2022年発売
公爵様、 これって本当に三食昼寝付きですか? コミカライズ企画も進行中! 公爵夫人として過ごすリーシャは、領内の視察を兼ねてミシェルと共に市場へ。 初めてみる領内は新鮮でわくわくするような体験ばかり。 ふと気になった広場の人だかりを見てみると、そこにはもふもふとした可愛らしい生き物がーー 三食昼寝付き生活を目指す公爵夫人の奮闘記、第二弾!
謎持ち悪役令嬢と規格外の旦那様が繰り広げる ちょっと不運で最高にハッピーなファンタジー、第五弾! 第4回ツギクル小説大賞 大賞受賞作! 子どもたちが近所にできた養護施設に引越しして、再び2人の生活に戻るユーフランとエラーナ。 恋人になったばかりでまだまだ距離を掴みかねている二人の下に、アレファルドが『紫竜ディバルディオス』への同行を依頼してきた。 “らのべ”では、ラナの死後のお話だというその状況に、もしや破滅フラグ回避成功!? 『聖なる輝き』を持つ者であるファーラのお披露目も目的の一つにして、新商品のヒントを求め、いざ最北端の国『紫竜ディバルディオス』へ! これは相変わらずトラブルに巻き込まれる、ちょっと不運で最高に幸福な俺の話。
済州島四・三事件をテーマに書き続ける在日の老作家K。若き日に北朝鮮関係の地下組織に参加したものの離脱、その後の精神的危機とさまよいを回想する「消された孤独」。韓国語と日本語のはざまで二つに割れた存在に苦しみつつ韓国舞踊を学び、島を想う在日女性との対話を描いた「満月の下の赤い海」。四十二年ぶりとなる自らの故国・韓国訪問と済州での取材を通じて、語りえない記憶の真実に耳を澄ませる「地の疼き」。三編の小説と対談を収録。
癒しの結婚物語、ふたたび! 養蜂家と蜜薬師が蜂蜜カフェをオープン!? ハニーライフ、特別編登場!! 山の男マクシミリニャン・フリバエとの出会がきっかけで、蜜薬師アニャと夫婦になった養蜂家のイヴァン。山奥での新婚生活はハプニングがいっぱいだけれど、それ以上に幸せを感じる毎日だ。新たな同居人もやって来て、ますます賑やかになったフリバエ家。 イヴァンの山暮らしは三年目を迎え、アイスワイン作りや棉糸作りにも挑戦中。 そして今度は、麓の村で期間限定の蜂蜜カフェを開くことになり…!?
シリーズ累計75万部突破!(電子書籍を含む) リゼル、魔法学院の講師になる!? 癒し系異世界冒険ファンタジー第16弾! 書き下ろし短編収録! コミカライズ7巻(7月15日発売)と同月刊行!
【シリーズ累計40万部突破!(電子書籍含む)】 「魂の限界を超越しろ!」 「死」を撥ね退けて、魔力(ちから)を手に入れろ! 最強貴族による自由気ままな魔法ファンタジー第6弾!
人でもない、魔族でもない。どちらからも迫害される孤独な半魔族・ランドロス。唯一優しかった少女・シャルに、ウブな男は恋をした。この子を苦しめる戦争を終わらせねば。多種多様な武器と希少な空間魔法を操り、元凶の魔王を一人で打倒!ラブが止まらない最強こじらせ男は、仲間から変態、変人と慕われ(?)ながら、貢ぐ金をせっせと稼ぐスローライフを始めるのだった!シャルと念願の再会を果たして喜んでいたものの、裏では、因縁の相手が自分をおびき寄せるエサに彼女を利用しようとしていて…ある日、人質として誘拐された!?剣も魔法も金も、全てはキミのために!はぐれもの空間魔法使いの最狂純愛ファンタジー!
『このライトノベルがすごい!2023』(宝島社刊) 単行本・ノベルズ部門 第6位! 「何でも一人で背負うな」 孤独な元令嬢×天才肌の貴公子の師弟恋愛ファンタジー第3巻! 「次にくるライトノベル大賞 2021」女性読者投票4位! コミカライズ連載中!
没後100年ーー 今こそ、鷗外にしたしむ 森鷗外が自らの文学を確立させるために邁進した日々。 『舞姫』から『雁』までの小説・翻訳作品15篇を収録した、 “読みやすい”鷗外決定版! はじめに(鷗外忌に寄せて) 雁 鼠坂 冬の王(翻訳)(原作:ハンス・ランド) 心中 カズイスチカ 蛇 あそび うずしお(翻訳)(原作:ポー) 花子 普請中 牛鍋 白(翻訳)(原作:リルケ) 独身 鶏 舞姫
未解決事件の報奨金目当てに、多摩川の河川敷で拳銃を探す父ちゃんと、雀荘のママ鈴子さん、失恋を引きずる大学生レンアイ…はぐれものたちが集まる夏の岸辺に、記録され得ない時間が立ちあがる。多摩川の河川敷で、五歳の「わたし」の目が映す、ひと夏の奇跡。鮮烈な才能を記すデビュー作!第65回群像新人文学賞受賞作。
日本橋三越の柱に、幼い頃実家に貼ったはずのシールがあるのを見つける…。以来、狂気と現実世界が互いに浸蝕し合い、我々を想定外の領域へと運んでいく。第65回群像新人文学賞受賞。第167回芥川賞候補作。
心に沁みるハートフル童話15編……。 喜劇が悲劇に反転し、悲劇が喜劇に反転する。 読者の予想を裏切るスリリングな展開に、ページをめくる手が止まらなくなるはず……。 150歳のバッタと少女の友情の行方。 誰にでも親切な男を夫にした女の不幸。 罪を犯し路上で生活する男が起こす奇跡。 現代社会を風刺する大人のための童話集。
徳川三代(家康・秀忠・家光)を支え、江戸の繁栄を基礎づけた謎多き僧形の大軍師! 比叡山焼き討ちから、三方ヶ原の戦い、本能寺の変、小牧長久手の戦い、関ヶ原の戦いと続く戦国乱世の只中を一〇八歳まで巧妙に生き抜き、江戸二六〇年の太平を構築した無双の傑物が辿る壮大な戦国絵巻。 【書き下ろし歴史長篇小説】 2023年NHK大河ドラマ『どうする家康』関連商品! 戦国時代を終結させ、戦のない天下太平の世を築く、これは途方もないヴィジョンと思われるのだが、これを実現させた徳川家康の馬印の幟旗には「欣求浄土」の文字があった。/その家康を支えた謎の人物の姿を、一種の夢物語として楽しんでいただければ幸いだ。(著者「あとがき」より)
画(か)くよ、画くよ。素晴しいものをーー 大正ロマンの旗手が、その恋愛関係を赤裸々に綴った自伝的小説。 評伝や研究の基礎資料にもなっている重要作を、夢二自身が手掛けた 134枚の挿絵も完全収録して半世紀ぶりに復刻。ファン待望の一冊。 解説:末國善己 「なかなか画けない。こんどはすっかりモデルを使わずに、頭と感覚だけで画いて見ようとおもっているんだが、どうもやはりぼくには写実の手掛りがないと構図がつかないんだ。そう言えばぼくの生活にもその傾向があるね」 「どういうことなの」 「つまりひとりでは寂しくていられない人間なんだね」 三太郎は吉野の顔を見ないで、それを言った。吉野は黙っていた。そして、暫(しばら)くして言った。 「これからはお出来になるわ、きっと」 それは三太郎に対する愛の最初の言葉でもあり、遠く家を捨て、男の許へ身を寄せた娘の、自分に言いきかせる、誓言(せいごん)でもあった。(…) 「画くよ、画くよ。素晴しいものを」(本書より)
三従の道からの解放を自ら実践しようとして日本留学も果たした女性瓊姫は、新しい女性としての生き方を模索する「瓊姫」。白痴のように見えて実は、ある特殊な能力を持つ少年は自由を求めて危険な道に踏み出す「白痴?天才?」。金を少しでも減らしたくない男。日々寄付を求めてやってくる人々を追い返すために猟犬を飼い始める「猟犬」。死んでから天国に行くより、今のこの世でほんの少しでもいいから、よい暮らしをと願う男「人力車夫」。究極の貧しさゆえ空腹を満たすために腐ったサバを食べ食中毒をおこした息子を救おうと奔走する母親「朴〓(パクトル)の死」。厳格な舎監が夜な夜な繰り返す秘密の時間。その秘密を垣間見てしまった女学生たち「B舎監とラブレター」。朝鮮人の父と日本人の母を持つ混血の息子の葛藤と生きづらさを時代背景と共に綴る「南忠緒」。韓国最初の創作SF小説。人間の排泄物から人工肉を作る実験に明け暮れる笑えない現実「K博士の研究」。主人に絶対服従を誓って生きてきたもの言えぬ男。屋敷が火事になり、若主人の新婦を救おうと火の中に飛び込んでいく「〓の三龍」。
第167回芥川賞候補作にして、『「AV女優」の社会学』『身体を売ったらサヨウナラ』などで知られる鈴木涼美の、衝撃的なデビュー中編。歓楽街の片隅のビルに暮らすホステスの「私」は、重い病に侵された母を引き取り看病し始める。母はシングルのまま「私」を産み育てるかたわら数冊の詩集を出すが、成功を収めることはなかった。濃厚な死の匂いの立ち込める中、「私」の脳裏をよぎるのは、少し前に自ら命を絶った女友達のことだったーー「夜の街」の住人たちの圧倒的なリアリティ。そして限りなく端正な文章。新世代の日本文学が誕生した。
ピノッキオを探して巨大な魚に呑み込まれたジュゼッペは、 そこで見つけた帆船の航海日誌に自分の人生を綴る 暗闇の中、孤独な老人はなにを思うのか・・・・・・ 鬼才ケアリーが描く、もうひとつのピノッキオの物語! 著者によるイラスト多数収録! 巨きな魚の腹の中。乗っていた舟ごと呑み込まれたジュゼッペは、そこにあった朽ちかけた船で発見した航海日誌に、自分の来し方を綴っていく。彼が造った、木彫りの人形ピノッキオに命が宿ったこと。学校に行って戻ってこなかったその子の行方を捜し、小さな舟で海に乗り出したこと。そして彼の手記はさらに遡り……。絶望的な状況下、ジュゼッペ老人は何を思い、何を綴ったのか。鬼才ケアリーが描く、もう一つのピノッキオの物語。