2022年10月発売
貧しい街に暮らす少年アルバート・ヴァレスタインは、18歳を迎えるにあたり「全自動レベルアップ」というスキルを授かった。はじめは“外れスキル”の鑑定に気を落としていたアルバートだったが、実は最強の才能の持ち主だと明らかになる。王女ルリスを危機から救い出し勇者と認められたアルバートは、魔王復活を試みる悪の貴族と対決し、ここでも「全自動レベルアップ」の驚異の力で勝利する。高速旋回のハイスピード冒険譚!
作家になることを父に反対されたウィルフレッドと、一度死んで生き返ったなどという不名誉な噂を立てられたエディスの二人は、駆け落ちし晴れて夫婦となった。作家活動を始めたウィルを支え、ささやかで幸せな生活を満喫していたところ、エディスは『生ける屍』を題材とした荒唐無稽なお芝居ー“ハント伯爵令嬢シリーズ”が各地で大当たりしているという噂を耳にする。ウィルのもとにも新作の脚本の依頼があり、真実を広めるいい機会だと、その依頼を受けることにするが…?
淫魔姉妹をハーレムに加えた直樹たち一行。海を渡り魔王討伐の使命を果たそうとするが、行く手を女王マリィと近衛女騎士団に阻まれ、より勇者にふさわしいパーティーを決める大乱交勝負に付き合わされることに。汗だく汁まみれの船内に妖しい気配が一つ混じっているとも知らずに…。
商業都市に滞在中のセイタロウは、料理対決という名の祭りに参加する。優勝を狙う高級店に対し、特別なことはしないセイタロウ。勝負の行方や、いかに。その後、冬がやってくる。ココアやパジャマで暖を取っていたある日、セイタロウは街で出会った少年に渡された不思議な石が原因で、見知らぬ地へ飛ばされてしまうー。Webで大人気の最強じい様ファンタジー、文庫化第6弾!
ユウキを貴族に昇格させるという話が持ち上がった。何でも彼が考案した解体器具が、ギルドに大きな利益をもたらしたらしい。貴族になるにあたり、ギルドから派遣された人材を育てることになったユウキは、膨れ上がった生活費を稼ぐために、油そば屋や串焼き屋の経営といった、奇抜な事業に乗り出していくー。追放から始まる、異世界逆転ファンタジー、文庫化第2弾!
シャーロットたちは、次の目的地、ナルカトナ遺跡に到着した。このダンジョン、実はかなりクセが強い。ステータスの数値は意味をなさず、スキルも封印されてしまうのだ。つまり、チートなシャーロットでさえ攻略困難、最悪命を落としてしまいかねない。だから、シャーロットは当初、様子見のつもりだったのだが…。ネットで大人気の異世界大改変ファンタジー、文庫化第6弾!
大財閥・入来院家の支配する薄荷島に招待された小学生・すばるは、ふつうを嫌う入来院家の令嬢・鈴音に出会う。彼女のもとには誘拐の予告状が届いていた。やがて、予告されたとおりに鈴音はさらわれてしまう。衆人環境のなか、塔の頂上から、忽然と。一体なぜ?そして、どうやって?鈴音を救うため、すばるは200年前、13年前、そしていま、入来院家で繰り返される密室人間消失の謎に挑む!
図書部員の文詠は、本からそれを読んだ誰かの記憶を読み取るサイコメトリーの持ち主。彼女はいつも本が読めない幼馴染の花奏に物語を朗読し、記憶に秘められた謎を解いてもらっていた。あの日、図書館で文詠が遭遇したのは、絵本に遺された“黒いコートの男”とそれに“撃ち殺される私”を幻視した不可解な誰かの記憶。日本童話文学から次々と現れる“黒いコートの男”の正体と、それを幻視した読者は誰なのか?やがて学園で発生する、“黒いコートの男”による刺傷事件。森鴎外『舞姫』と宮沢賢治『春と修羅』を繋ぐ罪と罰の解読から、文詠と花奏は悲劇の真相へと迫るー。
「南小出身。黛真夏。このクラスに人殺しがいたら、私が友達になってやる」黛真夏の出現により、僕と一年A組の日常は壊れ始めた。「自殺ダイエット事件」「スターシード殺人事件」「恋愛館殺人事件」…殺人者を嗜好する少女と彼女に惹かれる僕が遭遇する事件、事件、事件!異才のラッパーが僕たちに仕掛ける青春ミステリ!
“国民的人気を誇るガールズグループ『coc9tail』年内解散を発表”さて、ここで国民のほとんどがある人物の動きに注目した。-“国民の王子”柊美聖は、大丈夫か、と。超絶美形の人気俳優、柊美聖(26)は『coc9tail』のトップアイドル、黛息吹(24)を激推しする、ファンも認める全力オタクなのだ。息吹の芸能界引退宣言に案の定ダメージを受けていた美聖。更に息吹には結婚の噂も囁かれていて…?超人気俳優は推しを射止められるのか!?胸キュン必至の尊すぎる推し活ピュアラブコメ登場!
響の酒蔵は三百年続く老舗。苦境が続いていたが、夏にはついに大手ホテルとの取引が実った。美味しい料理で背を押してくれた三葉や杜氏と喜びを分かち合うも、季節は酒の仕込みが始まる蔵の繁忙期に。三葉は、泊まり込みで働く杜氏や響のため、はりきって季節の食材も使って食事を準備する。昆布締めの刺身、七輪焼きのバター醤油椎茸、里芋コロッケ…。三葉のまかないに励まされ、旨い酒造りに勤しむ蔵の従業員たち。その多忙な最中、響に百貨店への出品や取材の打診が舞い込みー?
青の森の魔女・ネリは、母が連行されて以来ひとりで生きてきた。ある日、政略結婚から逃れたいと依頼人の令嬢が訪ねてくる。その結婚相手こそ宿敵・エルヴィンだった。ここ数年、魔女のしわざだとされる「化石病」が貴族の間で流行している。魔女と人の取引は厳しく取り締まられ、母は騎士のエルヴィンに連行されたのだった。母の行方を捜すため、ネリは魔術で令嬢に成り代わって嫁入りする。偽物のはずの結婚生活は、孤独なネリと頑ななエルヴィンを変えてゆく。正体を隠すネリの心が揺れる中、悪意が二人に迫りー。
高山花穂、28歳、一人暮らし。趣味、節約料理。職業、派遣社員。派遣の自分に自信が持てず、常に人の顔色を窺いながら相手に合わせて生きてきた。そんななか新しい派遣先で出会ったのは、あえて派遣でいる自由奔放で仕事のできる宝城きわ子と、社会性ゼロだけれど天才的な開発部エースの国枝誠二。自分の生き方を自分で選んでいる二人と触れあううちに、花穂は自分の「好きなもの」が分からなくなっていることに気がついてー「自分の人生の責任をとれるのは、自分だけ」きわ子さんの一喝は、ききます。
大雅国には伝説の女官吏がいる。通称「黒猫金庫番」。華奢な体に黒い衣を纏い、琥珀に光る瞳で不正を見逃さなかったというー。将来そう呼ばれるとはつゆ知らず、蔡月花は見合い話に頭を悩ませていた。相手は若き天才、戸部尚書の柏偉光。超のつく貧乏貴族の月花とは釣り合わないし、必死に立て直した家業もやっと軌道に乗り始め、結婚はしたくなかった。断り切れず迎えた見合いの当日。月花は落ちた小銭を追って馬車から飛び降り「私、お金が大好きなんです!!」と本性を露にするも「規格外のご令嬢」と偉光に気に入られ…?
王太子の妃選び中に歌で地震(?)を起こし、国外追放された子爵令嬢キャナリー。でも逆にラッキー。妃なんてお断りだし、訳あって元は庶民だったから!喜んで森暮らしをスタートすると、瀕死の青年ジェラルドを拾い…って、彼の正体は帝国皇子!?治療される側なのになぜか過保護なジェラルドは、「ずっと一緒にいてほしい」と誓いまでしてきて…!?第4回ビーズログ小説大賞特別賞&コミックビーズログ賞W受賞!!