制作・出演 : イナフ・ズナフ
デビュー20周年を祝した記念ライヴの模様を収めた2枚組。会場はクラブチッタ川崎。彼らのベスト的選曲にお気に入りのデヴィッド・ボウイやビートルズのカヴァーを収録。9年ぶりの来日に喜ぶオーディエンスの盛り上がりに応えるように、上機嫌でプレイを繰り広げる彼らの勇姿が目に浮かぶ。
結成20周年の節目である2009年、一時離脱していた中心メンバーのドニー・ヴィーが復活し、心機一転で録音を敢行した約5年ぶりのアルバム。そのせいかのびのびとした80's的ハード・ポップが聴ける。なかでもプリンスのカヴァー「ホエン・ダヴズ・クライ」が異色ながら出色の仕上がり。
ハードでドライヴするパワー・ポップ・サウンドを聴かせてくれるイナフ・ズナフのベスト・アルバム。本作にはチープ・トリックのリック・ニールセンとの共演曲や、ビリー・コーガン参加曲などが収録されている。
ベテラン・バンドの10年以上にわたる活動を総括したベスト・アルバム。デビュー曲からシングル、ライヴ定番曲など、良質なパワー・ポップ、ロックンロールが満載。入手困難な楽曲も収録。
ベテランの域に到達したハード・ポップ・バンドの最新作。ビートルズ的な胸キュンもののメロディ・センスはここでも健在。元メタル・バンドなんて先入観抜きにブリット・ポップ系のような感覚で聴いてほしい1作。けど良い音楽ならジャンルは関係ないけど。
伝統的パワー・ポップ趣味を粘りけにクセのある独特の味付けで描き続けるシカゴ出身4人組の、10作目はいつもながらよく泣きほのぼのと弾んでいるが、ことに今回は感傷的なメロディがしかるべきところで強調された仕上がりに。淡泊ななかにも活々した色味がある。
師匠リック・ニールセン(チープ・トリック)もゲスト参加している約3年半ぶりの新作。メロディの紡ぎ方にしろアレンジ・センスにしろ熟練者の域に達しているバンドだけに、カユいところに手が届く。今回も良い曲が揃っている。9月の来日公演も楽しみ!
シカゴ出身のハード・ロック・バンドの初のライヴ。適度にポップで愛嬌のある短いピアノのインストもあるなど、楽しそうなステージの様子が浮かぶ。影響を受けたビートルズの(12)(13)をカヴァーしているのも聴きものだ。初期の曲中心で未発表曲も収録。
オクラ入りの曲で構成された未発表作品集。のう天気なパーティR&Rから脱却、ビートルズへの忠誠を誓いつつある時期のものだろうか、ハードな側面に加え、60'sロック特有のポップかつサイケデリックな捻りの効いた曲が並ぶ。歌メロ・センスもグッド。