2020年1月14日発売
表向きは洋食店、裏では藩主須賀原家の間諜として暗中飛躍する秋月と山蔭に拾われ「しのびパーラー」で働く兎目。彼らの正体を知った兎目は二人の仕事を手伝いたいと願い、渋る山蔭を説き伏せる形で「草」の一員となる。そんなある日、雇い主の周良が持ち込んできた仕事は勲功華族岩間子爵の長男・寿元の素行調査。寿元の屋敷に迎えられた行儀見習いの少女たちが、次々と行方不明になっているというのだがー。
暗殺者の凶刃に倒れ六十年の生涯を閉じたオーストリア皇妃エリザベート。ところが、一回目の人生の記憶そのままに、六歳の少女時代へ逆戻り!?二度と不幸な人生は歩みたくないと、運命の分岐点だったフランツ・ヨーゼフとの出会いを回避し、見初められることのないようガリ勉少女に変貌を遂げるのだが…。転生エリザベートと堅物皇帝フランツ・ヨーゼフの二度目の出会いと恋を描く、甘く瑞々しい歴史ファンタジー。
見習い魔女はじめました!? 無自覚タラシ ( 兄 ) & ドS ( 弟 ) な双子がふるまう優しく包み込む一皿と一杯 異国情緒あふれる街、神戸市北野。異人館街の一角に店を構える『ステラ・アルカ』は、悩みを抱える人以外お断りの、ちょっと不思議な紅茶店。 とある事情により店を訪れた千優を出迎えたのは、美麗だが謎めいた双子・響と奏。 無表情な兄と常に笑顔の弟が織りなす、心身ともにボロボロな千優だけのための、温かく滋味あふれる料理と紅茶ーー すっかり魅了され客として通うも、思いがけず店で働かないかと打診された千優は…
のちの重要な伏線となるワーテルローの戦い、その重厚な歴史語りをはさみ物語はつづく。ファンチーヌとの約束を果たすべくジャン・ヴァルジャンは脱獄、守銭奴テナルディエ夫婦の狡知からついにコゼットを救いだす。パリへの逃避行とジャヴェールの追跡、ふたりに刻々と迫る警察の完全包囲網、絶体絶命の苦境からの奇跡の脱出劇。
「退職金よ」 そういってエイガに与えられたのは辺境の領地だった。 これまで勇者パーティを育てて来たエイガだったが 彼自身の才能は「育成」に特化しており、 とうとう仲間たちに付いていくことができなくなってしまった。 一線を退いて静かに暮らそうと領地に赴いたエイガが目にしたのはーー 「強国」の素養を持ち、大いなる潜在力を秘めた自領の姿だった。 育成に優れるエイガの目は見抜いていた。 この地には豊富な資源があり、優秀な人材を数多く抱えることを。 「俺が育成すれば、魔王とか倒せる領地になるんじゃないか?」 最強の指導者と最高の適性を持つ領地が奇蹟の融合! 領主となったエイガは、みずからの領地を率いて かつての仲間たちと見た夢を超えていく!
風竜王の宮殿を昏き者どもから取り戻し、平穏な日々を送るラックたち。「がっはっは!人族は仕事とかあって大変であるなー!竜族はさぼっておけば父ちゃんが適当にやってくれるのだ!」「ケーテよ。人族とうまくやっているのはいいことだが、だからといって公務をさぼってもいいとでも?」すっかりご機嫌なケーテの前に現れたのは、ドルゴ。早くから風竜王の座を娘に譲ったケーテの父だった。一転しょぼくれて謝罪するケーテ。他方、ドルゴも娘を叱るためにラックのところに来たわけではなかった。ドルゴ曰く、水竜族の集落が昏き者どもに狙われているという。水竜族は先代の王が不慮の事故で亡くなり、後継者は幼い娘が一人だけで庇護者がいないらしい。昏き者どもが関わっている以上、放っておくわけにはいかない。ラックは仲間と力を合わせると、水竜族を護るべく動き始めるがー!?「今までずっと隠していましたが、実は、ぼく…」思わぬところからルッチラの秘密も明らかになる、元・勇者パーティーの最強魔導士ラックが、愉快で強い仲間たちと、時にのんびり、時に無双して楽しい毎日を過ごす大人気ストーリー、第4弾!!
「面白い依頼だな。受けてやろう」俺はその得体の知れない依頼人からの仕事を承諾した。「やった!…ありがとうございます!あなたに断られたら、私は死を待つばかりでした!」「…大げさだな。たかがゲームくらいで」「え?たかがゲーム…じゃ、ないですよ?」『女神ミーゼス』を自称する依頼人はーきょとんとした声で言い…俺は異世界に転送された。その世界では、女神ミーゼスは戦いに敗れ、異世界の神によって滅ぼされつつあった。女神は最後の望みを賭けて、最強の暗殺者に依頼を出す。生産職でありながら毒物や爆発物など、あらゆる手段を駆使して標的を抹殺する暗殺者レイト。任務達成率99.9%という驚異的な実績を誇る彼は、女神からの依頼を快諾した。暗殺対象は神ー最強の暗殺者の伝説が幕を開ける!!!
かつてその世界で魔法と最強を極め、“賢者”とまで称されながらも『魔法戦闘に最適な紋章』を求めて未来へと転生したマティアス。幸運にも一度目の転生で最強の紋章を手に入れられたが、転生先の未来では魔法戦闘に最適な紋章が「失格紋」扱いされ、優れた魔法理論さえ退化させられていた。そこに魔族の陰謀を感じ取った彼は、最悪の魔族を葬ると、一度は敵となった古代文明時代の王グレヴィルと疎通し、無詠唱魔法の普及に尽くすべく彼を王立第二学園の教師に据える。加えて、グレヴィルより新たな脅威「壊星」について聞いたマティアスは、過去の自分・ガイアスを蘇生させることで「壊星」を宇宙に還すことに成功するが、それに伴い発見された資料は、別の「混沌の魔族」の存在を示唆していた。「混沌の魔族」に立ち向かう武器「人食らう刃」を上級魔族から奪還した彼は、それを龍脈に接続すると、ついに『破壊の魔族』ザドキルギアスと激突するー!!