制作・出演 : カーメン・マクレエ
1972年に2枚組LPでリリースされた、ジャズ・ヴォーカル界の女王、カーメン・マクレエの傑作ライヴ・アルバム。リラックスした雰囲気で、彼女の堂々たるヴォーカルがじっくりと堪能できる。
86年4月1日東京・簡易保険ホールに於けるバラードを中心に構成されたライヴ・アルバム。彼女のハートフルで自由なフィーリングを感じるヴォーカルがリズミカルに聴こえる。肉声で表現し得るジャズ・フレイヴァーの究極が横溢している。
50年代のカーメンを代表する秀作。その確かな歌唱力と叙情性には、女性歌手の第一人者としての存在を確信させるものが十分ある。伴奏もレイ・ブライアント・トリオで、落ち着いた雰囲気を醸し出す。3曲で彼女の弾き語りも楽しめる滋味溢れるアルバム。
ビリー・ジョエル作曲のナンバーなど、コンテンポラリーな楽曲を中心にした2枚組。その音楽内容にふさわしい、グローヴァー・ワシントンJr.、コーネル・デュプリーほか、フュージョンの大物も数多く参加している。おなじみのメロディをベテランの味わいの女性ヴォーカルで。
50年代のカーメンを語る時に欠かせないバラードの名作。ストリングス&ピアノ・トリオをバックに淡々と歌うカーメン。歌も伴奏も簡素、それでいて心にぐっと染みる歌声の連続。まさしくシンプル・イズ・ザ・ベストを実践したバラード唱法のお手本。
カーメン・マクレエが73年11月に東京新宿ダグにて行なったライヴ録音。哀感こめて歌われる彼女の歌声はジャズ・ヴォーカルの真髄を感じさせてくれる。
57年7月4〜6日に行われたライヴを完全収録した、この時代のジャズ・ヴォーカルのトップ4(あとはサラ・ヴォーン)のうちの三人の実態を確認できる貴重な作品。最晩年の小康状態のビリーの3曲と昇竜のカーメンの8曲すべてがLP未収録。円熟のエラもいる。
《ヘリテッジ・オブ・ジャズ〜コンコード30》の1枚。ファンキーでコクのあるカーメンのヴォーカルが楽しめるライヴ。バックの面々のプレイもソウルフルで痛快。
ブライアントやサミー・デイヴィスJr.といった豪華な参加。ミュージシャンも嬉しい50年代後期の名唱を集めたベスト。本作は彼女が20〜30代の時期に残されたデッカ、キャップ音源から選曲。