2025年2月発売
子爵令嬢エリーゼは、男爵家三男・アルベルトの幼馴染で婚約者。 彼は「武功をあげて出世し、迎えに来る」という約束を違えず、 隣国との8年に亘る戦で大活躍し、英雄将軍として国を勝利に導いて帰還する。 しかしエリーゼのもとにやって来たのはアルベルトではなく、 なんと一国の王女ヴィクトリアだった。 王女は、自分とアルベルトは恋仲になったので婚約を破棄してほしいと迫ってきてーー。 ショックを受けたエリーゼは、アルベルトへの想いを抱えたまま、 商才を活かして自立しようと家を飛び出す。 彼との思い出の花の名前を冠した「ブルーベル商会」を興し ブライダル事業を立ち上げるが、 そこに舞い込んできた依頼はまさかの……!? 想い合いながらも切なくすれ違う西洋ロマンス! ■著者プロフィール 唐澤和希(からさわ・かずき) 作家、漫画原作者。「小説家になろう」で連載していた『転生少女の履歴書』で書籍化しデビュー。他の著作に「後宮茶妃伝」シリーズ(KADOKAWA)、「五神山物語」シリーズ(スターツ出版文庫)など多数。
上賀茂神社の東側、社家町のどこかにひっそりと佇む、妖やつくも神が営む「古どうぐや ゆらら」。そこへ久しぶりにやってきた人間の紅緒。彼女は古いものの声を聴くという不思議な力を持ち、店にいた今まで人と関わるのを避け続けていた白椿のもののけ・眞白と運命の再会を果たした。 実はかつてふたりは”婚約”をした仲だったが、今は互いの気持ちが分からぬまま、店の古道具たちと縁ある人間を繋ぐ仕事をしている。あるとき、紅緒が葛籠を開けたとたん、猫耳が生えて…? 京都が舞台の、日常と妖の世界のあわいで起こる事件の結末は? 大人気、和風溺愛ファンタジー、待望の続編。コミカライズも決定! 装画/春野薫久 ■著者プロフィール 八谷紬(はちや・つむぎ) 2016年2月、絆と再生を描いた小説『15歳、終わらない3分間』で作家デビュー。京都在住。
異性が人間以外の動物に見えてしまう呪いにかかっている俺は、隣の席の ゴリラ に恋をしているかもしれない。筋骨隆々、ゴワゴワとした体毛、彫りが深くたくましいお顔。 恋をする相手としては人間離れしすぎているが、声と仕草、会話による反応は完全にクールな女の子だ。 そんなゴリラさんと仲良く(?)お話しながらやっぱり惹かれていることを自覚するも、一向に解呪方法が見つからない。しかし、ある日出会った男子用の制服を着た一つ先輩のネコが言う。 「ボクは知っているのよ この呪いを解く方法を」 ……これは俺とゴリラが送る日常と、ネコと共に解呪目指してひた走る物語。
群青同盟最大の敵・哲彦と勝負することになった俺たち。舞台は文化祭、テーマは告白。あいつの高校退学を撤回させるため、俺はこの動画対決で、最強アイドルの雛菊に絶対に勝たなきゃいけない。皆には何をやるかは俺に任せて欲しいって言っちゃったけど、どんなセリフと演出がいいか、作戦はどうしよう……。 それでも俺は、今度こそ一人を選び、勇気を振り絞ってあの舞台で告白する! 黒羽、白草、真理愛、三人とも本当に魅力的な女の子で、ずっと待たせてしまったけどーー誰にするかはもう決まった。 運命の告白祭がやってくる。予測不能なヒロインレース、堂々完結の第13弾!
☆アニメ化もした人気作、待望の本編第14弾!☆ 誰一人欠けることなく五年生になったオリバーたち剣花団。彼らはそれぞれ、その幸せを噛み締め、卒業後の進路を考え切磋琢磨を続けていた……復讐の火を胸に宿す、青年ただ一人を除いて。 「律する天の下」の大接近が迫り、キンバリー教師陣も防衛のため連合各地へと派遣されることになるが、それは異端の導師たちが仕組んだ巧妙な罠でーー 「構えなさい皆さん! 戦争ですよォ!」 かつてない危機を迎える魔法学校。空を覆い尽くす異端の幾何学の下で、オリバーやナナオたち学生は最前線で敵を迎え撃つことになる。果たして戦いの行く末は? そして、剣花団の命運は……?
知らなかった。わたしたちが、神様の餌だなんて。 助けてください。わたしたちの学校の『かかり』は、いま大変なことになっています……とても理解できないことが起こっています。どうすればいいのか分かりません。 あかね小学校の『ほうかごがかり』から、『かかりのしおり』を作った者に届いた一通のメール。学校中の教室に棲む『無名不思議』と呼ばれる名前のない異常存在を観察し、その正体を記録するために集められた少年少女たちは、一人また一人、その命を『ほうかご』の暗闇に消していく。 三本足の人形、メリーさん……。これは化け物たちに捕食される運命に抗う五十嵐華菜と仲間たちの、生き残りを懸けた戦いの記録。 鬼才・甲田学人が放つ、恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”第2部、開幕。 ★宝島社刊「このライトノベルがすごい! 2025」総合新作部門七位(文庫部門12位) 一話 二話 三話
立華一織は、女子校の『王子様』。圧倒的ビジュアルと、イケメンすぎる言動で、女子の人気を一身に集め、男子からは羨望の眼差しを向けられている。 そんな彼女が、俺・山吹夏樹の働くファミレスに、後輩アルバイトとして入ってきた。 俺は教育係に任命されたことから、急接近! 「────ただ夏樹と話したかっただけって言ったら、どうする?」 「ボクの事、一織って呼んでよ。」 「夏樹に可愛いって言われるのが一番嬉しい」 みんなの憧れの『女子校の王子様』--そんな一織の『乙女』な素顔を知ることになっていくーー!
様々なロボットを開発する天才科学少年・水溜明。 自身の研究の行き詰まりに対し、友人の大林邦人が彼女のおかげで「パワーアップ」したという話を聞き、自身も研究を「パワーアップ」すべく“カノジョ”を作り出すことに。 “0号”と名付けられた彼女とともに生活していくことで明の感情も揺れ動いていきーー。 歪な関係の2人のすれ違いは思わぬ結末へと収束していく。 映画『メイクアガール』を安田現象監督監修で完全ノベライズ! プロローグ ZERO TO ONE 第一章 AUGMENTATION 第二章 INITIATION 第三章 ACTIVATION 第四章 EXPECTATION 第五章 ADORATION 第六章 DECELERATION 第七章 TERMINATION 第八章 REPRODUCTION 第九章 ABDUCTION 第十章 ACCELERATION 第十一章 PROTECTION 第十二章 DESTINATION 第十三章 RESUMPTION 第十四章 UNIFICATION エピローグ ONE TO TWO
高校生の川ノ瀬初は、その名前と違い「万年2位」がお決まりのポジションであった。城北大学が天才を選抜する〈次世代高校生プログラム〉でも応募者中2位であったが、このプログラムでは「3人一組」のチームでコンペティションを勝ち抜くことが求められた。 衝撃的な出会いをした最下位の少女・深森ソナタと、同じく劇的な出会いをした1位の少女・水溜稲葉とチームを組むことになった初は、なぜか2人と共同生活をすることになりーー!? 映画『メイクアガール』その「はじまりの物語」を安田現象監督監修のもと、池田明季哉が手掛けた完全スピンオフが登場!
瑠音と正式に付き合うことになった矢先、果南と肉体関係を持ってしまった。俺と果南の関係に怪しいものを感じ取った瑠音は、しかしまだ何も問い詰められずにいた。 あれから一週間。その間になんとか問題を解決するつもりだった。果南とは親友同士に戻り、瑠音とは裏表のない恋人に戻る。そのつもりだったのに。 「言ったでしょ、親友……。私はバレちゃった方が君を独り占めできて嬉しいんだよ?」 あざとくも破滅的な果南の企みの前に、事態はただただ悪くなり続ける。 そしてーー。「さよなら、ワタ」
「水泳部の町野さんはいつも部活が始まる前に、僕しかいないドミノ部に顔を出す。町野さんはコント仕立ての会話でボケ倒すので、僕はツッコまずにはいられない。ボケては返すの言葉尻。恋も他愛もない会話。毎日は一瞬なのに、永遠に感じられた夏休みの部室。けれどこの夏が終わるとき、ふたりのドミノが一斉に倒れ始めるーー」 「いきなりラノベっぽいあらすじを語り始めてどうしたの、町野さん」 「オタクに優しいギャルなんていない! でも文化部男子と仲よくしてくれる運動部女子はワンチャンいるかもーー!? 異文化交流ラブコメ、ここに開幕!」 「ラノベあらすじに特有の、よくわからない『--!?』を使いこなしてーー!?」
陰キャオタクの泉谷諒太は席替えでクラスカーストトップの美少女3人に囲まれてしまう。前には妹系の海山愛莉、左を向けばダウナーギャルの市之瀬優里亜、右を向けば黒髪清楚系委員長の黒木瑠衣。表向きは完璧な美少女だが、彼女たちの誰にも言えない秘密を知ってしまって…? 「お願いだからっ、こ、このこと……言わないでっ!」「あたしたちはこれからそういう関係になったから。」「これは、諒太君と私だけの秘密だよ?」平穏なオタクライフを過ごしたいだけだったのに、どうしてこうなった!?これ以上面倒ごとが起きないように、陰キャオタクが奮闘する板挟みラブコメ!
『ステートバリウス編』--常盤台の静かな昼下がり。優雅なひとときを楽しもうとしていた黒子のもとに食蜂派閥からの刺客が。嫌がらせという名の代理戦争は、億越えはくだらない名器・ステートバリウスをむこうにまわしてのヴァイオリン勝負となり……。 『御坂美琴と食蜂操祈をイチャイチャさせる完全にキレたやり方』--常盤台の女子中学生たちが目覚めたそこは、謎の『美少女兵器』が空を舞う世界!? 彼女たちに対抗すべく、美琴はステルス機に搭乗し……!? 美琴たちの空中戦が書き下ろしで登場! 鎌池和馬デビュー20周年を記念して、超貴重な特典小説を電撃文庫化!