2024年発売
わたし、野村響子。虹北商店街に暮らす、ピカピカの中学一年生!クリスマスムードに染まる商店街で、貴重な青春の一時を愉快な大人たちとの映画撮影に費やしている。「探し物があるんだ」-そう言って春に旅立った幼馴染みの名探偵・虹北恭助はまだ帰ってこない…。恭助のいない日常は、本当に普通の日常だ。(愉快な大人たちと映画を撮るのは、すごく非日常って感じもするけど、それがなんだって言うのよ!)けれど、そんな平穏な日常の風景には、わたしには気づけなかった「寂しさ」が隠されていたー
廃部の危機から『ボードゲーム研究会』を守り抜いた高岩剛だったが、小柄で可愛らしい先輩の峰内風を入部させることができずにいた。なかなか彼女に勝つことができないままの剛だったが、一緒に登下校をする仲となっている今の関係にどこか居心地の良さを感じていた。そんな平和な日々を過ごしていたある日、剛のクラスにイギリスから交換留学生のレインがやってくる。どうやらレインには、峰内風と浅からぬ因縁があるようでー!?「やっと見付けたよ。久しぶりだね」「お、おま、お前は…!」之雪とそふらが贈る、ドタバタ放課後部活動ラブコメ、第二弾!!
「今の私に、鷗に好きになってもらえる資格は、ある?」募る想いがついに溢れだし、鷗に迫る梅雨。そんな梅雨への恋心を自覚しつつも、鷗はギリギリのところで踏みとどまっていた。もう、向日葵を裏切れない。だから、梅雨の想いに応えてはいけない。しかし、すでに時遅く、2人はその現場を向日葵に目撃されてしまう。かつての憧れの人と、いま大切にしなければいけないカノジョ。2人の間で揺れ動く鷗は、傷ついた向日葵に、梅雨とはもう会わないと告げるのだがー。わかっていても、離れられない。純粋で真っ直ぐな略奪愛の物語、誘惑と堕落の第2巻。
王国を襲う未曾有の危機をなんとか退けたリオンたち。次期国王の座が近づいたセレスティア王女の元に王家から、麻薬が流出しているという領地を調べるよう命令が下った。セレスティアの命により先行して現地に向かうリオン。そこでアインという危険な男と接触し、犯罪組織への潜入に成功する。一方、セレスティアはクレハと共に異国の姫君一行として、領主の屋敷に正面から入り込んでいた。二人は裏と表、それぞれのやり方で領地の闇を暴いていく。「お前をー逃がすと思うのか!」魔境育ちの最強王子による暗躍無双ファンタジー第二弾!
離れ離れになった三姉妹は大学入学を機に義妹として一緒に過ごすことに……。 子供の頃は甘えん坊だった三人は美人になり、なぜか独占欲が強くなっていた! 再会をキッカケに美少女三姉妹に迫られる青春ラブコメ! 「今日ね、大学ですごく優しい男の人に会ったの」 「……えっ、心々乃も!?」 「え? 真白お姉ちゃんも?」 大学入学前から【美少女三姉妹】と噂されていた花宮真白、美結、心々乃。 周囲の目線を独占する彼女たちには過去、生き別れになった義理の兄がいた。 それが実は入学後すぐに知り合った主人公・遊斗で……。 「前に三人で話してた優しい人が遊斗兄ぃだったってオチでしょ?」 遊斗は普通に接しているはずが、なぜか三姉妹が言い寄ってくる!? 「ほかのふたりには内緒だよ……?」 十数年ぶりの再会をキッカケに義妹三姉妹に好かれ尽くされる美少女ハーレムラブコメ。
「ねえ、しろー…ちゅーしていいですか?」普通の青春を送るため上京してきた紅月史郎は学校の帰り道、吸血鬼のテトラと出会う。人間離れした美しさとスタイルを持つ彼女だが、実は吸血鬼なのに血が苦手だという。史郎は新鮮な血でないと飲めないというテトラの空腹を満たすため血を差し出す。「そこまで言うなら味見してあげなくもないのですよ?」と言いながらひと口飲むと次第に表情がとろけだしー?「しろーの、もっと欲しいです…」なぜか史郎の血と相性が良すぎて依存してしまいテトラの好意がだだ漏れに!?毎晩ちゅーをせがむ吸血鬼のお姫様とのデレ甘ラブコメ!!
エルバニアの大剣神祭で起きた騒動を収め、無事にラージャの街に帰還したジーク。しかし、しばらく街を離れていた間に、職人街の活気が無くなってしまっていた。何やら怪しい剣が流通していることを知ったジーク達は、剣を売っている商人の調査をするのだが、事は不穏な方向に進んでいきー「話はおおよそ聞きましたわ」「剣聖のこの私が保証する」「私は教会へ向かいますね」「とっとと術式を割り出して、先手を打つわよ」「私も早く看板を作る」ジークの要請を聞きつけて、規格外の五人姉妹が一堂に集結!?無能なはずが超有能な、規格外ルーキーの無双冒険譚、第8弾!
「全ての色彩を重ね合わせると、白になる。ぼくが目指すのは、全ての種族が共に暮らす『白き国』だ」。異なる種族同士が争いをつづける葡萄海。頭部に猫耳を持つ「ミーニャ」族が支配するガトランド王国の第二王子トトはある日、人質として送られた人間の少女アルテミシアと出会い、親交を深める。しかし人間とミーニャの間には根深い差別意識があり、ふたりの淡い恋にも残酷な運命が降りかかることに…。犬村小六が圧倒的筆力で描く超大型ファンタジー群像劇、ここに開幕!!
ますます予測不能の群像喜劇、第六弾! サラが芸能界にスカウトされ、惣助はサラと一緒に東京の事務所へ見学に行くことになった。 親子での初めての旅行や夏休みの様々なイベントを通して、さらに絆を深めていく二人。 そんな惣助を想う女たちも、それぞれの思惑で動き出すのだった。 一方、ヤクザと半グレ組織とカルト教団を一手に束ね、岐阜の裏社会の帝王となってしまったリヴィアは、当然ながら警察からマークされる羽目になる。 平穏な日常を取り戻すため、リヴィアは組織の健全化を図るのだが……。 ついにあの人物の正体も明かされる、予測不能の群像喜劇第6弾!
“人外の仕業”と噂される事件の謎を解くことで、怪異を封じる力を持つ混河葉介。葉介の助手を務めるのは、義妹の夕緋。25年前に失踪し、「神隠しに遭った」とされていた虹野瑠依珠。彼女が当時の姿のまま、記憶を失った状態で発見されたとの報を受け、葉介たちは調査に赴く。現場となった洋館には、失踪事件を知る戸黒家の人々が集っていた。神隠しの真相を探ろうとする葉介を阻むように、洋館は霧で隔絶され、さらに惨劇のループが始まるー。ワケあり兄妹探偵が「ありえない」謎に立ち向かう、シリーズ第2弾!
それは、現世と幽世のはざまにある場所ーー 衝撃の第17回小学館ライトノベル大賞《大賞》受賞作、 さらにスケールアップした第二弾。 「神去団地へようこそーーそして、ご愁傷様」 ここは神去団地。 怪異ひしめく古都・京都の裏側に隠された、現世と幽世のはざまの土地。 地上には量産された建物が歪に立ち並び、目も眩むような青空の中心では、赤く奇妙な太陽が人を惑わせる。 この土地に閉じ込められた無耶師たちは、赤い太陽が秘めた力を巡り争っているのだという……。 そんな異形の地で目覚めた撫子は、記憶を失っていた。 化物にすら畏怖される『獄門家』の血族としての記憶も、アマナと出会ってからの記憶すら失っていた撫子。かろうじて記憶を取り戻すも、何か大切なことを、忘れているような気がしてーー。 空に焦がれた天狗の一族、奇妙に身軽なタタリコンサルタント、向こう見ずなガスマスク達、蹂躙する狂信者たち、もはや終わってしまった一族の生存者……人々の欲望が絡み合うなかで、撫子とアマナはこの異形の地に巣食う因縁を断ち、脱出できるか。 そして撫子は、忘れてはならなかった約束を思い出せるのかーー。 化物とヒトとのあわいに揺らぐ、うつくしくもおそろしい少女鬼譚、霍乱の第二巻。
高校生としての初めての夏休み。凪夏と付き合い始めた幹隆は、カラダを使って幹隆の心を繋ぎ止めようとする彼女と乱れた日々を送っていた。一方の眞耶は、幹隆と一度だけキスを交わした時のことを、繰り返し日記に書き綴っていた。そんなある日の真辺家での夕食後のこと。流南の失言をきっかけに、以前のお泊り会で寝ている幹隆にキスをした犯人が伊緒であったことが、いとこ全員に知れ渡ってしまう。おまけに眞耶とあやねえも幹隆と一度はキスをしていることまでも暴露されてしまい、そこから事態は思わぬ修羅場に発展する。
今宵、死者と共に伝説が蘇る。 魔王都市内で派出騎士の変死事件が発生。 その陰で蠢くのは、偽造聖剣の製造元でもある≪致命者≫と呼ばれる謎の組織であった。 ≪致命者≫の痕跡を追うキードとアルサリサだったが、アルサリサの捜査を危険視した人類司法機関・不滅工房は魔王都市に調整官フォレーク・イズニェルを派遣。彼によって捜査線は歪められ、無実の魔族達が容疑者にされてしまう。 正義の名の下に、正しい裁きを遂行しようとするアルサリサ。 仁義の名の下に、法に背いてでもはぐれ魔族を救おうとすうキード。 両者の思惑はすれ違い、ふたりは別々に捜査をすることに。 過去に消えた亡霊と、底知れぬ陰謀が襲いくるなか、アルサリサとキードは騎士殺しの犯人に辿り着くことが出来るのか。そして、≪致命者≫の正体とはーー世界破滅級クライムサスペンス第二幕。