2019年10月15日発売
魔法の息づく世界“メイデーア”。辺境貴族の令嬢マキアは、騎士の少年トールとともに、魔法を学ぶ日々を過ごし、強い絆を育んできた。ところがトールが異世界から来た〈救世主の少女〉の守護者に選ばれたことで、二人は引き離されてしまう。 トールの不在に動揺するマキア。だが王都の魔法学校に行けば、再びトールに会う機会がある。彼に抱いた想いの正体を知るため、マキアは最高峰の魔法学校を目指す! これは〈世界で一番悪い魔女〉の末裔マキアが、自身の想いを伝えるための、長い物語のはじまり。
安倍晴明の師匠・光栄、三大怨霊に挑む!? 【京に現れた“在原業平”を名乗る法師陰陽師。三大怨霊に関わる企みに気づいた光栄はーー?】 陰陽師たちが畏れる男・賀茂光栄(かものみつよし)。彼は年齢不詳の美青年で、安倍晴明(あべのせいめい)の師でもある。 幼なじみの歌人・藤原為頼(ふじわらのためより)や晴明とともに都に平穏を取り戻したものの、次なるあやしき影はすでに“在原業平”を名乗る法師陰陽師としてうごめいていた。 光栄は、後の世に三大怨霊と呼ばれる“早良親王”へと手を伸ばす“業平”の企みに気づくが、為頼と天皇の妃・中宮も思いがけない事件に巻き込まれていき……? 晴明の歴史に隠れた師匠・光栄の、語られなかった平安秘伝第3弾、これより開宴ーー! 【目次】 序 第一章 陰陽師の訪う姫 第二章 子守する為頼 第三章 師走の都に差し込む影 第四章 年越しの祓 かりそめの結び
突然の辞令で債権回収部門の子会社に出向を命じられた絵理華。上司はキャリアのためなんて言っているけれど、非常に怪しい。さらに異動初日に目にしたのは、怒鳴り散らす客と、それを冷酷な言葉で追い詰める男の姿ー。え?この男が私の教育係!?「おまえが本社からの出向者だろうと容赦しない。覚悟しておけ」厳しい督促と美しい容姿から『氷の債権回収人』と畏怖される月島のやり方に、客に寄り添いたい絵理華は納得がいかず…?お金のトラブルにドラマあり!恋と人情のお仕事奮闘記。
ハロウィンの夜、渋谷の交差点で女性がコアラマスクをかぶった者に刺殺された。犯罪心理分析班の八木小春と、天才プロファイラー土岐田が犯人像を推定すると、隠されてきた連続殺人に、次の事件の予兆まで判明し!?
ネットのオカルト掲示板に書き込まれた「たすけて」の文字。それに応えた「ミドリ」の書き込みは、あるべきIDがなく、怪しさ満点だった。はじめは不審者と思われていたミドリだったが「たすけて」の主から詳しく状況を聞き出していく。峠に仲間を置き去りにしてから、家の前で足音が聞こえるという主。リアルタイムでネットに書き込まれる内容は、だんだん現実に繋がって、世間を震撼させる事件へと発展するー。ネットに書き込まれた事件を霊能力者「ミドリ」と「咬みつき」が解決するオカルトミステリー!
女と見まごうばかりの美しい姿で、陰陽頭秘蔵っ子の凄腕陰陽師、塚野鶴丸。彼は実は女性だけれど、それが世間に知られると死を招く呪いにかかっていた。実力を買われ、検非違使庁に出向することになった鶴丸は、穢れの最前線で戦うことに。「占術より退魔術。実力がなければ務まらぬ」と言われ、初日からあやかし絡みの火事の調査にかりだされる。鶴丸は、少将の大江孝行を相棒に、あやかし退治に挑む!女と明らかになれば死、あやかしに競り負けても死。絢爛たる都で巻き起こる陰陽絵巻、開幕!
砂漠の国の皇帝・サラヴィアから火の精霊を奉る祭典に招待されたティアラ。しかし数百年ぶりに精霊が目覚め、オアシスが枯れる緊急事態に! 魔力の少ないサラヴィアに代わりティアラが精霊を鎮めようとするも、魔力を吸い取られすぎて少女の姿になってしまう。アクア様はいつもと違ってキスしてくれないし、このままだと妻失格→離婚の危機!?
訳あって引きこもりの伯爵令嬢リリアーナは、極度の女嫌いである侯爵ウィリアムと政略結婚をすることに。ところがお飾りの妻生活を続けていたある日、旦那様が記憶喪失になり、一目惚れされてしまい!?「…わたしのつま、せかいいち、かわいい」「だ、旦那様、どうなさいました?」甘々で過保護になった旦那様とやり直す、夫婦の馴れ初め!
珀陽に想いを告げられた茉莉花は、珀陽にとあるお願いをされた結果、二人で夜市に出かけることに!! 精いっぱいのおしゃれをして、まるで恋人のように珀陽と過ごす茉莉花だが、そこで探しものをしているわけありの異国人と出会う。 たちまち“皇帝”の顔に戻った珀陽から、茉莉花は「できる限りこの人に力を貸してあげてほしい」と密かに依頼され……!?
「選ばれた十二席(ヘルヘニル・ツヴェルフ)」の一人になるーー。 その夢を抱き【仮面造形師】の試験を受けに王都へとやってきたイルゼは、そこで漆黒の仮面をつけた寡黙な騎士ヴィンセントと出会う。 “顔のない騎士”と揶揄され、素顔に醜い傷と凄惨な過去を負う彼に、たまらなく惹かれていくイルゼ。 だが仮面を作らせてほしいと頼むも「お前とは関わりたくない」と一刀両断され!?
弱小国家の第三王子に生まれた、転生者のヒーロ。国を立て直す道を探す彼は、万能の禁術“錬金術”を習得した。現代日本の知識と組み合わせ、作物を改良し、塩田を開発するなど国の改革に乗り出したヒーロ。狭い領地に、隣国の圧力と魔物の侵攻。幾多の脅威で滅亡寸前の小国で絶望にとらわれていた領民を前に、ヒーロは彼らを豊かに幸せに暮らせるようにすると宣言する。「俺がしたいのは救国じゃない。よりよい明日を目指し続ける興国だ!」「小説家になろう」発、自らの手で未来を切り開く、弱小国家運営譚、開幕!
「…真田誠治」今回も真田のまま、か。柊木ちゃんとついに無事Xデーを迎えられた俺は、今度こそ現代でも大丈夫と確信していたんだがー!?現代に戻ると、相変わらず名前は真田誠治で変化なし。お付き合いの相手も夏海ちゃんのまま。そんな折、俺は現代を変えるためのカギが妹の紗菜だということに気づく…!!波乱の席替えに、ちょっぴりオトナな“ごっこ遊び”。ミスコンではなんと、紗菜と柊木ちゃんが激突!?一方、素敵なクリスマスの裏では、核心となる事態が進行していてー。果たして、当時好きだった先生に告った結果の結末は!?いよいよクライマックスの“ににに”第5弾!!
(不思議だな。酷く懐かしい感覚だ。 これは777倍を引き当てる前ーー普通の人間だった頃のものか?) 「魔王になりたい」と願うアウラの望みを叶えるため、ヘレネー、イオと共に魔境への扉を開いたカケル。 無事魔境に侵入した彼らは、早速魔王復活のキーとなる“魔魂石”を探し始めるが、 一方、謎の魔物たちもその石を狙っていた。 魔物たちと石を争う流れのなか、アウラたちと分断されたカケルは、 引き続きエレノア、ひかりと一緒に魔魂石を探すが、 突如魔境に再臨したサンドロスにより、なんと全ての力を喪失してしまうことになりーー!? 絶対無敵のチートハーレムストーリー、急転直下と衝撃の、第12弾!!
シェアハウス・ノラネコ。そこは掃除も料理も洗濯も、何一つマトモな生活のできない、野良猫のような家出娘たちの巣窟だった!管理人を引き受けた結人を警戒する少女らのとんでもない誘惑と戦いながら、彼女たちを人間らしい生活へ導くべく、結人は餌付け、片付け、寄り添っていき、次第に少女たちも懐き始める。そんななか、家出少女を連れ戻そうと、大人たちがやってくるー「あんたらにー親を名乗る資格はない!」トンデモ共同生活へご招待!?ドタバタシェアハウス・ラブコメディ!
高校一年最初の日。新生活に胸を膨らませる俺は、可愛さの化身のような巨乳の同級生・綾瀬小雨から「あたしの想い、受け取ってくださいっ」-百万円を渡された。断っても、ひたすら俺に貢ぎたがる。残念なお金持ちって怖いのな!さらには、美人な黒髪先輩の俺への独占欲が日ごとに増し、大人しいはずのうちの干物妹が、何故か夜這いをかけてきてー!?こじらせ少女が次々俺にウザ絡み!問題だらけの残念青春ラブコメディ!
「きっと王城に宝具があるはずだ!」カイとシエルたちは、時間魔法を操る難敵ゾフィーに対抗するアイテムを得ようと、城の地下迷宮に挑む。苦難の末、カイたちは時を操作する宝石を入手するのだが、その潜入作戦自体、敵の巧妙な罠であった!!カイたちの前に現れたのは、王宮聖騎士・序列四位、刀鬼のヤン。最強の剣豪との戦いにカイは満身創痍になるが、“虚空”の謎を解明したエルフ族のリリシアたちが救援に駆けつける!!絶体絶命の危機に、カイ、シエル、リリシアの三人が生み出した、新たなる力とは!?「疾風なる刃ー“青の零”!!」信じあう心が奇跡を起こす、暗黒騎士と王女の物語。怒濤の第五幕!!
「これが終わったら…ツカサさんに伝えたいことがあるんです」ヤマト兵を率いた奇襲により、緒戦で大勝利を収めた超人高校生は、それでも埋まらない帝国との戦力差を前に、戦線を後退させていた。十倍近い敵と対峙する過酷な防衛戦。全員の限界が近づく中、司は“青の元帥”ネウロを直接打倒するための作戦を発案する。だが、かつて彼らと袂を分かった“超人実業家”真田勝人もまた、自らの信念に基づいた行動を始めていてー!?決戦を前に自分の気持ちに素直になろうとするリルルと、それに正面から向き合う約束をする司。それぞれの想いが懸かった戦いが幕を開ける!
『やはり手を組むべきは、グリュエールだな、間違いない!』 ミールタースでの騒動を機に、大いに知名度を上げたナトラ王国は、空前の好景気を迎えていた。 追い風に上機嫌なウェインにとって気がかりなのは、西側への玄関口として成長著しいマーデン領の存在。 国内のパワーバランスを調整するため、ウェインはグリュエール王が治めるソルジェスト王国と手を結び国全体を底上げすることを画策する。 折しもグリュエールからの招待を受け、意気込んで外交に向かうウェインだったが、 そこでは予想外の展開が待ち受けていた! 戦雲垂れ込める、弱小国家運営譚第五弾!