小説むすび | 2020年2月発売

2020年2月発売

左手のための小作品集左手のための小作品集

本書は、現在米国で活躍中の小説家、J. ロバート・レノン著 Pieces for the Left Hand: 100 Anecdotes の全訳である。本書は全7章から構成されており、1頁から3頁程度の掌編100編が所収されている。そのほとんどが本邦初訳であるだけでなく、一冊の図書としては、J. ロバート・レノン氏を初めて日本に紹介するものである。 序文 第一章 地方と都市  廃道  選挙  最新ニュース  要求  開店  模倣者たち  ふつうの生活  ライバル  乗り越えよ  落ち着き  静寂  パイプライン  木の葉 第二章 謎と混乱  近道  目撃者  入れ替わり  腕時計  下線の引かれた頁  マリア像  侵入者  トリック  危機  夕陽  慣れ親しんだ物体  指  いかにも現実にありそうな  明晰夢  聖母マリア  双子  迂回路  哺乳瓶  アジサイ  夢解釈 第三章 嘘と非難  原稿  ベルト式研磨機  女優のペット  正義  遭遇  手紙  以前の車  もう少しで  財宝  箪笥  セメント製郵便受け  キリストを信じよ  ケビン  テロリスト  道順  距離 第四章 仕事と金  六十ドル  豚肉  道具  最後の食事  知り過ぎて  専門家  軍服  技術者  金がすべてではない 第五章 親と子ども  喪失  通夜  妊娠  母親  父親  息子  違い  デニムタッチ  ネズミ  紅茶  耳の不自由な子がいます  枝  キス  クーポン 第六章 芸術家と大学教授  インターラーケンの方尖塔  修道女  低い身長  概念芸術  二人の教授  空洞の扉  ペテン師  マイクワールド  隕石  左利き 第七章 運命と狂気  場面  猿  名前  おかしな人たち  新しい埋葬  公案  防空壕  ひらめき  毎晩ロックの生演奏  覚悟  綴り  たたみ魔  妄想  起きそうにない  煙  花束  相続  簡潔 訳者あとがき

魔界本紀 2 下剋上のゴーラン魔界本紀 2 下剋上のゴーラン

著者

lack / 茂木鈴

出版社

講談社

発売日

2020年2月7日 発売

弱肉強食、毎日が世紀末な魔界にオーガ族として転生した元日本人、ゴーラン。 本来は肉の壁としてしか使われない脳筋種族ながら、転生前の記憶を持つゴーランは周囲に「知略に長けたオーガ族だ」と一目置かれ、小魔王メルヴィスの国で次第に成り上がりつつある。 そんな折、気まぐれで掴みどころのないヴァンパイア族の軍団長・ネヒョルがメルヴィスの支配の系譜から姿を消した。実力者の突然の離反である。混乱に陥るゴーランやファルネーゼ将軍らに、三百年まえの厄災を語り始めたのは、魔王トラルザードの国の使いとして来ていたメラルダ将軍だった。かつて周辺国で暴虐の限りを尽くし、数多の町を滅ぼした集団『ワイルドハント』の頭目も、ネヒョルという名であったというのだーー 消えたネヒョルの狙いは何なのか。メルヴィスの国を併呑せんと次々攻め込む周辺国への対応策はーー取り組むべき問題が山積しているというのに、オーガ族の村には伝染病の兆しまで現れーー!? 鬼の身体に知性と戦闘狂の魂を宿した戦士・ゴーランの骨太魔界戦記、勢い止まらぬ第2巻登場!

とだえた皇太子の手紙とだえた皇太子の手紙

もう忘れたと強がってみせても、 この胸にいるのは、あなただけ……。 少女の頃、ドネッタは馬術大会でさる王国の皇太子エンリコと出会った。 毎年、顔を合わせるうちに親しくなり、16歳のとき初めてキスをした。 エンリコが大学進学のため大会に出られなくなると、 卒業したら二人で旅に出ようと約束し、文通で心を通わせ合った。 ところが彼は国事に忙殺されるようになり、やがて手紙もとだえると、 彼の薄情さにドネッタは人知れず懊悩したのだった。 5年後、ようやく気持ちに区切りをつけたドネッタのもとに、 エンリコの国で開かれる馬術大会への招待状が届く。 いったいどんな顔をして会えばいいの……? ドネッタは戸惑ったが、 愛しの皇太子とまた会いたくて、彼の待つ、かの国へ飛んだーー ハーレクイン・イマージュ2600号を記念して、代表作家レベッカ・ウインターズの珠玉作をお贈りします! 真綿で首をしめられるような失恋の痛みに耐えてきたドネッタと、そうとは知らないエンリコの再会やいかに? 本作は『終わらない片思い』の関連作です。

大富豪との二度目の恋大富豪との二度目の恋

今や大富豪となった彼と再び愛を育む。 そんな夢物語は望むべくもない。 ほんの軽い気持ちで遺伝子検査を受けたところ、 家族の誰とも血がつながっていないとわかったジェイド。 両親の話によれば、彼女はハリケーンに見舞われた日に生まれたため、 病院でほかの赤ん坊と取り違えられたとしか考えられない。 事態を把握した病院から調査を依頼された人物が家にやってきたとき、 ジェイドは言葉を失った。高校時代の初恋の人、ハーレー・ダルトン! 悲しい別れのあとハーレーは会社を立ち上げて大成功を収めたという。 今や大富豪となった彼と、かたや出自さえわからなくなってしまった私。 ジェイドは思いがけない再会に密かにときめいた自分を戒めた。 人生に打ちのめされてしまった私が、彼と釣り合うはずもないのだから。 予測不能なロマンスで一躍人気作家となったアンドレア・ローレンスがお贈りする〈運命の歯車〉。赤ん坊のときに起きた取り違えをきっかけに展開するロマンスをお楽しみください。本作では遺伝子検査で衝撃の事実を知ったジェイドの再会物語が描かれます。

大人になった夜大人になった夜

レイチェルの母とガブリエルの父は長年愛人関係にあり、 二人は義兄妹のようにひとつ屋根の下に暮らしてきた。 親たちの関係が複雑でも、ガブリエルは優しく接してくれ、 レイチェルが19歳になった夜、ついに互いの想いを確かめ合った。 彼女にとって、ガブリエルは一生をかけて愛する人になった。 ところが数日後、彼は人が変わったように別の女性を連れ込み、 2週間後には、父親の会社の支社設立のため、国外に去ってしまった。 ガブリエルを恨んでも愛することは止められず、数年が過ぎたとき、 彼が婚約者を連れてきた。そしてレイチェルは初めて真相を聞かされる。 どれだけ愛し合っていても、二人は決して結ばれない運命にあった……。 レイチェルが純潔を捧げた翌日、ガブリエルは父親から恐ろしい事実を聞かされたのでした。二人は異母兄妹なのだと。禁断の愛を断ち切るために別の女性と婚約したガブリエルでしたが、いよいよ結婚式が近づいたある日、ほんとうの真実が明らかになります。

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