2020年12月発売
「私を見限った者と親しく語り合うなど虫唾が走る」5年ぶりに鬼ヶ島に帰郷したソラに御剣家臣下が仕掛けた非情の罠「滅鬼封神の掟のためならば、嘘も方便、殺しは武略。それが御剣家」ソラがその奸計をあざ笑ったとき突如巨大な勁が炸裂した。それは鬼ヶ島が地獄と化す序曲だった!!待望の新章スタート!凄まじい殲滅戦に生き残ったのは?
寒〜い冬でも あったかい家族! ーーさらに新たな領民も……!? ディアスの公爵就任にメーア達の出産と、めでたいこと尽くしのイルク村。領の名前も「メーアバダル領」と改め、領主として新たな一歩を踏み出していく。 順調に冬備えを進めていくイルク村だが、そこに正体不明の老人が訪れる。 生命感知魔法も魂鑑定も反応しないこの老人の正体は一体……!? さらに、王都からメーアバダル領を目指して一人歩みを進める男の姿もーー。 新たな領民を迎え、冬備えも一段落したディアス達に、思わぬ知らせが届く。 なんと、強大な魔物「フレイムドラゴン」が領に向かっているというのだ。 領民一同、力を合わせて、いざドラゴン退治!!
コミック版5巻同時発売! 高校の修学旅行中、突然異世界に召喚された高遠夜霧と壇ノ浦知千佳。 一緒に召喚されたクラスメイトたちが賢者から《ギフト》を与えられていたにもかかわらずほぼ全滅してしまったのに対して、夜霧は元々特殊な《即死能力》を持っていたのと、知千佳は壇ノ浦流弓術という古武術の達人だったのに加え、壇ノ浦もこもこという強力な守護霊が憑いていたこともあり、二人は飄々と元の世界に帰るための旅を続けていた。 そんな中、この世界の神であるマルナリルナが死んだことで、彼女たちが封印していた神々が解放される。 二人が集めていた《賢者の石》が変化して赤ん坊に、さらには少女の姿になって女神を名乗り、旅の道連れになる一方で、別の女神はこの世界の生命を絶滅させようとしていた!
先の「中部太平洋海戦」で米軍・第58機動部隊は大量の高速空母を喪失。その立て直しを図るために米海軍は、エセックス級空母の竣工前倒しと軽空母の追加建造に着手する。その上で四選をもくろむルーズベルト大統領は、具体的な成果を求めて失地回復に乗り出す。狙いはまずガダルカナル島、次いでミッドウェイ島だった。一方、山本五十六はハワイ占領を計画するが、次々と繰り出す米側の奇策に手を焼き、占領計画はあえなく頓挫。そこへ起死回生の案を示したのが軍令部・作戦班長の樋端久利雄大佐だった。はたして樋端の計画は成功し、帝国陸海軍はハワイを占領できるのか!?
よーし、行こうぜ皆! 境界線上のホライゾン NEXT BOX《英国編》! 末世を解決した俺達が向かう次の舞台は久しぶりの英国、中世の記録の中だ! 誰がアーサー王を襲名するか争ってるところに、毎度ー! 俺達でえす! 騒ぎを派手にしに来ました! ……点蔵、メアリ、お前らの出番だ! 持ち味出して行こうぜ皆! さあ、俺が英国にデカい顔するには、どうしたらいいんだ? ふたたび始まったホライゾンと俺達の物語。これまで付き合ってくれた皆、これから付き合ってみようって皆、そしてまたやり直そうかって皆、一緒に行こうぜ!
破滅フラグ回避のため、あらゆる駒を進めてきたエセリアだったが…… 筋書通りに事が進むどころか、予想を超えて大暴走をはじめる勘違い王子と脳内お花畑ヒロイン。 もはや誰も彼もが溜め息しか出ない状況下で、周囲の怒りは爆発寸前!?!? そんな中、ついに2人に制裁を加える日がやってきた! 「みなさま、自爆披露会へようこそv」 悪役令嬢渾身の裁きが今はじまるーー! 暴走悪役令嬢の勘違い王子粉砕ラブ(?)コメディ、最終巻!
この大陸の在り方にまつわる秘匿された真実を、ファルサス王から知らされた雫とエリク。その情報の中から日本帰還への糸口を見いだした二人は、再び旅に出ようとしていた。 だがその時、突如現れた使者に雫は選択を突きつけられる。招かれた先はかねてよりきな臭い噂が絶えなかった大国キスク。彼女に求められた役割は、残忍で知られる王妹オルティアの遊び相手だという。 「それで? お前は何ができる? 自らの口で述べてみよ」 成り行きから雫は、流行り病とされる言語障害の対処法を確立するという大役を負うことに。失敗すれば待つのは無残なる死。旅の庇護者であったエリクのいない中、雫は一人手探りで解決策を探す。 そして孤独の姫オルティアとの対峙を重ねるうちに彼女の心根を知り、二人の間柄にも変化が生まれていくのだが……。
唯一無二のリアルタイム・ミステリー 映画化もされた大ヒット作『スマホを落としただけなのに』で有名な気鋭のエンタメミステリー作家の最新作は「リアルタイムパパ活ミステリー」。 生活苦に悩む大学生の咲希が美人でやり手のパパ活女子・里香に誘われてパパ活に足を踏み入れるAパート(平成30年6月から)と女性週刊誌で働きながらもファッション誌への憧れを棄てきれない編集者の友映が女子大生連続殺人事件の犯人を追うBパート(令和2年2月から)から成り立つ小説です。 恐ろしくもきらびやかな「パパ活」の世界で起きる不可解な事件に加え、時系列ですすむ物語には「コロナウイルス」「芸能スキャンダル」の影響が。 読めば2020年を感じられる、1粒で3度おいしい唯一無二で至高のエンタメ小説です。 【編集担当からのおすすめ情報】 2020年を締めくくるにふさわしい至高のエンタメ小説! メインのパパ活女子にまつわる事件はもちろん、「コロナ」「カルロスゴーン」ほか、小説内にちりばめられた2020年を表すキーワードは必見。1冊読めば「いま」がわかる。
癖があり頑固だが、ときにやさしく勇敢なオリーヴ・キタリッジ。老境を迎えた彼女の日々と、海岸沿いの町クロズビーの隣人たちの悲喜こもごもをつづった傑作ぞろいの13篇を収録。ピュリッツァー賞を受賞した傑作『オリーヴ・キタリッジの生活』11年ぶりの続篇
〈氷と炎の歌〉で描かれる世界の300年前、ドラゴンを従えてウェスタロスを支配したターガリエン家を綴った年代記。デナーリスの三代前の当主による征服から150年間を描く。原書を二分冊・2カ月連続刊行。本書原作のドラマ「House of the Dragon」が製作中
川端康成の『眠れる美女』は、高齢男性の性を扱った。 それから60年。川端を敬愛する台湾の第一線女性作家が正反対の方向からタブーに挑んだ。 すなわち、高齢女性の性に正面から挑んだのであるーー 元外交官の妻として裕福な生活を送る殷殷は、行きつけのフィットネスジムのインストラクター、パンに惹かれていく。 少数民族の出身で、眉目秀麗な彼ーパンの、色白の肌の下に潜んだしなやかな筋肉に直接触れたいという欲望を、殷殷は抑えきれないでいた。 そしてある夜、パンを別荘に招いた殷殷は、彼に眠り薬を盛るのだった・・・ 〈本書は長くタブーだった高齢女性のエロティシズムを扱った、きわめて挑戦的な作品だ〉(上野千鶴子・東京大学名誉教授)
誰かを好きになった時だけだよ、体の中の心の位置を掴めるのは(「Who are you.」)。過去最大に炎上している地獄のようなリプライ欄。キリはスマホを伏せて、サイとのキスをまた思い返す(「Pandemic.」)。緊急事態宣言が発令されて、2週間が経った(「Confusion.」)。女って、なんなんだ。すぐに愛が欲しいと叫び出す究極のエゴイスト(「BREAK!」)。これは恋なのか。それとも執着なのだろうか。まだ傷つき足りないのだろうか。それとも傷つきすぎて、このままでは後に引けないのだろうか(「Hurt Me More.」)-マスクをおろして、キスをする。コロナ禍、猛スピードで変わる世界。最新恋愛小説。
明石家は夫婦あわせて、もうすぐ180歳。一家の主、新平は散歩が趣味の健啖家。妻はそんな夫の浮気をしつこく疑っている。長男は高校中退後、ずっと引きこもり。次男は自称・長女のしっかり者。末っ子は事業に失敗して借金まみれ。……いろいろあるけど、「家族」である日々は続いてゆく。飄々としたユーモアと温かさがじんわりと胸に響く、現代家族小説の傑作!
警察庁公安〈サクラ〉の田臥警視とロシアの大物スパイがコンビを組んで疾走! 次期長官候補の大江から非公式のオファーを受けた田臥は、ロシアのスパイ親子を青森から警察庁に陸路で連れていくことに。戦闘機F35の重大な秘密を握る親子に、次々と敵が迫り来る。日米ロの諜報員が対峙する緊迫のサスペンス大作。好評シリーズ第4弾!
「その日の朝、由香の耳は透明になった。」音楽とダンスをこよなく愛する17歳の少女は、ある日突然、「音」を奪われた。絶望、葛藤、そして希望…彼女が聞こえと引き換えに手に入れたものとはー。音と映像のプロフェッショナルが描いた「音のない世界」。リアルな描写と、けれんのない筆致で紡がれた、切なくも暖かい物語。
大坂夏の陣から七十年、“刀は武士の魂”と称されてはいるものの、真剣で戦う機会はほぼ無くなっていた時代。幼少期、「弱虫竹太郎」と呼ばれた赤穂藩の大石良雄は、師・山鹿素行や大叔父・頼母助、祖父・良欽の教えを受け、二十一歳で家老職を継ぐ。勘定方や商人など様々な立場で国を支える人々に出会い、世を統べる武士の信念を抱いてゆく。やがて藩主・浅野内匠頭に再会した良雄はその清らかな心に惹かれながらも、危うさを感じ取るがー。後年、決起を共にする堀部安兵衛との邂逅など「事件」前夜を描く、伊集院静版・新忠臣蔵。
音大のピアノ科に通う曽我真尋は、たまたま参加した大学の授業で人の心を薬のように癒す音楽もあることを知り、三上先生の診療所で音楽療法士の実習を受けることにした。大人の声に耳を閉ざす少女、キラキラと飾った虚構の自分しか愛せないパーソナルスタイリスト、探し求めた愛情を見付けられず無気力に生きる中年男性……様々なクライエントと音を通じて向き合ううちに、真尋自身も自分が抱えた秘密と向き合うことになりーー。 私たちはこんなにも弱くて、脆い。それでも生きることから、逃げられない。美しい旋律と共に、生き抜く強さを与えてくれる感動の一冊。