小説むすび | 2025年6月発売

2025年6月発売

【POD】誘拐レボリューション【漫画付き】【POD】誘拐レボリューション【漫画付き】

発売日

2025年6月17日 発売

[商品について] ー政治的判断か、人の命かー 財務大臣・権藤正夫の娘である大学生の冴子が誘拐された。同級生2人とともに、スマホの電波も届かない『みちのくの秘湯』へ出かけた折を狙われたのである。しかし、犯人を名乗る男からの要求は、普通の誘拐事件とは大きくかけ離れていた。「身代金はいらない。警察に届けてもいい。ただし、明後日の午前0時からの10年間、全国の高速道路の料金を無料にしろ」--犯人の真の目的は何なのか。そして、いったい誰が犯人なのか……。政治とミステリーが巧みに絡み合うストーリーは思いもよらない結末を迎える。このたび、シナリオの大会で高評価を受けた作品の一部がコミック化され、よりスリリングな内容となって登場! [目次] はじめに 人物 【小説本文】 【メモ】 オリジナルシナリオ おわりに 著者略歴 [担当からのコメント] 犯人の要求は「高速道路の無料化」という、斬新でありながらも本当にありそうな事件を描いた本作。小説ではなくシナリオということ、そして内容の一部がコミック化されていることで、物語はスピーディーに、かつ躍動感をもって進行していきます。普段、あまり活字に触れないという方も存分に楽しめる1冊です! [著者略歴] 秋山 紀勝 1942年(昭和17年)2月、山梨県甲州市勝沼町に生まれる。中央大学卒業。 山梨日日新聞記者を経て、朝日新聞記者。東京本社社会部、福島県会津若松、北海道釧路、盛岡、静岡、千葉県柏、埼玉県川越などに勤務、2002年に定年退職。 元日本ペンクラブ会員、元FM甲府コメンテーター。 現在、著述業。シナリオも描く。ほんの僅かだが、葡萄栽培もしている。勝沼町在住。 著書 「黒い選挙の構図─ドキュメント無投票工作事件」 「バカで結構なんです」 「野次馬記者の嫌われる理由」 「ええからかん人生」 「シナリオ・選挙参謀」 などがある。

普天を我が手に 第一部普天を我が手に 第一部

出版社

講談社

発売日

2025年6月18日 発売

大正15年(昭和元年)12月25日未明、東京・麹町の陸軍少佐・竹田耕三の元に、待望の長男が誕生した。〈志郎〉と名付けられた子供は、日本中が大正天皇崩御の悲しみに暮れる中で、一家の新たな希望となる。  同日、北陸・金沢では、矢野一家の親分・矢野辰一が、賭場での諍いの落とし前をつけに、敵対する一家に乗り込んだ。帰宅した辰一を待っていたのは、懇意の社長から預かっていた女工の出産と死だった。辰一は孤児を〈四郎〉と名付け、自分の手元で養育することに。  一方その頃、東京・神保町で進歩的な婦人雑誌「群青」の編集者として働く森村タキが、社会運動家との間に女子を出産。『人形の家』にあやかり〈ノラ〉と名付けたその子を、身勝手な父親から引き離し、女手一つで育てることを決意する。さらに同年の大晦日、野心を胸に中国・大連へわたった五十嵐譲二は、主宰するジャズ楽団の年越しパーティ中に妻から出産の報告を受ける。出生した男子を〈満〉と名付け、昭和元年最後の夜に最高の演奏をする。  昭和100年、戦後80年に生まれる、壮大な昭和史サーガ三部作。  第一部は、親世代の視点を中心に、大正天皇の崩御から太平洋戦争開戦までを描く。

悪役令嬢について悪役令嬢について

ーー人間には知ってはならないことがある。 獅子の年、八の月、二十の日。 悪役令嬢と名高き、エイディーア・ドルワーズが公開処刑された。 ーーーーここに、すべての謎は幕を開ける。 断首される舞台へと歩を進めるエイディーアは誤って、死刑執行人見習いの青年・ユーニヒトの足を踏む。 「お許しくださいね。わざとではないのです」 そう言われたユーニヒトは、普段の罪人たちとは違うものを覚えて、エイディーアを注視する。 そうして、首を落とされる最期の瞬間、彼女は「一輪の銀聖花」とつぶやいた。 悪逆非道の限りを尽くしたと言われる傾国の悪役令嬢の最期に、強烈な違和感を覚えたユーニヒトは、興味本位から彼女が遺した言葉の真意を知るべく、上司へエイディーアの調査許可を申し出るかを迷うが、偶然にも、身分を明かさないとある人物から彼へエイディーアの調査依頼が出たと告げられる。 ユーニヒトは自身の持つ異能ーー会話をした相手が、その際に一番強く思い出した記憶を共有できるーーを使って、生前のエイディーアと深く関わりのあった人間たちと会い、証言を集めていく。 やがて彼は、知ってはならない恐るべき真実へと辿り着くーー。

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