2025年発売
お待たせいたしました、ド直球のお仕事ラブコメです。 恋と宝石。 「宝石の価値ってそんなに重要?」 思いがけない彼女の言葉がぼくを心地よく壊す。 当たり前を超えていけ 「いや、ごめん要らないわ、これ」 「は!?い、要らないってお前……嵌めてみもせずに!?」 横浜で三大続いた宝石商(ジュエラー)の嫡男・大江頼任と、彫金を家業とする職人の娘・黒江彩。 最初のデートで頼任が贈ったリングを突き返してから、二人の関係は「メシ友」と「恋人」の間で謎のまま。 頼任の店のお得意様のブライダルジュエリーのオーダーを皮切りに、クロエがジュエリーデザインを引き受けるようになってから、二人の関係性が変わっていく。 宝石をのぞくと見える美しい別世界。これを表現できるのは彼女だけ。
シリーズ累計55万部突破! 『君の膵臓をたべたい』 『か「」く「」し「」ご「」と「』の 住野よるが贈る心温まる大人気シリーズ、 決断の最新刊! 図書館勤務の20代女性・麦本三歩。 少しずつ成長しながら、 変わらない日常を過ごしていくと 思いきや、まさかの岐路に!?
統制から改革開放へと舵を切って沸き立つ中国。官を退き起業家となって、巨万の富と地位を築き上げる「新興貴族」。いま、頭角を現した一人の男が、それゆえに命の危険にさらされる。男は難を逃れるべくチョモランマへと向かうが、追手も迫る。首都北京と世界最高峰の地でうずまく陰謀の数々……。男はついに、標高八七五〇メートルの地で死を待つことになるのだが……。自身3度もチョモランマの頂上に立った著者による描写が圧巻! 第一日 迫りくる大難/第二日 うち重なる禍/第三日 窮地の狼/エピローグ
芥川賞候補作2作品を含む珠玉の短中篇集 --国家だっていつかは亡ぶ、過渡的なものではないだろうか。つまりそれは決して絶対のものではない。束の間のもの、かりそめのもの、すこぶる下らないものにすぎない。その相対的なものの栄光のために死ぬなどということが、人間に要求されるのはおかしいじゃないだろうか。-- 召集を受けた網代泰彦は、山形の連隊に向かう直前、発作的に兵舎に背を向け“徴兵忌避者”となってしまう。成り行きで出羽三山に登りながら、自分はなぜ徴兵を忌避したのか、国のために死ぬとはどういうことか、国家の栄光とは何か……を熟考していく「秘密」と、原爆投下で価値観ががらりと変わってしまった世の中の無常さを描く「にぎやかな街で」という芥川賞候補作2作品を含む珠玉の短中篇集。
『青葉繁れる』に連なる自伝的小説の名篇 東大生や早大生の学帽を見るたびに、自分がかぶっている鷲のマークの学帽に引け目を感じ、ついには吃音症になってしまった小松夏夫は、花石に住む母親の誘いで、夏のあいだ気晴らしを兼ねて東京を離れることに。 東北の田舎町だと思っていた花石には、大きな製鉄所と三陸随一の漁港、内外航路があり、港町らしいにぎやかな花街もある。母の下宿先の岩舘老人、母が営む屋台の常連さん、向かいの部屋の気立てのいい娼婦・かおりらに囲まれて、夏夫の気持ちは次第に癒されていった。 休みも終わりに近づき、夏夫は“鷲の校章の大学”に戻る気になっていたが、夏夫に大きな影響を与えたある人物が結核になってしまいーー。 『モッキンポット師の後始末』『青葉繁れる』『四十一番の少年』などに続く自伝的小説で、東北弁が聞こえてくるような臨場感あふれる秀作。
他人からはままならない恋愛に思えても、本人たちは案外、その”雑味”を楽しんでいるのかもしれないーー。 *5つのちょっと不思議な、新たなる読書体験 「停止する春」 東日本大震災から11年目。会社で毎年行われていた黙とうがなくなった。 それから私は、仕事を休むことにした。代わりに、毎日時間をかけて大根餅を作る。ある日、八角の香る味玉を作り置きした私は、着ていたパジャマの袖口を輪にして戸棚に結び、首を突っ込んだ……。 「最悪よりは平凡」 掃除機をかければインコをうっかり吸い込み窒息死させ、夫が書斎を欲しがれば娘を家から追い出す母に、「妖艶な美しい娘」をイメージして「魔美」と名づけられた私。顔見知りの配達員にはキスされそうになり、年下のバーテンダーには手を握られ、不幸とまでは言い切れないさまざまな嫌気を持て余す。 「家出の庭」 ある日、義母が家出した。西日に照らされた庭に。青いテントの中で義母はオイルサーディンの缶を開け、赤ワインを飲んで眠る。家出3日目、私はお腹に宿した子が女の子だと知る。 「God breath you」 女子大でキリスト教を中心に近現代の文学を教える私はある日、ほろ酔いでおでんバーから出たところを若い青年に声をかけられる。彼は、世を騒がせた宗教施設で幹部候補として育てられた宗教二世だった。 「一撃のお姫さま」 歌舞伎町が舞台のアニメ主題歌の仕事を受けたアーティストの睡は、音ゲーの配信者兼会社員の友人から、曲作りのためホストに通うことを提案される。100万円を使い切ることを決めた彼女は夜な夜なチープな照明に照らされ、シャンパンコールを浴びることになるがーー。 停止する春 最悪よりは平凡 家出の庭 God breath you 一撃のお姫さま
追うべきは、殺人事件か、企業スパイかーー 事件記者と調査報道班の相克 吉川英治文学新人賞受賞作『ミッドナイト・ジャーナル』に続く、 渾身の社会派ミステリー! 「社長は人として許されないことをした。だから告発しようと思ったーー」 中央新聞長野支局の事件記者関口豪太郎は、一人の青年の訃報に耳を疑った。昼間知り合ったばかりの好青年が、深夜に溺死体となって発見されたというのだ。しかも青年は偽名を使っていた。疑念を抱いた豪太郎は取材に乗り出す。 一方、東京本社の調査報道班は、ある新興企業の不正疑惑を追っていた。やり手の社長が犯した“人として許されないこと”とは? 内部告発者が突然の失踪を遂げるに及び、調査報道班は社長のルーツを辿って長野へ向かう。絡み合うそれぞれの事件の先に見えてくる真相とはーー?
五人に何があったのか 事件はなぜ起きたのか 関係者の証言から展開される、息を呑む心理劇 『慟哭』『愚行録』の著者、新たなる到達点 避暑地の別荘で、事件は起こった。三十歳を間近に控え、久しぶりに顔を揃えた五人の男女。インターナショナルスクールで出会って以来二十年以上の付き合いになる重成、聡也、梨愛、夏澄、雛乃は、海外赴任が決まった重成の送別も兼ねて、葉山にある聡也の別荘で旧交を温めていた。ところが深夜、雛乃が頭から血を流した状態で死体となって発見される。続けて梨愛が「私が殺したの」と告げ、警察に連行されてしまう。五人の関係は、一夜にしてひとりが被害者に、ひとりが被疑者になる悲劇へ転じた。幼馴染みの面会も拒否し、殺害の動機を語ろうとしない被疑者。弁護士は、残された関係者三人の証言をあつめる。しかし、同じ出来事を語っていても、当事者たちの思惑は三者三様に異なり、証言を重ねるごとに人物像と関係性はめまぐるしく変貌していく。果たして五人の間には何があったのか。あの夜、なぜ事件は起きたのか。関係者の証言から展開される、息を呑む心理劇の結末はーー。
あなたが集めてきたものは、決して無駄なんかじゃない ペットボトル飲料のおまけ収集を通じて生まれた、 孤高な同僚との交流を描いた表題作をはじめ、 一見価値のないものを大切にする人々の姿を 優しく綴った愛おしい短編集 地方の不動産会社で働く瑞季は、鬱屈した日常の中、自分だけの小さな楽しみとして「アルパカのヤスオ」のキーホルダーをひそかに集めている。ところが、孤高を貫いて怖がられている先輩社員の今泉さんとの意外な共通点やささやかな交流を通じて、瑞季の心に少しずつ変化が訪れるーー表題作をはじめ、誰かにとっては価値のないものを大事に集める人と、その心を汲み取ろうとする人たち。そんな彼・彼女たちが、ぎこちないながらも心を通わせていく姿を優しく綴った、五つの物語からなる愛おしい短編集。 ■収録作品 「梅雨が来る前に」 「きみは湖」 「トカゲのいる闇」 「ハマエンドウが咲いていた」 「へびつかい座の見えない夜」
■2025年の要注目翻訳ミステリを一挙ご紹介。特集「『自由研究には向かない殺人』著者最新作の先行掲載などで贈る 謎解きの故郷にして最前線──英国ミステリ特集!」。■気鋭による、香港を舞台にした映画をめぐる物語。新連載、一色さゆり『電影ノスタルジア』。■読切 〈呻木叫子〉シリーズ最新作、大島清昭「蘆野家の怪談」。母親が愛娘に抱く疑惑を描く、君嶋彼方「娘の呼吸」。■第25回本格ミステリ大賞全選評、一挙掲載ほか。
20世紀初頭のニューヨーク。裕福な家庭で育った美貌の娘リリー・バートは、父の破産後もなお、華やかな社交界で生き抜くために、良縁を求めて悪戦苦闘する。耳に痛いことも言ってくれる友人の男性セルデンに心惹かれながらも、彼との結婚は考えられない。上流階級にひそむ悪意と嫉妬、運命のいたずらによって、リリーの人生は少しずつ、転落へと向かってゆく。『無垢の時代』『イーサン・フロム』など近年新訳の出版が相次いでいるイーディス・ウォートンの出世作、待望の新訳。 解説:小林久美子(アメリカ文学者、京都大学准教授) 装釘:宗利淳一
天使が現れた。 昼下がりのピアノ売り場に。 家庭、そして中学で居場所を失った青翔(あおと)は、フレディ・マーキュリーと彼の音楽を唯一の心の支えとしていた。 六本木の展示場でひっそりと『ボヘミアン・ラプソディ』を練習していると、突然後ろから誰かの手が伸びてきてーー。 感動&共感必至の青春小説。 最低な世界を、ひっくり返せ。 母との死別。医師である父からの DV。 家庭で居場所を失い、社会の片隅であえぐ 15 歳の少年。 彼を救ったのは、真夜中の映画館で出会った伝説のバンドだったーー。 プロローグ ミラクル 第1章 戦慄の偽国王 第2章 華麗なる転落レース 第3章 ほっと・スペース 第4章 心臓をひと突き 第5章 奇跡のロックン・ロール 第6章 プレイ・ザ・ゲーム 第7章 オペラ座閉鎖の夜 第8章 創られた天国 第9章 冬の物語 第10章 魔法みたいに 第11章 ラヴ・オブ・マイ・ライフ エピローグ ニュース・オブ・ザ・ワールド
漢詩を愛好・研究する著者が、数多の文献・資料をもとに蒐集した中で、日本の古代から近代に至る歴史上の人物368名(菅原道真から田中角栄に至る)の作品をまとめた漢詩集。作者各人の世代の葛藤や生きざまを詠んだ作品を14の分野ごとに鑑賞。付記として、時代を概観する年表、読み下し文(ルビ付き)、詩語の注記、人名索引、出典・参考文献を収載。 1.菅原道真 2.禅と五山文学の漢詩 3.貴族・武将の漢詩 4.日本と中国・海外に関わった人々の漢詩 5.良寛 6.水戸光圀 7.日本の田園漢詩 8.儒学者、医学者、画家達の漢詩 9.頼山陽 10.広瀬淡窓と日田咸宜園の詩人達 11.横井小楠 12.西郷隆盛 13.幕末・明治の志士達の漢詩 14.近代の漢詩人
ジャングルの王さながら野性的で、光り輝くばかりの堂々たるオーラ。17歳のエロイーズは、兄の親友でギリシアの大物実業家コンスタンティン・ガラニスに、一瞬で恋をしたー。だが兄が事故死し、6年後、生活は困窮を極めていた。強欲な継父に学費も生活費も奪われ、今は母の連絡先もわからない。ある寒い日、妖精の扮装をして高層住宅でのアルバイトに出向いた彼女は、エレベーターで凍りついた。憂いをおびたハンサムな横顔ーコンスタンティンだわ!驚きつつペントハウスでのディナーに誘ってくれた彼に、エロイーズは悲惨な身の上を語りだす。気づけば彼の胸に抱かれ…。
生活苦の中、報酬のいいパーティで給仕をしていたエデンは、カルタナのアザール皇太子にいきなり逮捕されそうになった。罪を犯したと言われるが、彼女にはまるで心当たりがなかった。翌日、エデンが息子と出かけて自宅へ帰ってくると、またしてもアザールが護衛の者とともに現れ、彼女を尋問した。我が子と皇太子を見比べて、エデンはとてつもない真実に気づく。事故で記憶を失い、息子の父親が誰なのかわからなかったけれど、この子はアザールにそっくりだし、銀色の瞳も同じだ。まさか…私の子供はカルタナの皇太子の子供なの?
罰と知りつつ、彼女は結婚を受け入れた。 ただ、彼に愛されたい一心で。 両親を亡くし、住む家を失ったサラにとって、 自分を受け入れてくれた祖母は、なによりも大切な存在だった。 だから、心臓が悪い祖母のためと言われると、 大富豪ルークとの結婚を断る理由が見つからなかった。 彼は、亡き妻の肉親である私の祖母を安心させたいだけ。 しかも継妹の嘘を信じ、私を財産めあての女と思っている。 つまりルークは私に、妻という罰を与えるつもりなのだ。 けれど前に彼からされた、熱く強引なキスの記憶がよみがえると、 無垢なサラの胸は、おびえつつも小さくときめくのだった……。 どういう運命のいたずらか、真実の愛にあこがれる純真なヒロインが初めて恋い焦がれたのは、彼女を誰よりも嫌うヒーローでした。夫となってからも、彼は妻をベッドでは求めながらも、しいたげるのをやめません。ロマンスの女王の実力が冴えわたる作品です!
彼にとっては、利用できる道具だった。 私の愛も……二人の赤ちゃんさえも。 その夜、メイドのレイニーは強欲でわがままな伯爵夫人に従って、 モナコの王族が主催する舞踏会にいた。 そこで突然、世界的な億万長者カシウスからダンスに誘われる。 気づいたとき、レイニーは彼のペントハウスにいた。 「僕が君を喜ばせられなかったら、1千万ドルやろう。 だが喜びを味わえたなら、僕の子供を宿してもらう」 カシウスの冷酷だが熱い誘惑に、無垢なレイニーはとまどった。 バージンの身で彼に従ったのは、病弱な祖母と盲目の父に お金を送るため? それとも……彼が運命の男性だと信じたため? ハーレクイン・ロマンスに欠かせないトップ作家、ジェニー・ルーカス。冒頭の、伯爵夫人の白い高級毛皮にヒロインがコーヒーをこぼすシーンを読んだら最後、ページをめくる手がとまらなくなるはず。ロマンスのジェットコースターを、どうぞお楽しみください!
ダーシーはバーでウェイトレスとして働いていたある夜、特別なものを感じた男性客ジェフとめくるめく夜を過ごした。複雑な家庭で育ち、高校を中退して16歳で独り立ちした彼女は男性に対して警戒心が強く、ジェフとの一夜は自分でも予想外だった。さらに予想していなかったのは、小さな命を身ごもったこと。今、ダーシーはそれを伝えに、実業家である彼の会社へやってきた。だが、つわりに襲われた彼女を見て事態を察したジェフが冷淡に告げた。「ぼくの責任だから、厄介事は自分で片づけるよ」“厄介事”だなんて、父親になることを望んでいないということね?じつは彼には結婚を考えている女性がいるなど、彼女は知る由もなく…。
恋人が事業資金を得るために、ほかの女性と結婚するという。 それなのに、結婚したのちも愛人として 付き合いを続けたいと、押し切られかけている。 古い道徳観に縛られているクリスタベルにはそれが許せず、 恋人への復讐心から、初対面のアレックスと一夜を共にしてしまう。 熱くてたまらない、絡みつく指と指。初めての情熱ーー 翌日、混乱した感情に振り回され、彼女は彼から逃げるように去った。 豊かな自然をとどめた故郷の田舎町に戻り、心の傷を癒されて、 すべてを忘れかけたころ、なんの運命のいたずらか、 突然、心の安寧を乱すかのように、アレックスに再会し……。 クラシックな世界を描く正統派ロマンス作家R・ドナルド。HQセレクトから、1985年の名作を初リバイバルでお贈りします。