制作・出演 : エリック・ハーランド
ミラーミラー
ベテランになってもクールさとクリエイティビティが衰えないサックス奏者。2004年の「ジャンピング・ザ・クリーク」と同じカルテットで、有名曲も交えながらエッジの利いたブロウを聴かせてくれる。
レメディ〜ライヴ・アット・ヴィレッジ・ヴァンガードレメディ〜ライヴ・アット・ヴィレッジ・ヴァンガード
やっぱりカートは尖ってる。2006年のNYヴィレッジ・ヴァンガード。高速3拍子で突入する「コード」。イントロで霊的な純ジャズの様相を呈するこの曲もカートのギターが入るや、ガラッとハードコアな世界に変わってしまう。その音色とフレーズ、全身でもって熱い火花を点火する。カートは裏切らない。★
リフレクションズリフレクションズ
ジャケット上部に英文でつつましやかに記されたスタンダーズ・トリオという名称。モンクの「リフレクションズ」「アスク・ミー・ナウ」、ショーターの「フォール」「アナ・マリア」などのナンバーを柱にした本作(「イースト・コースト・ラヴ・アフェア」が自作)の、エフェクトを抑えたモノトーンの静謐な爪弾きは、彼のハードコアな側面を大きく覆し、その丸腰ギターがカートの善美をあらためて証明する。
インヴィジブル・シネマインヴィジブル・シネマ
テレンス・ブランチャードのバンドでも活躍したピアニストの傑出した個性が発揮されている。ギターも加えた演奏は、曲によっては現代的なビートを意識的に強調するなど、独特の緊張感を生み出し、それでいて、ピアノが紡ぎ出すリリカルなメロディが印象的だ。
レット・イット・カム・トゥ・ユーレット・イット・カム・トゥ・ユー