制作・出演 : クラウディオ・アバド
当時音楽監督をつとめていたベルリン・フィルとのライヴによるドヴォルザークのもっとも有名な交響曲のひとつと、R.シュトラウスの2曲の交響詩とのカップリング。R.シュトラウスは1992年の大晦日コンサートでの録音。いずれもベルリン・フィルの圧倒的な演奏とアバドの音楽性が見事に合致した名演奏です。ライヴ録音とは思えないほどの完成度を誇ります。
ロシアから彗星のように現れたベルマンの全盛期の録音。ラフマニノフの協奏曲での壮大なスケール感を持った演奏が、爽快な聴後感を味わわせてくれる。ほかは、聴衆を熱狂させたカーネギーでのライヴ録音。
制作・出演
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 / クラウディオ・アバド / ズービン・メータ / ニューヨーク・フィルハーモニック / パガニーニ / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / マリス・ヤンソンス / ロバート・マクドナルド / 五嶋みどり五嶋みどりの2枚組ベスト・アルバム。1枚目に無伴奏作品とピアノ伴奏曲、2枚目にオーケストラとの共演が収められている。20年前に17歳で録音したパガニーニの「カプリース」の早熟ぶりにあらためて驚くとともに、2005年録音のバッハでの熟達に感心する。
制作・出演
LorenzaBorrani / RaphaelChrist / YunnaShevchenko / カルミニョーラ&アバド / クラウディオ・アバド / ダヌーシャ・ヴァスキエヴィチ / モーツァルト / モーツァルト管弦楽団カルミニョーラ2度目の全集録音は、なんとアバドをアルヒーフ・レーベルに登場させてしまった。思えばイタリア人同士の共演、しかしその程度の甘えの産物ではない怪演が、アバドが2005年にボローニャに設立したオーケストラとともに繰り広げられる。
制作・出演
エリック・エリクソン室内合唱団 / カリタ・マッティラ / クラウディオ・アバド / スウェーデン放送合唱団 / トーマス・クヴァストホフ / トーマス・モーザー / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ベートーヴェン / ヴィオレッタ・ウルマーナ制作・出演
BPO / アレクサンダー・ロンクィヒ / イリヤ・グリンゴルツ / クラウディオ・アバド / シモン・ボリヴァル・ユース・オーケストラ・オブ・ヴェネズエラ / ベートーヴェン / マウリツィオ・ポリーニ / マリオ・ブルネロ20代半ばのパユによる、EMIでのデビュー・アルバム。当時すでにベルリン・フィルの首席奏者となっていたパユは、年齢を感じさせない落ち着きがある。気品漂う美しいモーツァルトだ。
DGからのデビュー・アルバムでもラフマニノフを取り上げたジルベルシュテインの、得意とする曲目がカップリングされている。繊細で抒情的な表情と、強烈な打鍵から生み出されるスケール感とを併せ持った一枚だ。
ピアノ協奏曲の第1番は、4種類ほどあるうちの4番目の録音。アルゲリッチの迸る情熱に圧倒されるライヴの模様を収めており、アバドとスリリングな演奏を繰り広げている。「くるみ割り人形」ではリラックスした楽しい演奏が聴ける。
若き才能がぶつかり合った第1番と、それから10年後の成熟した音楽を聴かせる第2番という、ファンには嬉しい組み合わせ。それぞれに魅力があり、アルゲリッチの才能の煌めきがひしひしと伝わってくる。
ブラームス48歳時の充実期の傑作で、第1番よりはるかに洗練度が増している。ポリーニとアバドは、さらに洗練させ、澄明で透明感あふれるブラームスを創出。隅々にまで光を当てた明るいブラームスが堪能できる。
ブラームスの最初の大作でもある作品で、ピアノ付交響曲といった趣のある一曲。ポリーニとアバドのコンビは、必要以上に重厚にならず、青春の息吹に富んだ清涼感あるブラームス像を作り上げている。
アバドが約10年ぶりに録音した2度目の「レクイエム」は、ヴェルディ没後100周年の記念演奏会でのライヴ録音だ。ゲオルギュー、アラーニャ夫妻を独唱者に迎え、強力な合唱団を従えた感動的な演奏会の模様が堪能できる。
80歳を過ぎたゼルキンが、50歳前後だったアバドと組んで17曲ほど録音したシリーズの中から、短調の2曲を組み合わせたアルバム。重厚さと軽さ、深さと広さ。晩年のゼルキンが到達した至高の芸術が味わえる。
ポリーニ2度目の全集からの1枚。指揮者の年齢が若返り、ポリーニも円熟味を深め、両者による一分の隙もないような演奏が出来上がっている。ライヴとは思えない完成度の高さで、全体の流れも細部の彫琢も文句なしだ。