2025年発売
東京都武蔵野市で住宅一棟が焼ける火災が発生。焼け跡からは、その家に住む志村潔(69)とその息子夫婦と見られる男女三人の遺体が見つかる。 単なる住宅火災に見えたが、夫婦と見られる遺体の死因は焼死ではなく、刺されたことによる失血死であった。 しかも現場からは、この夫婦の子供と見られる小学生が消えていた。さらには、志村の経歴をたどると、“息子”がいた形跡がない。一体この火事で死んでいたのは何者だったのか? 警察が捜査をに乗り出すのと軌を一にして、地下組織『I』の作業員の樋口にもある指令が下される。 不可解な火災、血の繋がりのない“家族”、消えた子供の行方……エンタテインメントを追求した、究極のノンストップサスペンス。
2023年⇒1993年 人生のどん詰まり、死んだ父と過ごした奇跡の3日間 最低の父がくれた、最高のメッセージとはーー 後悔と悲しみを抱え生きる全ての人へ 心震わす、感動作 【あらすじ】 時岡直志はある日、カメラマン廃業を決意する。かつては売れっ子だったが今や仕事はほとんどないのだ。妻には先立たれ、一人息子はひきこもりになってしまった。もはやアルバイトのゴミ収集を本業にするしかないと観念していた。 これが最後のカメラ仕事と腹を決め、出張に出た直志はそこで、決して逢うはずのない人物と出逢う。それは三十年前に借金苦の末に自動車事故で死んだ父だったーー。 初めは他人の空似を疑う直志だったが、徐々に自身が一九九三年にタイムスリップしたことに気づきはじめる。しかもそれが父の死の四日前で……。
喪失、孤独、ユーモア、優しさ…心の内に秘める思いが鋭く豊かに描かれた唯一無二の作家による珠玉の11編。13年ぶり最新短編集!これまでの優れた短編の作品群に対してPEN/マラマッド賞を受賞。ピューリッツァー賞、ストーリー賞、ロサンゼルス・タイムズ文学賞、マーク・トウェイン・アメリカン・ヴォイス・イン・リテラチャー賞の最終候補作。「ロサンゼルス・タイムズ」紙、「エスクァイア」誌、「ヴァルチャー」誌、米国公共ラジオ放送などで年間ベストブックに選出!
子どもの本を学びたいおとなたちの入門書に待望の改訂新版登場! 初版刊行から約10年。子どもの本をとりまく状況の変化に対応するべく、一部構成を組みかえ、内容や表現、とりあげる作品を見直し。専門家によるコラムを新たに一本追加したほか、便利なおすすめブックリストも更新。子どもの本を扱うすべての人必携の手引書。
私は、ここに残らなければならない理由があるのです。子爵邸での尋問会によって、イルムヒルトの母が受けた筆舌に尽くし難い過去…そして『アレ』の正体が明らかになった。しかしその直後、子爵邸に敵の魔の手が襲いかかる。総力戦で迎え撃つイルムヒルトにとっての仇、ゲオルグの姿がー。イルムヒルトは母の仇討ちを果たせるのか?そしてマリウスとの恋模様は?佳境を迎えるシリーズ第四巻。
今すぐ屋敷を閉鎖せよ! 「あの場所に元凶がいるのか。勝千代を父もろとも亡き者にしようとした黒幕が」 捕らわれた父を救い出すため、今川館にやってきた勝千代。 やがて福島家が抱える闇に立ち向かうことにーー!? 大ボリュームでおくる、転生×戦国サバイバル、第三弾!! 【あらすじ】 捕らわれた父を救い出すため、駿府へ向かった勝千代。父は今川館の地下牢に繋がれ、詮議を受けていた。この館の奥に、双子の兄・彦丸の死に関わり、サンカ衆を焚きつけて岡部を襲わせた者がいるかもしれないーー。悪意や策謀が複雑に絡み合う中、勝千代は今川家当主である御屋形様と対面するが、勝千代を狙う刺客が近づいて……!?
日本・海外の名作文学とは? 基準の判断が難しい定番の名作を“ブックガイド類での掲載数”を元に選定した、明確な指標による名作案内。1970〜2024年に刊行された270冊以上のブックガイド・解題書誌・あらすじ紹介本などに掲載された小説・随筆・詩などの文学作品を集計。掲載総数が多い作品1,000点を紹介する。作品の基礎情報、作者の簡易プロフィール、近刊書誌情報も記載。「作品別ブックガイド一覧」(ブックガイド件数カウント付き)や「作者名索引」(国別)、「分野別索引」付き。
去年は春名とのわだかまりもほぐれ、人間との向き合い方にも折り合いがついたように思える1年だった。今回も無事に1人の卒業を見届けられたし、俺も教師としての新たな目標ができた。 今年はどうやら進級する生徒はいないらしい……が、そこへ謎の美女3人が現れる。彼女たちは校長のお姉さんらしく、「理事長から弟を返してもらいにきた」と言う。しかも上級クラスの生徒として一緒に学校生活を送るだって!? なんだかいつもとはちょっと違う賑やかさに、心配が芽生える4年目ーー生徒は彼女たちから、どのような影響を受けるのだろうか。 これは、異世界ファンタジーでも、人生やり直し転生でもない。人間を目指す人外女子たちと送る、ただの教師の物語……その新たな一幕だ。
不動産で財を成したサビーノは、親子の情愛を越えた親密な感情を抱く末娘グロリーニャの結婚式を翌日に控えた日、一家のかかりつけ医のカマリーニャからグロリーニャの婚約者テオフィロが、自らの助手を務める若者ゼー・オノリオとキスを交わす現場を目撃したと告げられる。上流中産階級の父親、人生を発見する若者たち、誠実で貞淑な女性たちの背後に隠された計り知れない欲望や悲劇。都会的な洗練のあるボサノヴァが流行する中で若者文化が花開き、行動も価値観も大きく変容していく60年代のブラジルのリオデジャネイロを舞台に、奈落の底に突き落とされそうな都会の現実の中で急速に崩壊しつつある社会と、上流階級の精神的な腐敗を赤裸々に描いた、ブラジル演劇の革新者ネルソン・ロドリゲスによる再評価著しい小説作品。 66年9月に刊行された直後、軍事政権の法務大臣によって「不道徳な内容と下品なことば使い」が非難され、社会秩序を乱すものとして販売が禁止されたが、著者による訴訟を経て、翌67年4月に解禁されたという経緯がある。
【櫻いいよ初の本格ファンタジー小説シリーズ第2巻】 ぼくの声は、この世界でも届かない。 双子の弟がたどったのは、姉とは真逆の運命ーー。 【あらすじ】 学校からの帰り道で川に落ちたことをきっかけに、人間とは異なる見た目の“じゃない者”と、いわゆる人間“ひと”が共存する不思議な世界に迷い込んだ、中学1年生の涅(くり)。真っ黒な制服姿で突然現れた涅は「言い伝えにある、この国を救うカラスだ」ともてはやされ、王宮で手厚く保護される。ところが、王族同士の争いに翻弄され……。 【目次】 0:それは、終わりのはじまり /1:落ちて拾われたカラス/2:迷い留まるカラス/3:そして、堕ちるカラス/4:噂と森とカラスたち/5:梟とカラスと羽の者/0:本当のはじまり
井伊直虎は男だった? 今川義元の母親は寿桂尼ではない? かつては“常識”とされていた戦国時代の定説は、最新の研究によって塗り替えられつつある。もし、これらの「新説」を元に、歴史作家が小説を書いたら、一体どんな物語が生まれるのか…。 歴史・時代作家グループ「操觚(そうこ)の会」の永井紗耶子ら10名が最新の学説を交えて書き下ろす、実験的な戦国小説アンソロジー!
南アフリカ出身のノーベル文学賞作家、J・M・クッツェー。難解とされてきたその作品世界の根幹をなすメカニズムとは? 創作ノートを精査することで、内容・舞台、そして発表時期のまったく異なる代表作『夷狄を待ちながら』『恥辱』に続編関係を見出し、立体的に精読する、クッツェー研究の新たなる到達点。
なんであんなお偉いさんが、僕みたいな「モブ」を調査してるの!? 銀河大帝国ーー人類が生息可能な惑星のある宙域の7割を国土としている大国で、ジョン・ウーゾスは傭兵を生業としていた。 「オタク」「モブ」を自認している彼は「分不相応・役者不足・身の程を弁える」をモットーにし、惑星トスレでの任務を完遂。 任務で船を破壊されるも、新たな船を購入したことでウーゾスはいつもの日常を取り戻ーーせなかった。 「美女すぐる皇帝陛下」を標的にしたクーデターが勃発したことで、またぞろウーゾスは任務に駆り出されてしまう……! そして不幸は続きーー「97%の確率で特定部位を破壊し相手を無力化しています。 見事としかいいようがありません」 「彼はいわば職人です。地味な仕事をいくつもこなして腕を上げてきたのでしょう」--いつの間にかウーゾスに興味をもった帝国将軍により、彼の実力が暴かれることになり……!? 実は超有能なモブ傭兵による、無自覚爽快スペースファンタジー。 第4幕!
第二子誕生!!&人魚王と相撲対決!? 異世界へと召喚されたものの、未開の地に追放されてしまったキダン。 ギフトと呼ばれる力《至高の担い手》と仲間達の協力によって、キダンが農場として開拓を続けていた土地は、大きな発展を遂げていた。 そんなキダンとプラティの間に、待望の第二子である次男のノリトが誕生! さらには魔王家でアスタレスが第二子のベルゼビアを出産し、人魚王夫妻であるアロワナとパッファの間にも、お世継ぎである王子、モビィ・ディックが誕生。 極めつけには、ヘンドラーとランプアイにも第一子誕生というベビーラッシュを迎えていた。 そんなある日、アロワナ一家が農場を訪れ、第一子の王子をお披露目かと思いきや、なぜか人魚国主催の相撲大会参加へのお誘いで!? キダンたちのほかに魔王ゼダンたちも招待されており、人魚族VS人魔連合の対抗戦が開催されることに……! 未開の土地を賑やかな隣人たちと開拓していく、異世界スローライフ、第18幕!
風情豊かな日出国でスローライフはじめます。 厄災の超魔獣が引き起こした騒動が一段落し、クライロード魔法国には平和が戻っていた。 クライロード魔法国内がより強固になったことで侵攻が困難となった魔族の反乱分子たち。彼らは日出国特有の諜報を生業とする和忍族と手を結び、密かに日出国への侵攻を計画する。 フリオたちはホウタウ魔法学校の代表者として、日出国との交渉のため、同時期に日出国のナルガンサーキの関所を訪れていた。 ホウタウ魔法学校の代表者として、修学旅行先の確認や、フリース雑貨店のお茶の仕入れ先を探す予定を立てていたところ、日出国のいつはちから『メガカラクリ細工』が関所を襲撃してきており、頭を悩ませているとの相談を受ける。 日出国が、フリース雑貨店から万能治療薬を大量に仕入れていた理由を知ったフリオ。 解決までの道のりは長いように思われたがーー。 WEB発、チートだけどまったりな異世界ライフ、第19巻!
捨てられた先で待っていたのは……もふもふ&王族たちに愛される幸せライフ 双子として生まれたことで「忌み子」と嫌われ監禁されて育った少女・リル。 そんなリルは、生みの両親に捨てられた森で、隣国の王族であるイアンに保護されたことがきっかけで転機が訪れる。 イアンはすぐにリルが神獣と話せる特別なスキル【通訳者】を持ち、さらに神獣たちから愛される才能がある特別な存在であることに気が付いた。 森に住む神獣を守る騎士団の団長でもあるイアンの義娘となったリルは【神獣の通訳係】として騎士団のみんなと一緒に森の拠点で暮らし始める。 いつも優しく見守ってくれるイアンや騎士たちに愛され、毎日拠点に会いに来るもふもふたちと戯れながら幸せな時間を過ごすリル。 自分を大切にしてくれるみんなに恩返ししたいと考えたリルは人間と神獣を繋ぐ架け橋となることを決意する! 「私、とっても幸せだね」 大切な人たちと大好きなもふもふ神獣に囲まれ、虐げられていた少女が、新たな人生を切り開いていく、ほっこり愛されハートフルストーリー!
物騒な家族&最悪な教師愛すべき悪魔たちと心あたたまる日常をーー 空白の祝祭が明けて新年を迎えたベリアルド領。シェリエルはディディエとセルジオとともに北部の森へ向けて旅をしていた。 魔法世界7年目にして初めて城を出ることとなったシェリエルだが、移動中は領民の反応に驚いたり、時たま姿を見せるユリウスから魔法の授業を受けたり、魔法陣の解析を行ったりと退屈しない時間を過ごす。 そうしてやってきたのはベリアルド領外の観光地。訪れた目的はシェリエルの誕生日祝いだったはずがーー予想外の展開が待ち構えていた。 それにより国内の奴隷事情を知ったシェリエルは、何もできなかった過去を思い出すことに……。 その後、ひとりの奴隷志願者サラとの出会いをきっかけに、ベリアルド領内にあるクレイラという町に向かうシェリエルたち。 サラは“竜の守人”と呼ばれるクレイラ家の令嬢だったが、望まない政略結婚を強いられ逃げてきたらしくーー?
視察に向かった公爵領で恩人と再会!? ルベリア王国の王太子となり、公爵令嬢エリナと結婚したアルヴィス。無事にマラーナから帰還したものの、命の危機もあったことからしばしの休暇が与えられた。 休暇中は離れていた期間を埋めるようにエリナと過ごすアルヴィス。 しかし、父ラクウェルから届いたラナリスの婚約に関する手紙をきっかけに、視察としてベルフィアス公爵領に向かうことを決める。 視察には、アルヴィスの育った環境を知りたいというエリナと、外の世界を知る良い機会だと王女キアラも同行させることに。 けじめをつけるのだと覚悟をもって赴くアルヴィスに対し、ベルフィアス家はそんな覚悟ごとあたたかく迎え入れてくれる。 その姿に家族の絆を知るエリナだったが、彼女も思わぬ再会を果たすことになりーー? これはとある王国のお話。 ふたりが恋を知り、愛を育んでいく物語。
第37回小説すばる新人賞受賞作。 霧の町チェリータウンのモットーは「壊れていないなら直すな」。 酒場を経営する町一番の人気者である父スタンリー、部屋にこもりっきりの兄エディ、そして5年前に家を出て行った母。13歳になるソフィアは町から一度も出たことがなく、独りぼっちでうつむいて生きてきた。 ある日、お向かいに住む無口な老人ミスター・ブラックの家に、風変わりな人物がやってくる。自称「毎週生まれ変わる」ナタリー・クローバーは、夏休みの間だけブラックの元に預けられるという。 町長はナタリーが変なことをしでかさないよう、ソフィアに見張り役を頼む。人の目を気にせず自由気ままに町を歩き回り、自分だけの町の地図を作っていくナタリー。やがてソフィアは、長い間押し殺してきた自分の願いに気づいてーー。 孤独を抱えた二つの心が奏でる〈ひと夏の、永遠の物語〉。まばゆくきらめく、エバーグリーンな青春小説が誕生!