小説むすび | 2019年1月11日発売

2019年1月11日発売

微笑みを忘れた富豪微笑みを忘れた富豪

運命の男性のそばにいられる条件ーー それは、恋心は友情に隠すこと。 ハンサムなライアンと外国のビーチで過ごした夢のような1週間のあと、 マリアンナは赤ちゃんができたことに気づいた。 だが、再会した彼は高級スーツに身を包み、別人のように冷たかった。 動揺と緊張のあまり、妊娠したと告げるのがやっとのマリアンナに、 薄情な富豪はこう言い放ったのだ。「ぼくは欲しくなかった」 もうここにはいられない。彼女は逃げるように家へ帰った。 ところが翌日、ライアンはなぜかマリアンナを捜して会いに来たうえ、 体調を気づかい、子どもをいっしょに育てたいと切り出した。 胸をときめかせるマリアンナだったが、続く言葉が彼女の心をえぐった。 「だが、きみと結婚はできない」 子どものためにいい父親になりたいヒーローには、幼いころに離婚した両親から邪険にされて育った、悲しい過去がありました。かたくなに愛と結婚を拒む彼に、ヒロインの切なる思いは届くのでしょうか。読むにつれ、思わず主人公たちを応援したくなる一冊です。

恋とため息と伯爵と恋とため息と伯爵と

ためらい、迷い、ようやくつかんだ。 この愛を、もう二度と放したくない。 半年の仕事のためイタリアに来ているジンジャーは、 関係者が集う船上ディナーに招待された。 船のオーナーである大富豪ヴィットリオと目が合った瞬間、 圧倒的な魅力に心を奪われると同時に、罪悪感に襲われた。 病の夫を亡くして2年がたったとはいえ別の男性に惹かれるなんて……。 それでも、ともに過ごす時間が増えるにつれ恋心は募っていき、 ヴィットリオも彼女を憎からず思ってくれている気がして嬉しかった。 ところがある日、ジンジャーの前にヴィットリオの母親が現れ、 冷たい態度で接してきたかと思うと、衝撃の言葉を放った! 「あなた、息子がもうすぐ結婚することは聞いているの?」 それぞれ心に傷を抱えた3人のヒロインが、ヨーロッパで運命の人と出会う大好評3部作、〈大富豪の青い鳥〉第2話をお届けします。本作は、前作のフランス公爵に負けず劣らずの美形イタリア伯爵との一筋縄ではいかない恋が描かれるシンデレラ・ストーリーです!

天国から届いた贈り物天国から届いた贈り物

億万長者と歩む未来は、 すでに破れた夢なのに……。 最愛の兄の訃報に打ちのめされたカミラは、 悲嘆にくれていたある日、思いがけない人物の訪問を受けた。 ノア・グラントーー巻き毛の黒髪と青い瞳を持つ億万長者。 3年前、カミラはもうこれ以上愛する人を亡くしたくなかったから、 命がけの仕事に就くノアに別れを告げたのだった。 赴任先でカミラの兄と行動をともにしていたノアは、 今わの際の兄から妹への贈り物を預かっており、それを渡しに来たという。 ノアの子供を密かに産んで育てているカミラの心はかき乱された。 彼の胸に飛び込んで息子の存在を伝えたいけれど、そんなことはできない。 あの至福のときは過ぎ去り、愛は終わりを迎えたのだから。 『孤高の石油王の花嫁』で読者から大好評の愛なき契約結婚ものを描いたサラ・オーウィグ。彼女が今回お届けするのは、涙なくしては読めないシークレットベビーの物語です。ヒロインの亡き兄の遺志が無事に果たされることを願わずにはいられない感動作です。

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