出版社 : KADOKAWA
1つ下の学年で、校内有数の美少女・花曇桜咲。 2つ下の従妹で、『可愛い』と評判の山茶花椿。 幼い頃の記憶から、彼女たちをただ見守りたいだけの俺は、積極的に2人と関わろうとはしなかったのだが……。 なぜか空き時間のたびに、俺にちょっかいをかけにやってくるように……! そしてーー「代ちゃん先輩、私の傍から離れちゃダメだよ〜?」と頬を赤く染めて体を寄せてくる桜咲に、膝枕をして「きー君、うちの太ももの感触はどうでしたかねぇ?」とからかってくる椿。 素直になれない2人のアプローチは、次第にエスカレートしていって……!? (いや、お前ら俺のこと好きすぎるだろ……)
「……そっか。大人になったんだなぁ、あたし……」 念願が叶って月愛と“卒業”を迎え、一緒にいられる時間を増やしたいと同棲生活に踏み切った我らが主人公・龍斗。 2人並んで料理を作ったり、揃って買い物に出かけたり、さらに経験を重ねていったり……。 これまで以上に濃密で甘酸っぱい日々を過ごしていく月愛と龍斗。 しかし、先輩編集の藤並から「海外で一緒に働かないか」と熱烈な勧誘を受けて、龍斗は強く心を動かされる。 なかなか月愛に夢を打ち明けることができなかった龍斗だったが、思わぬ人物から背中を押され……!? 月愛の可愛くて“大人”な一面がたくさんな、第9巻!
ルームメイトとは言えないことをしたあの日から、宮城が家に帰ってこなくなった。行先は分かっている。捕まえに行くべきだとも思う。それなのに、あの日宮城に触れて自覚してしまった”認めたくない感情”が、私の足を重くする。本当に、宮城はいてもいなくても私の感情を左右する、面倒くさいヤツだ。 早く帰った方がいい。それは分かっているはずなのに、帰らずにいた時間が仙台さんへの会いにくさを加速させている。その一方で『仙台さんは今日どう過ごしたのだろう』なんて考えているのもまた事実で。自分で作った距離は自分で縮めなくてはいけないーー分かっているけど、今日も私は帰れそうにない。
かつて魔術師が作り出したという、人智を超えた力を持つアイテムーー魔術工芸品。 魔術工芸品犯罪を専門に扱う魔術探偵兼女子大生・時崎狂三のもとには様々な依頼人と事件が舞い込みーー。 ライブ中に声を失う『アイドル』。亡くなったはずの『漫画家』から届く連載原稿。来禅高校の『学生』が怯える新・七不思議。因習村で消える『巫女』。そして未来視の目を持つ『探偵』。 魔術工芸品によって引き起こされる不可思議な事件を追う狂三は、『精霊』だった自身の過去とも向き合うことになり……。 謎と因縁を解決するため、推理の時が再び刻まれる!
超人気チートファンタジー『いせれべ』の新たなスピンオフが開幕! 誰もが憧れるお嬢様ーー宝城佳織は魔法少女だった!? 超名門校・王星学園が誇るご令嬢ーー宝城佳織。彼女が下校途中に遭遇したのは……自動販売機の下に挟まった魔法少女!? 「佳織さんも魔法少女になって、力を貸してほしいのです!」 魔法の国から逃げ出したイタズラ好きな“魔物”を捕まえにきたという魔法少女・ノアの騒動に巻き込まれた佳織は、いきなり規格外な才能を発揮して……そのまま魔法少女デビュー!? 悪事を働く“魔物”を追う佳織とノアは、メイドやチアリーダー、アニメヒロインに変装して潜入捜査を決行! どんなに恥ずかしくたって、魔法少女は世界平和のために頑張ります!! 超人気チートファンタジー、新たなスピンオフが堂々開幕!
「私はクリスティン・アーイレン!この不詳なる父の娘である」 皇帝の誘いでアーイレン帝国を訪れたアニスとユフィ。帝国と王国の間にある一筋縄ではいかない情勢に二人が身構える中、皇女クリスティンがアニスに出会うなり言い放つ。 「アニスフィア王女! ずっと楽しみにしていたんだ!」 --帝国の皇女が、アニスに興味津々!? 彼女の勢いに驚きながらも帝国と向き合うことになるアニスとユフィ。 果たして魔法そのものに馴染みのない帝国の人々に、自分たちの“革命”を示せるのかーー? ちなみにユフィはアニスにぐいぐい迫るクリスティンを見てちょっとだけ不機嫌です。
「ノルドさま……お目覚めのおっぱいは飲まれますか?」 俺が転生したのはさっきまでプレイしていたエロゲ『成り上がり勇者の学院ハーレム無双』の勇者主人公。……ではなく勇者からメインヒロインの伯爵令嬢エリーゼを寝取り、最後に殺される悪役御曹司のノルドだった。 のんきにメイドのおっぱいを飲んでいる場合ではない! 死亡フラグを回避し、平穏なスローライフを求め、エリーゼに極力近づかないよう行動するのだが……。やることなすことすべてエリーゼが勘違いし、俺の好感度は上がり続けーー 「初物の私の裸をご覧ください……」 ガチ恋され、奉仕メイドに自ら志願して、逆夜這いに来るだと!? 第9回カクヨムWeb小説コンテスト ラブコメ部門〈特別賞〉受賞作!
おっとり穏やかな志乃と、ボーイッシュで活発な恋は恋人同士。大人になったふたりは、恋はモデル、志乃は数学教師のお仕事に邁進しながらも、相変わらずお互いを大好きでいる。一方、ふたりで過ごす時間は高校時代よりも限られてしまい……。 「俺はもっと志乃と一緒に過ごしたいんだけど」 「……本物のレンに、触れたい」 お仕事終わりにバイクデート、高級ホテルで秘密の撮影会ーー会えない時間の分だけ、ふたりのあまあま時間は濃度を増していく。SNSで話題の百合カップル・志乃×恋のイチャラブストーリーが、さらにディープになってノベライズ!
悪役令嬢に転生したアデライード。 努力虚しくシナリオ通り悲惨な死を迎えた……はずがまさかの二回目が開始! 今度こそ破滅回避するため"氷の公子"ジークヴァルドと結婚しようとするがーー 「男の人を誘惑するってどうしたらいいの!?」 元喪女なりに誘惑するが空振ってばかり。 だけどジークヴァルドは失敗を笑わず、むしろ優しく見つめてきて!?
ウィリアムへの譲位が宣言される、現国王最後の生誕祭がやってきた。 王太子妃の私、リリアーナも一大イベントのために大張り切り! ところが、火災や『子ども達の家』への嫌がらせ、診療所荒らしなど、王都で不審な事件が続々発生。 しかも事件の共通項って……もしかして●●!? そのことに気付いたウィリアムは、必死に私を守ろうとしてくれてーー?
王太子の結婚式に参列し、シライヤとの幸せな未来を重ねた私、子爵令嬢シンシア。 そして式後、婚約者として初めてブルック公爵領に向かうことに。 しかしブルック邸は真っ赤になっていた! 「いずれは屋敷の全てをシンシアの赤で統一するつもりだ!」 シライヤの愛は嬉しいけれど、それはどうなの? でも……せっかくの初喧嘩、楽しませていただきます!
【慈愛の修道女】として孤児院を切り盛りするリリィは、突然の借金地獄に陥り大慌て! そこに大富豪ダミュアンから 「お前の愛を言い値で買うから、俺を愛せ」 と傲慢に言い放たれる。 この男正気か!? と訝しむリリィだが、背に腹は変えられず、 金で買われたからには完璧な恋人職人になってやる、 と朝から優しく起こすとーー彼は真っ赤になってしまい!? 貧乏ド根性の偽修道女×傲慢天然大富豪の真実の愛を探す物語。 序章 傲慢公爵は偽り修道女の献身的な愛を買う 第一章 傲慢公爵の素晴らしき取引 第二章 偽り修道女の尊き恋人道 第三章 過去との再会 第四章 献身的で尊い、最上級の愛 間章 傲慢公爵の初恋 第五章 傲慢公爵のお姫様 終章 そうして傲慢公爵は偽り修道女の献身的な愛を手に入れる
悪女と名高い夏雲は、本当は刺繍が大好きで、今では皇帝・佩芳の衣装係。毎朝佩芳の寵愛を受け流しながら衣装を選ぶのが日課だ。 そんな折に妃嬪たちのお茶会が催され、佩芳が姿を見せる。自分と揃いの布で、妃嬪の襦君を一着作るよう佩芳から賜った夏雲だが、告げられた身幅に驚く。 夏雲とは違う豊かな身体、まるで奏国から嫁いだ巧玲のための衣装だ。夏雲は衣装作りに励むも、自分のものではないことに胸が痛む。 一方夜更けの宮廷では、謎の女官が徘徊しーー? 大胆乙女の後宮譚、恋に苦しい待望の第二巻! なりゆき悪女伝……007
神野木家の下働きのまほろは強欲な当主一家に虐げられてきた。 ある日白皙の美貌の青年・狭霧が訪れる。 神使だという狭霧は「『石』を返せ」と迫るが、当主は狼狽するばかり。 しかも身代わりとしてまほろが差し出されてしまった。 百年前、神野木家には特別な霊石が貸し出された。 返さなければ破滅だと聞き、まほろは失われた霊石を捜すことに。 二人旅の中、狭霧の不器用な優しさや新しい出会いを通してまほろの孤独は癒えていく。 人間嫌いの狭霧ともやがて心を通わせるが、旅路の果てに思いがけない真実を知ってーー。 ==登場人物== まほろ 神野木家の下働き。 強欲な当主夫妻と一人娘に虐げられ、周囲の使用人からも見下されている。 捨て子の自分を拾ってもらった恩を返すため、懸命に働いている。 狭霧 神霊界の主に仕える神使。人間嫌い。 純真すぎるまほろのことは放っておけず、つい世話を焼いてしまう。 序章 第一章 神霊界まで通りゃんせ 第二章 むすんでひらいて心が動く 第三章 かけらを探してあの町この町 第四章 記憶を失くしたあの子はだあれ 第五章 空のかなたへ別れの歌を 終章
生まれつき顔に痣を持ち、冷遇されて育った旧華族の清子と、 類まれな商才を持ちながら目が不自由で、好奇の目に耐えられず人嫌いになってしまった朔弥。 政略結婚で出会った二人は様々な苦難を乗り越え、互いにかけがえのない存在となっていた。 穏やかな函館の秋。岩倉家下屋敷で幸せに暮らす二人の元に、「朔弥の目が治せるかもしれない名医が札幌に来日する」という一報が入る。 朔弥の目が見えるようになれば、今度こそ痣の広がる顔を見られてしまうことを承知しつつ、清子はただ朔弥のためだけを思って躊躇う彼の背中を押す。 手術のために朔弥が留守にしている間も、婚約者としてしっかり家を守る清子だったが、無事に手術が終わったという報告の後も、朔弥は帰ってこない。 不思議に思いつつ彼を信じて待つ清子の元に入った連絡は、思いがけないもので……? ■□■□■□■□■□■□■□■□ 登場人物 伊地知清子(いちじ・きよこ)……名家の娘だが、痣のせいで蔑まれてきた。人の真心を見る聡明さがあり、時に朔弥も驚かせる。 岩倉朔弥(いわくら・さくや)……長身で圧倒的な商才をもつ美貌の青年。だが目が不自由で少々ひねくれ者。清子に惹かれ……。 一 秋の足音 二 悲しい悪魔 三 基坂 四 北海道製罐工場 閑話 焼きイモつくろう 五 暗闇の光 六 忍び寄る影 七 咲かない春 八 天使が去った街
妖なる存在から国を守る陰陽師。その士官学校・青藍学園に、広瀬名月は性別を偽り、男装して通っている。お家再興のため、首席を目指して励んでいるけど、眉目秀麗・成績優秀・孤高の財閥御曹司、東条伊織にいつも阻まれ万年次席。その上「陽月番」という学生同士のパートナー制で、名月は伊織と組むことになってしまった。 倒すべき目標が相棒になって複雑な心境の名月。しかも伊織とは寮生活を共にするため、女であることを隠す日々は波乱の連続で!? 一方の伊織にも、名月に向かう秘めた想いがあるようでーー。 目次 一 青藍学園の男装令嬢 二 陽月の課題 三 番の役目 四 誰がために 五 それぞれが秘めるもの 六 夜行祭 七 舞踏会への招待状 八 Shall We Dance? 九 秘密の崩壊 十 君がために 結 夏の約束
群青同盟最大の敵・哲彦と勝負することになった俺たち。舞台は文化祭、テーマは告白。あいつの高校退学を撤回させるため、俺はこの動画対決で、最強アイドルの雛菊に絶対に勝たなきゃいけない。皆には何をやるかは俺に任せて欲しいって言っちゃったけど、どんなセリフと演出がいいか、作戦はどうしよう……。 それでも俺は、今度こそ一人を選び、勇気を振り絞ってあの舞台で告白する! 黒羽、白草、真理愛、三人とも本当に魅力的な女の子で、ずっと待たせてしまったけどーー誰にするかはもう決まった。 運命の告白祭がやってくる。予測不能なヒロインレース、堂々完結の第13弾!
☆アニメ化もした人気作、待望の本編第14弾!☆ 誰一人欠けることなく五年生になったオリバーたち剣花団。彼らはそれぞれ、その幸せを噛み締め、卒業後の進路を考え切磋琢磨を続けていた……復讐の火を胸に宿す、青年ただ一人を除いて。 「律する天の下」の大接近が迫り、キンバリー教師陣も防衛のため連合各地へと派遣されることになるが、それは異端の導師たちが仕組んだ巧妙な罠でーー 「構えなさい皆さん! 戦争ですよォ!」 かつてない危機を迎える魔法学校。空を覆い尽くす異端の幾何学の下で、オリバーやナナオたち学生は最前線で敵を迎え撃つことになる。果たして戦いの行く末は? そして、剣花団の命運は……?
知らなかった。わたしたちが、神様の餌だなんて。 助けてください。わたしたちの学校の『かかり』は、いま大変なことになっています……とても理解できないことが起こっています。どうすればいいのか分かりません。 あかね小学校の『ほうかごがかり』から、『かかりのしおり』を作った者に届いた一通のメール。学校中の教室に棲む『無名不思議』と呼ばれる名前のない異常存在を観察し、その正体を記録するために集められた少年少女たちは、一人また一人、その命を『ほうかご』の暗闇に消していく。 三本足の人形、メリーさん……。これは化け物たちに捕食される運命に抗う五十嵐華菜と仲間たちの、生き残りを懸けた戦いの記録。 鬼才・甲田学人が放つ、恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”第2部、開幕。 ★宝島社刊「このライトノベルがすごい! 2025」総合新作部門七位(文庫部門12位) 一話 二話 三話
立華一織は、女子校の『王子様』。圧倒的ビジュアルと、イケメンすぎる言動で、女子の人気を一身に集め、男子からは羨望の眼差しを向けられている。 そんな彼女が、俺・山吹夏樹の働くファミレスに、後輩アルバイトとして入ってきた。 俺は教育係に任命されたことから、急接近! 「────ただ夏樹と話したかっただけって言ったら、どうする?」 「ボクの事、一織って呼んでよ」 「夏樹に可愛いって言われるのが一番嬉しい」 みんなの憧れの『女子校の王子様』--そんな一織の『乙女』な素顔を知ることになっていく!