出版社 : 小学館
焼塩檸檬、まさかの略奪愛……!? 夏休み後半。 たまたま喫茶店でだべっていた俺と八奈見は、驚くべき光景を目にする。 焼塩と、その思い人である綾野が2人きりで会っていたのだ。 さらには、2人を尾行する綾野のカノジョーー“勝ちヒロイン”朝雲千早ともニアミスしてしまう。 「私は光希さんと焼塩さんの浮気を疑っています」 あれよあれよと巻きこまれた俺たちは、朝雲とともに真相を探ることに。 焼塩にかぎってそんなことはと思う。 でも、2人きりのときの、あの想いがにじんだ顔はーー。 はやくも人気沸騰の負け確ラブコメ、待望の第2弾!
藤咲藤花の元に訪れる奇妙な事件の捜査依頼。それは「かみさま」になるはずだった少女にしか解けない、人の業が生み出す猟奇事件。人の姿を持ちながら幽世のものに触れる異能をもつ彼女は、事件の解決に自分の居場所を求めて歩む。そして、その隣には「かみさま」の従者として彼女を守る役目を負うはずだった青年・藤咲朔の姿が常にあった。数奇な運命のもとに生まれーそして本来の役割を失った二人は現世の狂気のなかで互いの存在意義を求め合う。これは、夢現の狭間に揺れる一人の少女と、それを見守る従者の物語。
「皐月くん、かっこいい…」そんな心の声が聞こえた。美人だと学内で評判だが、いつも一人で無愛想な弥生ちゃん。本当なら接点もできないような彼女だが、サイコメトリー能力を持つ俺こと深瀬皐月は、ある日弥生ちゃんの心の声を聞いてしまった。だがそれに戸惑う俺をよそに、弥生ちゃんはもっと大きな秘密を抱えていたのだ。秘密だらけの弥生ちゃんと、秘密を知ってしまった皐月くん。近くて遠い二人の心は、様々な壁を超えて寄り添うことができるのか!?心の声が聞こえる少年と、気持ちをひた隠しにする少女の両片想いラブコメ開幕!
「わたしは、ほくちゃんがいればいいんだよ…」相思相愛の幼なじみがいるのに、美人で変わり者の上級生、冴音子とつきあいはじめた高校生の北斗。小学生の頃に出会い、あたたかな時間を一緒に重ねてきた幼なじみの春は、北斗の実の妹だった。そのことを隠したまま、北斗は春を遠ざけようとする。小さな春、泣き虫の春、怖がりの春ー。世界で一番大切で守りたい女の子が血の繋がった妹だという現実に、苦しむ北斗。そんな北斗を一途に恋する春。二人が辿り着く結末とはー
「ずっと一緒にー隣にいてくれる?」「うん。永遠に」幼い頃に交わした約束。それ以来、わたしとつむぎは何をするにも二人一緒で、変わらない関係のはずだった。それなのにー。「私、恋がしたいんだ。しおりはそれを小説に書いて?」体が弱く入院中のつむぎが口にした『お願い』は、彼女と、わたしの昔馴染みの男の子との疑似恋愛を小説に書く、というものでー。一つの『お願い』から変わり始める、わたしたちの関係。恋と小説の中に、つむぎが求めるものとは?わたしと彼女、そして彼とで紡ぐ青春物語。
巨額の税を取り立てに来た「税天使」!なんとかお金を作らなきゃの魔王(夫)&勇者(妻)!いろいろ頑張って、国の超赤字経営のトンネルの先に光が見えてきたと思いきや、なぜか、城の設備が次々と「テキタイテキバイシュウ」され始めた!そんなことをするやつは…え!魔王たちに恨みを抱く、元魔族宰相のセンタラルバルド!?「こんな時にはこわーい税天使ゼオスが味方になってくれる!ゼオス召喚!」…ところがなぜか、ゼオスが現れない。彼女に一体何が起こった??「異世界初の異世界税制コメディ」、グイグイきてる第四弾!
東西二大国による月面着陸への共同計画「サユース計画」が着々と進む。共和国宇宙飛行士レフはイリナへの想いを告げることを決心、イリナとともに彼女の故郷の村へと赴く。一方、連合王国のバートとカイエは、共和国製宇宙船を連合王国製コンピュータで制御するという難題解決に成功。「サユース計画」はついに最終ミッション=月着陸船搭載ロケットの打ち上げの日を迎えた。世界が東西に二分され、月を目指し争った時代。その光と陰の歴史に、宙に焦がれた人と吸血鬼がいた。宙と青春のコスモノーツグラフィティ、ここに完結!
貧乏探偵、鏑矢惣助が尾行中に出逢ったのは、魔術を操る異世界の皇女サラだった。なし崩し的にサラとの同居生活を始める惣助だが、サラはあっという間に現代日本に馴染んでいく。一方、サラに続いて転移してきた女騎士リヴィアは、ホームレスに身をやつしながらも意外と楽しい日々を送る。前向きにたくましく生きる二人の異世界人の姿は、惣助のほか、鬼畜弁護士、別れさせ工作員、宗教家といったこの地に生きる変わり者達にも影響を与えていきー。平坂読×カントクコンビがこの時代に放つ、天下無双の群像喜劇、堂々登場!
「ひさしぶりだな、バレト候補生」「狼士会首領、ルーガルー…粛清するわ」ついに砂塵兵器を稼働させたルーガルー。その計画の完遂を防ぐため、シルヴィは決死の粛清戦に臨む。かつて近接戦最強と謳われた強敵を前に、シルヴィの立てた戦略はー。「さようなら、チューミー」「あのとき、本当はなんて言うつもりだったの?」-交錯する白と黒。2人の少女、1つの運命。獣人麻薬を巡る至高の復讐劇は、思いも寄らぬ最終局面へ。「嘘をつくとき、そっと目を伏せる。あなたの仕草が、大好きだったの」その日。渇いた夜空を割るような、最後の銃声が響いた。
死霊術ーそれは死者を蘇らせ使役する魔導の秘奥。それを操る術師たちは国にあだなす存在を密かに粛清するという役割をもって、ヴェルサリウスという国家の陰なる基盤となった。その術師の一人であるウィリアムは、相棒の“死骸”ライニーとともに龍を使役する盗賊の粛清を行うなか、国を、そして死霊術師たちそのものを揺るがす第二の革命の存在を知る。革命派の襲撃によってライニーを失いかける絶望の底で、ウィリアムは彼女との再会を願った最初の夜の記憶を思い出していく。これはたった一人の少女のために、死を否定した少年の物語。
激動の生徒会選挙は、だれも予想しない結末で幕を閉じた。「こんなはずじゃなかった」耕平は混乱し、後悔し、それでも皆の想いが、成し遂げたい理想があるから、次の策を必死に考える。だが彼の前に、“メインヒロイン”が姿をあらわす。「こんな現実でもー認めるしか、ないんだよ」彼女の口から語られるのは、かつてあった、そしてこれから起こるであろう“現実”の話。-清里芽衣という一人の少女の、過去と現在の話。『実現するラブコメ』は、現実大きな壁に阻まれる。
区役所福祉生活課支援第一係長、中田忍(32歳独身)。責任感の強い合理主義者。冷酷だが誠実、他人に厳しく自分自身にはもっと厳しい男。ある深夜、帰宅した忍は、リビングで横たわるエルフの少女を発見。忍は悟る。「異世界エルフの常在菌が危険な毒素を放出していた場合、人類は早晩絶滅する」「半端な焼却処理は、ダイオキシンの如く地球を汚しかねない」「即座に凍結し、最前ど宇宙、次点で南極、最悪でも知床岬からオホーツクの海底へ廃棄せねば…」だがその時、“エルフ”の両瞼がゆっくりと開きー第15回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作。
神獣達と共に魔公を倒したシルバの元に王国騎士団からクエスト依頼が届く。その内容とは、国境付近の村同士の争いを極秘裏に調査するというもの。争いの裏で何者かが暗躍しているとシルバ達が突き止めた頃、新たな神獣の少女シュシュが現れる。彼女はどうしてもシルバの仲間になれない理由を抱えてしまっていた。シュシュの真実が明らかになる時、本当の敵が姿を現す。さらに、ドM騎士団長や、神獣達の夜のご奉仕でシルバに貞操の危機!?ワケあり神獣を呪縛から解き放て!絆が試される、もふもふハーレム第2幕!
冷たい木枯らしの吹くクリスマス。ささやかながらも暖かなパーティーの後、結衣は自身の心にもある“想い”が灯っていることに気付く。届かない祈りも、叶わない願いもきっとある。でも、欲しいものがある。本当は、嘘でもいい。たとえ、まちがっていても、正しくなくても、その手を握っていたいー。数多の人が欲しいものを願う夜。願いの数だけ、想いの数だけ語られない物語がある。…だから、これは、由比ヶ浜結衣の物語。全世界累計1000万部突破、青春小説の金字塔「俺ガイル」、もう一つの物語「結」始動!
悪党たちが巣食う街、ロストマンズ・キャンプ。“植物を金属状に変えて操る”異能を持つ未那は、覆面のヒーロー「ビークヘッド」として活動しながら、十年前の事件について探っていた。“存在を感知されない”異能を持つ運び屋・東の手引きにより、マフィア組織「名誉ある橙」の相談役である前堂と取引する。ついに未那は、因縁の敵・ヴィトーの行方を突き止めるのだがー。映画のようにスタイリッシュな物語と、圧巻の描写に熱狂する。第15回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作。
文化祭にて佐藤さんに可愛い一面を知られてしまった押尾君。そんな状態で動物園デートをすることになってしまった彼は、彼氏の威厳を取り戻すべく、漣たちの力を借りて作戦を練る。だがその裏で、押尾くんの照れ顔ショットを収めようと画策する佐藤さん、二人の仲を割くために奔走するSSFの残党、妹を思う気持ちから凛香を釣りだす京香、友人のデートの野次馬を予定する澪一党、それぞれがそれぞれの思惑を抱え、当日を迎える。動物園を舞台に繰り広げられる恋愛“頭脳”バトルー。大丈夫!!今回も120%甘いです。
再び動き出したシェイの因縁の敵“黒衣の男”。辺境伯から目撃情報の知らせを受けたシェイ達は、教会直属の対魔獣戦力である駆除騎士団の団長ラザロスとその従者ビケットと共に、人の力が及ばぬ魔獣の世界“外域”へと向かう。シェイ達の前に次々と現れる強大な魔獣。さらに、黒衣の男によって改造された魔獣の“変異種”が行く手を阻む。険しい道を行く中、シェイが明かすユグール族の過去と、悲劇ーそこには黒衣の男も関係していた。変異種、巨大鱗甲獣、蟲の王ー試練の地で、辺境の命運を懸けた戦いが幕を開ける!
天界の侵略から人間を守るべく設立された会社「デュアルライブス」。その社長に就任した小学生・創条照魔は、女神・エルヴィナを相棒に、戦いの日々を送っていた。だが、世界の平和のためとはいえ、幼い頃から憧れてきた女神たちとの戦いは、照魔の精神に大きな負担をかけていた。そこでエルヴィナは、彼の心身を癒すためある作戦に出る。そんな時、天界最高峰である六枚翼の女神が人間界に降臨。彼女の名はシェアメルトー自称、天界でもっとも恋に詳しい“恋愛博士”。次の女神は、さらにヤバい!新時代の女神バトル第二弾!!
すべては変わってしまった。唐突に、劇的に。どうしようもないほど残酷に。けれど、ひとりで塞ぎ込む時間を、彼女は与えてくれなかった。「あの日のあなたがそうしてくれたように。今度は私が誰よりも朔くんの隣にいるの」-1年前。まだ優空が内田さんで、俺が千歳くんで。お互いの“心”に触れ合ったあの日。俺たちの関係がはじまったあの夜を思い出す。優空は言う。「大丈夫、だいじょうぶ」月の見えない夜に無くした何かを、また手繰りよせられるというように。…俺たちの夏は。まだ、終わらない。