栗毛』で一世を風靡(ふうび)するのはまだ先のこと。若き日の十返舎一九(じっぺんしゃいっく)、与七郎は平穏な暮らしに満たされず、憑(つ)かれたように旅を繰り返す。駿府から大坂、そして江戸へ。稀代のユーモア作家が心に抱いた暗闇とは何だったのか。意外な結末が深い感動を呼ぶ、直木賞作家渾身の長編小説。 江戸の大ベストセラー『東海道中膝栗毛』作者は、いかにして「道を外れた」のか。 「弥次さん喜多さん」の生みの親、十返舎一九が作家として立つまで。 漫画家しりあがり寿氏、嫉妬! 直木賞作家が贈る“笑って泣ける”時代小説! 『東海道中膝栗毛』で一世を風靡(ふうび)するのはまだ先のこと。若き日の十返舎一九(じっぺんしゃいっく)、与七郎は平穏な暮らしに満たされず、憑(つ)かれたように旅を繰り返す。駿府から大坂、そして江戸へ。稀代のユーモア作家が心に抱いた暗闇とは何だったのか。意外な結末が深い感動を呼ぶ、直木賞作家渾身の長編小説。<解説・しりあがり寿> いやー、とても一九さんにはかなわない。(略)一九先輩、もしかして『東海道中膝栗毛』の弥次喜多が求めていたのも、そして先輩自身が求めていたのも、「リアル」だったんじゃありませんか? --漫画家 しりあがり寿氏(『真夜中の弥次さん喜多さん』『弥次喜多 in DEEP』作者)--<本書解説より> 東へ西へ 大坂という町 道頓堀の出会い 嵐の前後 打ち壊し 様がわり 異国の香り それぞれの道 外道の誘惑 婿の座 筆の旅立ち 勝負事の行方 焼けぶとり 二度目の災難 夢の旅立ち 江戸の風 泡の暮らし 二度目の見合い 恩人の餞別 故郷の風 道は惑わず エピローグ
切り裂き魔は、誰? 身動きできない電車の中、息を潜める変質者。ぎゅう詰めが怖い、刃物が怖い。 満員電車の中、三十代の女性がナイフのようなもので切りつけられる事件が立て続けに起こった。探偵・鷹知祐一朗(たかちゆういちろう)から捜査協力の依頼を受けた小川(おがわ)と真鍋(まなべ)は、一見無関係と思われた被害者たち全員に共通する、ある事実を突き止める。その矢先に新たな事件が起こり、意外な展開を見せるが……。Xシリーズ第二弾! プロローグ 第1章 不愉快な繰り返し 第2章 不連続な繰り返し 第3章 不条理な繰り返し 第4章 不用意な繰り返し 第5章 不思議な繰り返し エピローグ