2024年3月11日発売
現代→1916年。日本人騎手が「蹄鉄」に転生! フランスの凱旋門賞に出場した日本人騎手・藤晩夏は、レース中の落雷で異世界に転生してしまう! 口の悪い「蹄鉄」になった晩夏は、アラブ系の少年アリーの相棒として、ロンドン郊外からアメリカのケンタッキーへ、馬たちの成長を見守ることになった……。愛と裏切りと、狂気と堕落と執念と。さまざまな苦難と対峙して、世界的な名馬たちの誕生から、悲劇的な死に至るまで、アリーと晩夏は時代を走り抜ける。サラブレッドロマンあふれる大河小説! 「さよなら凱旋門」目次 序章 二〇〇五年、フランス・パリ 第1章 ブリーズイングラス 1一九一六年、イギリス・ロンドン郊外 2月下の帆 3新天地 4商談 第2章 セイルウォーター 5杭を打つ 6夏の夜風 7約束の五月 第3章 ディオスクロイ 8流転する金 9手作り 10再始動 11ふたつの星
ハーディ不朽の名作『帰郷』を21世紀視点から読み直す10の試み。研究者のみならず、大学生、大学院生が小説の読み方・論じ方の現状を知る上で最適の論文集。
現在最も注目されるアイルランド作家、トビーンによる長編歴史小説。トーマス・マンを主人公に、20世紀ドイツ文化の様相を包括的に描写した壮大な家族の物語。公の顔とプライバシー、愛国心と幻滅の間で揺れ動くマンの内奥世界を重厚に描き出す。 日本語版に寄せて 第一章 リューベック 一八九一年 第二章 リューベック 一八九二年 第三章 ミュンヘン 一八九三年 第四章 ミュンヘン 一九〇五年 第五章 ヴェニス 一九一一年 第六章 ミュンヘン 一九一四年 第七章 ミュンヘン 一九二二年 第八章 ルガーノ 一九三三年 第九章 キュスナハト 一九三四年 第十章 ニュージャージー 一九三八年 第十一章 スウェーデン 一九三九年 第十二章 プリンストン 一九四〇年 第十三章 パシフィック・パリセイド 一九四一年 第十四章 ワシントン 一九四二年 第十五章 ロスアンジェルス 一九四五年 第十六章 ロスアンジェルス 一九四八年 第十七章 ストックホルム 一九四九年 第十八章 ロスアンジェルス 一九五〇年 訳者あとがき
「人生には本当に素晴らしい瞬間が数々ある --たとえつかの間だとしても」 調査対象の女性、そして消えた死体の謎…。 緻密な構造、巧みなプロットとさりげなく埋め込まれた伏線の数々。 フィリップ・マーロウの生き方を確かめたい。 チャンドラーの遺作を 新訳でお届けします。 ==== より楽しく作品を読んで頂くために、エスメラルダの地図やホテルの見 取り図など数点の挿し絵に加えて登場人物の行動を示す時系列表が入っています。 プレイバック 関連地図 主な登場人物 日程表 訳者あとがき