2015年6月発売
名探偵ホームズの名ゼリフから導き出された、現代に通じる「仕事の流儀」とは。シャーロッキアンにも、ワトソニアンにも、もちろんビジネスパーソンにも楽しめるライフハック(仕事効率化)・エッセイ。
幼なじみの人権弁護士、マーク・ダーシーとようやく結ばれ、二人の子どもにも恵まれて何ひとつ不自由ない生活を送るブリジット。しかし、幸せいっぱいの家族に突如とんでもない不幸が襲いかかった。最愛の夫マークが紛争地帯で事故に遭い、急逝。もう二度と恋なんてできないと思っていたブリジットは、ツイッターで二十歳も年下の男性、ロクスターと出逢うのだがー。おっちょこちょいで失敗ばかり、悩みは尽きないけれど、それでも前向きに進んでいくブリジットがとびきり魅力的。涙と笑いに満ちた、心揺さぶるジェットコースター・ストーリー。世界中の女性が共感するビタミン小説の決定版!待望の続編!
もう恋なんてしないと思っていたーのに!?フォロワー数に一喜一憂。ツイッターで年下の男の子に夢中になったブリジットの恋の行方は?世界中で愛されたベストセラー、待望の続編!
ベルンカステルによって探偵役を命じられたのは異端審問官・ウィルと、右代宮家次期当主・右代宮理御だった。ベアトリーチェ殺害事件の真相を探るべく、聞き込みを開始する二人。だが、そこで金蔵が語り始めたのは、ベアトと金蔵の秘められた出会いの物語だったー。「うみねこ」シリーズ新解答編がここに開幕!「ベアトリーチェを殺したのは誰?」「殺されたベアトリーチェは誰?」魔女の死の謎と六軒島連続殺人事件の真相。すべての解答が、いま、語られる!!
侯爵家の末娘セリアは、自分が女性らしくないことに人知れず劣等感を抱いてきた。恋に臆病なのもそのためだが、彼女が結婚しなければきょうだい全員が財産を相続できない。覚悟を決めて花婿候補三名を選び、腕利きの捜査官ジャクソン・ピンターに人物調査を依頼する。一方、セリアに強く惹かれる気持ちを身分違いと抑えてきたピンターにとって、候補の三人とも彼女にはふさわしいと思えない。花婿候補を集めた舞踏会の夜、ピンターは思わず…ベストセラー作家の大人気シリーズ、感動の大団円!
ジェシカたちが捜査に乗り出したころ、ジャイルズ・ガーランは画廊経営者と接触していた。殺害した女性の背骨を抜き取り骨髄液をすするという凶行を重ねるジャイルズ。彼は芸術家として、被害者の背骨を用いたアート作品で美術界に旋風を巻き起こすことを夢見ていた。シカゴに舞台を移し、犯人とFBIとの苛烈な攻防が繰り広げられるなか、ジェシカは犯人と自分のあいだにある意外な因縁を知る。やがて殺人鬼の魔手はジェシカのもとへと迫り…大人気サイコ・スリラー・シリーズ、ここに完結!
遺言状 聖域 右手の秘密 乗り越えるべき試練 心の鍵 書斎のすすめ 読書が「人生の扉」をひらく 序 章 なぜ心もお風呂に入らないの? 第1の扉 書斎では「心の汚れ」を洗い流す 第2の扉 「人生の方針」は書斎で見つかる 第3の扉 書斎で裸の自分と語り合う 第4の扉 読書で「運命の人」と出会える 第5の扉 書斎で「生きる力」が磨かれる 第6の扉 ブックルネサンスで世の中が変わる エピローグ 最初の涙 あとがき
ー俺は、カインだったんだー深夜、謎めいた電話を受けた少年が貴船山中の廃墟で見出したのは、ふたりの兄たちの無惨な死体だった。アベルを殺したのがカインなら、カインを殺したのは誰なのか。天才建築家・橘霆の胸中に眠る愛の記憶。あえかなる水琴窟の音色の彼方に桜井京介がたどり着いた情景とは。旧約聖書に書かれた人類最古の殺人をモチーフに描く表題作(「誰がカインを殺したか」)ほか、慈しみに溢れた傑作短編4編を収録。
タイムマシンを使って時代を行き来し、自分たちの世界の危機を救った未来S高校航時部の五人。ボーイッシュな美少女・黎、おしゃれ歴女(実は♂)・真琴、ドジな小坊主・越人、戦闘少女・凛音、探偵団の頭脳・学。TPから、大阪城内で失踪したアンドロイド捜索の要請を受けて、彼らはまたもや時空を超えるはめに。行き先は、悲劇の武将、真田幸村が活躍する大坂夏の陣。調査を開始するやいなや、本来なら夏の陣が終わってから自害するはずの淀君が暗殺されてしまった!このままでは歴史が変わり、未来の平和まで崩れてしまう。学が思いついた起死回生の秘策とは!?殺人事件の犯人は?
大物ギャングだった亡父の跡を継がず、時計職人として暮らすジョー。しかし謎の機械を修理したことをきっかけに、その平穏な生活は叩きつぶされる。疾風怒濤の傑作エンタテイメント・ミステリ!
毎週金曜の夜、刑事のデイビッドは妻を連れ、ブロンクスの実家へママを訪れる。ディナーの席でいつもママが聞きたがるのは捜査中の殺人事件の話。ママは“簡単な質問”をいくつかするだけで、何週間も警察を悩ませている事件をいともたやすく解決してしまう。用いるのは世間一般の常識、人間心理を見抜く目、豊富な人生経験のみ。安楽椅子探偵ものの最高峰と称される“ブロンクスのママ”シリーズ、傑作短篇8篇を収録。
時は、大正のはじめ。26歳のまっすぐで血気盛んな青年北川光雄は、絶世の美女、野末秋子に出会った。場所は、九州・長崎県の片田舎にある幽霊塔と呼ばれる時計塔。惨殺された老婆が幽霊となって徘徊すると噂されるところだった。秋子は、そんな場所で何をしようとしていたのか。秘密を抱えた秋子に、光雄は惹かれていき…。夥しい数のクモを飼う男、「救い主」と呼ばれる不思議な医学博士、猿をつれた太った女ー怪しい人物たちが二人の周囲で暗躍する。そして時計塔の秘密とは?江戸川乱歩の名作が、宮崎駿のカラー口絵とともに蘇る!波乱万丈、怪奇ロマン。
吉原の大見世・扇屋の禿であるおいちは、自分が青海藩高森家のお姫様として生まれたことを知らずに育った。しかも双子の姉がいるなんて!占い師の「女の双子が生まれたならば二人を共に育ててはならぬ。さもなくば必ず高森家は呪われて、一代で滅びるであろう。しかし一人だけを残すならば、千代まで続くであろう」という予言によって、生まれたばかりのおいちは屋敷の外へ出されたのだった。本に関わる仕事がしたいと願うおいちと、意に添わぬ縁談が進む姉の千代姫は、運命に導かれ巡り会う。生まれてすぐに引き裂かれた姉妹が巻き起こす、入れ替わり騒動記!
小説家の私は、末娘の問題行動を機に、半年ほどセラピストとの対話を続けていた。よき母親を目指してきたが、家族との不協和音に自身の精神状態も追い詰められていた。夫婦の再和合を目的に、南国の地へ旅に出かけるものの、その旅先で夫と問答してしまう私。セラピストとの会話を反芻し、現地の男とのエロティックな対話や経るうち、家庭内の問題や、自身が抱える心の闇の根源に気づくが…。妻、母、そしてひとりの女として「性」と向き合い、既成の価値感から自己を解放していく姿を大胆に描いた革新的小説!
幻の狩猟民族の末裔を探索して北海道・知床半島で消息を絶った鴫沢澄夫。大学で考古学を専攻する私は、友人である鴫沢が主宰する北方の狩猟文化をテーマとした研究会にも顔を出していた。姿を消した鴫沢を追って、私は彼に心を寄せていた女性、奈美とともに、北海道に渡る前に出かけていたという新潟と山形の県境の山村へと旅立つ。その地は研究会にも参加していた考古学の権威、環教授がかつて調査に赴いた場所であり、そこで私は鴫沢と環教授の不思議な連環に気づくのだった。人間の存在の根源を問う凄絶なる歴史ミステリの傑作を二十九年の時を経て初文庫化。
遠い号砲が、オジイの戦争の記憶を呼び覚ます。悪戯者の猿は、オバアの血を騒がせる。冥界から使者が訪れ、水死人は姿を変えて帰還するー。『九年前の祈り』の新芥川賞作家、奇想あふれる6篇。最初の作品から20年の光跡を示す魅惑の短篇集。