小説むすび | 2017年5月17日発売

2017年5月17日発売

人質オペラ人質オペラ

著者

荒木源

出版社

講談社

発売日

2017年5月17日 発売

和田秀樹さん(精神科医)、書店員さん大絶賛。-------------------------------------------------------自己責任社会の不条理と希望を描いた、まさに今読みたい一冊!------------------------------------------------------- 和田秀樹さん(精神科医)、書店員さん大絶賛。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 自己責任社会の不条理と希望を描いた、まさに今読みたい一冊! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー この冷たい国に、温かい涙は流れるか?  参院選が迫るある日、日本人女性がトルコでIHOの人質になった。解放のため多額の身代金を要求された官邸と外務省は、しかしさほど慌てなかった。「人命は地球より重い」なんて昔の話。日本はアメリカの方針(=テロリストに何も与えない)に、従うまでだ。  さあ、「自己責任」の世論を盛り上げて。公安に彼女の身内を探らせれば、ホコリぐらい出るでしょうーー解決の算段をつけ、選挙での圧勝を目論む冷徹な官房長官・安井聡美だったが、およそく予測できない展開が待ち受けていた! :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 複雑な社会に、複雑な希望を。 いまイチバン映画化したい、注目の小説! 第一章 人質 第二章 二人目 第三章 転進 第四章 混乱 第五章 噴出 第六章 戦場 第七章 桜の木の下で

フォークロアの鍵フォークロアの鍵

出版社

講談社

発売日

2017年5月17日 発売

羽野千夏は、民俗学の「口頭伝承」を研究する大学生。“消えない記憶”に興味を持ち、認知症グループホーム「風の里」を訪れた。出迎えたのは、ひと癖もふた癖もある老人たち。なかでも「くノ一」と呼ばれる老女・ルリ子は、夕方になるとホームから脱走を図る強者。ほとんど会話が成り立たないはずの彼女が発した「おろんくち」という言葉に、千夏は妙な引っ掛かりを覚え、相棒・大地と記憶の森に潜り込むが……! 羽野千夏は、民俗学の「口頭伝承」を研究する大学生。“消えない記憶”に興味を持ち、認知症グループホーム「風の里」を訪れた。出迎えたのは、「色武者」や「電波塔」などとあだ名される、ひと癖もふた癖もある老人たち。なかでも「くノ一」と呼ばれる老女・ルリ子は、夕方になるとホームから脱走を図る強者。ほとんど会話が成り立たないはずの彼女が発した「おろんくち」という言葉に、千夏は妙な引っ掛かりを覚える。記憶の森に潜り込む千夏と相棒の大地。二人を待っていたものは……! 第一章 むかしむかし、あるところに 第二章 「おろんくち」の意味を知りませんか? 第三章 手続き記憶 第四章 まだ息がある 第五章 赤ん坊の泣き声と木 第六章 伝えたい、伝わらない

涙雨のむこうに涙雨のむこうに

たいせつな人はみな去っていった。 もう涙は涸れたはずなのに、再び……。 教師のリーサは事故に遭い、友人を失ったうえ、体に大きな傷を負った。 退院後は、人前に出るのが怖くて教職に復帰できず、 婚約者もそんな彼女を見捨てて去っていった。 悲しみに沈むリーサは、傷心を癒やすため遠くの地で新生活を送ろうと、 叔母の旧友一家のもとで住み込みのナニーをすることにした。 両親を亡くした幼い双子の世話は楽しかったが、 子供たちの伯父アダムだけは彼女に容赦なく厳しい目を向けた。 秩序ばかり求める彼の姿勢には、幼子への同情や思いやりは微塵もなく、 まだ足を引きずる彼女の能力に関しても疑念を口にしてはばからない。 思わず悔し涙が溢れ、リーサの瞳に映る彼の冷たく美しい顔が歪んだーー 名匠Y・ウィタルの稀少な未邦訳作品をお届けします。事故の後遺症に悩むヒロインは、年上の冷徹な雇い主に泣かされ、1カ月の試用期間のあいだに仕事を全うできなければ即解雇という厳しい条件を突きつけられます。けなげな彼女の頑張りにぜひご注目ください。

シンデレラの最後の恋シンデレラの最後の恋

愛されなくてもいい。一夜だけ、 あなたのシンデレラになれれば。 自分に自信のないララは、ある日、絶望の淵に突き落とされた。 恋人の裏切りを目撃し家を飛び出したら、どしゃ降りに見舞われたのだ。 よるべのない彼女は身も心もぼろぼろになり、 やむなく雇い主夫妻を頼って、ナニーとして働く屋敷を訪れた。 運よく、夫妻が休暇旅行で留守にするあいだ滞在を許されるが、 そこには思いがけない人物がいたーー雇い主の親友で大富豪のルーベン。 彼も事情があって一時的にこの屋敷に滞在しなければならないという。 こんなにハンサムな男性と二人きり、一つ屋根の下で過ごすなんて! だが、ララは思わず覚えた胸の高鳴りを戒め、もう恋はしないと誓った。 片や取り柄のないナニーと、片や大富豪……分不相応な恋ならなおさら。 2016年度RITA賞の最終候補に2作品同時にノミネートされた、飛ぶ鳥を落とす勢いの実力派作家スカーレット・ウィルソン。その2部作〈愛しの億万長者〉の第1話をお届けします。失恋したヒロインを癒やす、大富豪の甘い甘い誘惑をお楽しみください!

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