小説むすび | 2024年1月発売

2024年1月発売

愛はめぐって愛はめぐって

ずっと独りで生きてきた。だから、 この胸の温かさの意味がわからなくて。 ロンドンで10年間働いてきた身寄りなき看護師ヘンリエッタは、 ある日、ほとんど会ったことのない伯母から遺産を譲り受けた。 それはオランダのとある村に立つ、城下の小さな家だった。 もうすぐ20代が終わるというのに、私には何かを遺す相手もいない……。 一抹の寂しさを抱えながら、ヘンリエッタは古びた愛車で現地へ向かった。 みぞれ降る中ようやく到着したのは夜で、家は暗闇に包まれていた。 そこで城の主で地主でもあるマルニクス・ファン・ヘッセルと出逢う。 背が高く、かなり年上だけれど魅力的な彼はしかし、横柄に告げた。 「私がここを貸す権利を持っているのだと思いなさい」 あれこれ指図する彼に腹を立てつつも、彼女の胸はぽっと温かくなり……。 ロンドンでの安定した生活を捨て、見知らぬオランダの地に飛び込んだヘンリエッタ。独りで生きることに慣れっこの彼女は、新しい暮らしも自分で築いていくつもりでしたが、近くの城に住む不機嫌な貴族のマルニクスがなぜか世話を焼いてくれて……。

罪の夜罪の夜

理性を失うほど熱く激しい愛憎劇ーー リン・グレアム本人が一番好きな物語! 幼い息子と質素に暮らすケリーが交通事故を起こしてしまった日、 病院に運ばれた彼女の前に、4年前に別れた夫アレックスが現れた。 「医師に、僕に会いたくないと言ったそうだね」 イタリア大富豪らしい優雅な身のこなしも、挑戦的な琥珀色の瞳も、 すべてをかけて愛したあの日のままの彼がそこに立っていた。 これまでずっと絶縁状態だったのに、なぜ今になって会いに来たの? 離婚原因はケリーが浮気したこととされているが、 彼女自身はまったく記憶がなく、実のところ異母姉が仕組んだ罠だった。 そうとは知らないアレックスはなおも怒りをたたえ、言い放った! 「罪の償いをしてもらう。僕たちは再婚するんだ」 本作を最もお気に入りとする理由を、リン・グレアム本人が解説。「本作のヒーローはヒロインを理性の縁まで追いつめてしまいますが、それでもこの物語には、結婚がいかに努力と成長、赦しと受容、そして何よりも愛を必要とするかについて描かれているからです」

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