小説むすび | 2015年9月10日発売

2015年9月10日発売

地上生活者 第5部 邂逅と思索地上生活者 第5部 邂逅と思索

著者

李恢成

出版社

講談社

発売日

2015年9月10日 発売

樺太(サハリン)から、敗戦の後逃げ帰った朝鮮人一家。その中に主人公・愚哲がいた。彼は極貧のなか札幌で育ち、紆余曲折を経て早稲田大学へと進む。日本にある朝鮮のメディアで働くこととなったが、次第に疑問を感じるようになる。そんな折書いた小説が文芸誌の新人賞を受賞し人生が変わっていく。 樺太(サハリン)から、敗戦の後逃げ帰った朝鮮人一家。その中に主人公・愚哲がいた。 彼は極貧のなか札幌で育ち、紆余曲折を経て早稲田大学へと進む。日本にある朝鮮のメディアで働くこととなったが、次第に疑問を感じるようになる。そんな折書いた小説が文芸誌の新人賞を受賞し人生が変わっていく。 作家とて大成していくが、あることがきっかけで小説を書かなくなった愚哲はソ連作家同盟の招待で故郷ともいえるサハリンの地を踏むことに。 そして、西ドイツで韓国人学究研究団体の招きで「在日」とし民主主義の講演をしたが、その地で、若い女性物理学者と恋に落ちてしまう。帰国して彼は妻にそのことを伝え別れを切り出されるのであった。 第一章 小説家が書けなくなるとき 第二章 島 第三章 ヨーロッパ 第四章 西ドイツ 第五章 家族の行方

その可能性はすでに考えたその可能性はすでに考えた

出版社

講談社

発売日

2015年9月10日 発売

かつて、カルト宗教団体が首を斬り落とす集団自殺を行った。唯一の生き残りの少女は、その事件の謎を解くために、青髪の探偵・上苙丞とフーリンのもとを訪れる。彼女には、ともに暮らした少年が首を斬り落とされたまま、少女を抱きかかえ運んだ、という記憶があったのだ!探偵は、奇蹟がこの世に存在することを証明するため、すべてのトリックが不成立であることを立証する!! 第16回 本格ミステリ大賞候補 ミステリが読みたい! 2016年版(早川書房) 2016本格ミステリ・ベスト10(原書房) このミステリーがすごい!2016年版(宝島社) 週刊文春ミステリーベスト10 2015年(文藝春秋) 読者に勧める黄金の本格ミステリー(南雲堂) キノベス!2016(紀伊國屋書店) すべてにランクインする、その可能性はすでに考えていた! 「謎はすべて解けました。これはーー奇蹟です。」 かつて、カルト宗教団体が首を斬り落とす集団自殺を行った。 その十数年後、唯一の生き残りの少女は事件の謎を解くために、 青髪の探偵・上苙丞(うえおろじょう)と相棒のフーリンのもとを訪れる。 彼女の中に眠る、不可思議な記憶。 それは、ともに暮らした少年が首を切り落とされながらも、 少女の命を守るため、彼女を抱きかかえ運んだ、というものだったーー。 首なし聖人の伝説を彷彿とさせる、その奇跡の正体とは……!? 探偵は、奇蹟がこの世に存在することを証明するため、 すべてのトリックが不成立であることを立証する!! 第一章 吉凶莫測 第二章 避坑落井 第三章 坐井観天 第四章 黒寡妃球腹蛛 第五章 女鬼面具 第六章 万分可笑

サマーブロンドサマーブロンド

レイモンド・カーヴァーのペシミズム、ミランダ・ジュライの孤独感、ウディ・アレンのロマンティシズム、ジム・ジャームッシュのオフ・ビート感を併せ持つアメリカン・グラフィック・ノヴェルの旗手、エイドリアン・トミネによる傑作短篇集がついに登場! 〈グラフィックスに描かれた私小説の迷路を アメリカの英語でたどる創造的なよろこびを 僕は発見した。迷路に出口はおそらくない。 しかし、自分たちの日々というものをめぐって 考えるための材料は、いくらでもある。 読み終わって僕はいまもなお、考え続けている〉 片岡義男 1枚のはがきが届く。それはある物語の完璧な始まりだった……学生時代の憧れの女の子を追い求める若手作家、仕事もクビになってヤケになり、ある気晴らしに耽る元天才少女、片想いの娘を“救済”しようとするストーカー体質の男、ちょっぴり居心地の悪い高校生活を送る少年少女たちーー〈自分の中で何かが決定的に変わる瞬間〉が訪れるのを待つ人々を鮮やかに描くビタースイートな4つの青春小説。 解説:川崎大助

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