小説むすび | 2020年12月16日発売

2020年12月16日発売

ダリウスは今日も生きづらいダリウスは今日も生きづらい

「大丈夫じゃなくても、大丈夫。」 生きづらいあなたへ贈る、友情と成長の物語。 イラン出身の母と白人の父をもつ、ペルシア系アメリカ人のダリウス。 家でも学校でも疎外感を覚える彼は、母の故郷ヤズドを家族で訪れることに。 そこではじめての友達を見つけ……。 民族、人種、性的指向、うつ病、多重のアイデンティティに悩む16歳の青春物語。 ◎ウィリアム・C・モリス賞受賞 ◎ボストングローブ・ホーンブック賞フィクションと詩部門オナー受賞 ◎Asian/Pacific American Awards for Literature ヤングアダルト文学部門受賞 ◎Lambda Literary Awards 児童・ヤングアダルト部門最終候補作 [アメリカの様々な年間ベストブックスに選出されました!] タイムズ/ウォール・ストリート・ジャーナル/バズ・フィード/パブリッシャーズ・ウィークリー/カーカス・レビュー/ニューヨーク公共図書館/ブック・エキスポ・アメリカ ほか多数 【著者略歴】 アディーブ・コラーム Adib Khorram 作家、グラフィックデザイナー、お茶愛好家。アメリカ合衆国のミズーリ州カンザスシティで育つ。南イリノイ大学でデザインと舞台技術を学ぶ。 その後イベント会社に勤務するかたわら、2018年に『ダリウスは今日も生きづらい』でデビュー。本書はウィリアム・C・モリス賞や、ボストングローブ・ホーンブック賞オナーなど様々な賞を受賞した。 執筆以外の時間は、ルッツ・ジャンプの練習をしたり、ヨガで逆立ちをしたり、ウーロン茶を淹れたりしている。 【訳者略歴】 三辺律子(さんべ・りつこ) 東京都生まれ。英米文学翻訳家。白百合女子大学大学院文学研究科児童文学専攻修士課程修了。訳書にジャンディ・ネルソン『君に太陽を』(集英社文庫)、デイヴィッド・レヴィサン『エヴリデイ』(小峰書店)、ジョーン・エイキン『月のケーキ』(東京創元社)など多数。 【原書タイトル】 DARIUS THE GREAT IS NOT OKAY

彩無き世界のノスタルジア彩無き世界のノスタルジア

著者

行成薫

出版社

集英社

発売日

2020年12月16日 発売

過去を捨て、裏社会で生きる「交渉屋」のキダ。キダに仕事を発注、交渉時に使用する銃器や爆発物を調達するなど、表向きの輸入代行業とは別に裏稼業を営む会社「川端洋行」に、ある日両親を殺されたという少女・彩葉(いろは)が訪れる。その子の世話を押し付けられたキダは彩葉を匿うことになり、奇妙な共同生活がスタートする。彩葉と暮らすうち、孤独に暮らしていたキダの世界に鮮やかな色が満ちていく。しかし、その裏で蠢く影が、次第にキダを飲み込もうとしていた。やがて明らかになる彩葉の真実とはーー。 切なく忘れがたい「企み」の物語。 『名も無き世界のエンドロール』の結末から五年後の物語。 【著者略歴】 行成薫(ゆきなり・かおる) 1979年生まれ。宮城県仙台市出身。東北学院大学教養学部卒業。2012年「名も無き世界のエンドロール」(「マチルダ」改題)で第25回小説すばる新人賞を受賞。著書に『バイバイ・バディ』『ヒーローの選択』『僕らだって扉くらい開けられる』『廃園日記』『ストロング・スタイル』『怪盗インビジブル』『本日メニューは。』『スパイの妻』などがある。

さようならアルルカン/白い少女たち 氷室冴子初期作品集さようならアルルカン/白い少女たち 氷室冴子初期作品集

出版社

集英社

発売日

2020年12月16日 発売

氷室冴子のまぼろしの短編4編を初めて書籍化! 若い教師を愛する女子高生の心を繊細なタッチで描いた異色作「あなたへの挽歌」。 あるフラストレーションを抱えた彼女の秘密「おしゃべり」。 悲しみ、苦しみ……10代の悩みを情感豊かに描いた「悲しみ・つづれ織り」。 女の子同士のへんてこな関係を軽快につづったユニークな快作「私と彼女」。 等身大の少女から古代ファンタジー、古典へのいざないまで、幅広いジャンルで絶大な人気を誇った氷室冴子の書籍未収録短編をここに収録! さらに、傷付き、傷付けながら自分を取り戻す少女の姿が話題をさらった受賞作「さようならアルルカン」、一人の少女失踪から明らかになる孤独と傷、そして再生を描いた衝撃の文庫デビュー作「白い少女たち」を併録した大ボリュームの初期傑作集。 伝説の少女小説家、氷室冴子の原点がここにある。 少女の瑞々しさ、純愛、葛藤、ひりつくような焦燥感。 そして『少女』という檻に閉じ込められた閉塞感ーー。 2008年に生涯の幕を閉じるまで、少女小説ブームを牽引し数多の読者を魅了した氷室冴子。 ページをめくると、あなたが知らなかった氷室冴子にきっと出会う。 時代は変わっても異彩を放ち続ける透明感溢れる世界といきいきと輝くキャラクターに、きっと驚く。 【収録作品】 ・さようならアルルカン ・あなたへの挽歌 ・おしゃべり ・悲しみ・つづれ織り ・私と彼女 ・白い少女たち 【著者について】 氷室冴子(ひむろさえこ) 1957年生まれ。1977年第10回「小説ジュニア」青春小説新人賞佳作入選。コバルト文庫に『白い少女たち』『さようならアルルカン』『クララ白書1・2』『ざ・ちぇんじ!』『なんて素敵にジャパネスク1〜8』『銀の海金の大地1〜11』など著書多数。2008年肺がんのため没。

仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ

出版社

ポプラ社

発売日

2020年12月16日 発売

目標がなく、なんとなく社会人になった、出版取次「大販」の新人社員・大森理香が、ある小さな「町の書店」の女店主と出逢うことで、「仕事とは何か」を学び、人生の目標を見つけ出していくーー。尼崎に実在するまちの書店をモデルにした、ベストセラー『物を売るバカ』『キャッチコピー力の基本』の著者・川上徹也が書く感動のフィクション。読むだけで仕事への熱意とやる気があふれてくる一冊です。 (ストーリー) 東京生まれ・東京育ちで、中学からエスカレーターで東京の私立大学を卒業した大森理香(おおもり・りか)。特に夢もなりたいものもなく、なんとなく受けた大手出版取次「大販」に内定するものも、配属でいきなり縁もゆかりもない大阪勤務を命じられる。 関西弁が大嫌いで、さらにはベタベタした人間関係も大の苦手な理香だったが、研修でよかれと思ってやった行為で大きなミスをやってしまう。自分のふがいなさと理不尽さに涙があふれる理香に対し、上司が連れていったのはある小さな書店。そこでひとりの「書店のオバチャン」と出逢う。この書店のオバちゃんとの出会いをきっかけに理香の仕事と人生への考え方が少しずつ変わっていったーー。 <著者> 川上 徹也(かわかみ・てつや) コピーライター。湘南ストーリーブランディング研究所代表。「物語」の持つ力をマーケティングに取り入れた「ストーリーブランディング」の第一人者として知られている。ビジネスにおける「言葉」や「ストーリー」の使い方をテーマにした著書多数。その多くが海外にも翻訳されている。 書店好きとして知られ、全国の書店を取材して執筆した『本屋さんで本当にあった心温まる物語』などの著作もある。

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