小説むすび | 2021年8月26日発売

2021年8月26日発売

オーラの発表会オーラの発表会

出版社

集英社

発売日

2021年8月26日 発売

「人を好きになる気持ちが分からないんです」 海松子(みるこ)、大学一年生。 他人に興味を抱いたり、気持ちを推しはかったりするのが苦手。 趣味は凧揚げ。特技はまわりの人に脳内で(ちょっと失礼な)あだ名をつけること。 友達は「まね師」の萌音(もね)、ひとりだけ。 なのに、幼馴染の同い年男子と、男前の社会人から、 気づけばアプローチを受けていて……。 「あんまり群れないから一匹狼系なんだと思ってた」「片井さんておもしろいね」「もし良かったらまた会ってください」「しばらくは彼氏作らないでいて」「順調にやらかしてるね」 ーー「で、あんたはさ、高校卒業と大学入学の間に、いったい何があったの?」 綿矢りさデビュー20周年! 他人の気持ちを読めない女子の、不器用で愛おしい恋愛未満小説。 【著者プロフィール】 綿矢りさ(わたや・りさ) 1984年京都府生まれ。早稲田大学教育学部卒業。 2001年『インストール』で第38回文藝賞を受賞しデビュー。 2004年『蹴りたい背中』で第130回芥川賞を受賞。 2012年『かわいそうだね?』で第6回大江健三郎賞を受賞。 2020年『生のみ生のままで』(上・下)で第26回島清恋愛文学賞を受賞。

ブラックノイズ 荒聞ブラックノイズ 荒聞

出版社

文藝春秋

発売日

2021年8月26日 発売

ジャンル

台湾でドラマ化進行中! 台湾モダンホラーの決定版が満を持して登場。 タクシー運転手の呉士盛(ウー・シーシェン)は人身事故を起こして借金に追われて、娘は家出し妻とも言い争いが絶えない。ある日、タクシーの溜まり場に放置されていた車の中で古いカセットテープレコーダーを見つけ、何気なく再生ボタンを押すと男のかすれた声が漏れてきた。 「……ミナコ?」 士盛の妻・郭湘瑩(グオ・シャンイン)は最近、ひどい耳鳴りに悩まされていた。 耳鳴りはやがて台湾語や日本語が混ざった幻聴となり、ある夜ついに幻聴と幻覚に操られ、自宅の屋上から墜落し重傷を負う。 病院に駆け付けた士盛はその帰りに、気味の悪い道尼をタクシーに乗せる。道尼は士盛に、「早く穢れを解かなければ、妻は死ぬ」と告げた。 湘瑩は「ミナコが私と娘を殺しに来る」と言い続けるようになり、ついに精神科病棟に隔離される。その夜、湘瑩は首を 180 度捻じ曲げた異様な状態で死んでいるのが発見される! 妻の死に、謎の声が囁く「ミナコ」が関わっていると直感した士盛は道尼から聞き出した「毒を持って毒を制する」呪法を用いて悪霊を倒すべく、玉山(新高山)西峰の悪霊の棲家を目指す。

星の落ちる島星の落ちる島

出版社

二見書房

発売日

2021年8月26日 発売

潮流に守られし「天神島」に赤髪碧眼の女領主アナスタシアが降り立つ 運命に引き寄せられ天神島にやってきた義賊・王義英と相棒の黒猫・夜風 権力者たちの争いと大陸の思惑のなか策謀と混乱に呑み込まれる天神島 かつては黄金の治世と呼ばれながらも、今は侵略と動乱に揺れる大陸。 「彗星王」として名を馳せていた義賊の王義英と、相棒の黒猫・夜風は、裕福な者たちの屋敷に忍び込んでは財産を盗みだし、暮らしに苦しむ民たちに配っていた。 しかし、ある日、企てに嵌まってしまい逃れるために船に乗りこむことになった。 その船には赤髪・碧眼の女性アナスタシアも乗っていた。 彼女が暴漢に襲われたところを救った義英。 聞けば、アナスタシアは島国である天神島の領主になりにいくという。 しかし島は、領主不在の間に権力者二人によって島を二分する争いが起きかねない状態だった。 島の無辜の民たちのため、アナスタシアの補佐を買って出る義英だったが、次々に島内で起こる事件の数々に巻き込まれていくーー 義賊と領主、二人が織りなす、中華ファンタジー活劇開幕!

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