小説むすび | 2023年発売

2023年発売

永遠を誓うギリシア〜ボスのプロポーズ〜永遠を誓うギリシア〜ボスのプロポーズ〜

初恋の人との夢の一夜は波乱の幕開け── リン・グレアムの希少な長編ロマンス序章! ビリーは8歳のとき、ギリシアに母と移り住んだ。 よそ者扱いされていた彼女をいつも救ってくれた年上の少年、 アレクセイは100年続く名門ドラコス家の跡継ぎで、時が経ち、 今やビリーは実業家として成功した彼の個人秘書を務めている。 でもまさか、ボスの恋の後始末まですることになるなんて……。 胸の奥に封印したはずの憧れが、ビリーを苦しめた。 そんなとき、アレクセイの両親が事故で急死する。 悲嘆に暮れる彼を慰めたい一心のビリーだったが、想いがあふれ、 衝動的に純潔を捧げてしまう──妊娠するとも思わずに。 事実を告げようとした矢先、アレクセイが倒れて記憶を失い、 追いつめられた彼女は“この子は一人で守る”と心に誓うが……。 リン・グレアムの希少な長編ロマンス『永遠を誓うギリシア』の前編をお贈りします。今作では、二人の出会いから予想外の妊娠、そして秘密を抱えての結婚に至るまでが描かれます。後編ではさらなる怒涛の展開に……。どうぞご期待ください!

サポートスキル『増強』を悪用して成り上がり復讐ライフ!サポートスキル『増強』を悪用して成り上がり復讐ライフ!

発売日

2023年1月27日 発売

リュジオの故郷の村は、悪徳貴族たちによって焼き滅ぼされてしまった。幼なじみのタルヒと一緒に逃げおおせたが、それからはずっと、復讐を誓って生きてきた。そのお陰もあって、固有スキル「増強」は強力に成長し、今では身体能力だけでなく、感情さえも操ることができる。しかし、優しいタルヒや、愛情深い女医のアミスのお陰もあって、今は暖かい心も取り戻すことができた。夜毎に愛し合い、彼を支えてくれる美女たち。そんな仲間に聖女候補だったヴェーリエも加わって、リュジオはますます、強い心で貴族に立ち向かうことができるようになった自分に気付く。本来ならば、人々と助け合うためのサポートスキルである“増強”だったが、貴族への対抗手段としたことで、所属する反抗組織のなかでも認められていくリュジオ。それはある意味邪道ではあったが、平和には力が必要だ。リュジオは癒やされる仲間たちと共に旅立ち、貴族の悪行を食い止める。そして、ついに決戦の時が来て!?

川崎警察 下流域川崎警察 下流域

出版社

徳間書店

発売日

2023年1月28日 発売

多摩川河口で発見された元漁師の不審死体をめぐり、 所轄の刑事たちが事件の真相と闇に迫る! 書下し長篇警察小説。 1970年代の川崎。 京浜工業地帯として発展する裏で、ヘドロで漁ができなくなった漁師たちが、漁業権や船舶の買い上げと、補償金をエサに立ち退きを迫られ、漁民の間に分断と対立が生じていた。また新興工業地帯には朝鮮や沖縄からの流入者も多く住み、住民問題は複雑化していた。 そんな土地で、多摩川河口に溺死体があがった。遺体は元漁師の矢代太一と判明。彼は漁業権問題で漁民をまとめる交渉役だった。 だが遺体には複数の打撲痕が認められ、漁師の溺死という不自然さと併せて事件性をうかがわせた。そして遺品にはなぜかキーホルダーがふたつあり、自宅以外にも家があるようだった。 川崎警察署刑事課のデカ長、車谷一人は、ベテラン捜査員たちや新米刑事の沖修平らを叱咤しながら捜査に乗り出す。 矢代は漁師をやめて得た補償金で、夫婦で食堂を始めたが、妻の死によって店をたたみ、いまは次男と暮らしていた。居酒屋やクラブで酒を飲むだけが楽しみだったという。漁業権放棄問題では対立する漁師グループから恨みも買っていたことがわかった。 被害者の足取りを追ううちに、矢代は居酒屋で飲んでいるところに若い女性から電話がかかり、慌てたようにして店を出て行ったことがわかった。 事件が報道されると、矢代に離れの部屋を貸していたという夫婦から川崎署に電話が入った。しかも義理の娘とふたりで借りていたという。 矢代には息子が二人いたが、ともに独身で、義理の娘などはいなかった。 手がかりを得た車谷たちは、不審死事件の背後に横たわる予想外に深い泥沼に足を踏み入れることになるが……

息が詰まるようなこの場所で息が詰まるようなこの場所で

著者

外山薫

出版社

KADOKAWA

発売日

2023年1月30日 発売

タワマン文学の先駆者、窓際三等兵(かもしれない人の)初の書下ろし長編小説! タワマンには3種類の人間が住んでいる。資産家とサラリーマン、そして地権者だーー。 大手銀行の一般職として働く平田さやかは、念願のタワマンに住みながらも日々ストレスが絶えない。一人息子である充の過酷な受験戦争、同じマンションの最上階に住む医者一族の高杉家、そして総合職としてエリートコースを歩む同僚やPTAの雑務。種々のストレスから逃れたいと思ったとき、向かったのは親友・マミの元だった。かつては港区で一緒に遊び回り、夢を語り合った二人だったがーー。 幸せとはなんなのだろう。 逃げ場所などない東京砂漠を生きる人々の焦燥と葛藤! ※紙書籍版カバー裏には、特別短篇「高杉隆の初恋」を収録(電子版には収録されません)。 ※電子書籍版巻末には、特別短篇「目黒奈々子の後悔」を収録。 プロローグ 第一章 春 平田さやかの憂鬱 第二章 夏 平田健太の焦燥 第三章 秋 高杉綾子の煩悶 第四章 冬 高杉徹の決断 エピローグ

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