制作・出演 : コロンビア交響楽団
マーラー:交響曲「大地の歌」マーラー:交響曲「大地の歌」
ワルター最晩年のステレオ録音を、最新リマスタリングを施しオリジナル・カップリングで発売するシリーズからの1枚。ミラーとヘフリガーの名唱を得て、マーラー解釈の神髄を披露。
ブラームス:アルト・ラプソディ作品53ブラームス:アルト・ラプソディ作品53
ワルター最晩年のステレオ録音を、最新リマスタリングを施しオリジナル・カップリングで発売するシリーズからの1枚。ミルドレッド・ミラーの名唱が映えるブラームスとマーラー。
ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調作品95「新世界より」ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調作品95「新世界より」
ワルターの晩年、唯一の「新世界」録音。全体に遅めのテンポで、ドヴォルザークの民族色や土臭さ、野生的なエネルギーなどは余り感じられない演奏だが、ヒューマンな暖かさは他にかえがたい魅力がある。
ブラームス:交響曲第2番ニ長調作品73ブラームス:交響曲第2番ニ長調作品73
歌う指揮者ワルターの体質にぴったりのブラームスの2番。明るめの音色でブラームスの自然賛歌をくっきりと描く。2楽章の入りの弦の歌などちょっぴり古風だけど、室内楽のような歌心が伝わってくる。新しいマスタリングの細身の音色には好みが分かれそう。
ブラームス:交響曲第4番ホ短調作品98ブラームス:交響曲第4番ホ短調作品98
演奏については語り尽くされている。問題は新マスタリングの音だ。確かに情報量は増し、出力も高く、一瞬新鮮に感じる。しかし、しばらく経過するとそのあまりにも金属的な音に耳が耐えられなくなる。各誌絶賛の音質だが、個人的には一番最初の音を好む。
ワーグナー:管弦楽曲集ワーグナー:管弦楽曲集
何度となく聴いてきたワルターのワーグナーだが、このCDを再生してビックリ。オリジナルはこれほど鮮烈な音をしていのだ。ブラスの輝き、弦の艶、内声部の明確さ、Dレンジのノビ……DSDマスタリングはすごい。パルジファルのピアニッシモの美しいこと。