小説むすび | 2023年発売

2023年発売

覇王の轍覇王の轍

出版社

小学館

発売日

2023年2月1日 発売

鉄路の下に巨悪は眠る。 警察キャリアの樫山順子は、北海道警捜査二課長に突如、着任することになった。歓楽街ススキノで起きた国交省技官の転落事故と道内の病院を舞台とした贈収賄事件を並行して捜査するなか、「独立王国」とも称される道警の慣習に戸惑う。両事件の背景に、この国の鉄道行政の闇が広がっていることも知り…… 大ベストセラー『震える牛』で食品偽装を、NHKでドラマ化の『ガラパゴス』で非正規労働の闇を暴いた筆者が、ついに鉄道行政のタブーに踏み込んだ! 貴方に追体験してほしい。 彼女が組織で生き延びるための苦悩、真実を貫くためのあがきを。 ーー村木厚子さん(元厚生労働事務次官) 「日本列島改造論」から半世紀、新幹線神話の虚と実ーー。 【編集担当からのおすすめ情報】 主人公の樫山順子は、「震える牛」シリーズ最新作の『アンダークラス』で田川信一とバディを組んだキャリア警察官です。「震える牛」シリーズのスピンオフとも呼べる本作にあたり、筆者は北海道取材も敢行しました。新聞記者出身の筆者ならではのリアリティは、読者を「これは本当に小説なのか!」と戸惑わせること必至です。 プロローグ 第一章 軌道 第二章 歓呼 第三章 保安 第四章 検知 終章 置石 エピローグ

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