2023年2月28日発売
ついにタイラー博士とダンジョンの本体と思しき存在に接触した 芳村と三好のDパワーズ二人は、ダンジョンの目的を聞かされて頭を抱えていた。 そこへ、他探索者によってスキルオーブ〈マイニング〉が取得されたニュースが飛び込んでくる。 〈マイニング〉の使用規定への施行が間に合うか微妙な状況に焦る芳村たちは。 契約探索者として雇った三代絵里と、鉱物化学者の六条小麦を連れて碑文が記した 層へと向けて代々木ダンジョンに潜る。 そうしてたどり着いた21層で驚愕のドロップが!! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■期間限定特典:『Dジェネシス』書き下ろし短編小説 大好評につき、WEBで読める期間限定公開の書き下ろし小説 第6弾!! ※閲覧期限は2023年7月31日まで ※ご使用端末によっては読み取れない場合がございます ※パケット通信料を含む通信費用はお客様のご負担となります ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
200年前。皇帝の願いを叶える代わり、子孫を娶ることを盟約に 今もなお国を治めて花嫁を待ち続ける竜帝。 そんな竜帝を支援する薬師一族に生まれ、筆頭の専属薬師である白沙羅は 幼少より竜帝に言えない想いを募らせていた。 ある日、沙羅のもとに竜帝から直々に「片割れが見つかった」と 歓喜の報告を受ける。念願の花嫁の登場と大きな失恋に心が揺れるが 薬師として、竜帝とその花嫁を支えると自分に言い聞かせる沙羅。 しかし、そんな沙羅に対し花嫁が毒を盛ったと騒ぎ出す事件が。 竜帝さまの一番はずっと前から花嫁様だった。 会ったこともない人を、ずーっと想い続けてたんだ…
現代世界に突如として"ダンジョン"が生まれ、同時にダンジョン適合者である"探索者(シーカー)"が人々の間に現れはじめてからおよそ三十年。高卒の独身フリーター、六槍大地はある朝、自分がレベルやステータス、スキルなどを持つ特異能力者ーー"探索者"になったことに気付く。近場のダンジョンで試行錯誤をしながらモンスターを倒し、得た魔石を換金しながら少しずつ力を得ていく大地。そんなある日、同年代の女性探索者である小太刀風音に出会ったことから彼のダンジョン生活に変化が訪れてーー。
空から異形の怪物「EMITS」が現れるようになった時代。日本政府は身体一つで空を飛びEMITSを撃退する「特務自衛隊」を組織し人々の生活を守っていた。そんなある日、どこにでもいる男子高校生・美空翔子(みそら しょうご)の前に特務自衛隊のエース・篠塚凜(しのつか りん)が現れる。凜は翔子が持つ「空を自在に飛ぶ才能」を見抜き、EMITSと戦う特務自衛官の士官学校へ推薦するためにやってきたのだ。平穏を望みながらも飛行の魅力に取り憑かれた翔子は彼女の誘いに乗り士官学校へと編入する。しかし翔子の才能は否応なしに開花し、やがて彼をEMITSとの戦いの最前線へと導いていってーー!?
私が神坂怜としてデビューし早3ヶ月。炎上したり、炎上したり、あと炎上したりしているうちに気付けば季節は夏に突入していた! そこで私はかねてより計画していた妹ちゃんとの兄妹コラボ配信を行うべく準備を進めていた。そんな折、前職の後輩(女)から「VTuberになったっス」との連絡が入る。それも有名バーチャルタレント企業『SoliDlive』の新人だって? さらにその同期が妹の親友? トドメとばかりに私と後輩の同棲疑惑までネットに出てしまって……というか、身内にVTuber多すぎない!? ※オーディオドラマは電子書籍版にも収録されます。 ※データのダウンロードはできません。 ※一部の携帯電話・スマートフォン機種によっては読み取れない場合がございます。 ※パケット通信料を含む通信費用はお客様のご負担となります。 ※やむを得ない事情により事前の予告なく公開を終了する場合があります。
「卒業制作」としてお気に入りを詰め込んだ、初の小説集。誰もが、切なくて愛おしい、きらきらした欠片を持っている──。日向坂46からの卒業を発表した宮田愛萌による、大好きな万葉集から想像を膨らませて執筆した5つの物語とそれを元に撮影した万葉の都・奈良への旅。全開の笑顔からドレスをまとう大人びた表情、本人こだわりの袴姿まで、アイドルとして最後の姿を収めた一冊。
第14回日経小説大賞受賞! 虚実入り交じる世界で、最強を目指す。かつての輝きが薄れてしまっても、リング上で身体を張って闘い続ける男たちの生きざまを、乾いた筆致でハードボイルドに描き切ったプロレス小説 プロレス国内最大のメジャー団体に所属する立花は33歳。入門5年目で海外武者修行に抜擢されるなど将来を嘱望されていたが、今ではスター選手を引き立てる中堅のひとりに甘んじている。 凱旋帰国直後の“事故”が立花から覇気を奪ってしまっていた。しかし「自分が持つものすべてをぶつける試合をしていない」という思いは熾火のようにくすぶっていた。タイトル挑戦権のかかった試合で、スター候補の若手に負けることを求められた立花は、衝動に駆られ、押し殺していたものを解き放ってしまった。血が騒いでいた……。
【国書刊行会 創業50周年記念復刊】 〈真の創造の奇跡〉を、ここにふたたび。 〈この家はいつも地獄だった。みんな死んでもないのに、もうここでは死んだ人たちの話ばっかり。……でも暮らしがほんとに悪くなったときだった。セレスティーノが詩を書こうと思いついたのは。かわいそうなセレスティーノ! いまぼくには彼が見える。居間のドアの陰に坐って両腕を引き抜いている……〉 母親は井戸に飛びこみ、祖父は自分を殺そうとする。 寒村に生きる少年の目に鮮やかに映しだされる、現実と未分化なもう一つの世界。 ラテンアメリカの魔術的空間に、少年期の幻想と悲痛な叫びが炸裂する! 『めくるめく世界』『夜になるまえに』のアレナスが、さまざまな手法を駆使して作り出した奇跡の傑作。 『夜明け前のセレスティーノ』はリズムである。 ちょうどその著者がリズムであったようにーーファン・アブレウ *** 〈アチャス アチャス アチャス アチャス アチャス アチャス アチャス アチャス アチャス アチャス アチャス アチャス アチャス アチャス アチャス アチャス アチャス アチャス アチャス アチャス…… 斧(アチャス)の音がしないとぼくは眠れない。止まるな! 止まるな! 止まるな!〉 〈「斧(アチャス)はどんな音たてる?」 「パスッって音、まるで空中で鳴きつづけてる霊みたいに」 「斧(アチャス)はどんな音たてる?」 「パスって音……。パスッ……」〉 *** 少年期を、そしてキューバの生活を描いた最も美しい小説の一つ。 カルロス・フエンテス(作家) この並外れた小説を読むことは創造の真の奇跡と接触することだった。新鮮な爽やかさへ、旧態を打破するような恐れを知らない屈託のなさへと通じる空間にわたしを近づけてくれたのだ。危険にみちた領域に。 ……いま日本の読者の手に届くこの本は、思春期の輝かしい時代に、このうえない教訓をわたしに与えてくれた。つまり、「本当の文学とはわたしたちを変わり者にする文学、わたしたちを危険にさらす文学である。書くことはひとつの仕事ではなく、呪わしい儀式なのだ」という。 フアン・アブレウ(作家/画家) --本書日本語版のための特別エッセイ「ハバナの奇跡」より 『夜明け前のセレスティーノ』をどう語ったらいいか。濃緑の草がしゃべり出したような本だ。木の幹に詩を書くセレスティーノと、彼のいとこ「ぼく」。むきだしの生と死、暴力と抑圧。自由と抵抗の根っこには「詩」がある。叩きつけるリズムが日本語に乗り移った。 小池昌代(詩人/作家) --『私が選ぶ国書刊行会の3冊 国書刊行会創業50周年記念小冊子』より 夜明け前のセレスティーノ ハバナの奇跡(フアン・アブレウ) 訳者あとがき(安藤哲行) 新装版に寄せて(安藤哲行)
錬金術に夢中な少年スヴェイン = シュミット。彼は5歳になったとき、不遇で最下級だと思われている職業【ノービス】を授かる。しかし、【ノービス】は努力次第で様々な力を手に入れることができる、とてつもない『職業』だった! 聖獣たちと出会い、契約していくことになったスヴェインは、10歳の『星霊の儀式』にてとてつもない力を持つ職業【隠者】を授かることになるのだが、婚約者のアリアが王子から狙われたことで、国外へと逃げることなる。辿り着いた秘境で穏やかに過ごし三年の月日が経ち、成長したスヴェインたち。甘味を求めて人里に下りたことにより、その隠遁生活が終わりを迎えることとなり……。 少年と少女と聖獣たちが織りなす、“なにものにもなれる”物語、第2弾!
それゆけ三馬鹿! なにはともあれ飯を食え!「魔獣肉を食べたら魔人になってしまう」そう噂されるこの世界。しかし、森で助けた魔人の子・ノアとの話はまったく別のものだった…それってつまり、魔獣肉は食べてもいいってこと!? ということで、ノアを迎えた新生「悪食」たちは引き続きグルメサバイバル爆進中! 一方、北山と衝突したことで、勇者と聖女にも変化があってーー。 読んで美味しい異世界グルメ第4巻!
王立魔道学院への入学を果たしたアルは、将来の王直属近衛兵候補の『王家の影』・ビクター班や、それを統括する絶対的強者・クレア、物語の主人公『託宣の神子』たちとの出会いを通じ、この世界での生き方を模索することに。ものは試しと民衆区の街で活動を続ける中で、身寄りのない子供たちを見かける。明日への希望を見いだせない彼らを目の当たりにしたアルは、「ある提案」を持ちかける。 その時、監視役としてアルの側に控えるビクター班のヴェーラの胸には、ほの暗い過去の情景が浮かび──!? 辺境出身の狂戦士、王都でのワクワク新生活は都貴族たちの血まみれの陰謀でいっぱい!な痛快ファンタジー第二弾!
アルカを勇者として目覚めさせることに成功したクロアはミオンの修行とウィエルとの休暇をとるために海底の国ディプシーへ向かうことに。 そこはクロアたちが過去に新婚旅行でも訪れた国で……クロアとウィエルの出会いがいま明かされる! 全編書き下ろしでおくる「小説家になろう」月間総合1位の大人気作品第二弾!
「私の絵本に、絵を描いてくれない?」--人付き合いも苦手、サッカー部では万年補欠。そんな立樹のパッとしない日々は、転校生・華乃からの提案で一変する。華乃が文章を書いて、立樹が絵を描く。突然始まった共同作業だったが、驚くことに、華乃が紡ぐ物語の冴えない主人公はまるで自分のようだった。しかし、物語の中で本当に大切なことに気づき成長していく主人公を見て、立樹もまた変わっていく。さらに、その物語には、ふたりをつなぐある秘密が隠されていて……。勇気がもらえる感動の青春恋愛小説!
斬新な構成、独特な心理描写で、彫刻家である主人公の、三代にわたる女性への愛情が赤裸に描かれるーー唯美主義、ダーウィニズムの思想を取り込み、〈性愛と芸術〉の関係を探究し続けた英国ヴィクトリア朝の詩人・小説家トマス・ハーディが最後に著したロマンス・ファンタジー。
本を読めば、何かが変わるの? 本は、どこでだって誰にだって読まれうる。 120年前に書かれたコンラッドの“問題作”『闇の奥』を、 いま、この日常の喧騒のなかで読んでみる。 「ふつうの読書」と「批評」を行ったり来たりして、 「読書」という営為について考えてみよう。 ============= 【目次】 序 章 『闇の奥』には辿りつかない長い道のり 本と出逢う/いかに読むべきか/道草としての読書/失われた「作者」を求めて/本書の取扱説明書 /付記/註 第一章 本はどこでだって書ける ふまじめな作者/ポーランド、より正確にはウクライナ/大人になったら、そこへ行くんだ/コンラッドと女性たち/英語という「選択」/註 第二章 コンラッド、コンゴへ行く コンゴで知ったこと/歴史から小説へ/「小説は歴史である」/註 第三章 『闇の奥』への旅を始める プロットを読む/物語の外側の物語/風景の陰謀プロット/イクチオサウルスの正体/註 第四章 「意図されたもの」とは何か 読書にゴールはあるか/遅延と妨害/真実のクルツ氏を求めて/マーロウに逆らって読む/註 第五章 女として読む 想定されていない読者/女たちの美しい世界?/アフリカの女/そして物語は破綻する/経験と読書 /註 第六章 誤読の効用 読むべきか、読まざるべきか、批評をするか/アフリカの歪んだイメージ/コンラッドはレイシストか/読むべきではないのか/よく読まなければならない?/註 第七章 ポケットに『闇の奥』を 余白に書かれた暗号/ロシア人の若者/『闇の奥』とともにアフリカへ/註 第八章 余白に書く 『闇の奥』と『暗い河』/模倣する世界/「暗号」を読み解く/『闇の奥』はもういらない?/註 終 章 日常の読書学 日常と非日常/小説のなかの日常/『闇の奥』の日常/二つの読書法/日常の読書学/明日もまた太陽は東から昇る/註 あとがき 索引
私たちは共に、絶えず声を上げ、 お互いを思いやり、 しっかりと手を携えて生きていける 韓国SFの話題作『となりのヨンヒさん』著者チョン・ソヨンによる初の邦訳エッセイ集 「この社会で女性として生きるには、 絶えず自分を奮い立たせなければならない。 自分の発するほぼすべての社会的発言に「女だから」という フィルターをかけられることを覚悟しなければならない。 韓国で発言する女性として生きるということは、 そんな覚悟を持って、それでも次の世代のために 女性の居場所をひとつでも多く確保できるように、 発言し、主張し続けるということだ。 世間が耳を傾けずにはいられなくなるまで」 ーー本書より はじめに 第一部 信念を軽んじる世界で 第二部 発言する女性として生きるということ 第三部 私たちが物語になるとき 終わりに これが私の遺言 日本の読者の皆様へ 訳者あとがき
この物語はフィクションだと思ってくれてかまわない。0歳児の書く私小説なんてあり得ないと思うのならば。第1回曲木賞受賞!曲木賞を受賞した表題作を含む、「月」にまつわる2編を収録。