出版社 : SBクリエイティブ
精霊王オルフェンに創造されたこの世界で、唯一精霊の加護を授からなかったディアン。落ちこぼれと呼ばれる彼とは対照的に、妹は精霊に嫁ぐ名誉を賜った乙女。だが、我が侭ばかりで周囲に甘やかされる妹に不安を募らせていたある日、ディアンは自分の成績が父によって改ざんされていた事を知る。「全てはディアンのためだった」とは納得できずに家を飛び出し、魔物に襲われた彼を助けたのは…不審点しかない男と一匹の狼だった。これは、他者の欲望に振り回され続けた青年と、彼と旅を続けることになったおっさんが結ばれるまでの物語である。
王城で開催された「14歳以上の貴族がお披露目されるパーティー」に参加したケータは、そこで香ばしい匂いに懐かしさを感じた。そこにいたのは、海洋国アマテのスサナ王子。彼は香ばしい匂いのする黒い液体の調味料を知っていたのだ!ずっと探していたものを見つけたケータは、すぐに貿易の交渉を始めるがー。ゆるゆると自由気ままな生活を満喫する幼児の異世界ファンタジー、第四弾!
自分のために祈ったイヴェッタは“ラングツェラトゥ”から追われる身となった。人の世から「出ていけ」と言われたイヴェッタは、大切にしてきたものをすべて捨ててルゴの街を去り、ギュスタヴィアの故郷であるエルフの国へ結婚のため訪れる。かつて国を恐怖と混乱に陥れたギュスタヴィアの帰還に恐れおののきながらも国王ルカは、イヴェッタ一行の滞在を許可する。しかし、エルフの国はイヴェッタをよく思わない者達が大勢いて、結婚準備も困難を極める。さらには祈りを止めたイヴェッタに軍神“ガレス”が牙を剥きー。おっとり聖女の冒険物語、堂々の完結!
人を助けようとして命を落とした元社畜のトウヤ。それを見ていた神様の力で使徒として異世界へ転生することに。与えられたのは、若返った身体と卓越した魔法の才能。多忙な神様に代わり、異世界を見て回ることになったトウヤは、仕事ばかりだった前世からずっと憧れていた旅へ、いざ出発!異世界グルメを堪能したり、見たこともない街を自由に散歩したり。そして道中、困っている人や怪我をした動物を魔法で助けていく。すると、トウヤの周りには豪商や冒険者、さらに神獣まで集まりはじめ!?出会いと別れを繰り返しながら、穏やかな旅路はどこまでも続くー。のんびり気ままな異世界旅行、はじまりの街・フスト編!
かつてその世界で魔法と最強を極め、“賢者”とまで称されながらも『魔法戦闘に最適な紋章』を求めて未来へと転生したマティアス。幸運にも最強の紋章を手に入れたが、転生先の未来では魔法戦闘に最適な紋章が「失格紋」扱いされ、優れた魔法理論さえ退化させられていた。そこに魔族の陰謀を感じ取ったマティアスは、幾多の魔族の挑発を排し、古代文明時代の王グレヴィルを学園の教師に据えて無詠唱魔法復活の礎にすると、ガイアスを蘇生させて世界の脅威“壊星”を宇宙に還し、『破壊の魔族』ザドキルギアスをも退ける。宇宙の魔物の使徒「ミロク」を倒したマティアスは、魔の森に封じられた「グラディス」と呼ばれる強力な将魔族が封印から目覚めたことを察知する。討伐のため魔の森へ向かうが、将魔族については記録が存在せずその場で集めた情報をもとに戦うことを強いられる。攻略方法のない魔族を相手にマティアスが下した決断はー!?
メール小麦を確保するため、小麦運搬船に関する情報を集めるジーン。適任となる船と船長を探していると、精霊からおすすめの人(?)を紹介される。そこに現れたのは…猫の船長!?精霊たちとまったり生活を満喫する異世界ファンタジー、第十一弾!
エリス・ラースはラース侯爵家の令嬢。特に秀でた事もなく、特別に美しいわけでもなく、侯爵家としての家格もさほど高くない、どこにでもいる平凡な令嬢である。…表向きは。狂犬執事も、双子の侍女と侍従も、魔法省の副長官も、みんなエリスに忠誠を誓っている。一体なぜ?エリス・ラースは何者なのか?これは、平凡(に憧れる)令嬢の、平凡からはかけ離れた日常の物語。
「中の人がおじさんでも、怖かったら泣くのです!だって3歳児なので!」若くして一流企業の課長を務めていた主人公は、気が付くと異世界で幼児に転生していた。しかも、この世界では転生者が嫌われ者として扱われている。自分の素性を明かすこともできず、チート能力を誤魔化しながら生活していると、元の世界の親友が現れて…。愛されることに飢えていたおっさんが幼児となって異世界を楽しむ物語。
敵地状態だったリンドベルド公爵領から無事に戻ってきたリーシャは、執事のラグナートから意外な報告を受ける。どうやら、リーシャの実家であるベルディゴ伯爵家が破産状態とのことだった。クロードからどうしたいのかを問われたリーシャは、援助しない方針を決めたのだがー。三食昼寝付き生活を目指す公爵夫人の奮闘記、第三弾!
鬼門にて禍神を倒し、主君の杏樹を護り抜いた月潟零。隣国・錬州と共謀して紫州候の座を纂奪しようとした副堂親子は行方をくらませ、零たちに一時の平穏が訪れる。しかし、錬州との州境の山で異変が発生したとの情報が届く。杏樹の命で零は調査へ赴くのだが、そこで魔獣に襲われている錬州の巫女姫と遭遇し!?失踪した副堂親子、宿敵・錬州から突然の来訪者、そして裏で糸を引く煌都の勢力。平和を望む零と杏樹にかつてない試練が待ち受けるー!
勇者から婚約破棄された聖女・メイリーンはお子さま魔王のおやつ係に任命され、料理に奮闘する毎日。魔界では抹茶にあんこ、おせんべいと『日本のおやつ』が空前の大ブーム!メイリーンのおやつを求めて魔王城に求人応募が殺到、キッチンは大忙し!?おやつ係の活躍は留まるところを知らずお子様ランチを作ったり、魔獣のお肉でバーベキューしたり、栽培したミント畑にもふもふ達がうっかり集まってきたり!!慌ただしくも楽しい日々の中、メイリーンは一大決心をするのだった。一方、メイリーンが去った人間界では国を揺るがす騒動が起こってー!?捨てられた聖女の自由気ままなスローライフ、第二弾!
本に埋もれて死んだはずが、次の瞬間には侯爵家の嫡男メイリーネとして異世界転生。言葉は分かるし、簡単な魔法も使える。神様には会っていないけど、チート能力もばっちり。そんなメイリーネが、チートの限りを尽くして、男友達とわいわい楽しみながら送る優雅な貴族生活、いまスタート!
王都から遠く離れた小さな村に住むラネは、5年前に出て行った婚約者が聖女と結婚する、という話を聞く。もう諦めていたから、なんとも思わない。どうしてか彼は、幼馴染たちを式に招待したいと言っているらしい。王城からの招きを断るわけにはいかず、婚約者と聖女の結婚式に参列することになったラネ。暗い気持ちで出向いた王都である人と出会い、彼女の運命は大きく変わっていく。不幸の中にいたラネが、真実の愛を手に入れる、ハッピーエンドロマンス。
王都での生活に別れを告げて、ついにロクサレンに戻る旅に出たユータたち。シロ車で順調に飛ばしていると、とぼとぼと歩く少年4人組を見つける。いかにも迷子のような様子に、ユータたちは夕食をふるまうことに…。世の中の苦しい部分を見たユータは人として成長するのか?世界の謎にも迫る、ユータのもふもふ異世界ファンタジー、第十四弾!
突然の異世界転移にもかかわらず、楽天的な性格から飄々と異世界を満喫するカエデ。ダリアとバンズが住んでいたホブゴブリンの里まで送り届けるため、迷いの森へ入っていくことに…。そこはいつもと様子が異なっており、さまざまな妖精がやってきてー鋼メンタルのカエデが繰り広げる異世界生活、第三弾!
フローリアがさらわれるという事件により互いへの想いを再確認した二人は、「公爵と側仕え」から特別な関係へと変わった。デジレは恋人になったことでより一層フローリアを溺愛し、屋敷で寄り添ったり一緒にお祭りに行ったりと、甘く穏やかなひと時を過ごす。しかし、フローリアを狙った犯人の存在が二人の心に陰を落としていた。そんな中ついに聖女の儀式の日を迎えるのだが、聖女のレナータではなく、なぜかその場に居合わせたフローリアが封印の儀式を成功させてしまいー。「何が起ころうと、私は変わらずに君の傍にいる」神託の真実ーそこから聖女を巡るすべての真相が紐解かれていく。これは、虐げられていた少女が麗しき主の下で幸せになるまでの恋物語。波乱と感動のクライマックス!
織上高校の料理研究同好会に所属する三人組ー。「私のやらかしを当ててみて?」常にテンションMAXな暴走系ボケ役のナナ。「やだよ面倒臭いし」隠れオタク系ギャルでツッコミ役のユカ。「ばか。頭の中身がサファリパーク」驚異のIQを誇る無気力系不思議ちゃんのシノ。個性あふれる女子高生たちが辛口店主、Vtuber、謎の犯罪組織、異世界人、幽霊、神様たちと織りなす、驚愕の日常を一緒に観察しませんか?部活、バイト、オタ活、動画配信、肝試し、テスト勉強と楽しい日常イベントが満載です。さっくり楽しめるガール・ミーツ・ガール連作短編集!!
あるところに一人の魔女がいました。名前はイレイナ。長い長い、一人ぼっちの旅を続けています。今回、彼女が出会う方々はー。魔物を狩って食材として使う流浪の料理人、いがみ合う山の国の兵士と海の国の兵士たち、自分に自信が持てないが心優しい女性、怪しげな建造物で暮らしている青年、引退した高名な占い師と熱烈なファン、そして、人類を知るために旅をする謎の生物…。「あなたも旅をすればきっと分かりますよ」時に戦い、時に導き、旅の魔女は「別れ」の物語を紡ぎます。
皇帝の十三番目の子供という生まれながらの地位チートに加え、生まれつきレベル∞、かつ、従えた他人の能力を自分の能力にプラスできるというチートスキルを持った、世界最強のステータスを持つノア。天より与えられた才能を持つノアは、帝国に仇なす敵対勢力を制圧した後、残存勢力の事後処理に追われていた。その最中、帝国の弱体化を防ぐためあらたな施策として公共事業に着手し、帝国の税収安定化を図る。しかし、かねてより懸念されていた親王の異変に気付いたノアは遠征を切り上げ、急ぎ帝都へ向かうー。「余は決意をしたよ。帝国皇帝として嫌われ者になる決意を、な」帝国の安寧と民を守るため、ノアは最強の道をひた走る。そして皇帝ノアの革新のもと、帝国のあらたな時代が幕を開ける。