出版社 : ポプラ社
【戦後昭和、拝み屋兼記者&心霊写真を撮ってしまうカメラマンのコンビが”因習村”の真相を探る、怪奇ミステリー!】 戦後昭和、新人カメラマンの瑛吉は、いわゆる心霊写真のようなものしか撮れなくなってしまい困り果てていた。まともな写真が撮れず仕事も失っていたある日、胡散臭いオカルト雑誌から声が掛かる。 「月刊奇怪倶楽部」は怪しげな因習・風俗など何でも載せる下世話な雑誌で、目玉は国内の秘境をおどろおどろしく紹介する連載記事「本邦魔境紀行」。世界の秘境ブームに便乗した企画だが、取材費がないので場所を国内に絞り、曰くつきのスポットや儀式について書かれている。担当のライターは飛鳥という大学生のアルバイト記者だった。 飛鳥は瑛吉と近い年代の人当たりのいい青年であるが、実は拝み屋だという。瑛吉は不安に駆られながらも、日本全国の辺境で行われる奇祭や儀式に取材に行くことにーー!?
古民家・我楽亭でパートナーの隆司と猫のチャミ様と暮らす七穂。立ち上げた家事代行サービス『KAJINANA』も軌道に乗り、伝説の家政婦と噂の老婦人をスカウトしたり、超偏食姉弟のための食事づくりに挑んだりと忙しい日々だ。そんな中、七穂は同じく家事代行業を営む青年・真田砥貴と知り合い、彼の仕事ぶりに興味を持つ。情報交換で急接近する二人に、内心焦りを隠せない隆司だが……? 好評シリーズ第3弾! ■著者プロフィール 竹岡葉月(たけおか・はづき) 1999年度ノベル大賞佳作受賞を経てコバルト文庫よりデビュー。以降、少女小説、ライトノベル、漫画原作など多方面で活躍する。著書に、「おいしいベランダ。」「谷中びんづめカフェ竹善」「犬飼いちゃんと猫飼い先生」「石狩七穂のつくりおき」などの各シリーズ、『恋するアクアリウム。』『つばめ館ポットラック〜謎か料理をご持参ください〜』『音無橋、たもと屋の純情 旅立つ人への天津飯』など多数。最新刊は『旦那の同僚がエルフかもしれません』。
時は平安。 妖狐として生まれた安倍晴明の娘・煌子は、 無類の美貌と妖力を持つ「白狐姫」の名で都に知られていた。 ある日、煌子の武勇伝を聞きつけた帝から直々に宮仕えの打診が! その内容は、美しさゆえに周囲から妬まれ、 嫌がらせや呪詛が後を絶たない薄幸の皇女ーー 承香殿の宮を、東豎子(あずまわらわ)として警護せよというものだった。 東豎子は女官でありながら、行幸に際しては男装し参列もするお役目。 面白そう、と引き受けた煌子だったが、 一見華やかな宮中は陰謀の渦巻く恐ろしい場所で……!? 痛快あやかしファンタジー、待望の第2弾! ■著者プロフィール 天野頌子(あまの・しょうこ) 長崎県佐世保市生まれ、東京外国語大学ドイツ語学科卒業。らいとすたっふ小説塾をへて、2005年『警視庁幽霊係』(祥伝社文庫)でデビュー。主な作品に『よろず占い処 陰陽屋へようこそ』『タマの猫又相談所 花の道は嵐の道』(ともにポプラ文庫ピュアフル)、『マリカと魔法の猫ボンボン』(ポプラキミノベル)、『僕と死神の黒い糸』(講談社タイガ)、『四十九夜のキセキ』(光文社文庫)などがある。
岑国には皇子のための後宮ーー煌華宮があり、通称”華園”と呼ばれている。4年前、春璃のたった一人の家族である姐の朱夏は、国から宮女に選ばれ、妹のためにと後宮入りを決めた。だが一年後、春璃は姐の訃報を受け取る。その死を信じられぬまま17歳になった春璃の元へ、自分もまた宮女に選ばれたという書簡が届く。姐が生きていると信じて華園へ向かう春璃だが、そこは身分によって衣が色分けされた宮女たちの世界で、嫉妬や権力争いが渦巻く”檻”だった……。春璃は華園の最高位、黒女・玉瑛が姐の真相を知っているのではと疑いを抱き……? 装画:syo5 ■著者プロフィール 菊川あすか(きくかわ・あすか) 東京都在住。2017年、『君が涙を忘れる日まで。』(スターツ出版)でデビュー。他に『この声が、君に届くなら』(集英社)、「大奥の御幽筆」シリーズ(マイクロマガジン社)などがある。
三年前にその死を知らされた姐・朱夏が生きていると信じて、岑国で皇子のためにある後宮ーー通称”華園”こと煌華宮で宮女として暮らしている春璃。同じく宮女で、朱夏と同じタイミングで華園で宮女だった姐・麗沙を亡くしている翠蘭や、ある理由から煌華宮に戻ってきた皇子・高紫らと共に、華園で行方知らずになっている朱夏の情報を探っていた。が、春璃がカースト内で位を上げたことによる女たちの嫉妬や華園の女帝・玉瑛の策略、そして起きる殺人や事件に巻き込まれて……? 全ての謎が明らかになったとき、深い愛に涙する……。ページをめくる手が止まらない、中華風ファンタジー版”大奥”が舞台のサスペンス・ラブ! 装画:syo5 ■著者プロフィール 菊川あすか(きくかわ・あすか) 東京都在住。2017年、『君が涙を忘れる日まで。』(スターツ出版)でデビュー。他に『この声が、君に届くなら』(集英社)、「大奥の御幽筆」シリーズ(マイクロマガジン社)などがある。
ーー彼女は、あと八カ月で永遠の眠りについてしまう。 父との確執から夢を見失った高一の凱人は、あるとき事故で昏睡状態に陥り、余命八カ月となったクラスメイトの未沙乃と出会う。その寝顔に一目惚れしてしまった凱人だが、ひょんなことから“ある方法”で彼女に”会える”ことに気づく。仲を深めていくふたりだが、未沙乃は衰弱し、生きることを諦めていた。絶望的な状況の中、凱人は未沙乃のために傷つきながらも奮闘する。それを目の当たりにした未沙乃にある奇跡が起きて……? ふたりが迎える結末に涙が溢れる、こがらし輪音最新作! 装画:つじこ ■著者プロフィール こがらし 輪音(こがらし・わおん) 第24回電撃小説大賞《大賞》を受賞し、『この空の上で、いつまでも君を待っている』で作家デビュー。著書に『冬に咲く花のように生きたあなた』『死神の助手はじめました』『7年』『電話交感 私とおばあちゃんの七日間の奇跡』(すべてKADOKAWA)『さよなら、無慈悲な僕の女王。』(実業之日本社)などがある。
「君の命より大切なものなんて、ひとつもなかったよ。君は俺にとっての宝石なのだから」 情念の籠った質物を集める、質屋の主人が唯一守りたいのは、十年前、梔子の香る庭で遊んだ少女だったーー。 十年前、梔子の咲き乱れる洋館が火事になり、果琳は帝都を離れたが、親友・黎の訃報に接し、弔いのため再び帝都に赴く。そこで黎と共に幼馴染で、初恋相手でもある有希也と再会。七つ屋《若月堂》を営む彼は黎の最期を知っていると告げ、黎の遺した質物を譲ると言って果琳を住み込みのお手伝いさんにし、ふたりは様々な事件に巻き込まれていく。金目の物ではなく、暗い情念の籠った質物を扱う有希也が張り巡らす周到な罠とは……? 『十番様の縁結び 神在花嫁綺譚』シリーズの東堂燦が贈る、和風ダークファンタジー。 ■著者 東堂燦(とうどう・さん) 1月21日生まれ。新潟県出身。『薔薇に雨』で、2013年度ノベル大賞佳作受賞。集英社オレンジ文庫に『十番様の縁結び 神在花嫁綺譚』シリーズ、『百番様の花嫁御寮 神在片恋祈譚』、『それは春に散りゆく恋だった』『海月館水葬夜話』『ガーデン・オブ・フェアリーテイル 造園家と緑を枯らす少女』がある。
イェスデン王国の北方。 険しい峰々と鬱蒼とした森に囲まれるリンドブロム領を治めるのは、 その美しさから「辺境の真珠」と称される若き女公、リーサ・リンドブロムであった。 貧乏領と呼ばれた地の経済を十年かけて立て直し、 後継の養子エルガーに領主の座を譲るという段になって、 突然、元婚約者の第四王子・ウルリクの率いる王領軍がリンドブロム領にやって来る。 その目的は、十年前に反逆を起こし国外に逃れていた 王弟・ランヴァルドの再起を恐れた国王の密命により、 かつて王家がリンドブロム家に預けた真の王の証 「波濤の聖剣」を受け取ることだという。 まさに同時期に、ランヴァルドが王都を急襲。国王崩御の報せが舞い込みーー。 国の変事を前に、民を守るためリーサに残された道はひとつ。 ウルリクに協力し、王の証を手にした彼を王座に就けること。 未だ燻るウルリクへの恋心はじめ様々な葛藤を抱えながら、 リーサは嵐の中に身を投じ、未来を切り拓いてゆく。 ■著者プロフィール 喜咲冬子(きさき・とうこ) 函館生まれ、札幌在住。第3回富士見ラノベ文芸大賞審査員特別賞受賞。2019年ノベル大賞佳作受賞。著書に『流転の貴妃 或いは塞外の女王』『竜愛づる騎士の誓約』『やり直し悪女は国を傾けない〜かくも愛しき茘枝〜』(集英社オレンジ文庫)、「黎明国花伝」シリーズ、「華仙公主夜話」シリーズ(富士見L文庫)などがある。
妖狐がまだ小狐だった頃、双子の兄弟と共に育った。その懐かしい記憶はまだ胸の奥にあるーー。天涯山に暮らす妖狐の陽湖は、不穏な気配を感じ100年の眠りから覚め、龍の国の王都で白蛇の妖・銀流と暮らしている。あるとき不穏な気配を辿っていくと、瀕死の男・七星を見つける。最後の望みを尋ねると、彼は仇を討つために生きたいと告げた。ならばと陽湖は彼を生と死の狭間の存在にして復活させるが、彼は記憶をなくしていた。やがて七星が衛士だと判明し、かつて担当していた王宮の殺人事件を一緒に追うことに。その矢先、不穏な新興宗教・金蚕教が町で問題を起こしているという噂を聞いて……? 大妖・九尾の狐×記憶喪失の警府のバディが怪異を解決しつつ、宿敵を追うーー! コミカライズも大人気! 「百華後宮鬼譚」シリーズ前夜の物語。 装画・しのとうこ ■著者プロフィール 霜月りつ(しもつき・りつ) 富山県生まれ。『神様の子守はじめました。』シリーズ(コスミック出版)、『妓楼の龍は客をとらない』シリーズ(小学館キャラブン!)、『神様の用心棒』シリーズ(マイナビ出版)、『明日、世界(キミ)が消える前に』『百華後宮鬼譚』シリーズ(全てポプラ社)などを手掛ける。コミカライズも多数。SF、ミステリ、ホラー好き。カレーは粉から作る派。
高1の紗季は、ある日通学中の電車内で、 同じ高校の男子生徒が発作を起こした子供を助ける姿を目撃する。 彼は周囲との交流を一切絶ち、 いつもひとりで音楽を聴いているクラスの嫌われ者・孝士だった。 意外に思うと同時に興味が湧いた紗季。 生徒会副委員長で積極的な性格の賢太郎を巻き込んで彼への接近を試みるが、 徐々に心を開いていく孝士が見せる、不器用な優しさや正義感に惹かれるように。 やがて夏祭りで想いを告げるものの、 孝士から返ってきたのは「お前を人殺しにしたくない」 という衝撃の一言でーー? 恋が命を蝕む奇病【恋滅症】が存在する世界で、 ひたむきに想い合う少年少女を描く感涙の恋愛小説。 ■著者プロフィール 高梨愉人(たかなし・ゆじん) 「エブリスタ」に投稿していた作品『二度目の過去は君のいない未来』(集英社文庫)でデビュー。そのほかの著作に『余命一年、夫婦始めます』(ポプラ文庫ピュアフル)がある。
大好きだった家族と別れて暮らすことになった少年は、遠い異国で育ち、世界的なピアニストになった。歳月を経て帰国した今、懐かしい故郷の舞台に立つ。奏でるのは母が愛した夜想曲ーー切なくすれ違う家族の心の絆を描いた「ノクターン」、楽しく明るい漫画家志望の女性の、優しい強さが胸にしみる「夢見るマンボウ」など、心の奥に明かりが灯る4編。大切な探しものがある人だけがたどりつける不思議なコンビニたそがれ堂、大人気シリーズ待望の新刊! もくじ ノクターン 夢見るマンボウ 空に浮かぶは鯨と帆船 天使の絵本
異形を狩ることを生業とする、祓い屋の名家の娘・神崎雛乃。 その異能の強さ故、近付くものの生命力を吸い取ってしまう彼女は 「死神姫」と呼ばれ、周囲に疎まれて孤独に生きてきた。 普通の幸せなんて夢のまた夢なのだと諦めていた雛乃のもとに、 ある日、敵対する一族の元当主・龍ヶ峰雪嗣との結婚話が降って湧く。 盟約に則り嫁ぐことになるものの、 婚姻はあくまで形式上のもの、白い結婚と考えていた雛乃。 しかし異能により「不老不死」の身体を持つ雪嗣は、 雛乃のそばにいることができる唯一の人でーー? どうあがいても「運命」のふたりが愛を育む、美しき婚姻譚。 ■著者プロフィール 忍丸(しのぶまる) 『異世界おもてなしご飯』(カドカワBOOKS)でデビュー。著作に「わが家は幽世の貸本屋さん」シリーズ(ことのは文庫)、『アラベスク後宮の和国姫』『花咲くキッチンー再会は薬膳スープと桜を添えてー』(ともに富士見L文庫)、『幽世のおくりごと 百鬼夜行の世話人と化け仕舞い』(ポプラ文庫ピュアフル)など多数。
大学生の北野睦月が成人式へ出るため関西の実家に帰省すると、前日に突然事故死した元カレ・早瀬光輝から宅配便が届いた。彼とは高校卒業時に本意ではない別れ方をして以来会っていない。 動揺しつつ箱を開けると、中には金平糖が七粒入ったビンと、「一日一粒、食べて。食べ終わったら、約束の場所に来て欲しい。」と書かれた手紙が入っていた。手紙にあった“約束”を思い出せないまま睦月が金平糖を食べると、二人の出会った日に戻っていて……? 金平糖の奇跡の謎と、二人の約束が明らかになるとき涙が溢れて止まらない、感動の青春ラブストーリー。 ■著者プロフィール 松崎真帆(まつさき・まほ) 大阪在住。好きなことは書くこと、飲むこと、食べること。広告制作会社に勤務しながら、小説を執筆。「溺れる獣と甘い罠」(主婦の友社)でデビュー。エブリスタにて活動中。
幼い頃、神隠しにあい、その記憶を失った大学生の人見紅緒は、祇園祭前、智積院で洋傘を見つけた。瞬間、見知らぬ見目麗しい白髪の男性と出会い、「迎えに来てくれた」と懐かしさを覚える。翌日、傘に導かれて上賀茂神社近くの『古どうぐや ゆらら』に辿り着き、昨日の彼ーー眞白と再会。突如、結婚準備を始められそうになり、過去に婚約したと告げられて……? 京都が舞台の、記憶を取り戻そうとする少女のかりそめ婚約×和風あやかしストーリー。 装画/春野薫久 ■著者プロフィール 八谷紬(はちや・つむぎ) 2016年2月、絆と再生を描いた小説『15歳、終わらない3分間』で作家デビュー。京都在住。
Netflixにて2024年映画化決定「よめぼく」待望のシリーズ最新作! 累計45万部突破! 高校二年生の青野悠人は、姉を虫喰い病ーー新型アルツハイマー病とも言われる、睡眠中に脳内にある言葉が破壊され、それに関する記憶を失うという不治の病ーーで亡くして以来、希死念慮を抱いていた。 毎晩、死ぬ方法を考えつつ彷徨していると、公園で何度か同じクラスの古河桜良を見かけることがあった。他人に興味を持たず、いつも教室でイヤホンをしている桜良だが、ある夜、悠人は彼女の涙を見てしまう。その後、悠人は自殺を決行するも生き残ってしまい、退院の前日、病院で桜良に出会って……。桜良のある重大な秘密を知った悠人はーー? 眠るたびに記憶を失ってしまうという桜良と死を願う悠人。期限あるふたりが、切ないけれど愛しい日々を紡ぐ「よめぼく」シリーズ最新作! ■著者プロフィール 森田碧(もりた・あお) 北海道出身。2020年、LINEノベル「第2回ショートストーリーコンテスト」にて「死神の制度」が大賞を受賞。2021年に『余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話』(ポプラ社)でデビューし、2022年には「第17回 うさぎや大賞」入賞。「よめぼく」シリーズは累計45万部を突破し、2024年にNetflixにて映画化が決定している。
四季折々の植物が生い茂り、猫が訪れる古民家・我楽亭で、 隆司と暮らしはじめた七穂。 抜群の家事能力を生かして立ち上げた 家事代行サービス「KAJINANA」にも、 「対等で完璧な折半」を目指す共働き夫婦や、 幼い娘のために亡くなった妻のカレーの味を 再現してほしいという夫などから、 さまざまな依頼が舞い込んでくる。 目下の悩みは仕事に理解のない母・恵実子との関係だが、 思いがけず母の過去を知りーー。 心を満たすおいしい料理満載の好評シリーズ第2弾! ■著者プロフィール 竹岡葉月(たけおか・はづき) 1999年度ノベル大賞佳作受賞を経てコバルト文庫よりデビュー。以降、少女小説、ライトノベル、漫画原作など多方面で活躍する。著書に、「おいしいベランダ。」「谷中びんづめカフェ竹善」「犬飼いちゃんと猫飼い先生」「石狩七穂のつくりおき」などの各シリーズ、『恋するアクアリウム。』『つばめ館ポットラック〜謎か料理をご持参ください〜』『音無橋、たもと屋の純情 旅立つ人への天津飯』など多数。
時は平安。 安倍晴明と妻の間に生まれた待望の娘である煌子は、祖母・葛の葉譲りの狐耳と尻尾を持つ妖狐であった。 晴明をはじめ家族の愛を一身に受け、すっかり快活でおてんばに育った煌子は、持ち前の行動力と好奇心、そして「お父様の力になりたい」という思いが空回りして、気付けば様々な騒動の渦中にーー。 男装して陰陽寮を見学したり、鞍馬の大天狗に求婚されたり、五節の舞姫に選出されたり。 騒動のかたわら式神を増やし、時に降りかかる困難を乗り越え、やがてたぐいまれな美貌と妖力を持つ「白狐姫」として都にその名を知られるようになるが……!? 累計110万部突破「陰陽屋シリーズ」著者の最新作! ■著者プロフィール 天野頌子(あまの・しょうこ) 長崎県佐世保市生まれ、東京外国語大学ドイツ語学科卒業。らいとすたっふ小説塾をへて、2005年『警視庁幽霊係』(祥伝社文庫)でデビュー。主な作品に『よろず占い処 陰陽屋へようこそ』『タマの猫又相談所 花の道は嵐の道』(ともにポプラ文庫ピュアフル)、『マリカと魔法の猫ボンボン』(ポプラキミノベル)、『僕と死神の黒い糸』(講談社タイガ)、『四十九夜のキセキ』(光文社文庫)などがある。
後宮に巣くう怨霊退治に乗り出す呪われ皇子と、死を振りまくと言われる緋目を持つ娘の運命は? 死を振りまく呪いの緋目を持つ、清香茶館の娘・朱梨は父と母、兄を目のせいで亡くしたと思い込んでいた。せめて茶館は守ろうとするも、養父に店を取られ、給金目当てに後宮に行かされる。朱梨は幻国の第一皇子・伯飛の前で茶を入れるが、傑女には選ばれなかった。が、その後、伯飛に茶を入れてほしいと言われて仮初めの妻になり、皇子のある秘密を知ってしまいーー。 中華風転生後宮ファンタジー! ■著者プロフィール 鳩見すた(はとみ・すた) 第21回電撃小説大賞《大賞》を受賞してデビュー。『アリクイのいんぼう』(KADOKAWA)や『こぐまねこ軒』(マイナビ出版)など、動物を中心としたあたたかい物語が読者の支持を受けている。近年は『水の後宮』シリーズ(KADOKAWA)などの中華風ファンタジー作品も手掛ける。
【少年泉鏡花が、怪異の謎を解き明かす】 時は明治、古都・金沢で過ごす変わり者の美少年・泉鏡太郎。(のちの泉鏡花) おばけ好きな鏡太郎は、人力車夫の義信とともに怪異の噂を調べに行く。 魚の化生ではないかと噂される陸軍少佐夫人、神隠しから帰って来た医者の息子、義信が目撃した河童……など、不思議な噂たちの真相とは……? そして、ある日、火にまつわる奇妙な噂が、金沢を揺るがす大事件へと発展していくーー! 泉鏡花作品を知っている人も知らない人も楽しめる、 大好評の明治怪奇ミステリー、第2弾!
ーー僕の命は、あと一年。 365日。 君が残した言葉のすべてが、僕に恋の色を教えてくれた。 幼馴染の和泉楓との別れを経験し、毎日を無気力に生きる僕、大野夕吾はあるとき無彩病を発症する。無彩病とは色彩が失われ、やがて死に至る病だが、僕は生まれつき色が見えないため、死ぬまでに一色ずつ見える色が増えていく。残された365日で、僕は楓が遺した「死ぬまでにやりたいことリスト」を1つずつ叶えることに。やがて視界の全てが色づいたときーー? 衝撃のラストに切なく温かく心が震える! 読後、見慣れた景色が鮮やかに輝き出す、最高のラブストーリー! 「僕と君の365日」シリーズ最新作。 ■著者プロフィール 優衣羽(ゆいは) 神奈川県出身。白いパーカーを汚すのが得意。2018年ピュアフル小説大賞にて最終候補となり、「僕と君の365日」(ポプラ社)でデビュー。近著に「僕は、さよならの先で君を待つ」などがある。