出版社 : Jパブリッシング
他国から出戻ってきた王女アメリアは、船旅の途中、再婚相手によって海に突き落とされてしまう。そんな彼女を助けて共に無人島に漂着したのは、国随一の魔剣士マクスウェル。「姫様のナイト役を精一杯務めさせていただきます!」やたらサバイバル適性のある彼は、食べ物や寝床、果ては温泉まで確保していき…気づけば無人島とは思えないほど至れり尽くせりな生活に!褒美に何が欲しいか聞くと、マクスウェルはアメリア自身を求めてきて!?
18歳のバースデイパーティーで突然相手の好感度が見えるようになってしまったリシェカ。その上、社交界一の人気で“青の騎士”と名高い侯爵令息ジェイドから縁談を持ちかけられて、大混乱!動転するリシェカにからかうような言葉を言いながら、頭上で点滅する好感度だけはどんどんアップしていく。そんな二人が国を守護するクリスタルの調査に行くことに。えっ!私、魔力ゼロの落ちこぼれなんですけど。初めての試練に気合を入れて挑みます!
おっとり令嬢フローラは、侯爵家の嫡男アドルフと幼馴染。容姿も能力も完璧な彼はーヤキモチ焼きでどこにでもつきまとってくる厄介な存在でもあった。すべてアドルフなりの不器用な愛情表現なのだが、鈍感なフローラには逆効果。しまいには上から目線で求婚したことで、フローラの長年の鬱憤が爆発!「私は貴方が嫌いです!!だから結婚なんて絶対に嫌!!!!」本気の拒絶を目にした彼は動揺し、プライドをかなぐり捨てて方向転換を決意するが!?
ある日、森で引きこもり生活をしていたミチカは川へ洗濯に行くことに。そこへどんぶらこと流れてきたのは大きな桃…ではなく、縦にも横にも大きな領主様だった!?彼は長年見た目のせいで周囲から侮蔑される事に悩んでいたが、ミチカは己のチート能力で呪いが原因と見抜く。ついでに呪いを解いてあげたら彼は目も覚めるような美丈夫に大変身!以来度々川を流れてきては全力アプローチする天然な彼に、ミチカは突っ込みつつも心和むようになりー。
無実の罪で国を追われた王太子・サミュエルの妃だったヴァネッサは、田舎に逃れて男を装い、小説を書いていた。その内容はサミュエルを主人公にした復讐譚。物語は、主人公が王太子に復権し国王にまでのぼり詰め、いよいよ最終章となる恋愛編へ突入。だが恋愛のわからないヴァネッサは続きが書けない。そこへ突如サミュエルが現れて!?「君の望み通り、この国の王になったんだよ」なぜか彼に執着されて、恋愛編の続きを実践することになり…?
伯爵令嬢アネットは、国同士の絆を深めるべく魔人の国に嫁ぐことに。恐ろしい魔人達が棲む国…と噂されていたが、なんと結婚相手の魔王ゼルラクシュは、彼女が前世で全てを捧げていた推しだった!ひと目見た瞬間、あまりの萌え(と魔王の凄まじい覇気)で鼻血を噴出してしまう。このままでは推しにドン引きされて婚約解消の危機!平常心を保つために魔王のぬいぐるみを作って想いをぶつけていたら、そこにまさかの魔王本人の魂が入ってしまい!?
事故のため国家魔術師の職を失ってしまったモニカ。実家からも見放され、魔術道具店で働き始めたところ、美貌の魔術師・スヴェンが連日現れる。スヴェンはモニカと魔力を競い合った元同僚。彼は必ず月長石を買い、モニカに向かってニヤリと不気味な笑みを浮かべるのだ。月長石の石言葉は「恋」。陰キャコミュ障でうまく恋心を口にできないスヴェンは、石に託してモニカに思いを伝えようとする。しかしモニカには全く通じていないようで!?
断罪された直後に時間が巻き戻り、前世の記憶が蘇った悪役令嬢のアリアリリー。しかも婚約者であるマルス王子も一緒!やり直しするなら、恋愛よりも気ままなお一人様ライフを目指したいんですが。しかし性悪のゲームヒロインに入れ込むハズのマルスが、なぜか自分にぐいぐい迫って溺愛してきてーあなた、そんなキャラでしたっけ!?予想外の事態に翻弄されながら、今度こそ処刑フラグを回避したい、稀代の悪女アリアリリーの大反撃!
キッチンカーの運転中、車ごと異世界トリップしちゃった!?そんな花山瑚子を助けたのは、この国で一番の戦闘力を持つミランドラ公爵ノヴェル。一見冷たい彼は瑚子が無性に気になるらしく、親切に保護したのち、何と自らを後見人にしたキッチンカー営業を提案。以来瑚子は、人と魔物が共存する世界で彼と一緒に食材集めや営業に励む。けれどたびたび無茶をするせいでノヴェルとしては気が気じゃない!おかげで彼の過保護モードは日々加速してー?
伯爵令嬢ノイリエには前世の記憶がある。それは当時の夫に塩対応され続けるというもの。今世では恋愛はまっぴらと思っていたのに、前世の夫と名乗る超美形が求婚してきた!?しかも彼ーレイガルドは隣国の公爵閣下で、結婚誓約書まで突き付けてくる熱愛ぶり。前世は会話すらほぼなかったのになぜ?そう思い断るが彼は諦めない。「私をきみの側に置いてほしい」時折暴走しつつも真摯に今のノイリエを愛する彼の姿に心揺れ始めー。
とある事情で女であることを隠し、騎士として鍛錬を重ねるフローリア。偽りを解き少女に戻れるのは、夢の中だけ。美貌の夢魔ルティとの甘い逢瀬が彼女の楽しみだった。そんなある日、ルティから現実でもフローリアを見つけ出すと宣言される。「どんな姿をしていてもひと目顔を見れば必ず君だとわかる」そう告げられて、期待と不安に揺れるフローリア。時を同じくして「氷の貴公子」の異名をもつ騎士隊長アルトゥールとの距離が近づいていき…?第2回Jパブ大賞銀賞受賞。
恋愛願望ゼロのユスティーナは、神から「生涯の伴侶を見つけないと無限ループ」という転生恋愛修行を課されてしまう。せっかく捕まえた婚約者に振られ、焦る彼女が出会ったのは美貌の騎士ヴァルト。「恋愛なんてくだらない」と吐き捨てる彼に、ユスティーナは勢いでプロポーズする。「あなたに恋しない私と結婚しませんか?」無事婚約しミッションクリア!と浮かれるもーなぜかヴァルトが「婚約者らしく振る舞おう」と距離を縮めてきて!?
「きれいなおにいちゃん」ではなく、生涯の伴侶となることをネイトにお願いしたユフィ。「ユフィが真面目で一生懸命で可愛いことは、俺が世界で一番よく知っている」ますますパワーアップするネイトの溺愛っぷりに照れつつも結婚の準備を進めていたがー隣国の王女が突然やってくることになり、なぜかユフィは王太子から王城の侍女に指名されてしまう。そして現れた御一行の中には、褐色の美男子が!しかもネイトの兄を自称していて!?
聖女の家系に生まれたエウリーネは社交もできない真性コミュ障。影に同化し姿を隠す能力を使って一生人目に触れず生きるつもりが、突然高潔と名高き第二王子ジリオスに求婚された!てかコミュ障を奥ゆかしいとか好意的解釈すぎでは!?即行王宮に連れてこられ大パニックな彼女に気付き、ジリオスは言う。まずは初めて会った者同士として少しずつ関係を築いていこうと。そんな優しい彼を支えたいー私、このビミョーな能力でお役に立ってみせます!
公爵令嬢エレナの婚約者は幼い頃に一目惚れされた美貌の王太子ジェリド。その彼が事故で記憶喪失になってしまい、エレナのことを完全に忘れてしまった。「…ってことは、もしかして婚約破棄されるチャンス!?」実はジェリドの重すぎる執着愛に辟易していたのだ。無事、婚約を解消され晴れて自由の身となり喜ぶエレナ。ところがその後も何かと彼はエレナに絡んでくる。しかも以前とは別人のように優しくエレナを気遣い、尊重する姿に心は揺れて!?
国を荒廃させた偽聖女の取り巻きだったイルゼは、現在修道女として清く正しい奉仕の日々。そんな彼女がうっかり聖鳥を手懐けたことで「聖女代理」に任命されてしまった!?どうも聖鳥の力で国が立て直せるらしく、その救済の旅に同行する羽目にーそれも全身板金鎧の怪しい黒騎士リアンとともに。嫌々ながらも各地を飛び回るものの、無口ながらも懸命に支えようとするリアンの気遣いに、イルゼのひねくれた心も次第に解きほぐされていきー?
筋金入りの腐女子から侯爵令嬢に転生したフィニは、今日も今日とて国王ロランの“総受け”妄想に心血を注ぐ日々。月のように冷たい美貌と哀しい生い立ちを持つ彼が、腹心の部下たちに愛される物語を創作して、腐女子の血を滾らせていた。それなのにある日、父である侯爵の勘違いによって、なんとロランの妃候補として後宮入りすることに!?ちょっと待って、私が推しの隣に立ってほしいのは素敵な“攻め”であって、私自身ではないんですけどー!!
伯爵令嬢クローディアは幼い頃血筋と財産目当ての子爵家に嫁ぎ、以来七年絶賛放置状態。こんなクズ、離婚だ!と日々自立の準備に励んでいると何故か公爵令息セオドリックが近づいてきた。「どうせなら派手に復讐してみないか?」って何ですか!?そこから一流の貴婦人となり夫一家を見返してやろうとの計画にのっとり社交界デビュー。それもセオドリックの想い人という設定でーえ、これお芝居よね?色んな意味でドキドキの離婚大作戦ただ今始動!
継母の策略で“人嫌いで常に仮面を被っている”そんな評判の辺境伯ジェラルドのところに嫁ぐことになったクリスタ。戸惑いながらも健気に尽くそうとする彼女に、ジェラルドは妻ではなく跡継ぎが欲しいと冷たく言い放つ。しかし秘密を抱え恋に臆病になっていたジェラルドは、彼女の優しさに触れて心を開き始めー。“信じてる、そして愛してる”恋に不器用な仮面伯爵と心の美しい花嫁が織りなす、すれ違いラブファンタジー。