制作・出演 : シベリウス
シベリウスのスペシャリストとしても知られていたバルビローリの魅力を知る格好の一枚。シベリウスの有名な管弦楽曲はほぼ収録され、バルビローリの名人芸が聴ける当盤は、入門アルバムとしても最適だ。
若くしてジュリアード音楽院に学び、そのキャリアをスタートさせた五嶋みどりが、活動初期に共演したズービン・メータと組んでレコーディングしたのは、待望のシベリウスのヴァイオリン協奏曲でした。フィルアップのブルッフとともに、ヴァイオリンのための幻想的な協奏的作品を、イスラエル・フィルという絶妙のバックを得て、彼女は実に美しい演奏を繰り広げています。
吉田恭子の通算7作目となるアルバム。着実にキャリアを積み上げてきた吉田の、豊かな表情が光っている。白石光隆との息もピタリとあって、多彩でロマンティックなヴァイオリンの世界を楽しませてくれる。
第3番を除いた交響曲集と、シベリウスの代表的な管弦楽曲をまとめた一枚。ベルリン・フィルとの円熟の境地といった演奏と、フィルハーモニア管を振った初期の颯爽とした演奏とが楽しめる。
シベリウスの7曲ある交響曲のなかで最もポピュラーな曲。ドイツ・ロマン派的なスタイルとフィンランドの民族的な雰囲気とが、見事なバランスを取った傑作だ。第1楽章の主題と第4楽章が聴きどころ。
作曲者から高く評価されていたオーマンディのシベリウスが聴きもの。明るく力強い豪快な演奏が、シベリウスの憧れでもあった。「展覧会の絵」は、フィラデルフィア・サウンドが存分に楽しめる演奏であり録音だ。
伝統を誇るレーベルが擁する歴史的名演から最新の話題盤まで、名曲名演を厳選した“RCAレッド・シール★ザ・ベスト”の1枚。民族主義と重厚なロマンが同居する3曲を収録。
ヤルヴィのシベリウス交響曲全集からの1枚。北欧の自然とロマンティックな詩情が一体となった交響曲第2番や民族主義的高揚をもたらした「フィンランディア」など、ヤルヴィの豊かな情感に満ちた演奏が味わえる。
17年務めたベルリンso.の首席指揮者を退任した年、ザンデルリンク65歳のときの録音。シベリウスを得意とし、ベルリンso.とともに全集を録音しているが、もっとも簡潔なこの第4番も高い評価を受けている。