出版社 : ポプラ社
母の悪行に耐えかね、国立の実家を出た若き日の祥明。生活に困窮していた彼に手を差し伸べたのは、クラブドルチェのNo.1ホスト・雅人だった。祥明は試行錯誤を重ね、やがて占い師ホストとして大人気に。その最中、悲劇は起こったーー。「ピンドン事件」の真相が、ついに明かされる! 柊一郎と篠田の友情に、三井の初恋。そして恒晴が瞬太に向ける知られざる想い…。陰陽屋の愉快な仲間たちが勢揃いで贈る、とっておきのスピンオフ!
<内容紹介> 急死した烈国皇帝の葬儀に招かれざる客がやってきた。成国公主・史金麗ーー先帝の後宮に入るはずだった美しき花嫁は顔も知らない婚約者の棺にすがりついて泣き崩れる。その様子を新帝・元世龍は疑わしげに見ていた。占いによれば金麗は「愛した男に天下をもたらす伝説の瑞兆天女」だという。側近は亡き父帝に代わって彼女を娶れと言うが、世龍は気が進まない。一方、金麗には世龍に嫁がなければならない「理由」があって……。 <著者プロフィール> 「三千寵愛在一身」で2010年度ロマン大賞を受賞し、同作でデビュー。おもな著作に凱帝国を舞台にした中華寵愛史伝「後宮史華伝」シリーズ(集英社オレンジ文庫、コバルト文庫)のほか、「九天に鹿を殺す」(集英社オレンジ文庫)、「ユーレイギフト」(集英社オレンジ文庫、陽丘莉乃名義)、「耀帝後宮異史」シリーズ(小学館文庫)など
【『宝石商リチャード氏の謎鑑定』著者がおくる、青春演劇ストーリー第2弾!】 若手アクション俳優・二藤勝と今をときめく天才脚本家・鏡谷カイトのもとに、演劇界の重鎮・海山から新たな舞台の話が持ち込まれる。 演目はプーシキンの『オネーギン』、池袋芸術祭で目玉演目となる一大プロジェクトだ。 主演に抜擢された勝だが、今回はドイツでベルリン大衆演劇賞を受賞した海山の秘蔵っ子・南未来哉とのダブルキャストだった。 勝と未来哉は、芸術祭の主演男優賞をかけて勝負することになりーー!? 舞台にかける熱いドラマを描いた、青春演劇ストーリー!
心臓の病気が発覚し、会社を退職することを決めた生内花菜は、最終出社日に同僚から都市伝説のように広まっている余命銀行についての話を聞く。最近は親友とも心の距離が離れていると感じ、落ち込んでいた矢先、鈴本朋子というどこか不思議な女性と出会う。彼女に連れていかれたのはカウンターのある小さなオフィスーー余命銀行だった。実在に驚きつつも、謎めいた支店長・伊吹と黒猫ワトソン、朋子とともにそこで働くことになった花菜は、命を預けにくる人々に寄り添うことになってーー。「僕の命を、君にあげる」究極の選択に向き合う人々の深い愛情に満ちた決断に、悲しくも温かい涙が頬を伝う、いぬじゅん渾身の最新作! ■著者プロフィール いぬじゅん 奈良県出身、静岡県在住。2014年、「いつか、眠りにつく日」(スターツ出版)で毎日新聞社&スターツ出版共催の第8回日本ケータイ小説大賞を受賞し、デビュー。「奈良まちはじまり朝ごはん」シリーズ(スターツ出版)や「この恋が、かなうなら」(集英社)ほかヒット作を多数手がける。「この冬、いなくなる君へ」をはじめ4作の「冬」シリーズ(いずれもポプラ社)は累計25万部を突破した。
<論理派陰陽師とお人よし武士が怪異の謎を解く、平安ミステリー!> 時は平安末期。 宇治の警護を任された源頼政は、酒呑童子を倒した豪傑として知られる源頼光の子孫だが、和歌が好きなお人好しな武士である。 ある日、京からワケアリの貴族の少年・高平太がお忍びで宇治にやって来た。高平太は物の怪に憑かれているという。驚く頼政の前に現れたのは、陰陽師・安部泰親であったーー! 奇しくも再会を果たした二人は、新たな怪異事件に巻き込まれていくことに。 源氏物語の幻の巻であるという「雲隠の巻」の行方や道成寺の僧が大蛇と交わした約束の真相、朱雀大路の奇妙な噂、山に入るものを殺す神の存在…… 数々の事件の謎を、安倍晴明の五代目である安部泰親が、論理的に解き明かす! そして、二人は都を脅かす“天狗”と対峙することにー? 『絶対城先輩の妖怪学講座』『金沢古妖具屋くらがり堂』シリーズの著者が綴る、平安怪異ミステリー。大好評の第2弾!
Netflixにて2024年映画化決定「よめぼく」シリーズ第3弾! 累計35万部突破。 高二の崎本光は、クラスの集合写真を興味本位で“死神”に送り、自分と人気者の浅海莉奈の余命が88日だと知る。友人もおらず、ある悩みから既に人生に見切りをつけている光はたいして落ち込むこともなかったが、なぜ自分と対照的な存在の彼女と同じ日に死ぬ運命なのかが気になった。 やがて体験学習で一緒に水族館へ行くことになり、そこで浅海が深刻な病を抱えていると知った光はーー。 驚愕のラストに涙が止まらない……!! 究極の感動作。 ■著者プロフィール 森田碧(もりた・あお) 北海道出身。2020年、LINEノベル「第2回ショートストーリーコンテスト」にて「死神の制度」が大賞を受賞。2021年に『余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話』(ポプラ社)でデビューし、2022年には「第17回 うさぎや大賞」入賞。二作目の『余命99日の僕が、死の見える君と出会った話』を含む「よめぼく」シリーズは累計25万部を突破した。
人見知りの会社員・凪紗のもとに、クリスマスも近い夜、元カレから結婚したことを知らせる葉書が届く。落ち込んでいる矢先、ひょんなことから人と人との縁を結ぶお役目を持つという不思議な男子・ショウを拾う。花の香りが好きだという彼と一緒に、花屋カフェLuneを訪れるがー。やがて、彼と過ごす日々があることをきっかけに変わり始めて…。花屋さんで繰り広げられる、ほろりと泣ける、優しい再生の物語。
仕事一辺倒に生きてきた瀬川拓海は、ある日、突然の余命宣告を受ける。失意の中、通院時に偶然知り合ったのは、天真爛漫な女性・葵だった。拓海と同様、余命いくばくもないという葵は「死ぬ前に結婚を経験してみたい」という突拍子もない理由で、拓海に同棲の話を持ちかける。ふたりは夫婦として叶えたい6つの目標を作成し、残された1年で疑似夫婦生活をスタートすることに…?限りなく切なくて温かい、恋と愛の物語。
溺愛する下働きを守るため妃が皇帝暗殺に加担!?大人気、あやかし×中華風後宮ファンタジー!
皇帝である白〓の力になるべく、ついに宮廷巫女になる決心をした、市井のまじない師・珠華。王宮の神秘を司る部署である祠部に採用試験を受けに行くが、なぜか幼馴染の子軌も占師見習いとして共に来ることに…。ふたりは研修として生真面目な神宮・宝和に付き、貴族の男から依頼された怪異事件を担当することになる。夜ごと近づいてくる妖怪の正体とはー?そして、珠華と白〓、身分ちがいの恋に急展開!?伝説と秘密が徐々に紐解かれていく…!中華ファンタジー・ラブロマン、大好評の第三弾。
横浜の大学生・安藤サトシは「腹ペコの人の心が読める」という特技を持ち、空腹な人を放っておけずついお節介を焼いてしまう。その日も余計な一言でフラれ、向かった中華街で、緑の肌の老人が白い着物の美人・月楽に襲い掛かっているのに遭遇。助けようとして老人に噛まれ、月楽に「ついて来なければキョンシーになって死ぬ」と桃源郷飯店へ連れていかれてー?おいしいグルメ×あやかしミステリー!
成績優秀だが内気な少年・内田輝。勉学には一度たりとも困ったことのない秀才だが、夢中になれるものを持ったことがなかった輝は、ある日、文字通りきらきらと輝くバドミントン部の仲間たちと出会う。見つけたのは、全力でバドミントンに挑むチームを支えるということ。しなやかな天才・水嶋亮、イケメンエースの遊佐賢人など個性豊かなメンバーを擁するチームで、輝は自分の力を大いに発揮していく。TVアニメ化されますます人気の青春バドミントン小説シリーズ、もうひとつの物語!
百花国の遊牧民・浮花族の娘、紫蘭は草原の穴から落下。辿り着いた先は百年前の後宮だった。そこで伝説の仙女・第八花仙に祀り上げられ、王子、月季と出会う。彼は迫害されていた浮花族を守り居場所を与えた、後の賢王だった。が、今の彼は後ろ盾もなく、王太子になる気配は微塵もない。やがて自分がこの国へ来たせいで歴史が変わってしまったと気付いた紫蘭は彼を王にすべく奮闘し…?中華風後宮ファンタジー!
超ビンボーだけど超ポジティブな家政婦・三田村一花と、その主である金髪の毒舌美少年探偵・東雲リヒトによる、美味しい謎解き!とある劇団で起きた怪奇現象、大学の教授室から消えたモノ捜しなど、リヒトは厄介な謎を一花のチョイ足し料理をヒントに鮮やかに解いていく。しかし、リヒトの父であり、東雲コンツェルン総帥の辰之助が病に倒れ、義兄の拓海を巻き込んだ大波乱の展開へ。ついに後継者問題と一花の恋に決着!?大好評のほっこりグルメミステリー、感動のクライマックス!
古都・金沢の暗がり坂にある古道具屋・蔵借堂は、妖怪たちの古道具ー古“妖”具を取り扱う不思議なお店。高校生の葛城汀一は人間ながらそこでアルバイトしており、唐傘お化けの時雨とともに日々妖怪がらみの事件に巻き込まれていた。南国から来た双子の妖怪・ニライとカナイに出会ったり、呪具にまつわる相談を受けたり…。そして遂に、蔵借堂のルーツが明らかに!?しかし同時に大きな危機が迫ることにー。ほっこり温かく、ちょっぴり切ない妖怪の日常系事件簿、感動のクライマックス!
自分の代わりに「楽園」で働いてほしいー。夏休み、同級生にそう頼まれたウィル。アメリカの田舎町で過ごす退屈な日々、身勝手な父との生活にうんざりしていた彼は、なにもかも投げ打って異国へと旅立つ。着いた先で待っていたのは、グレイと呼ばれる墓守と、墓地しかない美しい島だった。やがて周囲で不思議な出来事が起こり始め、ウィルは「楽園」の秘密を解き明かしていくー。少年の鬱屈した苛立ちとやるせなさを描き切った傑作小説。
一瞬で崩れ去った日常を、ひとときの輝きを放ち消え去った青春を、僕はずっと憶えているー。高2の機島縁士は春、枝垂桜の下で花嵐とともに降ってきた合内海砂と出逢う。彼女はやがて同じクラスに転校生としてやって来て、ふたりは次第に仲良くなる。が、ある日、出逢った場所で「明日、世界が終わるの」と彼女が泣き出して…。「僕と君の365日」著者が贈る、熱い感動に心が震える純愛小説。
高校最後の夏休み。弓道に打ち込むいずみの表情は冴えない。幼馴染のリクが不治の病で入院したためだ。実は、リクの病には、大きな「秘密」が隠されていた。誰からも好かれ、自分よりも他人の幸せを願う性格のいずみを、リクは誰よりも深く愛するようになっていた。そんなリクが選択した人生最大の決断。それはいずみへの「献身」だったー。果てしない愛が涙を誘う、究極の恋愛小説。
高校三年の二月末、補習に行く途中の路上で眠り込んでしまった瞬太は、とうとう卒業が絶望的に。親友の高坂が先生にかけあい、陰陽屋の祥明にも協力を乞うが…。また、祥明や春記たちは、琥珀の瞳の男・恒晴から、瞬太の実の父・燐太郎の死の真相を聞きだす作戦を立てる。ほか、ずっとあたためていた三井の恋は実るのか。みんなの進路、瞬太や陰陽屋の今後は?読みどころ満載すぎる、人気シリーズ感動の完結巻!
<時は平安末期、都はずれの宇治にて起こる数々の怪異事件……> 安倍晴明と源頼光の子孫である、論理派少年陰陽師とおひとよし若武者のはみ出しものコンビが立ち向かう! 酒呑童子を倒した豪傑として知られる源頼光の子孫・源頼政は、和歌が好きなお人好しな武士。 ある日、関白より宇治の警護を命じられる。左遷にも等しい命令で落ち込む頼政。 宇治では人魚の肉を食べて不老不死になったという橋姫を名乗る女が、人々に説法してお布施を巻き上げていた。宇治に住む前関白からなんとかせよと頼まれた頼政だが、橋姫にあっさり言い負かされてしまう。 途方にくれる頼政が出会ったのは、かの安倍晴明の子孫・安倍泰親だったーー。 十五歳の泰親は、頭脳明晰な論理派で、怪異の謎を見事に解き明かしていく。これに感銘をうけた頼政は、年下の泰親に尊敬の念を抱く。 お互い有名な先祖の五代目同士、凸凹コンビは宇治で起きる怪異事件に挑んでいくーー 『絶対城先輩の妖怪学講座』『金沢古妖具屋くらがり堂』シリーズの著者が綴る、平安怪異ミステリー、開幕!