音楽むすび | 制作・出演 : イヴォンヌ・ケニー

メンデルスゾーンの代表的な宗教曲で、晩年の傑作。本盤は、この曲の名演として高い評価を得てきた録音だ。「エリア」の持つ宗教的な敬虔さと、世俗的な、あるいは人間賛歌的な明るさを見事に併せ持っている。

“いいとこどり”シリーズがさらに進化(?)。トラック数は78＋1だが、53の「インデックス」を駆使して、全132トラックをズラリ並べる。が、ちゃんと耳を傾けてしまうと、欲求不満になるのは確実。元曲がコンパクトな分だけ、なんともカユイ仕上がりとなった。

古楽界のパイオニア、アーノンクールがアルノルト・シェーンベルク合唱団などと録音したバッハの有名な「農民カンタータ」と「狩りのカンタータ」を聴く。1枚1050円の廉価での再発売。

「プルチネルラ」や「狐」という民話や伝承に基づくストラヴィンスキーの親しみやすい作品が収められている。サロネンがロンドン・シンフォニエッタを指揮してこれらの作品を生き生きと描く。

ストラヴィンスキーの新古典主義的作品である「ミューズを導くアポロ」や「バーゼル協奏曲」。サロネンはストックホルム室内管を率いて現代感覚を交えながら明晰に演奏。

最高の音で楽しむために！

第6番に続く第2弾。井上の実に丁寧な仕上げが好結果を生んでいる。美しくまろやかな録音も手伝って、ディーリアスに似た湿り気のある空気があたり一面を静かに履うようだ。英・独で活躍中のケニーも棒に同調して清楚な歌を聴かせる。