2014年4月発売
“最強の農夫”、“樹上で叫ぶ少女”、“絆で結ばれた牧童たち”が、破壊された農地、山林、牧場を再生すべく蜂起する!!--地図から消えたところで、ミナギの魂は死にはしねえ。怪童・真藤順丈が呼び醒ます、あまりにも力強く、心強い消滅の物語。 “最強の農夫”、“樹上で叫ぶ少女”、“絆で結ばれた牧童たち”が、破壊された農地、山林、牧場を再生すべく蜂起する! あまりにも力強く、心強い消滅の物語。 ー百姓の百ある業のひとつめ、一は一揆だぜ。 第一次産業の村、ミナギ。この地には拳銃があり、自らの畦を超えて乱暴を働く“あぜやぶり”たちがいた。茅葺き屋根が寄り合う退屈な村・ミナギ。悪どい手段で村を変えていく地主と”ネオ農”との争いを描く「拳銃と農夫」。 ー本物のロックは、ずぇぇったいに山を守る! 林野庁の女性職員が樹上で叫び訴える「第二次間伐戦争」。 ー生きてる証拠ならいくらでもあげる 全て壊すという選択は、全て造り直すという選択。 謎の襲撃者から牧場を守るティーンエイジャーの「ガウチョ防衛線」 第一部では農業、第二部では林業、そして第三部では畜産に命を捧げる“あぜやぶり”たちが、かけがえのないもののために蜂起する。 怪童・真藤順丈が圧倒的な才能とセンスで描き尽くした、ハードボイルド第一次産業小説! 第一部 拳銃と農夫 一、農村の音 二、猪男の襲撃 三、百姓には百の仕事がある 四、血の田んぼ 五、世界の果てのカカシ 六、天災と人災 七、老農のため息 八、おやすみ寄合 九、黄金の夜の蜂起 十、晩秋 十一、あぜやぶり、ここに眠る 第二部 第二次間伐戦争 一、光の降る山 二、REAL FOREST-ROCK FESTIVAL 三、開戦の狼煙 四、感取り 五、おばあちゃんと杣 六、ウッドマンの間伐戦争 七、ともに天をいただかず 八、山のロックンロール 九、祝祭のあと 第
ニューヨークに生まれ育ったデイヴィッドの本当の父親はフランス人。だが、母がゆきずりで関係した父についてはほとんどなにも知らない。成長するにつれ、アメリカの俗悪さに心底うんざりしたこの青年は、ヨーロッパ、特にフランス文化への憧れを募らせ、フランスへと旅立つことを決意するのだった。父の、そして敬愛するクロード・モネと印象主義を生み出した国へと。パリに着いたデイヴィッドの旅路はやがて、月刊誌の副編集長を務める冴えない中年男の人生と運命的に交差するーフランスの五大文学賞のひとつ、メディシス賞に輝いた著者の代表作。
刻子とジャンがついにー!?しかし新たな騒動が勃発!?刻子の前に現れた謎の狐面の男。九十九市の危機を予言し、刻子を助けに来たと言って連れ去ろうとするのだがー。美形でオタクなエクソシストと霊感女子高生の除霊ラブコメディ、恋が動く第4弾!
全ボカロファンが泣いた名作4コマストーリーが、新装版で登場。 特別編・書き下ろし新作「リンク」収録。 ---- ブログで発表後にたちまち話題となり、大幅な加筆が施されて書籍化されたベストセラー『みくよん』が、バージョンアップされたブックデザインで登場。 寡黙で内気な少女「ミク」が成長していく過程が描かれた本作の、感動は変わりのない保証付きです。
雨漏りのする屋根の修繕にやってきた工務店の男は永瀬といった。木訥な大男で、仕事ぶりは堅実。彼は妻の死から神経を病み、その治療として夢日記を付けている。永瀬屋根屋によれば、トレーニングによって、誰でも自在に夢を見ることができるという。「奥さんが上手に夢を見ることが出来るごとなったら、私がそのうち素晴らしか所に案内ばしましょう」。以来、二人は夢の中で、法隆寺やフランスの大聖堂へと出かけるのだった。
マンションも買った。車も買った。足らないものは男だけ。桃沢桜子42歳。立志館大学准教授。出世争いには巻き込まないで的な、食事は売れ残り弁当でOK的な合理主義な女。ある朝、田崎教授が大学の玄関ロビーで死んでいた。前日に教授と言い争っていたのを目撃された桜子は警察に事情を聞かれる。一癖も二癖もある教授たちと大人になりきれない学生たち。魑魅魍魎が跋扈する大学内ミステリー。
時は7世紀。唐の皇帝・李世民の姪である翠蘭は、訳あって商家で育てられていた。だが突然の皇帝の命により、唐の公主として吐蕃(チベット)王に嫁ぐことになる。戸惑いながらもその命を受け入れ、翠蘭は吐蕃へと旅立つ。しかし、道中を何者かに奇襲され、翠蘭はリジムと名乗る吐蕃の男とともに降嫁の隊列からはぐれてしまい…。遙かなる大地で、彼女を待ち受けていた運命とは。大河歴史ロマン。
気さくな性格で暢気な高等遊民生活をおくる長野家の次男・二郎。対照的に兄で学者の一郎は常に張りつめた神経を持ち、妻・直と二郎の仲を邪推するまでに精神が追い詰められていた。あるとき彼は二郎に、直の貞操を試すため一夜を共にしてくれないかと言い出す。人を信じ、伸びやかに生きたいと願いながら、出口のない迷宮を巡り続けるひとりの知識人の心理状況を克明に描いた、『こころ』へとつながる「後期3部作」第2弾!写真で見る漱石・用語の注釈・年表・解説文・鑑賞文付き。
大晦日、ロンドンの飛び降り自殺の名所、トッパーズ・ハウスの屋上で、人生に別れを告げようとして上った失意の男女4人が鉢合わせをする。互いの身の上を語り合ううちに、期間を決めて、もう少し生きてみようかという話になり…。全く違うタイプの男女4人が次第に奇妙な友情をはぐくみ、もう一度人生と向き合おうとする姿を、個性豊かな各々の独白でユーモアたっぷりに描く。
ジェイスは、妹ミアと親友ゲイブの婚約パーティーで見かけたケータリングの臨時雇いの女性、ベサニーに心を奪われる。ジェイスには特異な性癖があった。ベッドをともにする女をつねに親友アッシュと共有するのだ。だが、今回ばかりは、アッシュがベサニーに手を触れるのさえ嫌だった。彼女はおれだけのものだ…。愛を交わした翌朝、ベサニーは姿を消す。彼女にも悲しい秘密があった…。全米大ヒット・シリーズ第二弾。
ジェイスはベサニーを妹ミアの開いたクリスマスパーティーに連れて行く。家族の温もりを知らないベサニーを、自分の家族に迎え入れたかったのだ。だが、直情的なジェイスの言動が、「自分はジェイスに信頼されていない、彼にふさわしい女ではない」というベサニーの思いをなかなか溶かさない。ようやく互いの真情が通い合ったとき、ベサニーの“兄”ジャックが危険な厄介ごとを運んできた…。怒濤のラブ・ストーリー。
失業中の青年クレイが、ふとしたきっかけから働くことになった“ミスター・ペナンブラの二十四時間書店”は変わった店だった。まったく繁盛していないのに店名どおり24時間営業で、梯子付きの高い高い棚には、存在しないはずの本(Google検索にもひっかからない!)がぎっしり詰まっているのだ。どうやら暗号で書かれているらしいそれらの本の解読に、クレイは友人たちの力を借りて挑むが、それは500年越しの謎を解き明かす旅の始まりだったーすべての本好き、読書好きに贈る冒険と友情、その他もろもろ盛りだくさんの物語。全米図書館協会アレックス賞受賞作。
相変わらず学校内に住んでいる裏染天馬のもとに持ち込まれる様々な謎。学食の食品をめぐる不可思議な出来事、吹奏楽部内でのトラブル、お祭りの屋台のお釣りにまつわる謎ほかに、裏染の妹の華麗な謎解きを加えた、全五編+「おまけ」つきの痛快推理連作集。『体育館の殺人』『水族館の殺人』につづくシリーズ第三弾。なな、なんと“平成のエラリー・クイーン”が、日常の謎に挑戦。
復活祭まであと少し。教会に眠る聖人のお墓が、考古学研究のため開かれようとしているところ。その発掘現場に居合わせたフレーヴィアは、地下霊廟で失踪したオルガン奏者のおかしな死体を発見してしまう。元気に調べはじめたけれど、とうとう我が家が売り出されることになってしまって…。世界中で大人気の少女探偵フレーヴィア・シリーズ、驚きの展開が待ち受ける第五弾!
水中探査船沈没事件の手がかりを得たIHAのエディ・ワイルドは中国へと飛ぶ。上海の実業家ユエンが、奪われた機密ファイルを所持しているという情報が寄せられたのだ。一方、ニーナは『ヘルモクラテス』の原典をじかに調べる機会に恵まれる。そこで、ヘラクレスの墓の地図らしきものを見つけるが、敵の襲撃を受け、本の一部を奪われてしまう。奪われたページを取り戻すため、ボツワナへと乗り込むが…。上海、ボツワナ、ロンドン、スイス、バハマ、NYを舞台に、スピーディに展開する、ノンストップ・アクション!