小説むすび | 2024年12月発売

2024年12月発売

ブライトストーン家の秘密ブライトストーン家の秘密

著者

MAIA

出版社

Clover出版

発売日

2024年12月4日 発売

「こんな家には二度と帰らないし、家事なんて一切お断りよ」 幼くして両親を失ってから、初めての反抗。初めての家出。 これまでの生活を飛び出したミレイア。 そして、ミレイアの宿命の歯車は動き出す。 ーーーーー 幼くして両親を失ったミレイア。 これまで、何不自由なく豊かで幸せだった生活は一転。 二人の兄弟と引き取られた叔母の家で、三人を待っていたのは 幼い子どもたちには過酷すぎるつらい生活だった。 年月が流れ、成長した三人は、両親の死や、引き取られた家、 自分たちが置かれた境遇に疑念を抱き始める。 少しずつ明らかになるブライトストーン家の秘密。 そして徐々に明らかになる自分の中に眠る不思議な力。 波動、エネルギー、精霊、ドラゴン、そして妖精・・・ 家を飛び出したミレイアは、運命に導かれるように、 自身の家系・ブライトストーン家の秘密、 そして自分の不思議な力の秘密を紐解いていくこととなる。 次々と明かされる秘密、戸惑い。新たな出会い。 そして、そんなミレイアに忍び寄る危機。 果たしてミレイアは、どう生きる道を選ぶのか。 ブライトストーン家に隠された秘密とは。 両親が遺してくれた、チカラ(不思議な能力)と想い。 ーーーーー この世界には素敵なことがたくさんあってマジカルで、 そして愛を必要としているの。そのことを決して忘れないで。 ーーーーー わたしはやれる。 この星のために。 世界は、愛を必要としている。 ********** 秘められた世界の秘密を知りたい。 自分にもし不思議なチカラ(不思議な能力)が眠っているとしたら… 主人公と一緒にストーリーに没入してみたい。 そんなあなたにぴったりのちょっと特別な物語です。 1.ニューヨーク グラマシー     -ミレイア、一人旅を決心するー 2.グラマシー アティカス      -兄として自覚せざるをえないことー 3.再びイギリス ミレイア      -ミレイア、旅の楽しさを味わうー 4.ピーク・ディストリクト      -ウェルワース家との出会いとメイブの告白ー 5.ミレイアとソフィア        -力の役割とソフィアの告白ー 6.グラマシー アンセル       -小さな野望と才能ー 7.ウェルワース家          -次々と明かされる秘密への戸惑いー 8.グラマシー ミレイアとアンセル  -ビジネスワークと家の中の不思議ー 9.どこかの場所           -後悔と見えてきた能力の意義ー 10.グラマシーにてディレイニーと   -大切だと気づいた互いの存在ー 11.アイルランド ミース州      -母が遺してくれたものー

小説集 蔦屋重三郎の時代小説集 蔦屋重三郎の時代

鶴屋南北、喜多川歌麿、葛飾北斎、曲亭馬琴、山東京伝、十返舎一九……。名手四人の小説と関連作品の図版で、2025年NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の時代をより深く知る!  版元蔦屋重三郎がある日銀座の京伝の住居(すまい)をさも忙(せわ)しそうに訪れた。 「おおこれは耕書堂(こうしょどう)さん」 「お互いひどい目に逢いましたなア」  蔦屋は哄然(こうぜん)と笑ったものである。(…) 「身上半減でこの蔦屋もこれ迄(まで)のようにはゆきませんが、しかしこのまま廃(すた)れてしまっては商売冥利(みょうり)死んでも死なれません。そこでご相談に上りましたが、今年もいよいよ歳暮(くれ)に逼(せま)り新年(はる)の仕度(したく)を致さねばならず、ついては洵(まこと)に申し兼(か)ねますが、お上のお達しに逆らわない範囲で草双紙をお書き下さるまいか」  余儀ない様子に頼んだものである。--国枝史郎「戯作者」より 吉川英治「大岡越前」(抄録) 邦枝完二『江戸名人伝』より「鶴屋南北」「喜多川歌麿」「葛飾北斎」「曲亭馬琴」 国枝史郎「戯作者」「北斎と幽霊」 永井荷風「散柳窓夕栄(ちるやなぎまどのゆうばえ)」(抄録)

私、蜘蛛なモンスターをテイムしたので、スパイダーシルクで裁縫を頑張ります!(1)私、蜘蛛なモンスターをテイムしたので、スパイダーシルクで裁縫を頑張ります!(1)

出版社

KADOKAWA

発売日

2024年12月5日 発売

VRMMORPG好きの女子高生・笹木百合は、不幸にも病死してしまうが、女神からの祝福のもと異世界によみがえった。そこで示されたのは、裁縫にまつわる技術を使って生きていくか、再び輪廻の輪に戻るかという二択の生きる道。せっかく新しい人生が与えられたなら楽しまなくちゃ損だよね……ということで、女神に与えられた小屋で武器や魔法の扱い方を覚えた少女・百合改めリリィは、特大の登山用リュックを背に人里を目指すのだった。そして大蜘蛛のモンスター、タラトを仲間に迎え、蜘蛛糸を採取できるようになったリリィは、タラトがはき出す最高品質のスパイダーシルクから作り出した日用品を売って生計を立てていこうと決心するーー様々な人々のお世話になりながら、自分のお店の開店を目指す少女が、ポジティブに頑張るファンタジー! プロローグ/第一章 新しい人生/第二章 初めての都市『ネイスト』/第三章 商業都市ヴァードモイと緑階級冒険者試験/番外編 移動中の型紙作り/第四章 銅級商人リリィ/第五章 リリィのお店、開店を目指して/エピローグ 完成、リリィのお店『蜘蛛の錦雲』!/番外編 装備と素材と料理と店と

華の蔦重華の蔦重

出版社

集英社

発売日

2024年12月5日 発売

大河ドラマの主人公・蔦屋重三郎の粋でいなせな一代記!! 山東京伝、曲亭馬琴、喜多川歌麿、東洲斎写楽……江戸っ子たちを熱狂させた大勝負、とくとご覧あれ。 豪華絢爛の吉原が業火の海に包まれた明和九年。多くの人が落胆する中で、江戸をふたたび元気にしようと心に決めた男がいた。蔦屋重三郎。通称蔦重と呼ばれたその男は、貸本屋では飽き足らず、地本問屋の株を買って自ら版元として様々な勝負に打って出る。「楽しんで生きられたら、憂さなんて感じないで済むんです」面白い書物や美しい浮世絵は、きっと世の中を明るくしてくれるーー。彼の熱意が、山東京伝、喜多川歌麿などの心を動かし、江戸を熱狂に包んで行くのだった。しかし、そこに立ちはだかったのは……。エンターテインメント歴史小説‼ 世の中は酒と書肆が敵なり どうにか敵にめぐり会いたい 【著者略歴】 吉川永青 よしかわ・ながはる 1968年、東京都生まれ。横浜国立大学経営学部卒業。2010年『戯史三國志 我が糸は誰を操る』で第5回小説現代長編新人賞奨励賞、16年『闘鬼 斎藤一』で第4回野村胡堂文学賞、22年『高く翔べ 快商・紀伊國屋文左衛門』で第11回日本歴史時代作家協会賞(作品賞)を受賞。著書に『誉れの赤』『治部の礎』『裏関ヶ原』『ぜにざむらい』『乱世を看取った男 山名豊国』『家康が最も恐れた男たち』『戦国・江戸 ポンコツ列伝』など多数。

冬と瓦礫冬と瓦礫

出版社

集英社

発売日

2024年12月5日 発売

1995年1月17日未明、阪神・淡路大震災が発生した。 神戸市内の高校から都内の大学に進学し、東京で働いていた青年は、早朝の電話に愕然とする。 かけてきたのは高校時代の友人で、故郷が巨大地震に見舞われたという。 慌ててテレビをつけると、画面には信じられない光景が映し出されていた。 被災地となった地元には、高齢の祖父母を含む家族や友人が住んでいる。 彼は、故郷・神戸に向かうことを決意した。 鉄道は途中までしか通じておらず、最後は水や食料を背負って十数キロを歩くことになる。 山本周五郎賞を受賞した作家が自らの体験をもとに、震災から30年を経て発表する初の現代小説。 【著者略歴】 砂原浩太朗(すなはら・こうたろう) 1969年生まれ。兵庫県神戸市出身。早稲田大学第一文学部卒業。2016年「いのちがけ」で第2回「決戦!小説大賞」を受賞。21年『高瀬庄左衛門御留書』で第9回野村胡堂文学賞、第15回舟橋聖一文学賞、第11回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞。22年『黛家の兄弟』で第35回山本周五郎賞を受賞。他の著書に『いのちがけ 加賀百万石の礎』『藩邸差配役日日控』『夜露がたり』『浅草寺子屋よろず暦』など。

暗号の子暗号の子

出版社

文藝春秋

発売日

2024年12月5日 発売

わたしたちは、いつまで人間でいられるのか? 新しい暗号通貨、分断のないSNS、超小型人工衛星…… 宮内悠介が迫る、8つのテクノロジーの新時代! ★掲載作品 「暗号の子」 「偽の過去、偽の未来」 「ローパス・フィルター」 「明晰夢」 「すべての記憶を燃やせ」 「最後の共有地」 「行かなかった旅の記録」 「ペイル・ブルー・ドット」 ★宮内悠介・プロフィール 1979年、東京都生まれ。少年時代はニューヨークで過ごす。早稲田大学高等学院、早稲田大学卒。2010年、「盤上の夜」で創元SF短編賞選考委員特別賞(山田正紀賞)を受賞。2012年のデビュー作『盤上の夜』が直木賞候補となり、注目される。2013年、『ヨハネスブルグの天使たち』で日本SF大賞特別賞を受賞。2017年、『彼女がエスパーだったころ』で吉川英治文学新人賞を受賞。同年、『カブールの園』(芥川賞候補作)で三島由紀夫賞を受賞。2018年、『あとは野となれ大和撫子』で星雲賞(日本長編部門)を受賞。2020年、『遠い他国でひょんと死ぬるや』で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。2024年、「ディオニソス計画」で日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。同年、『ラウリ・クースクを探して』で高校生直木賞を受賞。

レクターガール・サイコレクターガール・サイコ

著者

星月渉

出版社

竹書房

発売日

2024年12月5日 発売

「私は人間(ひと)であることを諦めない」 西彩子(にしさいこ)、連続殺人犯の娘。人呼んでレクターガール。 現代のエリザベート・バートリと言われた連続殺人鬼を母に持ち、 自身は肉体的に痛みを感じない特殊体質と常人とは異なる脳波を持つ天才サイコパス。 彼女は戦う。自由であるために。 彼女が彼女であるために。 妊婦ばかりを狙った連続殺人事件の重要参考人とされたのは16歳の少女、西彩子(ルビ:にしさいこ)。 4年前に同様の事件で逮捕され、拘留中に自死したシリアルキラー西玲子の遺児である。 彩子は6本の指を持つ手で美しいピアノを奏で、非常に高い知能を有する一方、痛覚の一切を持たぬサイコパスであった。 彩子を調べ始めた刑事の河口は、4年前の事件と今回の事件は同一犯であり、玲子でも彩子でもない真犯人がいると睨む。 同様に4年前から事件を追ってきた彩子は河口とタッグを組み、恐るべき事件の真相に立ち向かっていく……。 ピアノを愛する天涯孤独の刑事×サイコパスの少女。 音楽で結ばれた異色のコンビが希代のシリアルキラーを追うバディミステリー! ★読者の声 強くて、かっこいい。彩子のような生き方に憧れます(17歳・高校生) サイコパス同士の頭脳戦にシビれる。誰よりも強くて、でも抱きしめたくなるほど彼女は愛おしい(20代・会社員)

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