制作・出演 : クラウディオ・アバド
制作・出演
カリタ・マッティラ / クラウディオ・アバド / クリスティーネ・シェーファー / サラ・ミンガルド / スウェーデン放送合唱団 / ブリン・ターフェル / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ミヒャエル・シャーデ / モーツァルトカラヤン没後10周年の記念演奏会でのライヴ録音。感傷的にならず、過度なロマンティシズムを排除した、アバドらしい明晰な演奏。それでも十分にドラマティックに仕上がっているのだからさすがだ。
中世の騎士の森での狩をイメージしたという、極めてロマン主義的な内容の作品で、ブルックナーの最もポピュラーな曲だ。ウィーン・フィルの豊かな響きを背景に、アバドならではの清新で抒情的な演奏が披露されている。
ベルリン・フィルとのマーラー・シリーズからの1枚。交響曲第4番はアバド2度目の録音となる。円熟期のアバドの新鮮な感覚にあふれた名演。ベルク初期の歌曲集でのフレミングの歌唱も絶品だ。
制作・出演
カレーラス / カーティア・リッチャレッリ / クラウディオ・アバド / クリスティーネ・シェーファー / ドミトリー・ホロストフスキー / ドミンゴ / パヴァロッティ / フレーニ / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ヴェルディ抜群に美しい第2楽章を持つ第21番と、独奏のピアノが華麗な第26番の組み合わせ。モーツァルトのスペシャリストでもあるピリスによる演奏は、モーツァルトの美しさが際立っている。アバドのサポートも見事。
51、2歳のときのアバドが、ロンドン響の音楽監督になる前後の頃の録音。颯爽とした胸のすくような演奏に円熟味も加わり、メンデルスゾーンの清新なロマンティシズムがストレートに伝わってくる。
ドビュッシーの名を世に知らしめた「牧神の午後への前奏曲」をはじめ、アバドがベルリン・フィルを振ったドビュッシー集。BPOから透明で淡い色彩感を引き出し、ドビュッシーの魅力をたっぷりと聴かせてくれる。
もっともなじみの深い楽器、ピアノの作品の中でもショパンは特別な存在だ。本作には、そんなショパンの主要なピアノ曲がほぼ網羅されている。演奏家には、デッカの誇る一流どころを揃えた豪華なコンピ盤だ。
制作・出演
アルトゥール・ニキシュ / ウィルヘルム・フルトヴェングラー / クラウディオ・アバド / サイモン・ラトル / ザビーネ・マイヤー / スウェーデン放送合唱団 / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ベートーヴェン / ヴォルフラム・クリスト制作・出演
アンドレアス・ブラウ / クラウディオ・アバド / コンラディン・グロート / ハンスイェルク・シェレンベルガー / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / モーツァルト / ライナー・クスマウル / ヴォルフラム・クリストいささか曲目がバラついている感はあるが、ともあれこれは、アバドがベルリン・フィル在任中に残したモーツァルトの演奏。端的にいえば、音楽的な趣味がとてもいい演奏だ。明るく軽快に晴朗に、ブッファ的な楽しさも滲ませながら、快い音楽が流れる。
制作・出演
エマヌエル・シカネーダー / エリカ・ミクローシャ / クラウディオ・アバド / クリストフ・シュトレール / ドロテア・レッシュマン / ハンノ・ミュラー=ブラハマン / マーラー・チェンバー・オーケストラ / ルネ・パーペ制作・出演
アバド / ウーヴェ・ハイルマン / カルメーラ・レミジオ / クラウディオ・アバド / サイモン・キーンリサイド / ソイレ・イソコスキ / マッティ・サルミネン / モーツァルト / ヨーロッパ室内管弦楽団発売元
ユニバーサルミュージック1996年にEMIでの録音をスタートさせたパユの10年間の軌跡=ディスコグラフィを俯瞰する試みである。バロック作品でのアーティキュレイションをはじめとする奏法の吟味や、シュトラウスの音楽の膨らみ、メシアンや武満での色彩など、すべてが充実しているのはさすが。