出版社 : 小学館
宙と青春の物語、連合王国編始動! --これは人類史に残る偉大なる一歩。連合王国に、その礎を築いた若き二人がいた。 人類史上初をかけた有人宇宙飛行計画で、共和国に惨敗した連合王国。劣勢に立たされた王国議会は、途方もない計画を宣言する。 「我々は、人類を月面へ送り込み、帰還させることを約束する!」 王国南部の宇宙開発都市<ライカ・クレセント>の研究所では、同時にとあるプロジェクトが進んでいた。アーナック・ワンーーそれは『民族融和と科学技術大国推進』を打ち出し、汚名を払拭するための広報プロジェクトだった。 新人技術者のバート・ファイフィールドは、連合王国初の宇宙飛行士アーロンの弟であることを理由に、その人間代表に選ばれてしまう。そして、吸血鬼の末裔である新血種族代表は、アーロンの飛行を成功に導いた才媛カイエ・スカーレット。 研究所での仕事と、宣伝活動の二足の草鞋。不慣れな日々の中、バートはカイエの秘めたる想いを知っていく。 「--私は月なんて、大嫌い」 華々しい宇宙飛行の裏側には、語られることのない数多の人々の情熱が確かに存在した。宇宙を夢見る技術者の青年と新血種族の才媛が紡ぐ、宙と青春の物語がここに! 【編集担当からのおすすめ情報】 「このライトノベルがすごい!2018」(宝島社刊)文庫部門総合4位! 新作部門3位獲得し、重版出来の注目作です!
「わたしがヴィクターを治してあげますからね…」エルフの奸計によって妖病が末期症状となったヴィクターは、肉体が悪魔化したままもとに戻ることができなくなっていた。クリミアとヴィクターは一縷の望みをかけて最後のガマエ研究者ジゼラ・モルガーニを訪ねるべく聖庁へと旅に出る。だが、ヴィクターとクリミアの聖庁への道のりは、血で血を洗う異能力戦の嵐が吹き荒れることとなるのだった。そして、ヴィクターの病状は時々刻々と増悪し、黙示録の悪魔としての覚醒は間近に迫っていたー。魔法医学の終焉をみせる第七集。
思い出のレンタルビデオ店でついに小春と再会を果たした大治郎。今度こそは彼女に嫌われないようスケベ心を抑えることを誓う大治郎だったが、学園を脱走してきた小春の前に追っ手が立ちはだかる。それはーなんと小春!?脱走した小春の正体は、外見と能力をコピーする超能力者“三枝ゆきね”だった。その事実を知った大治郎だったが、顔も声もまったく同じという二人の小春が戦う姿に当惑を隠せないでいた…。やがて事態は街をも巻き込んだ大騒動へと発展していく!サイキック青春ラブコメ第二弾!
独自の作風で作家生活15周年を迎える浅井ラボと『されど罪人は竜と踊る』を愛する作家、漫画家、イラストレーターたちが大集結。-ある朝にプロウス軽食店で起きた奇妙な出来事を描く「ホートンの長くて短い朝」、妙なことからガユスが喫茶店でバイトすることになるが、もっと妙な事態になる「神聖尊厳」、謎多きストラトスの学生時代である「Nobody knows the color of darkness.」、これら奇想と笑い、恐怖と快楽、並行世界や本編の裏側にあったもうひとつの結末を描く、七つの変奏曲を収めた公式短編集をご堪能あれ。
「何百万人死傷しようがかまわない。おれはファニアのために世界を焼く」。史上最大の軍勢を率い、すさまじい勢いで進撃するルカはいつしか「災厄の魔王」と呼ばれ、世界そのものを敵に回していた。自由と平等を否定し、武力による変革を断行するルカに、ルナ・シエラ共和国第二執政カミーユは反旗を翻すことを決断する。一方、限られた生命を生きるアステルには「そのとき」が迫りー「あの歌が、あたしがあんたのそばにいるって教えてくれるよ」。いよいよ舞台が大きく動き出す激動と感動、恋と会戦の物語、第五巻…!
謎の書き置きを残して姿を消したエルミーラさん。ようやく再会を果たした彼女は、なんと子連れヴァンパイアになっていた!「オギャア、オギャア」「お〜よちよち。泣いてはダメですわ、シズマ」これには色々と深い事情があるらしい。口止めされた俺は、エルミーラさんとナイショの子育て生活を始めるのだがー「ぱぁ、ぱぁ」「お、おおおお!パパって!パパって言ったあああ!」…赤ちゃんってホントかわいいのな。思わずパパキャラに目覚めちゃいそうだぜ!赤ちゃん旋風吹き荒れる、名助演ラブコメ第4弾!
アルティメギルの侵攻も一時的に落ち着き、大晦日に初詣にと、平和な冬休みを満喫する総二たち。一方、暗躍による暴走が度を超し始めたマーメイドギルディと、敗戦続く神の一剣。組織の混迷に、いよいよアルティメギル首領がその神秘のヴェールを脱ぐ!?そして、もう一人のテイルギアの戦士・結翼唯乃が総二たちの前に現れる。有耶無耶になっていたテイルレッドとの決着を望む唯乃に対し、総二は何とかして彼女と仲間になろうと考えを巡らせる。果たして総二の思いは、頑なな唯乃の心を揺り動かせるのか!?
悪魔が人類の隣人であった時代。ダヤンは、自身が屍人形としてしまった少女・アリアを生き返らせるため、記憶を失った彼女と悪魔退治の旅を続けていた。訪れたのは教会の厳しい戒律により、魔術師である親が処刑され、孤児となった子供が『悪魔の子』と罵られる歪な街。街の教会では奇妙な毒が蔓延する事件が起き、いっそう魔術師に対する目は厳しい。そんな中で、ダヤンたちは北国最強と謳われる異端審問官に目を付けられてしまうのだが…。悪魔喰いの魔術師と哀れな屍人形の旅。忘却の狭間に惑う、魂と契約の物語第二集。
私、川田桃香。ギギギ文庫一年目の新人編集者です!カバーデザインに悩む今日この頃、編集長にデザイン案を見せにいったのですが…「なにこのヤ●チャみたいな戦闘力のカバーは。干されたいの?」…ボロクソですっ!編集長は、見た目はたいへん可愛らしい幼女なのですが、中身は骨の髄まで真っ黒なドSロリなのです。こんなときは頼りになる先輩たちに相談するしかありません。「とりあえず、あんたがモデルになりなよ」「体操服がいいと思うんよ」-って、なんでですかっ!?女子だらけのお仕事がんばりラノベ、ここに校了です!
公家華族の娘として生まれながら平民の家で育ち、借金の形として貸金業「大つき屋」の長男・要と結婚した十六歳の千鶴。紆余曲折を経て絆を深め、幸せな日々をおくっていたが、友人の小夜と要の友人・幹弥が意識しあっていることを知り、要の絵が飾られている藤美屋でさりげなく二人を引き合わせようとする。ところがそこで要がある人物に再会して!?大正浪漫の恋物語、千鶴の熱い想いがあふれ出る新刊!
シーズンオフを迎え、雄星はシルバーハンズの一軍強化キャンプに参加を許される。憧れの存在たちに厳しい言葉で叱咤される日々。だが、決して隔意だけではない“一軍の矜恃”に触れ、雄星はプロとしての生き様をその身で学んでいく。そんななか、紅白戦でリーダー機をつとめたアデーレが、第一リーダー機のケイトリンを撃破してしまい…?いま、波乱の新シーズンが幕を開けようとしていたー。“王の御手”を持つ黒騎士もついに復活!?ますます熱く加速するスペースグラフィティ、騒然の第3弾!
僕は四ノ宮優斗。高校生だてらに自立した立派な大人だ。ある日出会ったのは、中学生にしか見えない自称寮母の九段下あるて。あれよあれよと、彼女の学生寮に住むことになったのだがー。「これからは私があなたのおかーさんです♪」なぜか『おかーさん』呼びを強要してくる。しかもそれだけじゃない。「おかーさんの胸で甘えてくださいね?」…だから、自立した大人は年下の女の子に甘えたりしないんだって!頼むから帰ってきてくれ僕の平穏な生活!甘やかしたがり年下寮母と人生お疲れ高校生が織りなす新感覚バブコメ爆誕!
かわいらしい顔と低めの身長が愛らしい少年・須永公平。彼は「カッコイイ男(≒王子)」を目指して、高校デビューを目論んでいた。ところがどっこい、受かった先の高校で、いかにも王子なイケメン女子・新海光瑠にであってしまう。勝手に彼女をライバル扱いする公平だったが、その少女もまた、かわいいと思われたいのに王子扱いされてきた、可哀想な過去があり…?カッコイイ男になりたい「姫系男子」と、可愛い女の子になりたい「王子系女子」。二人の報われない少年少女が織りなす、立場入れ替え系残念学園ラブコメディ!!
教室での一件を受けて、まさかの師弟関係と相成った俺とたまちゃん。表情、姿勢、喋り方。俺は師匠として、自分が『リア充』になるために重ねてきた努力とノウハウを、たまちゃんに伝えていく。一方、日南は日南で、裏でなにやら動いていてー。相反する考え方で問題に向き合う俺たちは、やっぱり協力はできない。でも、『大切な目的のためなら、自分を曲げるのも辞さない』こと。この戦い方はきっと、俺が誰かさんに教えてもらったことなのだ。このライトノベルがすごい!2017新作ベスト3!新作ラノベ総選挙2017第2位!-大人気人生攻略ラブコメ、待望の第5弾!
これは石川布団という作家と、人語を解す「先生」と呼ばれる不思議な猫とがつむぎ合う苦悩と歓喜の日々。企画のボツ、原稿へのダメ出し、打ち切り、他社への持ち込みetc…。布団はさまざまな挫折と障害に直面しながら、それでも小説を書き続ける。ときに読者に励まされ、ときに仲間に叱咤され、素直に、愚直に、丁寧に、ときにくじけて「先生」に優しく厳しく叱咤激励されながらー。売れないライトノベル作家と「先生」とが紡ぎ合う、己が望む「何か」にまだ辿り着かぬ人たちへのエール。優しく、そして暖かな執筆譚。
ー絶頂除霊。それは突いた相手を生者死者問わず絶頂させ、もののついでみたいに昇天させる猥褻能力。絶頂除霊などという呪われた能力を宿した少年・古屋晴久は、同じような呪いの眼ー淫魔眼を持つ少女・宗谷美咲に出会ってしまう。その眼によって弱みを握られた晴久は、半ば強制的に退魔師史上最低最悪なチームを組むことに。初めてのまともなお仕事は、怪異「乳避け女」との大活劇。今宵も街には嬌声が響き渡る。それは紛れもなく、昇天の証明。ポンコツ退魔師たちが卑猥な能力で大活躍?ちょっぴりエッチな退魔活劇!!
俺、雪枝桃也は三十歳の構成作家。先輩作家や知り合いから仕事をもらって食いつないでいる。同期はアイドルと結婚。かつての仕事仲間はそれぞれ栄達を果たすなか、一人まったく売れていない。誰が悪いんだ?頑張りすぎたあいつらか?頑張らなかった俺なのか?そんなあるとき、俺は工事現場の落下事故に巻き込まれ命を落とすが、それは天使のミスだった!?救済措置で過去に戻れる?それなんてチートですか?お笑い芸人、天津向がおくる勝ち組への再起を懸けた人生やり直しコメディ!!
海新高校ジャーナリズム研究会のメンバーに今回も難題がふりかかってくる。軽音部の歌姫を付け狙うストーカーを撃退するため、ライブ会場に張り込んだ啓介たち。警備体制は完璧だったはずなのに、ストーカーはひそかにライブ会場へと侵入していた…彼は一体どうやって鉄壁の警備をかいくぐった?そして会場内に残された真冬たちの安否は?人質をとってナイフ振り回すストーカー相手に、啓介の知略と推理が冴える…(「耳なし芳一の夜」)。青春の光と影と謎をめぐる、「耳なし芳一の夜」ほか三つの短編を収録。
俺、波久礼業平には友達がいないーわけでもない。むしろ、夏休みを人研メンバーと過ごし、なんとなく成長した気さえしていた。でも「ドレイン」のせいで、クラスで物理的に孤立している事実は変わらない。せつない。2学期が始まってすぐ、俺と高鷲は売り言葉に買い言葉で「どちらが先に自力で友達を作れるか」勝負をすることになる。まあ、高鷲に負けるわけないし、文化祭イベントがあれば楽勝だろうと思うのだが…あれ、友達ってどうやって作るんだ!?残念系異能力者たちが文化祭を謳歌する(?)青春未満ラブコメ第3弾!