2022年3月発売
紫色の髪と瞳を気味悪がられ、実家から追放されてしまったアレク。けれど身元を伏せて入学した英雄学園で、楽しく賑やかな日々を過ごしていた。冬休みを迎え、アレクはある少女と出会う。百年に一度、封印が解ける魔物から故郷を守るため、彼女は救世主を探しているという。少女に協力するべく、仲間とともに彼女の故郷を訪れたアレクだが、その集落には、アレクが探し求めていた「天使」にまつわる石碑があり…?ついに明かされる、すべての真実ー英雄エルミアの隠された過去と、自身の生まれた理由を探るため、「天の申し子」アレクは最後の旅に出る!愛され少年の異世界ほんわかファンタジー完結!
追放された小国の元第六王子、レオン。二千年前の英雄の生まれ変わりである彼は、大国アルファリシアの地下神殿で、転生前の戦友・エルフィウスとの再会を果たす。しかし、エルフィウスは理由も告げずにレオンを攻撃し、二人は死闘を繰り広げることに。次々に驚異の力を見せるエルフィウスは、渾身の術でレオンの魂を結界に閉じ込めてしまう!そんな英雄たちの戦いを、教皇ジュリアンは密かに見守っていた。やがて来る“その時”を待ちながらーかつての英雄仲間を探す、元英雄の冒険譚、衝撃の第4巻!
ゲームのし過ぎで突然死した孤独なおっさん、33歳。彼は死後の世界で出会った女神に、3ヵ月のチュートリアル後に異世界に転生させると言い渡される。しかしなぜかチュートリアルは中々終わらず、転生できたのはなんと15年後!?ただ、その期間でステータスとスキルは最強級になっていた。この世界で「テンマ」と名乗るようになった彼は並外れた能力を生かして第二の人生を謳歌しようと決意する。魔狼の子供をモフったり、異世界グルメを堪能したり、村を発展させたり!前途多難から始まったやりたい放題の冒険譚が、今幕を開けるー。
貴族三男坊として転生してきた僕、クロウ。不遇スキル「錬金術」を活かしつつ、今日も元気に辺境を開拓してます。そんなある日、村の近くでダンジョンを発見した。スローライフ志向とはいえ、僕だって冒険に興味はある。そんなわけで、ドラゴン娘のネシ子らと探索してみたんだけど…何ここ、貴重なミルクとかA5ランク高級肉とかドロップ素材が超グルメ!こりゃ、深層まで潜るっきゃない!
勇者パーティを追放され冒険者になったケイン。楽しく平和な第二の人生をスタートさせた彼は、魔族の四天王となった天使長ハービアのもと、穏やか(?)な生活を送っていた。しかし仲間達といっそう仲を深め、パーテイの今後について考えようとしていた矢先、突如創造神が降臨する。創造神は天使長であるハービアが魔王に下った世界を歪んでいると認め、世界ごとケイン達を消し去ろうと企んでいた。さらに、世界を管理する女神ワイズや彼女と敵対する魔神や邪神が登場し、神々の大喧嘩が勃発。大混乱の異世界で、ケインは仲間達との楽しいスローライフを取り戻せるのかー。
閉塞感あふれる時代に使用済下着を売る若妻には自覚のない理由があった。私を壊して。もっと強く、もっと奥まで。密やかな欲望が叶うとき、忌まわしい記憶から解放される自伝的官能世界。
「非業の死を遂げる運命の少女を守れ」それが、天界から私と“先輩”に与えられた使命。地上に降り、愚かな人間なんてものを守るのが仕事なんて…。しかも、普通の少女を守る…?なんで美しき天使である私たちがそんなことをしなくちゃいけないの!?“先輩”もずっとそう考えているに違いない。そう信じていたのに、なんであんなー。
遙か銀河の彼方ー賞金首として悪名高いアモンと、その相棒でエルフの魔法使いエルは、欲望のまま宇宙を旅するギャラクシーギャング。願いを叶えるという秘宝「レリック」を盗み出した二人は、追手から逃げるため惑星ヴェノルの荒野を駆けていた。そこで出会ったのは、ギャングに追われる謎の美少女シーカ・ドルレオーネ。彼女は、銀河を支配する組織「アヴィド」のボス・ドルレオーネの娘だった。そんなシーカに特別ギラギラしたものを感じたアモンは、危険な香りを感じながらも近づくのだが…!?無茶と無媒を貫き通す弾丸ギャングスターが、欲望まみれの大騒動を引き起こす!
生まれてこの方、須磨軒人に安心できる場所はなかった。どこにいてもお化けに苛まれる。人に憑りつき、人を殺す“真っ黒なお化け”に。そのために友達もできず、お化けに対して理解を示そうともしない父親とも縁を切るはめに。しかし、結婚し、家族を持った軒人は、もう逃げるわけにはいかない。なぜ自分にばかりお化けが出てくるのか?父は本当にお化けが見えなかったのか?お化けとは一体何なのか?謎を抱えたまま、軒人はある霊能者を頼ることになるがー。
まだ見ぬ恋人エンドに向かって、ヴァルモット公爵家の没落フラグ除去は順調に進み、攻略対象たちと過ごす学園生活も充実のひとこと。ヒースクリフとの距離もちょっとずつ近づいてきた…かも?未来は変えられそうだけど、こんなにもすんなりいくものかしら…?
“骨髄異形成症候群”発症から骨髄移植、GVHD、間質性肺炎、脊椎四ヵ所骨折へと到る治療の経過を観察しつづけた作者自身による満身創痍のドキュメンタリー・ノベル!
金国の完顔遠理は影徳隊を組織し、モンゴル国への抵抗を続ける。礼忠館のトーリオは、商いのため南へと向かう。その先には岳都があった。そして、チンギスがホラズム国に送った使節団に異変が。
明治日本はいかにして国家存亡の危機を克服したのか。「国民文学」と呼ばれた司馬遼太郎『坂の上の雲』にはこのままではアジアの中堅国になりかねない日本の停滞を打ち破るヒントが隠されている。現代最強の読書人が読み解く、近代日本の活力の源泉。附録・『坂の上の雲』主要人物事典、司馬遼太郎『坂の上の雲』年表。
「起きろ!ぼくの別荘でいったい何をしている?」リーズが驚いて顔をあげると、目の前に初恋の人がいた。12年前より背が高く、たくましくて魅惑的なケイドー彼はいまや成功した実業家で、わたしとは別世界の住人だ。その証拠に、フロリダのこの高級リゾート一帯は彼のものだという。たがいに戸惑いながら言葉を交わすうち、ケイドの父親によって引き合わされたのだと気づいたときには、ふたりは嵐のせいで彼の別荘から出られなくなっていた。1週間の間だけーそう自分に言い聞かせ、リーズは夢見ることにした。美しく静かなこの場所で、かなうことのない愛の続きを。-すべてを忘れて、昼夜を問わず自由奔放に愛し合うふたり。やがてケイドが愛を告げ、リーズはかつて彼のもとを去った理由と秘密をついに告白せざるを得なくなり…。救いのない世界で生き延びた乙女の、切なくも美しい恋物語。『孤高の富豪を愛したら』関連作。
18歳の頃、ジュリーとテイトは熱烈な恋におちた。大きな街に出てそれぞれの夢をかなえ、必ず結婚しようーそう誓い合っていたのに、二人は悲しい誤解によって別れてしまった。しかし10年後、ジュリーは捨てたはずの故郷へ戻ることにした。密かに産み育てた、愛しいテイトの娘のために。白血病に冒された娘のドナーになれるのは、テイトしかいない。娘の存在は明かさずに、なんとしても彼の協力を取りつけないと!万が一うまくいかなかったとき、残る手段はただひとつ。今もわたしを憎んでいるであろう彼に、こう頼むのだ。きょうだい間の輸血のために、“あなたの子どもを産ませて”とーシークレットベビー物語。10年ぶりに再会したジュリーの頼みに驚き、心乱れるテイト。結婚を条件に提案を受け入れるが…。胸が締めつけられるほど切ない感動作。
児童養護施設に暮らすフェイスは、同じ施設の少女にいじめられてつらい思いをしていたが、病母に心配をかけまいと我慢していた。そんななか、近くの豪奢な屋敷ハットンハウスで夏を過ごすことになり、トパーズのような瞳を持つ青年ナッシュと出逢って、恋におちた。7歳年上の彼と一緒にいると世界のすべてが薔薇色に見え、フェイスは純粋な想いを打ち明けたが、彼の反応は冷たかった。きみには自分の言っている言葉の意味がわかっていない、と。さらに、件のいじめっ子に謀られ、とんだ濡れ衣を着せられて以来、ナッシュにも誤解されて疎遠になり、彼女の初恋は終わったのだった。あれから10年。思い出のハットンハウスで、二人は再会を果たすが…。生まれる前に亡くなった父の背中を追うように建築士の資格を取り、仕事でハットンハウスと再び関わることになったフェイス。貧しい彼女が大学を卒業できたのは、匿名の支援者のおかげだったが、それが今や大実業家となった初恋の人ナッシュとは知る由もなく…。
クリュザンダーの子が、わたしのおなかの中にいる。その事実を知ったマーリーは、彼に打ち明けるべきか悩んだ。同棲しているものの、セクシーなギリシア大富豪の彼は、いまだにふたりの関係をはっきりさせようとしないのだ。マーリーはさっそく、仕事から戻ったクリュザンダーに問いかけた。「僕は“関係”なんて結ばない。わかってるだろう、きみは愛人だ」返ってきた辛辣すぎるその言葉にマーリーが失望する暇もなく、クリュザンダーは30分以内にこの家を出ていけと彼女に命じた。訳もわからず放り出された彼女は、ほどなく何者かに誘拐されてしまう。3カ月後、ようやく解放されたマーリーは、記憶を失っていた…。病院からマーリーを引き取るため、クリュザンダーは彼女の婚約者と名乗る。けれども、彼との“関係”を望んでいたはずのマーリーは皮肉にも、彼の顔を忘れているのだった。この人が私の恋人。赤ちゃんの父親。でも心が乱れるのはなぜ?そう不安になり…。