2023年7月発売
レッドローグでの一件の解決後。クラシアに、姉ヴァネッサ・アンネローゼから手紙が届く。その手紙を受けて、海上都市メイヤードに向かうアレクたちだが、ヴァネッサは一月ほど前から姿を消していた。どうやら彼女は、錬金術師たちの到達点ー“賢者の石”をめぐる事件に巻き込まれているらしい。彼女を探すため、メイヤードのダンジョンに向かうアレクたち。そこで彼らが邂逅したのはーひとりの少女と。とある男が見た、たったひとつの願望でー。飼い殺し状態だった元宮廷魔法師の冒険譚、待望の第四弾!コミカライズも大好評連載中!
弱小貴族ローベント家の若き当主・アルス。実は転生者であるアルスは、武力も知識も一般的なレベルだが、「鑑定」という特別なスキルを使い出自や年齢を問わず有能な人材を集め、重用していた。攻め寄せた大軍勢を退けたアルスは、戦後処理を行うとともに、さらなる勢力拡大のための人材発掘を続けていた。敵対していた勢力からも積極的な登用を行うアルスだがそんな中でみるからに裏のありそうな三人組に出会う。彼らの正体は、そして重要度を増すアルスとカナレ郡はー!?小説家になろう発成り上がりファンタジー、アニメ化も決定の第5弾!
初級職“アイテム師”として『三日月の爪』に所属していたガイウスは「S級にあがったパーティでは庇って戦えない」という理由からパーティーを首になってしまう。ガイウスは気づいていた。実際はパーティ内での人間関係上、邪魔になってきたので体よく追い出されただけということを。しかし、パーティメンバーは知らなかった。ガイウスと一緒に行く冒険が、どれだけ気遣いのある快適なものだったかをー!一方、一人となったガイウスの元に初級職“魔法剣士”の少女ミリアが現れパーティを組みたいと主張する。その理由は、ガイウスと一緒にあるダンジョンを攻略したいと言うものでー。小説家になろう発人気ファンタジー、ついに書籍化!
一子相伝の魔術“全自動・英霊召喚”を駆使するアーシア王国筆頭宮廷魔術師、フレイ・リディア。ガーベラ国王と配下の『英霊』により、古の世界を破壊した「魔獣サイフォス」の復活が、二週間後に迫っていた。最大の危機を前に、戦力強化のため『真実の楽園』を訪れ、新たな英霊たちの力を得ようと奮闘するフレイたち。だが彼らからの協力はなかなか得られず…!?期限が迫るなか、開祖アレクシアの元で魔力強化に励むフレイ。しかし、無情にもガーベラ王と「魔獣サイフォス」による侵攻が開始され、そこに漁夫の利を狙う『青の魔王』一派も現れて混乱はなおも深まり…!?新たなる英霊の力と自らの進化した力をフレイは獲得できるのか!?そして再び危機に瀕した世界と仲間たちを救うことができるのか!?
学校で悠々自適に引きこもっている俺は、可愛い妹シャルちゃんを楽しませるべく、魔神さんを巻きこんで遊ぶ日々を送っている。そんな中、新たな試練が降りかかった。四人チームの魔法戦?まあただの学校行事だし大したことないやろ。などと高を括っていたら、謎の!転校生!現る!はいそこー、また?とか言わなーい。なにやら不思議な双子ちゃんがシャルに急接近。焦る俺。舞い踊る魔法少女。巨大魔獣が王都に迫り、合体ロボがひた走る。そしてついに、因縁の母子の戦いに決着が!?そんなこんなで異世界引きこもりファンタジー第六弾、今回もイモータル☆シャルちゃんの活躍に乞うご期待!(俺は裏方がんばるぞ!)
夜の街を流離う青年。あてもなく。何かを求めるように。朧げな電燈に照らされたそこで、哀しき殺人者の姿を見た。ナイフが彼の心臓をとらえ、僕の目の前で彼は死んだ。人が死ぬという瞬間を初めて見た。深淵に滴る朱殷にどうしようもなく惹きつけられた。その美しさに夢を見たような気がした。霞んでいた星が初めて輝いて見えたような気がした。生命の螺旋が解けるとき、僕はとろけるほどの快楽に満たされる。生きること。生きていること。たったそれだけのことが。たったそれだけのことなのに。たまらなく苦しいと感じてしまうのはなぜだろうか?これは、純粋な悪に陶酔した青年の物語。
あなたの知らない日本漢詩の世界が見えてくる!日本の古典和歌の世界は『万葉集』や『古今集』以下の歌集によって広く知られているが、漢詩の世界、ことに古代・中世のそれについてはほとんど一般には知られていない。だが、実はその時代は漢詩が重んじられ詠み継がれていたのだった。天皇・貴族・僧侶・武士といったそれぞれの階層に在った、苦悩する孤独な詩人たちの運命とその作品を物語る一冊。『詩人たちの歳月ー漢詩エッセイー』の続篇、いまここに!
シリーズ最高傑作の呼び声も高い「黒河を超えて」を収録! 「〈新訂版コナン全集〉(東京創元社)」を基に、訳者・中村融氏が全面改稿、新たに新資料も加え、全4巻にてお送りする『愛蔵版 英雄コナン全集』。第3巻となる「降魔篇」には、30代後半を迎え、知力と体力の絶頂にあるコナンの冒険を描いた中篇4篇、ならびに未完成作品の草稿と創作メモを収録。 【収録作品】 赤い釘/古代王国の秘宝/黒河を越えて/黒い異邦人 〈資料編〉西方辺境地帯に関する覚え書き/辺境の狼たち(草稿)
「ときが来たら必ず迎えに来る。それまで僕を待っていて」事故で亡くなったヴァルタルが、ついに迎えに来てくれた夜。天の国で彼と幸せになれると、甘美な愛撫に身を委ねてレーナは幸せだった。しかし、ヴァルタルが本当は生きていて、実は王弟なのだと知らされた!ヴァルタルはレーナを絶え間なく溺愛し、求婚の手を緩めない。一緒にいられるのは嬉しいけれど、王弟殿下との結婚を受け入れるわけにはいかなくて!?
ごくごく普通の主婦として暮らす和葉はある日突然「勇者召喚」され、異世界へ。45歳のおばちゃんじゃ戦えないし、と思いきや、14歳の姿(しかもジャージ)に若返っていた!?しかもカズハが武器として顕現させたのは「あのハンマー」だったが、持ち上げることすらできぬ始末。他メンバーが訓練で実力を上げていく中、食堂で働くことに居場所を見出そうとしてしまう。しかし、魔族の襲撃がきっかけで戦闘の才能を開花。オムライスやプリン、から揚げを作りながら勇者として成長していくおばちゃんから目が離せない!
「お前には『呪われ辺境伯』との婚姻を命ずる!」ありもしない罪によって婚約破棄を告げられた侯爵令嬢ルシル。気を失った彼女が見たのは、自らが大罪人として処刑される未来の予知夢だった。しかし、同時に前世ー世界一の愛され猫リリーベルの記憶を取り戻したルシルは、心を閉ざした呪われ辺境伯フェリクスとの婚約生活をひとまず満喫することに。「予知夢によるとフェリクス様に運命のヒロインが現れる?ふふん、それってとっても素敵なことじゃない?」持ち前の超ポジティブな性格と、前世の飼い主ー大魔女、世紀の錬金術師、勇者などから引き継いだ能力で、いつしか周囲の人々を救っていく。やがて明らかになる前世の飼い主たちの秘密。そしてフェリクスが抱える呪いの正体とはー?読めばきっとあなたも前向きになる。元悪女が婚約ライフ(仮)を駆け抜ける、ハートフルラブコメディ。
毎朝3分の『ラブラブ奥さん』を演じる必要がなくなったノイシャは、聖女の力を使い【うさちゃん仮面】として、新たに下水道の管理をすることになった。教会で過ごしていた頃とは違い、労働時間はこれまで同様に3分だけー誰かの役に立ち、ぐーたら生活を続けられてやっほい!!と幸せな日々を送るノイシャ。そんなある日、水路の点検中に行き倒れている男の人を拾ってしまう。彼の名はアスラン=ジョゼ=アルノード。アルノード王国の次期国王であり、リュナンの従兄だと判明する。その後、屋敷に滞在するアスラン殿下をもてなすことになったノイシャは、一緒にお散歩して、お昼寝して、おやつを食べて、お風呂に入ろうとして…!?一方、アスラン殿下は世間知らずな聖女を嫁に迎える算段を立てておりー
アムステルダム運河で謎の死を遂げた考古学者。その死に疑問を抱く青年は真実を求め、紺碧のティレニア海を渡って南イタリアへ向かう。様々な思惑が入り乱れるカプリ島に嵐警報発令!第一回クロスド・レッド・ヘリング賞受賞作。
TVアニメ化も決定!「週刊少年ジャンプ」連載中の大人気諜報家族コメディが初の小説化! 中学時代の凶一郎が活躍したり、四怨と嫌五がプロゲーマーのスパイと対決したり、六美と七悪が料理選手権に出場したりなどなど、小説でしか読むことのできない物語を全5編収録! さらに、カバーイラスト、両面ピンナップ、挿絵は権平先生描き下ろしという豪華仕様です! 【目次】 生徒会長・夜桜凶一郎 マジカル四怨のコスプレ大作戦 スパイ料理選手権 ドキドキ★お化け屋敷への潜入! 殺香の夜桜さんち観察日記 【著者略歴】 権平ひつじ(ごんだいら・ひつじ) 第43回JUMPトレジャー新人漫画賞にて『IBIS』で佳作受賞。2019年より「週刊少年ジャンプ」にて『夜桜さんちの大作戦』連載。そのほかの作品に『ポロの留学記』など。 電気泳動(でんき・えいどう) 第7回ジャンプホラー小説大賞にて『今週の死亡者を発表します』で銀賞受賞。
大規模な詐欺事件を調査していたキャスターが、不可解な事故で死んだ。〈木曜殺人クラブ〉は、事故の裏に何かあると直感し、捜査を始める。一方、メンバーのひとりであるエリザベスは、友人のジョイスを殺されたくなければ元KGB大佐を殺すようにと脅迫され……。
1958年、反共・反ユダヤ主義を標榜するジョセフ・マッカーシーがアメリカ大統領となり、権力を握っている。映画産業は国営化され、制作されるのは反共プロパガンダ映画ばかりだ。ロサンゼルス市警の刑事モリス・ベイカーは、そんなハリウッドで、ある殺人事件を担当することになる。被害者は元映画監督ジョン・ヒューストンと、新進気鋭の記者ウォルター・クロンカイト。現場には「悪魔どもをやっつけろ ベイカー」と書かれたメモが遺されていた。ふたりはなぜ殺され、ベイカーの名前がなぜあったのか?大統領配下の下院非米活動委員会(HUAC)の横やりが入り、捜査から外されたベイカーに、ソビエト連邦の謎めいた女スパイ、ソフィアが接触してくる。彼はソフィアとともに、俳優ハンフリー・ボガートや脚本家ダルトン・トランボらが暗躍する、もうひとつのハリウッドをさまよう。ユダヤ人のベイカーが大戦中のヨーロッパで過ごした過去の悪夢に悩まされながらー。異なる歴史を歩むハリウッドを舞台にした傑作ノワール。