出版社 : 講談社
メアリーに初めてできた友だち、マミヤくん。マミヤくんはとても見た目のいい小学六年生の男の子で、メアリーにいつも“お願い”をする。先生が、生徒が、少しずつ教室からいなくなる中、クラスメイトのカセくんは、マミヤくんを止めようとする。メアリーは“お願い”を叶え続けるのかー。児童文学の新鋭が描く、戦慄の名作。手に汗にじむ展開、慟哭のラスト。
2030年9月16日午前6時19分。研究学園都市・鹿鳴市郊外の原子力生物学機構第6研究所・通称『ラボ』にて、深刻な事故が発生する。爆発の続く施設内に閉じ込められた高校生・天川夏彦と、記憶を失くしたレスキュー隊隊長・笠鷺渡瀬。二人の邂逅は、この危機を打開出来るのか!?最悪の極限状況の中で、壮大な人間ドラマがいま幕を開ける。
酒を浴びるように飲み、大正から昭和へと文学とともに短い人生を駆け抜けていった葛西善蔵は、周囲の人間を犠牲にしつつも常に人と密着して生きていかねばならぬ存在であった。表題作はじめ、「呪われた手」「浮浪」「不良児」など、家族と関わりながら、熱情をもって書きあげた十八篇を時間の移り変わりとともに編纂した作品集。
インドで襲われ一年後に亡くなった父の『占い拠 七ノ瀬』を継いだ桜子は、客が喜ぶ占いをするのが苦手で、占い師として致命的。そんな桜子を心配して、表に裏にと駆けずり回るのが乾耕太郎だ。ふだんはしがないフリーカメラマンをしている。仕事がないときがよくあるのだが、そんなときは奔走しっぱなし。というのも桜子に気があるからだ。二人の前に立ちはだかる五つの謎を解いて、男を上げろ、耕太郎。
嘘と偽りと裏切りと圧政の暗黒の世界で繰り広げられる、少年たちの冒険物語第2巻刊行! 第1巻で語られた、主人公を翻弄する運命と世界の秘密が徐々に明かされてゆく! ネタバレになるのでここでは書けない相次ぐドンデン返しの末の予想だにしなかった驚愕の展開! 1巻目『神の左手』を読んでおらずとも楽しめる構成(ただし絶対に読みたくなってしまう)! 舞台は中世ヨーロッパを思わせる架空の世界。そこはサンクチュアリ(聖域)と呼ばれる巨大な迷宮のような修道院の中。自分たち独自の神を信じるメシアと呼ばれる男たちに支配されるこの場所に、10歳にもならない少年たちが次々に連れてこられる。10年以上も拷問に近い訓練を受け、やがてどこかに送られる・・・・・・その中の一人が、生まれながらの殺人の才能に恵まれた主人公ケイル。やがて世界を変えてしまうほど役割を演じることになる・・・・・・。少年たちはどこへ送り込まれるのか? サンクチュアリの狙いは? サンクチュアリを統率する戦いの司ボスコの真意は? いくつもの謎が渦巻く中、物語は破天荒なエンディングに向かって一気に加速する! 最後に明らかになるこの世界の秘密とは・・・・・・。
第四のゲームで勝負を放棄し、戦人に自らの死を乞うたベアトリーチェ。心が壊れ生ける人形となった彼女の前で、絶対の魔女・ラムダデルタが新たなゲームの開始を告げる。真実は愛なき二人の魔女の手で弄ばれ、新たな駒・古戸ヱリカが1986年10月4日の六軒島に登場する。“探偵”は六軒島に閉ざされた秘密を無残に切り開くー。真実へのカケラは揃った。“展開編”ついに開幕。
生母への想いを『蜻蛉日記』の書き手・紫苑の上や下賤の女・冴野に投影。「言語表現の妖魔」といわれた犀星の女性への思慕を描いた名篇。 生母への想いを『蜻蛉日記』の書き手・紫苑の上や下賤の女・冴野に投影。 「言語表現の妖魔」といわれた犀星の女性への思慕を描いた名篇。 ※本書は『日本現代文学全集61 室生犀星集』(増補改訂版 1980年5月 講談社刊)を底本としました。
「ここは地の涯 シベリア奥地♪」 日本を恐怖に陥れた殺人鬼を大追跡!「どんどん事を大きくして、君にも愉しませてあげるから」と警視庁の史上最強女王・薬師寺涼子警視は部下の泉田らを従え、シベリア出張。犯人が潜伏する秘密都市へと向かった。辿りついた先で見たのは、地獄としか思えぬ驚愕の光景と、世界を震撼させる兇悪な陰謀だった。人智を超えた敵の暴走を止めるべく、涼子は常識を超えた作戦で挑む! 「ここは地の涯 シベリア奥地♪」 日本を恐怖に陥れた殺人鬼を大追跡!「どんどん事を大きくして、君にも愉しませてあげるから」と警視庁の史上最強女王・薬師寺涼子警視は部下の泉田らを従え、シベリア出張。犯人が潜伏する秘密都市へと向かった。辿りついた先で見たのは、地獄としか思えぬ驚愕の光景と、世界を震撼させる兇悪な陰謀だった。人智を超えた敵の暴走を止めるべく、涼子は常識を超えた作戦で挑む! 第一章 ある日、森の中で 第二章 どこからも遠く離れて 第三章 長い長い午前 第四章 目的地は何処 第五章 魔都と魔女と魔人と魔獣 第六章 人生、試練だらけ 第七章 恐怖城の攻防 第八章 ラスト・モンスター
日本レアメタル機構、通称「コミュニティ・マヒトツ」の職員・江波と<レアメタル生成症候群>の少女・冴矢。江波は与えられた職務をこなし、冴矢は限られた命をただ生きるだけだった。そんな二人が出会うとき、平穏な日常は少しずつ変わり始める。しかしそれは、隠されていたコミュニティの秘密を暴いてしまう、悲劇の引き金に過ぎなかったのである……。ヒットシリーズ「浜村渚の計算ノート」著者、最新SF長篇。 日本レアメタル機構、通称「コミュニティ・マヒトツ」の職員・江波。<レアメタル生成症候群>と呼ばれる少女たちの管理を行う江波は、少女たちに特別な感情を持たないよう、日々の業務を忠実にこなしている。 一方、14歳で入所したが未だにコミュニティの少女たちとなじむことができない少女・冴矢。自分が死ぬまでの運命が決められていることを知って、自暴自棄になっている。 とある出来事によりお互いを認識するようになった江波と冴矢だったが、この時点では、お互いがお互いにとって重要な存在になることに気づいていなかった。 やがて、コミュニティの一年で最も盛り上がる、体育祭の日が近づいてきたのだが……。 ヒットシリーズ「浜村渚の計算ノート」著者による、最新SF長篇!
犯人と出遭った心躍る話は、みんなに話してきかせたくなる。エルベ川沿いの家を訪ねてきた背の高い男。ブレーメン出身の「鱒男」。路面電車で見た双子の片割れ。本名で呼ぶことのできない「マボロシさん」……。雲を見ていると「互い違い」な出遭いの数々が浮かんでくる。野間文芸賞受賞後第一作、待望の長編小説。 人は一生のうち何度くらい犯人と出遭うのだろうーー。 わたしの二ヵ国語詩集を買いたいと、若い男がエルベ川のほとりに建つ家をたずねてきた。彼女へのプレゼントにしたいので、日本的な模様の紙に包んで、リボンをかけてほしいという。わたしが包装紙を捜しているうちに、男は消えてしまった。 それから一年が過ぎ、わたしは一通の手紙を受け取る。 それがこの物語の始まりだった。 雲をつかむ話 第一章〜一二章
首なし死体、密室、蘇る、死者、見立て殺人……。京都近郊に経つヨーロッパ中世の古城を彷彿させるゴチック調の館・蒼鴉城を「私」が訪れたとき、惨劇の幕はすでに切って落とされていた。事件の最中、満を持して登場するメルカトル鮎。そして迎える壮絶な結末! ミステリー界を騒然とさせた衝撃のデビュー作を新装版にて。
あの日を心に刻む、胸に迫るアンソロジー。東日本大震災により、甚大な被害を受けた日本。大きく魂を揺さぶられた作家、詩人たちは、何を感じ、何を考えたのか? 谷川俊太郎、多和田葉子、重松清、小川洋子、川上弘美、川上未映子、いしいしんじ、J.D.マクラッチ、池澤夏樹、角田光代、古川日出男、明川哲也、バリー・ユアグロー、佐伯一麦、阿部和重、村上龍、デイヴィッド・ピース。日米英同時刊行! あの忘れられない日を心に刻む、胸に迫るアンソロジー。2011年3月11日に発生した東日本大震災により、甚大な被害を受けた日本。福島第一原発の重大事故との闘いは、今後何十年も続く。大きく魂を揺さぶられた作家、詩人たちは、何を感じ、何を考えたのか? 谷川俊太郎、多和田葉子、重松清、小川洋子、川上弘美、川上未映子、いしいしんじ、J.D.マクラッチ、池澤夏樹、角田光代、古川日出男、明川哲也、バリー・ユアグロー、佐伯一麦、阿部和重、村上龍、デイヴィッド・ピース。 日本、アメリカ、イギリス同時刊行!本書の著者印税相当額/売り上げの一部は震災復興のため寄付されます。 谷川俊太郎 言葉 多和田葉子 不死の島 重松清 おまじない 小川洋子 夜泣き帽子 川上弘美 神様2011 川上未映子 三月の毛糸 いしいしんじ ルル J.D. マクラッチー 一年後 ジェフリー・アングルス訳 池澤夏樹 美しい祖母の聖書 角田光代 ピース 古川日出男 十六年後に泊まる 明川哲也 箱のはなし バリー・ユアグロー 漁師の小船で見た夢 柴田元幸訳 佐伯一麦 日和山 阿部和重 RIDE ON TIME 村上龍 ユーカリの小さな葉 デイヴィッド・ピース 惨事のまえ、惨事のあと 山辺弦訳
大正一三年三月、不世出の作家・安部公房生誕の二週間後に刊行された、実母ヨリミによる生涯唯一の小説。恋愛に至上の喜びを見いだす男女五人の愛憎劇は、やがて人間の本質へ迫るドラマへと一変していく。瑞々しい感性と深い洞察力、簡潔で凛乎たる文章ー資料的重要性もさることながら、文学性の極めて高い、二一世紀の今、さらなる輝きを放つ、幻の名作。
生涯で膨大な作品を残した室生犀星。大正から昭和初期にかけての著作の中から、結婚や家族を対象したもの、芥川龍之介を中心とした交遊関係に言及したもの、関東大震災を経験し生と死について触れたものを各章に分けて編纂。小説、詩歌のみならず、日記や書簡からも犀星の文学に対する姿勢や精神を読み解く作品集。
この国が20世紀に産み落とした偉大なるポップスターがとつぜん死んだ夜、報道が世界中を黒い光のように飛びまわった。彼は51歳で、娘らしき、11歳の子どもが一人残された。彼女がどうやって、誰から生を受けたのか、誰も知らなかった。凄腕のイエロー・ジャーナリズムさえも、決定的な真実を捕まえることができないままだった。娘の名前は、傷痕。偉大すぎるスターの真の姿とは? そして彼が世界に遺したものとは? 直木賞作家・桜庭一樹の長編 彼は世界に愛された、だがーー。 突然この世を去ったスーパースターが残した愛娘をめぐり、大人たちの欲望と思惑が交錯する。最愛の人を失い傷ついた少女の悲しみと回復、そして再生を丹念な筆致で描き出す。 この国が20世紀に産み落とした偉大なるポップスターがとつぜん死んだ夜、報道が世界中を黒い光のように飛びまわった。彼は51歳で、娘らしき、11歳の子どもが一人残された。彼女がどうやって、誰から生を受けたのか、誰も知らなかった。凄腕のイエロー・ジャーナリズムさえも、決定的な真実を捕まえることができないままだった。娘の名前は、傷痕。多くの人が彼について語り、その真相に迫ろうとする。偉大すぎるスターの真の姿とは? そして彼が世界に遺したものとは?
殺しのターゲットは4人。シャッフルされた犯行の行方は? 完璧な交換殺人を目論む男たちに、綸太郎の頭脳は勝てるのか。奇妙なニックネームで呼び合う4人の男たち。なんの縁もなかった彼らの共通項は“殺意”。どうしても殺したい相手がいる、それだけで結託した彼らは、交換殺人を目論む。誰が誰のターゲットを殺すのか。それを決めるのはたった4枚のカード。粛々と進められる計画に、法月警視と綸太郎のコンビが挑む! 殺しのターゲットは4人 シャッフルされた犯行の行方は? 完璧な交換殺人を目論む男たちに、綸太郎の頭脳は勝てるのか 法月綸太郎シリーズ長編書き下ろし! 奇妙なニックネームで呼び合う4人の男たち。なんの縁もなかった彼らの共通項は“殺意”。どうしても殺したい相手がいる、それだけで結託した彼らは、交換殺人を目論む。誰が誰のターゲットを殺すのか。それを決めるのはたった4枚のカード。粛々と進められる計画に、法月警視と綸太郎のコンビが挑む!
国際江戸川大学の1年生、ぴいくんと慎之介は、同期生の古都里ちゃん、海月ちゃんと居酒屋「ちの利」で開く宴が学校帰りの楽しみ。そんなある日、大学に伝わる恐怖の七不思議、通称「江戸七」の一つを目の当りにしてしまう。4人は、ぴいくんの従弟である天才高校生、千葉千波くんに解決を依頼するのだがー!?書き下ろし特別編も収録した、ユーモアとパズル感覚満載の好評シリーズ第5弾。
大人気“ぼんくら”シリーズ第三弾 あの愉快な仲間たちを存分に使い、前代未聞の構成で著者が挑む新境地。 断ち切らない因縁が、さらなる悲劇を呼び寄せる。 出会えてよかった? 日本人の強さと優しさがぎゅっと詰まった贅沢な大長編 痒み止め薬「王疹膏」を売り出し中の瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。本所深川の“ぼんくら”同心・井筒平四郎は、将来を期待される同心・間島信之輔(残念ながら醜男)と調べに乗り出す。その斬り口は、少し前にあがった身元不明の亡骸と同じだった。両者をつなぐ、隠され続けた二十年前の罪。さらなる亡骸……。瓶屋に遣された美しすぎる母娘は事件の鍵を握るのか。
事件の真相が語られた後に四つの短篇で明かされる、さらに深く切ない男女の真実。 知らなきゃよかった? 謎解きは終わっても、恋心は終わらない。 どうしてこんなふうに「こころ」が書けるんだろう 二十年前から続く因縁は、思わぬかたちで今に繫がり、人を誤らせていく。男は男の嘘をつき、女は女の道をゆく。こんがらがった人間関係を、“ぼんくら”同心・井筒平四郎の甥っ子、弓之助は解き明かせるのか。真犯人が判明した後、さらに深く切ない謎が読者を待つ。男は男で、女は女で、それでも男女で生きていく。 宮部みゆきにしか書けない奇跡の大長編。