小説むすび | 2020年11月6日発売

2020年11月6日発売

あなたのいないクリスマスあなたのいないクリスマス

偽りの恋人はプレイボーイの億万長者。 クリスマスが終われば去っていく。 北イタリアの高級リゾートホテルで働くロージーは、 クリスマスまであと3週間と迫ったある日、 イギリスから訪ねてきた姉の話に衝撃を受けた。 落ち着いた生活をしていないロージーをひどく心配した両親が、 ふさわしい交際相手を用意したというのだ。 なんてこと! 取り乱したロージーは、とっさに嘘をついた。 「いまロビーにいる、あのすてきな男性と恋に落ちてしまったの」 ロージーは思いもよらなかった。 その男性が億万長者の実業家マッテオ・モレッティで、 彼の婚約者を演じることになり、身も心も奪われてしまうとは……。 重要な契約をまとめるためのお芝居とわかっていながら、ヒーローと熱愛中のカップルを演じるうち、ヒロインはなすすべもなく彼に惹かれ身を捧げます。でも彼は永遠の愛など信じない男性で……。熟練のロマンス作家C・ウィリアムズの秀作をご堪能ください。

花婿への愛は秘密花婿への愛は秘密

孤高の富豪に捧げた夜は、 無垢な乙女に思わぬ誤算をもたらした。 リアは友人のバレエ公演会場のロビーで途方にくれていた。 チケットが見つからない……。と、現れた美貌の黒髪の男性に チケットを譲られ安堵する。いったい誰なのかしら? その夜、公演後の祝賀パーティで偶然再会した彼は テオドロス・サバスーーギリシアの富裕な銀行CEOだった。 身長が高すぎるのがコンプレックスで恋に臆病なリアだったが、 彼の巧みでセクシーな誘惑に、初めての情熱をかきたてられ、 気づけば熱く応えていた。ああ、彼は明日帰国してしまうのに。 なぜこんなにも彼に惹かれるの? 純潔を捧げたリアは、 やがてテオの銀行を訪ねるーー妊娠を告げるために。 リアが銀行の受付で追い返されかけたとき、現れたテオは、妊娠を知ると、子供のための別居結婚を提案。リアは愛のないプロポーズにショックを受けますが、おなかの子を思うと拒めなくて……。セクシーな作風で人気のN・アンダーソンが綴るピュアな初恋物語。

摩天楼のサンタクロース摩天楼のサンタクロース

クリスマスの喜びを彼と一緒に……。 ただそれだけが、シンデレラの願い。 毎週水曜日、ペッパーは朝から落ち着かず期待に胸を高鳴らせる。 彼女の小さなベーカリーに、サイモンというすてきな客が来店するから。 出逢って5カ月近くがたったころ、彼が大企業のCEOと知って驚いた。 ペッパーは8歳で母と死に別れ、その後、育ててくれた祖母も亡くなって 天涯孤独となってからは店の2階を住まいに、つましく暮らしてきた。 そんな自分には、サイモンは手の届かない遠い存在に思えたが、 彼の会社のパーティを手伝った夜、二人の間の壁が崩れ、情熱が溢れた。 だが、NYで最もセクシーで勢いのある実業家とされるサイモンとの恋は 世間の注目を集め、ペッパーは彼に迷惑をかけまいと別れを告げる。 ほどなく店と家を焼け出され、予期せぬ妊娠まで判明するとは……! おなかの子には、父親の顔を知らずに育った自分と同じ思いはさせたくないペッパー。ゆえあって生涯独り身を決め込むサイモンの決断は? クリスマスが嫌いなサイモンと、クリスマスが大好きなペッパーが粉雪舞う季節に繰り広げる、愛おしくて感動的なロマンス!

裏切りののちに裏切りののちに

この胸が痛いのは、捨てられた記憶と、 あの頃のままの、あなたのせい……。 シドニーのさる裕福な実業家が隣の屋敷を買ったと聞いたキャシー。 屋敷内の品々が競売にかけられるというので行ってみると、 新しい主としてそこにいたのは、なんとダン・マッケイだったーー 9年前、妻の存在を隠し、二十歳のキャシーに甘い恋を経験させながら、 突然〈ぼくのことは忘れてくれ〉という手紙一つで彼女を捨てた男! でも、精悍な黒い瞳も、長身の体も、胸が痛くなるほど昔のままだ。 思わぬ再会に動揺するキャシーをもてあそぶように、ダンが唇を奪う。 だめよ、二度と彼を信じたり、近づけたりしては。 私には守るべき者がーーダンに知らせずに産んだ子がいるのだから。 するとそこへ、父親譲りの漆黒の目をした息子が駆けてきた。「ママ!」 大ベテラン作家ミランダ・リーによる、シークレットベビー物語。裏切られた心の傷はまだ癒えていないと、ダンを遠ざけようとするキャシーですが、たった一度のキスであの頃の感覚がいっきに目覚めてしまい……。ダンが彼女のもとを去った理由とは、いったい?

恋に落ちたシンデレラ恋に落ちたシンデレラ

病気になった母の代わりにずっと家事をしてきたエリーは、 父の再婚後も、継母と義理の姉たちの分まで働かされてきた。 今は父も亡くなり、その遺産を元手にケータリング業を始めた継母に こき使われながらも、いつかは自分のレストランを開く夢を抱いている。 そんなある日、大富豪投資家の邸宅でパーティが開かれることになり、 実の娘たちを裕福な男性と結婚させようともくろむ継母を尻目に、 エリーはいつものように裏方として厨房で立ち働いていた。 そこへ不意に、ダークスーツの長身の男性が現れ、エリーは息をのんだ。 ジャック・マーティンーー血も涙もない男が、ここの主人だったなんて。 半月前、私の夢を、始める前に潰れると馬鹿にして投資を断った彼が! 〈わがままな継母の陰で〉と題して、義理の母や姉にいじめられるシンデレラの物語をお届けします。心をこめて作った料理が、まさかお金のことしか頭にない冷血な大富豪のためとは思いもしなかったエリー。案の定、彼はエリーのことを覚えていない様子で……。

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