制作・出演 : シューマン
体を優しく癒す、クラシックによるヒーリング・アルバム。音楽療法の名古屋芸術大学山田純教授の監修により、リラックスしているときや瞑想しているときに出る脳波=α波を活発化させる楽曲をセレクト。心休まる副作用のない薬だ。
アルゲリッチによるシューマンの室内楽盤。アルゲリッチが選抜した名手たちの演奏という贅沢な催しの記録で、ドイツ、フランス、イギリスなどのレコード賞を総ざらいした名盤。これだけの質の高いアルバムはそうはない。
シューマンは冒頭にややムラを感じるものの、全体の誠実な音楽造りに好感が持てる。情熱的な部分の表出も、節度を持ちつつも不足はない。一方ラヴェルでは音色の彫琢とエレガントなニュアンスが特徴。「道化師の朝の歌」でのアルペッジョ表現への強いこだわりも印象的だ。
シューマン:ピアノ曲・室内楽作品集6(2CD) ロベルト・シューマン: ・クライスレリアーナ op.16 ・4つのフーガ op.72 ・幻想小曲集 op.12 ・アンダンテと変奏〜2台のピアノ、2つのチェロとホルンのための ・カノン形式の六つの練習曲 op.56(原曲:足鍵盤付ピアノのための/ドビュッシー編曲2台ピアノ版) ・6つの即興曲「東方絵画」op.66 ・森の情景 op.82 エリック・ル・サージュ(ピアノ) ブルーノ・シュナイダー(ホルン) フランソワ・サルク(チェロ) ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエル(チェロ) フランク・ブラレイ(第2ピアノ) Disc1 1 : Schumann: Kreisleriana op. 16: Nr. 1 Äußerst bewegt (2:32) 2 : Nr. 2 Sehr innig und nicht zu rasch (8:15) 3 : Nr. 3 Sehr aufgeregt (4:03) 4 : Nr. 4 Sehr langsam (3:28) 5 : Nr. 5 Sehr lebhaft (3:03) 6 : Nr. 6 Sehr langsam (3:42) 7 : Nr. 7 Sehr rasch (2:02) 8 : Nr. 8 Schnell und spielend (3:40) 9 : Vier Fugen op. 72: Nr. 1 Nicht schnell (3:32) 10 : Nr. 2 Sehr lebhaft (2:04) 11 : Nr. 3 Nicht schnell und sehr ausdrucksvoll (3:21) 12 : Nr. 4 Im mäßigen Tempo (2:17) 13 : Fantasiestücke op. 12: Nr. 1 Des Abends: Sehr innig zu spielen (3:39) 14 : Nr. 2 Aufschwang: Sehr rasch (2:50) 15 : Nr. 3 Warum?: Langsam und zart (2:30) 16 : Nr. 4 Grillen: Mit Humor (3:09) 17 : Nr. 5 In der Nacht: Mit Leidenschaft (3:36) 18 : Nr. 6 Fabel: Langsam (2:40) 19 : Nr. 7 Traumes Wirren: Außerst lebhaft (2:16) 20 : Nr. 8 Ende vom Lied: Mit gutem Humor (5:22) Disc2 1 : Andante und Variationen B-Dur op. 46 (19:02) 2 : Studien für Pedalflügel in Kanonform op. 56: Nr. 1 Pas trop vite (2:10) 3 : Nr. 2 Avec beaucoup d'expression (3:09) 4 : Nr. 3 Andantino (1:41) 5 : Nr. 4 Expressivo (2:39) 6 : Nr. 5 Pas trop vite (2:20) 7 : Nr. 6 Adagio (3:08) 8 : Bilder aus dem Osten op. 66: Nr. 1 Lebhaft (3:07) 9 : Nr. 2 Nicht schnell und sehr gesangvoll zu spielen (2:23) 10 : Nr. 3 Im Volkston (1:51) 11 : Nr. 4 Nicht schnell (2:02) 12 : Nr. 5 Lebhaft (2:42) 13 : Nr. 6 Reuig, andächtig (4:00) 14 : Waldszenen op. 82: Nr. 1 Eintritt: Nicht zu schnell (2:01) 15 : Nr. 2 Jäger auf der Lauer: Höchst lebfhaft (1:21) 16 : Nr. 3 Einsame Blumen: Einfach (1:45) 17 : Nr. 4 Verrufene Stelle: Ziemlich langsam (3:36) 18 : Nr. 5 Freundliche Landschaft: Schnell (1:07) 19 : Nr. 6 Herberge: Mässig (1:58) 20 : Nr. 7 Vogel als Prophet: Langsam, sehr zart (3:25) 21 : Nr. 8 Jagdlied: Rasch, kräftig (2:25) 22 : Nr. 9 Abschied: Nicht schnell (3:41) Powered by HMV
弦の名曲をチェロで弾く。ごく当たり前の小品集だが、このアルバムには何か見過ごしてはならない人間のもつ優しさであるとか愛情の機微が根底に感じられる。クララ・シューマンの情愛に満ちた「ロマンス」はその最たるところ。今回が世界初録音で聴きもの。
20世紀最大のヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ホロヴィッツがもっとも脂の乗り切った60年代に行った録音によるシューマン名曲集です。このアルバムの中心をなす「子供の情景」と「クライスレリアーナ」は、ともにシューマンが恋人クララとの結婚を成就する2年前、もっとも創造意欲に満ちていた時期の密度の濃い作品です。ホロヴィッツの稀有な才能が、シューマンの音楽と見事に融合した不滅の1枚といえましょう。
制作・出演
PaulBiss / イダ・ビーラー / グレン・ディクトロウ / シューマン / ジェイムズ・バスウェル / パブロ・カザルス / ピーナ・カルミレッリ / マールボロ音楽祭管弦楽団 / ヴェラ・ベスカザルスが晩年に残したマールボロでの貴重な録音のひとつ。中でもシューマンはカザルス節が炸裂した、大らかで骨太な演奏が印象的だ。シューベルトもまた悠揚迫らぬ演奏で、カザルス独特の世界を現出している。
リストのロ短調ソナタにプロコフィエフの「戦争ソナタ」。これはもうヴィルトゥオーゾ真っ向勝負のプログラム。演奏するのは、まだ30代前半のロシアの俊英・マツーエフ。だがこの手の演奏家によくある単調な腕力頼みではなく、リリカルな表現にも長ける。
田部京子のライヴは凄い。スタジオ録音で聴かれる癒されるような叙情性に熱気と勢いが加わり、息をのむほどの充実感。シューマンは、やっぱりこれぐらい気持ちの入った演奏でなくちゃ! 「謝肉祭」は数あるCDの中でも最上級。録音も明瞭でブリリアント。
ゆったりとしたテンポで、比類ない造形力とスケール感を創出した、クレンペラーのシューマン交響曲全集のうちの1枚。深遠ともいえる響きと、瑞々しいロマンティシズムでシューマンの本質に迫っている。
クレンペラーのシューマン交響曲全集のうちの1枚。遅いテンポで、1音ずつがっちりと積み上げられたシューマン。見事な均整美の上に、広大でダイナミックな世界が繰り広げられたクレンペラーならではの演奏だ。