小説むすび | 2024年8月5日発売

2024年8月5日発売

平和になった世界を巡る旅 生き残った英雄は仲間たちの願いを胸に人生二度目の旅に出る(1)平和になった世界を巡る旅 生き残った英雄は仲間たちの願いを胸に人生二度目の旅に出る(1)

出版社

KADOKAWA

発売日

2024年8月5日 発売

魔王との激闘で一人生き残った剣士ベンゼルは、パーティーの仲間が命を犠牲にして救ったこの世界がどうなったのか確かめようと旅に出た。かつて生き別れた駿馬と再会し、亡き親友の妹を旅の仲間に迎え、ベンゼルは世界のすべてを見届けるため馬車を駆る。たまにトラブルもあるけれど、行く手にはきっと心優しき人々と愛おしい世界が待っている! 亡き仲間の夢を背負う剣士と、彼のために強くなろうと健気に頑張る少女の、驚きと喜びの旅の物語。 プロローグ/目覚め/謁見/駿馬シュライザー/孤独/新たな旅の仲間/御者台での会話/剣の稽古/別れの挨拶/ベンゼルの過去/鼻歌と思い出の味/依頼仲介所/路銀稼ぎ/リディーの素質/出航/船上での一幕/リディー、初めての戦闘/花の種/少女の依頼/口論/二等魔術教本/ゼティアとの出会い/ルキウスとゼティアの恋愛事情/ゼティアの墓参り/ハートのペンダント/一人目の戦士/芸術の国の異変/激闘/激闘を終えて/領主ログスター/フィリンナとの出会い/ミートパイ/盗賊/アイスケーキ/フィリンナの墓参り

虚史のリズム虚史のリズム

著者

奥泉光

出版社

集英社

発売日

2024年8月5日 発売

新しい戦前? 否、死者の声は響き続けてきたーー ある殺人事件を機に巻き起こる、国家機密の「K文書」を巡る謎……。 近現代史の魔法使いが仕掛ける、至高のメガ、もといギガ、もといテラ・ノベル! 1947年東京、石目鋭二はかねてより憧れていた探偵になることにした。進駐軍の物資横流しなど雑多な商売をこなしつつ、新宿にバー「Stone Eye」を開き、店を拠点に私立探偵として活動を始める。石目がレイテ島の収容所で知り合った元陸軍少尉の神島健作は、山形の軍人一家・棟巍家の出身。戦地から戻り地元で療養中、神島の長兄・棟巍正孝夫妻が何者かによって殺害される。正孝の長男・孝秋とその妻・倫子は行方知れず、三男の和春も足取りが掴めない。他の容疑者も浮かぶ中、神島の依頼を受けた石目は、初めての「事件」を追い始める。ほどなく、石目のもとに渋谷の愚連隊の頭から新たな依頼が舞い込む。東京裁判の行方をも動かしうる海軍の機密が記されている「K文書」の正体を探ってほしいと言われるが……。 作中に差し挟まれる、dadadadadadaという奇妙なリズムが意味するものとは? 記憶と記録が錯綜する、超規格外ミステリー。 【著者略歴】 奥泉光 (おくいずみ・ひかる) 1956年山形県生まれ。86年「地の鳥 天の魚群」でデビュー。93年『ノヴァーリスの引用』で野間文芸新人賞、瞠目反文学賞、94年『石の来歴』で芥川賞、2009年『神器ー軍艦「橿原」殺人事件』で野間文芸賞、2014年『東京自叙伝』で谷崎潤一郎賞、2018年『雪の階』で柴田錬三郎賞、毎日出版文化賞を受賞。『バナールな現象』『「吾輩は猫である」殺人事件』『グランド・ミステリー』『シューマンの指』『死神の棋譜』など著書多数。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP