2024年発売
気づいたら、もといた世界よりちょっとだけ女性の多い世界に転移していた将人。でも、戸籍もあって、大学にも通えるみたいだし……。女性が少し積極的なだけで、前の世界と変わらないな? そんな甘い考えで生活を始めた彼は知らない。この世界でも変わらず彼が振りまく優しさに、周りの彼女たちがどれだけ救われたのかを。そして、他の女の影が見えた瞬間に目のハイライトが消えるくらい、彼女たちが彼に激重な感情を向け始めたということを……。 これは、普通に生きているだけで無自覚にヒロインたちを恋に落としてしまう主人公が、最終的にちょっと(めっちゃ)愛の重いヒロインたちに“わからせ”られるまでの話であるーー!
夏、それは受験生の合否を分ける大切な時期。召喚禁域魔法学校マレフィキウム合格を目指すヴィオシアも、来る『初夏予備校合同課外授業』に向けて余念がないーーはずなのだが……。 「遠足お泊りひゃっほーッ! 昼は川で水遊び、夜はキャンプ飯。もう机とはおさらばなの!!」 林間学校で向かう彩灼の森の奥にある『女神の泉』には魔女のホウキ、フォーミュラブルームの能力を底上げすることができる力があると言われている。志望校合格のためにホウキの強化は必要不可欠、と家庭教師の妙想は考えている。泉を目指すヴィオシアたちだが、そこに大昔に絶滅したといわれているエルフの影が!?
暮井先生との一件を経て、俺と桐原は一時的に離れはしたが元の“秘密の悪い関係”に戻った。ただ戻っただけじゃなく、互いへの想いをより深める形で。そんなとき、恩人で元カノの高神柚香ーユズが現れ、家に置いてほしいと頼み込んできて…。葛藤の末、恩を返すために条件付きで居候を認めるも、ユズはよりを戻そうとあの手この手で誘ってくる。迷いの中で桐原にも相談できず、我慢だけが積み重なっていきー。大切だからこそ、悩んで、抱えて、見えなくなる。それでもやっぱり大事にしたくて…。目を覚まし、桐原に解決策として相談したのは、俺と桐原の“同棲”だったー。
☆☆☆応募総数4467作品の頂点! 第30回電撃小説大賞《大賞》受賞作!☆☆☆ 貴族階級が独占していた魔術が大衆化するとともに、犯罪率が急増。対策として皇国には魔術犯罪捜査局が設立された。 捜査官であるローグは上司ヴェラドンナの策略により〈第六分署〉へと転属。そこは、かつて皇国に災いをもたらした魔女と共に魔術事件を捜査する曰くつきの部署だった。 厄災をもたらすまでの力を有するが故に囚われ、〈首輪〉によって魔力を制限された魔女たち。だが、〈人形鬼〉ミゼリアをはじめ、魔女たちはお構いなしにローグを振り回しーー!? 「どうする、ローグ君? 手段を選ばない方向で検討してみるかい?」 魅力的な相棒(魔女)に翻弄されるファンタジーアクション! プロローグ 一章 魔女に首輪は付けられない 二章 魔女に首輪は似合わない 三章 魔女の首輪は外せない エピローグ
「やっぱりね、温泉が良いと思うの」 天樹錬が決着を付けてから一年。仲間と共に暮らしていたファンメイに対し、奇妙な調査依頼が持ち込まれる。エドと共に正体不明の地下空洞へと踏み込んだ彼女達が目にしたのはーー。 またある時、セラはとある相手にお祝いを贈るため、ディーと共にプレゼントを考えることに。 そしてまた違う場所での話。錬とフィアは旅先でとある親子と出会う。 文庫未収録の短編に書き下ろしを多数加えた、シリーズ初の短編集が登場! フィナーレを迎えようとも、物語は続いていく。これは「終わり」の続きの未来。
ハルトを追い出したグリセント王国は、かつてエルフの里を襲っていた。そのことを知ったハルト一行は、エルフの姫を連れて里に向かう。 襲撃を生き延び、里を復興させていたエルフと合流したハルトたち。そして彼はついに、グリセントへの復讐を果たすべく、鍛え上げた仲間と共に、グリセントの王都へと向かうのだったーー。前代未聞の難易度激甘ファンタジー、文庫化第3弾!
大国の地下に広がる庭園でレオンは宿敵との最終決戦に臨む!仲間のティアナが前世の力を取り戻し、戦いが激化する中ー大地が裂け、その下から謎の古代都市が姿を現した!そしてジュリアンは言う。「貴方はまだこの星の真の姿を知らない」と。やがて明かされる衝撃の真実を前に、レオンが、ティアナが、今を生きる者たちが選ぶ答えとはー。かつての英雄仲間を探す、元英雄の冒険譚、堂々完結!
伝説の腐敗竜を討伐したレイト。その噂は各地へ広まり、彼と手合わせをしようとする武芸者達が冒険都市に続々と集結する。無益な争いを避けるべく、レイトは仲間達を連れて故郷の森に里帰りしたのだが、森の中で太古に滅んだ遺跡を発見する。そこには激レア素材がたくさん眠っているが、強大な魔物も棲んでいてーー!? 最弱職からの異世界逆転ファンタジー、文庫化第5弾!
戦闘も発明もお手の物。そんな領主がたじろぐ相手とは…クオード王国の北の果てー国内一の貧困地だった「デデル領」は、不思議な本の力で文武両道となった領主ロドニー=エリアス=フォルバスの活躍によってその活力を増大させていった。借金を完済した若き領主が次に立ち向かうのは、貴族として、男として避けられないあの責務だ。歴史に名を残す男の、恋の行方は果たしてどうなる!?
とある乙女ゲームの世界へ転生したカムデン侯爵家の娘セラフィーナは、婚約者である王太子のクリストファーが『精霊の石』によって、二十五歳までに死を迎え、人生を『やり直し』させられているという話を聞かされる。そうして度重なる『やり直し』の中で、今回でループを抜けるための手を打ち切ったらしいことを告げられる。はたしてクリストファーは、この終わらないやり直しを抜けられるのか…?ループを抜けるための条件とは…?年の差、溺愛、乙ゲー転生ファンタジー第二弾、開幕!
悪女に仕立てあげられ、家族に殺されては死に戻るループを繰り返し続けている公爵令嬢のキサラ。 未来に進みたい、生きたいと願うキサラの前に現れたのは、彼女を狙う暗殺者のアッシュだった。 「ねえ、暗殺者さん。私を……ここから連れ出してくれないかしら?」 一族の仇敵の娘として狙うアッシュに対し、キサラは彼への協力と引き換えに逃避行を望む。 互いの宿命にケリをつけて、自分らしく生きる道を探すため、悪女と暗殺者が協力して王国に復讐をはじめるーー。 ハッピーエンドを探す悪女の物語、ここに開幕。
「私はグラントリー・シングレア。あなたの夫となる男だ」 母が亡くなり、自分に無関心な父のもと 義母と義姉に虐げられながら暮らす子爵令嬢・アリーシア。 孤独な生活に耐えていたある日、義姉に婚約話が舞い込んでくる。 相手は、眼帯をしても隠せない大きな傷跡を持つ、聖竜の守護者・シングレア伯爵。 怯える義姉に代わりアリーシアが嫁ぐことになるが、彼は幼い頃の思い出の人で…!? 身代わり婚から始まるシンデレラストーリー!
あと半年我慢すれば、この家から逃げ出せる。母が亡くなった後、自分に無関心な父のもと、義母と義姉に虐げられながら暮らすアリーシア。飛竜便事務所での聖竜を守護する若様との思い出を胸に耐えていたある日、義姉に婚約話が舞い込んでくる。 相手は、眼帯の下からも見える大きな傷跡を持つというシングレア伯爵。 だが顔合わせの日、恐怖で逃げ出した義姉の代わりにアリーシアが嫁ぐことにーー!? 「私はグラントリー・シングレア。あなたの夫となる男だ」 絶望するアリーシアの前に現れたのは、幼い頃の思い出の人…。身代わり婚から始まるシンデレラストーリー!
珠を守るため自らを封じた銀市。彼を救うべく、珠は命を賭けて封印に入り込む。刻限は彼女を守る“髪飾り”の牡丹が散りきるまでー。しかし、封印の中で再会した銀市は記憶を失い、珠を「知らない」と言い放つ。珠はそこで、人を拒絶していた遠い過去の銀市を知ることに。それでも一心に彼のことを想い…。一方の銀市も、見知らぬはずの少女・珠に記憶を揺さぶられ、どうしようもなく彼女に心寄せてしまう己に戸惑っていた。刻々と時が迫るなか、封印の内側では、銀市の岐路となった江戸の大火事件が再現され…?
大国ドルマンの第一王女ジョジュは王位継承争いに敗れ、継母殺しを企てた悪女と汚名を着せられてしまう。さらに国を追放され、辺境の小国ロニーノへ嫁ぐことに。失意のジョジュを迎えたのは冷酷無慈悲と噂のエミリオン王だった。 「愛を求めるな」と言ったエミリオンだが、敵ばかりの祖国とは違いジョジュを公正に扱ってくれた。ジョジュは生来の聡明さを取り戻し、若き王に反発する者の陰謀が渦巻く王宮で味方を増やしていく。凛とした姿は頑ななエミリオンを変え、二人は次第に心を通わせるが、元王妃候補の令嬢が現れーー。 ==人物紹介== ○ジョジュ ドルマン王国第一王女。 将来女王となるべく学んできた。 王位継承権を奪われ絶望していたが、エミリオンと過ごすうちに気力を取り戻していく。 ○エミリオン 前国王夫妻が事故死したため、若くしてロニーノの国王となった。 大国と渡り合う力をつけるために改革を推し進めており、「冷酷無慈悲」と恐れられている。 第一章 全てから裏切られた王女 第二章 愛のない結婚式 第三章 真夜中の襲来 第四章 不必要な資金 第五章 中心都市プルペの視察 第六章 あきらめられない女 第七章 離宮テオフィロス 第八章 月夜の舞踏会 第九章 犬ぞりレース 第十章 氷城の裁判 第十一章 戴冠式
鬼を封じる「守り姫」として、星護神社に迎えられた透子。穏やかな年末、同居する千尋との距離もさらに縮まる。ところが、年始早々透子は神坂本家での修業を命じられてしまう。心配した千尋は傍で透子を守ると宣言する。 早速、千尋に心を寄せる当主の娘・千不由の取り巻きによる嫌がらせが始まる。だが透子は千尋に支えられ、術者の千瑛や千尋の兄・和樹の教えで異能を習得していく。 一方、本家の開かずの蔵。透子への嫉妬を募らせる千不由は禁忌を犯そうとしていた。それは、本家への鬼の襲撃につながってーー。 ===キャラクター紹介=== 芦屋透子 高校2年生。 行方不明の母を捜すためにも、本家で異能の修業をすることに。 引き続き千尋と同居中。 神坂千尋 高校2年生。 異能をもたないことに悩んできたが、式神のだいふくは千尋の中に眠る「力」について、何か知っているようでーー? だいふく 透子と千尋が作った猫又の姿をした式神。 人間の言葉をしゃべる。鬼のにおいには敏感。 プロローグ 第一章 年暮れて 第二章 かみざかい、の人々 第三章 表裏 第四章 虜囚 第五章 擬態 第六章 暴露 エピローグ あとがき
都内美大の映像科に通う芦屋啓介は困っていた。 「写真に男が映る。削除できない」と言う親友の様子がおかしい。 啓介が彼の怪奇現象に巻き込まれそうになった時、日本画科の美しい少女、月浪縁に救われる。 縁には「絵に描いた人間に怪奇現象が起こると絵に異変が現れる」という特殊能力があった。 それを生かして人助けをする彼女に啓介は手伝いを申し出る。 そして啓介は縁を中心に巻き起こる不可思議な世界を知っていきーー。 「君にも語るべき怪談があるはずだ」 美大の怪談は、おもしろい。 「第一章 ドッペルゲンガー」 「第二章 仮面」 「第三章 コレクション」 「第四章 麒麟の筆」 「エピローグ」
付き合っていた少年・新から、突然別れを告げられた少女・旭。思い出を引きずったまま高校生になったある日、新が病死したという知らせを受ける。彼がつけていた日記帳を受け取った旭は、その日記に書かれた驚くべき“秘密”を知ってしまう。「何度でもー何度でも、新に、大好きだよって伝えたい」旭はそう願うが、それはとても不幸せで、幸せな“初恋のやり直し”のはじまりだったー。カクヨムWeb小説コンテスト受賞の大ヒット作品が、遂に文庫化。号泣必至のラブストーリー。
稀少薬『ノア』の真相を突き止め、積年の思いを晴らしたフェリア。 次なる難題は、公爵令嬢サブリナと騎士ビンズーー身分違いの二人をどう婚約させるかということ。 しかし草原の国モディの跡目争いに巻き込まれ、サブリナが王子たちに狙われてしまう! 忠臣のためにフェリアとマクロンが取った策とは!? 成り上がり王妃の爽快★邁進劇、【終幕】!!